美容医療のかかりつけ わたしの名医

緑が多く、閑静な雰囲気の目白駅すぐに佇む「私のクリニック目白」は皮膚を通した総合診療で女性のライフスタイル全般をデザインし、女性の元気と綺麗をサポートするライフデザインカウンセリングを行っています。女性にはエールを送る人が必要と語る院長の平田雅子先生にお話を伺いました。

―― 貴院の特徴を教えてください。

平田 女性たちに「元気と綺麗を」という想いで、女性専用のクリニックとして『私のクリニック目白』を2003年に開設しました。他のクリニックと比べると、診療の幅が広いといえるかもしれないですね。病院にかかるとき、通常、皮膚トラブルは皮膚科、内臓疾患は胃腸科や婦人科・・・と診療する科が分かれていますよね。
私としては、一人の人を診るのに科が分かれていることに少し違和感があり、もっとトータルでその方を診ていきたいという思いがありました。
そのためには、まずその人を良く知るということが重要ですのでカウンセリングは特に、時間をかけて行います。
当院では「ライフデザインカウンセリング」という皮膚を通した総合診療を行っております。女性が見た目も生き方も美しくなれるように誠心誠意サポートいたします。
ここに来られる患者様は、一人として同じではありません。性格、嗜好性も違えばライフスタイルも人それぞれです。一様に言えることは治療をしてもその後の生活やお手入れが良くないとまた元に戻ってしまうということ。

風邪をひきやすい、がんになりやすい、肌が敏感など、もともと持って生まれた遺伝的な性質はありますが、生活全般を整え、丁寧に暮らしていくと遺伝的な発症をも抑えていくことができます。患者様が年間を通して、いつ症状が悪化しやすいのか、傾向を知っておくことで事前に薬を用意しておき、飲むべきタイミングをお伝えするなど、先手を打って予防することができます。
一度発症させてしまうと元に戻すのは大変です。患者様を良く知っておくことでひどくならないようにコントロールが可能になります。また、症状が出てしまった際も、悪化を最小限にとどめることが出来るのです。
その人だけに合った治療や食事、生活習慣といったアドバイスを通して、美しく健やかなライフスタイルをデザインいたします。

―― 生活というものは肌に表れますか?

平田 生活や習慣は皮膚に表れますよ。皮膚は体全体を包む大きな臓器ですから。生活も、内臓の不調もすべてサインとして皮膚に表れてきます。
また、ほとんど皮膚に表れていなくても、よくその人を観察してみるとごくわずかな異変に気が付く時があります。言葉にするのはとても難しいのですが、皮膚の音というか。そのようなときは、一歩進めた検査をします。検査によって重大な病気が発見されたということもしばしば。
大切なことはその方を丁寧によく観察することです。つい癖で電車の中でも人をジーっと観察してしまうこともあります。職業病みたいなものですね。

過去を振り返って悩まなくてもいい。幸せへの道筋を整えるサポートを

―― ライフデザインカウンセリングでは具体的にはどのようなお話をされていますか?

平田 患者様お一人おひとりに合わせた治療、指導内容となります。美容の施術を目的に来られた方でも皮膚の状態や、生活状況から当日の施術をお断りすることもあります。まずはよくお話を伺い、食事や家族構成や仕事のことなど、その人の現状から、どこが不調の原因なっているのかを把握します。体質に合わない食事や家族間の問題など様々ありますね。お若い方ですと、心配事を親に相談できずに思い悩んでいらっしゃる方が多いです。女性は反省する生き物なんじゃないでしょうか。
女性だからと言って家庭的なことが向かない人だっているし、子供をもってもはじめから母として完璧なわけではありません。でも、何かあるとあの時こうしたからいけなかったんじゃないかと自分を責めたり、思い悩む方がとても多いですね。カウンセリングをするたびに女性にはエールを送る人が必要なのだとつくづく感じます。過去を振り返って思い悩む必要はないのです。

誰しも不幸をゴールに人生設計している人はいないですよね。必ず幸せを思い描いて人生を進めているはずです。その人がどこでつまづいているのかを気づかせ、幸せへの道筋を整えて差し上げるのが私の役目だと思っています。

―― ご自宅でのスキンケアについてはどのようにご指導されていますか?

平田 何をさておき日焼け止めをきちんと使うよう伝えています。紫外線の質は年々悪くなってきています。最近はマスクをしているから大丈夫だと思っている方もいらっしゃいますが、紫外線はマスクを通して肌に到達します。自宅勤務でお化粧しない方もいらっしゃると思いますが、ファンデーションは塗らなくても、日焼け止めは必ず使用するようにしましょう。特に紫外線を浴びたときに黒くならず、赤くなってしまうという方は、紫外線に対して弱いタイプですので、UVケアは徹底してくださいね。

当院のオリジナルコスメは肌力をサポートするスキンケアシリーズです。肌本来の機能を取り戻すことで紫外線によるダメージや菌感染がおこりにくくなります。
日焼け止めにも保湿成分をふんだんに配合しております。飲む日焼け止めと合わせて是非お使いください。

私のクリニック目白 オリジナル化粧品

50歳を過ぎたら「実年齢マイナス20歳」の気持ちで

―― 美容医療に携わる中でどのような時に喜びを感じられますか?

平田 患者様からの感謝や喜びのお言葉をいただくたび、嬉しくなります!それはもうたくさんありますよ。
治療によって肌トラブルが改善したため来院の必要がなくなった患者様から、「また来てもいいですか」と言われたことがありました。それはとても嬉しかったですね。
また、小さい頃から診ていた方が大人になり母になって、先生に教わったことを今も守って子供に伝えているんですよ。と言っていただいたりするとアドバイスしたことをちゃんと身に着けてくれていることに嬉しくなります。
他にも私に対してだけでなく、受付スタッフの対応やクリニック全体の雰囲気が良くなったね!!と言っていただくと心から嬉しくなります。

―― 患者様にお伝えしたいことはありますか?

平田 女性も40代50代になるとリーダーを任されたり、指導にあたる立場になりますよね。シミなどのたった一つの悩みから気後れをして前に進めなくなってしまったりすることもあると思います。でも治療でシミがなくなって綺麗になったら自信が取り戻せてまた頑張れる。気持ちを前に向かせるための手段として「美容」があるのであれば、それはとてもいいことだなと思うのです。
気持ちの持ち方はとても大事です。
患者様にも50歳を過ぎたら気持ちだけはマイナス20歳で行きましょう!!とお伝えしています。
身体のどこかが痛い、足がつらいなどがあってもそこで諦めるのではなくて、大丈夫と思うことです。痛いと思うと脳は痛さに支配されてしまいます。そういった意味でも前に進むためには励ましが必要なのです。ご高齢の患者様も多くお見えになりますが、やはりご自身を若いと思っている方は強いですね。

女性とその女性を支える人たちも元気に美しくしていきたい

―― 今後の展望をお聞かせください。

平田 常々女性が元気じゃないと世の中良くないんじゃないかなと思っているんです。家庭の中でもお母さんが元気でニコニコしていたら、家中が明るくなると思いませんか。職場でも明るくて元気な女性が一人でもいると、社内の雰囲気って変わりますよね。

でも女性の場合、その人を近くで支えているご家族や友人も元気じゃなくちゃいけないと思うので、
ライフスタイルカウンセリングは女性専用外来ではあるのですが、今年8月からご本人に親しい間柄のご主人やご友人の男性も、自由診療に限りますがご予約を承ることにいたしました。
また、未来の社会を作っていく立場である子供たちを育成していきたいという構想があるんです。お母様と一緒にお子さんも連れてきていただき、スキンケアの指導で見た目を整えておくこと、にこにこハキハキと快活、笑顔でありがとうと言えるような、一言でいうとモテる子どもを育成していきたいと考えているのです。
国際化社会において、問題解決のためには、快活で感じがいいことって大切じゃないですか。子どもの皮膚を綺麗に、見た目を整えて、お行儀や言葉遣いを親に代わって教える場所が必要だと感じています。最近同窓会がありましたが、学生時代に勉強ができた人が必ずしもリーダーになっているというわけではないんですよね。やっぱり人気のある人生って幸せですし、みんなに愛され、大切にされれば、収入などは後からついてきますしね。
未来を担う子どものスキンケアと育成。女性の幸せへのサポートとともにぜひトライしていきたいと考えているんですよ。

私のクリニック目白

院長 平田 雅子
(ひらた まさこ)

経 歴

1960年生まれ
静岡県出身
医学博士
皮膚科認定専門医
日本医師会産業医
国際中医薬膳師
日本大学医学部卒業
東京医科大学付属病院勤務
東京医科大学付属八王子医療センター助手

同大学助手を退職後、女性のための家庭医・プライマリーケアを理念に女性専門医療に携わる(皮膚科、婦人科、美容外科、内科、救急医療について各有名施設へ国内留学後、指導にあたる)。
同時に永山皮膚科にて副院長として臨床の第一線に立ち、毎日300名以上の患者様の診療にあたる。
2003年(平成15年)医療法人社団 育生会
私のクリニック目白 開設 理事長兼院長

私のクリニック目白

〒171-0031 東京都豊島区目白1丁目4−1 JR東日本ホ テルメッツ 目白1階
TEL:03-5992-5550