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スクワラン お肌しっとりの立役者!根強い人気の秘密とは

天然由来の美容成分「スクワラン」。主にサメやオリーブから採れるオイルで、クリームや乳液など多くの化粧品に使われています。水分が蒸発するのを防ぐ作用があるため、乾燥や肌荒れを防いだり、肌を柔らげたりする効果を期待できます。そんなスクワランですが「どう使えば良いのか分からない」「どんな肌質の人に向いているの?」と詳しく知らない方も多いはず。
そこで今回は、スクワランの効果や向いている肌質や使い方を紹介します。

スクワランとは

スクワランとは、哺乳類や植物に含まれる保湿成分「スクワレン」を加工し、安定させた成分です。スクワランの元になるスクワレンは、酸化しやすいため、そのまま化粧品として使うことはできません。そこでスクワレンに化学的に水素添加し、酸化しにくい状態にしたものがスクワランです。

スクワランは、主にサメ由来・オリーブ由来・サトウキビ由来の3種類があります。

動物性スクワラン サメ由来 深海ザメの肝油から抽出されるスクワランです。植物性スクワランに比べて抽出できる量が多いため、一般に流通している化粧品には、この動物性スクワランが広く使われています。
深海ザメは、高水圧と低酸素による過酷な環境を生き抜くために、体重の25%もある巨大な肝臓にスクワレンをつくり出したといわれており、サメの生命力の源となっています。
また、サメ由来のスクワランは純度が高いものの、皮膚刺激成分の「プリスタン」が少量含まれているため、敏感肌の方は注意が必要です。
植物性スクワラン オリーブ由来 オリーブオイルの中の約0.5%しかない希少なスクワランを抽出します。採れる量が動物性のものよりも少ないため、価格は高い傾向です。
サトウキビ由来
(シュガースクワラン)
サトウキビの抽出液を発酵することで作り出されます。サメやオリーブ由来のスクワランと比較すると、よりさらっとしており、伸びが良いのが特徴です。

スクワランは、私たち人間の体内にも存在します。
皮脂中にも少量含まれており、肌の乾燥を防いだり、バリア機能を高めたりする役割を担うものです。スクワランは30代をピークに、分泌量が急激に減少します。スクワランが不足すると、肌が乾燥しやすくなり、しわやシミの原因になるケースも。そのため、エイジングサインが出る前に、毎日のスキンケアでスクワランを補給することが重要です。

スクワランの美肌効果

スクワランは肌の保湿だけではなく、さまざまな美肌効果が期待できます。ここからは、スクワランが持つ主な美肌効果を3つ紹介します。

肌に潤いを与える

スクワランは「エモリエント作用」に優れた成分です。エモリエント作用とは、肌の水分蒸発を抑えて、皮膚を柔らかくすることを指します。肌には本来、水分を保とうとする作用があり、水分が不足しないよう皮脂膜で覆っています。

スクワランを塗ることで、肌表面に疑似的な皮脂膜を作り、体内の水を閉じ込めるので、潤った肌をキープします。また、スクワランの粒子は細かく、皮膚への親和性も高いため、角質に浸透しやすいのが特徴です。テクスチャーはべたつきにくく、軽い感触なので、毎日のスキンケアにも使いやすいでしょう。

新陳代謝を促す

スクワランには、肌に酸素を供給して新陳代謝を活発にさせ、ターンオーバーを促すことが期待できます。ターンオーバーとは、新しい皮膚が生まれ古い皮膚がはがれ落ちるサイクルのことです。ターンオーバーには周期があり、約28日間のサイクルで起こるとされています。この周期は、遅くても早くてもよくありません。ターンオーバーが整うと、肌のコンディションはよくなり、イキイキとした印象に近づけます。

また、スクワランには殺菌作用もあります。ニキビの原因菌である「アクネ菌」や、脂漏性皮膚炎の発症に繋がるとされている「マラセチア菌」を殺菌する力があります。ニキビの症状が軽い場合や、ニキビの予防に効果的です。

毛穴のつまりを解消する

スクワランには、肌を柔らかくする効果も期待できます。毛穴づまりは、毛穴に溜まった皮脂が古い角質や汚れと混ざってできたものです。放っておくと、皮脂が酸化し肌の黒ずみの原因になることもあります。

スクワランを使うと、肌表面が柔軟に動くため、蓄積された汚れや古い角質を落としやすくなります。毛穴づまりが解消されることで、透明感が出て明るい印象の肌に導いてくれます。

またスクワランには、毛穴の開きやたるみを防ぐ効果も期待できます。乾燥が続くと、肌の水分を守るために皮脂が過剰に分泌されます。乾燥が原因で皮脂分泌の増えた肌は「インナードライ」と呼ばれ、開き毛穴が発生しやすい状態です。スクワランは肌に潤いを与える作用があるため、開き毛穴を防ぐ効果が期待できます。

さらに、スクワランには毛穴のたるみを目立たなくする効果も。たるみ毛穴の原因は、皮膚の弾力成分の減少です。スクワランには、直接たるみを改善する効果はありませんが、潤いをキープすることで肌がふっくらし、たるみ毛穴が目立ちにくくなります。

スクワランに副作用やリスクはある?

さまざまな美肌効果を期待できるスクワランですが、副作用やリスクはあるのでしょうか?
結論から言うとスクワランを使うことによる、副作用やリスクは小さいとされています。スクワランは私たちの体内にも存在する成分のため、危険性は極めて低いでしょう。実際にこれまで、さまざまなメーカーがアレルギー性に関する調査を進めてきましたが、ヒト試験の結果から大きな問題が確認されることはありませんでした。

またスクワランは、医薬部外品等の原料について規定した「医薬部外品原料規格2021」にも掲載されています。さらに、スクワランは赤ちゃんのベビーマッサージに使われることもあるほど、安全性の高いものです。

ただし、全くアレルギーの心配がないとは言い切れないため、肌に合わないと感じたらすぐに使用を中止してください。そのまま継続して使用すると、症状を悪化させる心配があるため、医療機関に相談しましょう。

スクワランはこんな方におすすめ

スクワランは美肌効果が高く、副作用のリスクも小さいため、さまざまな肌質の方に使えます。ここからは、スクワランを使ったスキンケアが合う肌質について紹介します。

ニキビ肌

スクワランはオイル成分ですが、ニキビケアにも効果的です。ニキビはアクネ菌という常在菌が、毛穴の中で増殖することによって起こります。アクネ菌は皮脂をエサにするといわれていますが、スクワランはアクネ菌のエサになりにくいため、ニキビが悪化する心配は少ないでしょう。むしろ、スクワランにはニキビの原因菌である「アクネ菌」を殺菌する効果も期待できるため、ニキビができやすい肌質の方にも向いています。

また思春期のニキビとは違い、20歳以降にできるニキビの多くは、肌の乾燥とターンオーバーの乱れに起因するものです。肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れると、角層が厚くなり古い角質が毛穴を塞いでしまいます。スクワランを使うと、肌の潤いをキープできるので、乾燥によるニキビができにくくなります。

アトピーなどの乾燥肌トラブル

アトピーには、赤い湿疹や、乾燥で皮膚の表面が粉をふいたような症状があります。これは、乾燥が進み肌のバリア機能が効かなくなっている状態です。ステロイド剤を使った治療が一般的ですが、スクワランも、アトピー性皮膚炎のかゆみや乾燥の対策に、一定の効果が期待できます。

スクワランは副作用の心配が少なく、保湿力も高いため、アトピー肌のケアに向いています。ただし、純度の低いものは変質する可能性が高く、肌トラブルを起こすケースもあるため、アトピーなど乾燥トラブルが目立つ肌には、添加物の少ない高純度のスクワランを使用しましょう。

くすみがちな肌

くすみがちな肌とは、色が暗く透明感が失われている状態の肌を指します。くすみの原因の1つは、ターンオーバーの周期の長期化です。

乾燥により、肌のターンオーバーが乱れると、本来剥がれ落ちるはずの角質が肌に残ったままになります。古い角質が積み重なり厚みを増すことで、透明感が失われてくすみが生じてしまうのです。また、肌が厚く硬くなることで、ごわつきを感じるケースも。スクワランを使うことにより、肌の潤いが保たれるようになると、古い角質がスムーズに排出され、ツヤのある明るい肌に近づきます。

スクワランの効果的な使い方

スクワランは油性の成分です。肌表面に膜を作って水分が蒸発するのを防ぎます。そのため、基本的には化粧水をつけた後に使うと効果的です。また、スクワランは純度の高い方が肌に優しく、変質しにくいとされています。
スクワランを購入する際は、純度の高さもチェックして選ぶとよいでしょう。ここからは、スクワランの効果的な使い方を詳しく解説します。

使うタイミング

洗顔の後やお風呂上がりの後など、化粧水をつけてから、スクワランで蓋をするようにまんべんなくつけましょう。乾燥が気になる方は、スクワランを塗った後、さらに乳液やクリームをつけると効果的です。なお、美容オイルの中には、ブースターとして使えるものもありますが、スクワランは水をはじくため、ブースターには向いていないことに注意しましょう。

また、スクワランを塗ると油焼けするのでは?と心配する方もいますが、基本的にスクワランは油焼けしにくいとされています。油焼けとは、肌に塗ったオイルが紫外線や熱などの影響で酸化してしまう現象のことです。油焼けが起こると、肌のシミや色素沈着を引き起こすケースもあります。

オイルが酸化してしまう原因は、オイル中に含まれる不純物です。スクワランは不純物が少ない商品が多く、変質しにくいため、日中の外出前につけても問題ありません。

使う量

スクワランは油なので、たくさん使いすぎるとべたつきやニキビの原因になってしまいます。使用目安は1~2滴ほど。スクワランを手のひらに落としてよくなじませ、そっと顔を包み込むようにして塗ると効果的です。

またスクワランは、季節によって使う量を変えるようにしましょう。肌がべたつく夏は少なめに、乾燥しがちな冬は2~3滴が適当です。たくさん使えばいいというものではなく、つけすぎると化粧崩れの原因になります。自分にとってベストな量を探してみてください。

スクワランにはこんな使い方も

スクワランは、顔だけでなく体のさまざまな部位に使えます。ここからは、スクワランを使ったボディケアの方法を紹介します。

髪に

スクワランを使って髪をお手入れすると、ツヤのあるしっとりとした仕上がりになります。また、スクワランはアレルギーの危険性も少ないため、髪と併せて地肌のマッサージにも使えるのが特徴です。

ここからは、スクワランを使った具体的なヘアケア方法を2つ紹介します。

【スクワランヘアパック】
①軽くシャンプーし、髪と頭皮の汚れを落とす。
②スクワラン数滴を髪全体に揉みこむ。
③さらに数滴のスクワランを手に取り、頭皮を軽くマッサージするように塗る。
④蒸しタオルを頭に巻いて、10分ほど放置する。
⑤蒸しタオルを外し、普段通りシャンプーとリンス(もしくはコンディショナー)をする。
⑥ドライヤーで髪をしっかり乾かす。

スクワランヘアパックは1週間から10日に1回が目安です。

【スクワラントリートメント】
①普段通りシャンプーとリンス(もしくはコンディショナー)をする。
②タオルで水分を取る。
③数滴のスクワランオイルを、髪と頭皮になじませる。
④頭皮を指の腹で優しくマッサージする。
⑤ドライヤーで髪をしっかり乾かす。

スクワラントリートメントは3日に1回が目安です。なお、お湯で流さないため、使用するスクワランの量は、少なめにするとよいでしょう。

ガサガサのかかとやひじにも

スクワランは、乾燥しやすいかかとやひじのケアにも使えます。特に空気が乾燥しがちな冬は、ひび割れしやすいため、普段からしっかり保湿することが大切です。お風呂上がりの肌に、スクワランを数滴手に取り、ひじやひざなど乾燥が気になる部位になじませましょう。固くなった角質を柔らげ、しっとりとした肌に近づけてくれます。

タオルなど繊維に染み込ませた商品も

スクワランを繊維に練り込んだタオルなども市販されています。通常のタオルよりも柔らかいため、肌に負担をかけずに、優しく水分を拭き取れるのが特徴です。洗顔後のお顔拭きや、メイクの拭き取りにも使える商品もあります。

また、スクワラン配合のタオルはふんわりしているため、赤ちゃんの沐浴にも向いています。スクワラン配合のタオルやスタイは、出産祝いなどにプレゼントすると喜ばれるでしょう。

まとめ

今回は、スクワランの効果や向いている肌質、おすすめの使い方を紹介しました。スクワランは顔だけでなく、体や髪など全身のお手入れに使える万能アイテムです。

乾燥しがちな肌の潤いを守ったり、毛穴のつまりを解消したり、さまざまな美肌効果が期待できます。さらに安全性が高いため、生まれたばかりの赤ちゃんにも使用可能です。スクワランは年齢や性別問わず、多くの方に使いやすい成分です。

ぜひこの記事を参考に、毎日のお手入れにスクワランを取り入れてみてくださいね。

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