美容医療のかかりつけ わたしの名医

「お腹に肉割れ線があるのが気になる」「妊娠線が消えずに残っている」など、肉割れ線にお悩みの方もいるでしょう。
肉割れ線は一度できるとセルフケアではなかなか改善が難しいものです。

この記事では医師の宇井先生に監修いただき、「肉割れの原因」や「肉割れ線の対策方法」について詳しくお伝えします。「肉割れを気にせず薄着を楽しみたい」など、肉割れ線を解消したい方はぜひ参考にしてみてください。

監修者

やさしい美容皮膚科・皮フ科
秋葉原院 院長


医師 宇井 千穂 先生

準ミス日本受賞。全日空客室乗務員を経て、北里大学医学部を卒業し、皮膚科医、美容皮膚科医として勤務。
web雑誌での連載やサプリメント、化粧品の監修など、多方面で活躍中。

◆当コラムの掲載記事に関するご注意点
※監修者は「選び方」について監修・制作をおこなっています。掲載商品の監修には関わっておりません。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。

肉割れとは

肉割れは体に生じる細いヒビのような蛇行した線のことです。

初期段階では赤っぽい紫色をしていますが、時間が経つと灰色や白っぽく見えるように変化します。

肉割れは皮膚の真皮が引っ張られて断裂することで生じます。体重の増加や妊娠など筋肉の急速な発達に皮膚が対応できず、薄くなった部分に亀裂が生じます。一度肉割れするとほとんどの場合は自然には治らず、跡が残ってしまいます。

そのため、肉割れがあると薄着のときに気になる場合もあり、水着を着ることがためらわれることもあります。

肉割れができやすい部位

肉割れはお腹や太もも、ひざ裏、お尻などにできやすいとされています。

個人の肌状態によって肉割れしやすい部位は異なる場合もありますが、脂肪や筋肉が付きやすく、乾燥しやすい部分に肉割れができやすい傾向があります。

肉割れの原因

ここでは肉割れの主な原因3つについて詳しく解説します。

急激な体重の増加

肉割れ線ができる主な原因は急激な体重増加です。体重の増加に伴い皮膚が引っ張られ、肉割れが発生します。

また、思春期や成長期の急激な身長変化によっても肉割れ線ができやすくなります。とくに足の付け根や内ももなど、急激に成長する部位にできやすいと言われています。

妊娠

妊娠中にできる肉割れは「妊娠線」と呼ばれます。

妊娠中は胎児が成長するにつれて腹部が膨張し、真皮が断裂して肉割れができやすくなるのです。女性ホルモンの作用により妊娠中は脂肪が増えやすく、体型の変化が起こることもあります。

また、妊娠によるステロイドホルモンの増加も妊娠線の原因とされています。ステロイドホルモンはコラーゲンの生成や真皮のターンオーバーを抑制し、肌の弾力が低下しやすくなり、妊娠線につながります。

ハードな筋力トレによる筋肉量の増加

大きな負荷をかけるトレーニングにより筋肉量が増加すると、肉割れ線ができやすくなるとされています。

肉割れ線は脂肪の多い部位にできやすいものですが、大きな筋肉がある部位では筋肉量が増えることで皮膚が引っ張られます。それにより皮膚が断裂する可能性があり、肉割れ線につながります。

とくに太ももや二の腕、お尻などは脂肪と筋肉が増えやすいため、肉割れ線ができるリスクが高いと考えられます。

肉割れ線の対策は

肉割れ線はある程度目立ちにくくすることは可能です。ここでは、日常生活で実践できる肉割れ線の対策をご紹介します。

体型を維持する

体型や体重の急激な変化は肉割れのリスクを高めるため、短期間での急な体重増加は避けましょう。適度な運動や高たんぱくで低脂肪な食事に注意することで体重増加の予防につながります。

ちなみに、肉割れ線は、痩せることで自然に消えるという情報は誤りです。肥満体型の人が痩せたとしても、肉割れはほとんど消えることはないため、注意しましょう。

保湿をする

肉割れが生じた部分は真皮の断裂により水分を保持しにくくなり、乾燥しやすい状態です。乾燥した肌は伸縮性が低下し、肉割れがさらに促される可能性があります。

そのため、肉割れのある部分は化粧水やクリーム、オイルなどでしっかりと保湿しましょう。保湿することで皮膚の断裂が進まず、肉割れの進行を防ぐことができます。

マッサージする

マッサージは血行が促進され、肌のターンオーバーが活性化されることで皮膚の柔軟性が高まる効果が期待できます。その結果、肉割れ線の目立ちを軽減することにつながります。

ただし、強い力でマッサージすると肉割れを悪化させる恐れがあるため注意が必要です。とくに妊娠線にマッサージを行う場合、過度な圧力は胎児に負担をかける可能性があります。力加減に注意し、優しくマッサージを行いましょう。

美容医療でできる肉割れ線解消法

一度できた肉割れ線はセルフケアだけで確実に消す効果は見込めません。そのため、肉割れ線を目立たなくするには美容医療に頼るのも一つの方法です。ここでは、数ある美容医療の中から、肉割れ線に向いている施術を5つ紹介します。

サーマクール

サーマクールは、レーザー光線の何倍もの強さがあるラジオ波(高周波)の熱エネルギーを使用してコラーゲンの産生を促し、傷跡の凹みを改善し皮膚を引き締める治療機器です。皮膚に強い刺激を与えることで皮膚の再生を促します。

皮膚の引き締め効果が高く、痛みやダウンタイムが少ない治療法です。急激な体重の変化によって引き起こされた肉割れや妊娠線に効果が期待できます。

フラクショナル(フラクセル)レーザー

フラクショナルレーザーは、熱エネルギーを使用してコラーゲン、エラスチンの再構築を促し、肌の活性化を目指すレーザー治療です。機械で相対的に広範囲に打てるという特徴があります。

髪の毛よりも細い微細な点状のレーザービームを皮膚に照射することでコラーゲンなどの活性化を促し、お肌の凹凸を滑らかな状態に整えます。それにより肉割れや妊娠線の改善につながります。ダウンタイムは火照りや赤みが一週間程度続く場合がありますが、短期間の改善効果が期待できることも特徴です。

炭酸ガスレーザー

スポットで炭酸ガスを注入することにより血流を促し、コラーゲンの生成を促す効果が期待できます。この治療法は薬剤を使用しないため副作用が少ないとされていますが、注入時に細い注射針を使用することが多いため、痛みや一時的な腫れが生じることもあります。不安な場合は必要に応じて表面麻酔をすることも可能です。

もともとフランスで妊娠線解消の治療として行われた方法で、海外では10年以上の治療実績があります。その後美容医療分野でも応用されてきました。

ダーマペン

ダーマペンは、皮膚に微細な穴を開けることでお肌の凹凸を改善し、創傷治癒効果を利用して肌の回復力を向上させる治療法です。皮膚の奥深くまで針が届くため、レーザー治療では届きにくい肌の奥にもアプローチできます。

ダーマペンは施術回数を重ねることで効果が実感できる治療法です。体のカーブや肉割れの曲線にも対応できる特徴があり、全身のほとんどの肉割れ治療が可能です。施術後のダウンタイムは赤みや熱がでる可能性はありますが、通常2〜3日で落ち着くとされています。

ピーリング

ピーリングは薬剤を使用して肌の角質層を分解し、皮膚の生まれ変わりを促す施術です。肉割れ治療においても効果があり、皮膚のターンオーバーを促進することで肉割れ線が目立ちにくくなる効果が期待できます。

ピーリングは肉割れ治療以外にもニキビやニキビ跡の治療など幅広く使われています。施術後のダウンタイムは少ない傾向があります。また肉割れ治療では、ピーリングとダーマペンを併用すると効果的です。

肉割れ線を解消して滑らかな肌へ

お尻や太ももなど、乾燥しやすい部位にできやすい肉割れ線。

一度できたものは自然と薄くなる可能性は低いため、肉割れ線や妊娠線を薄くしたい方は美容医療に頼ってみてはいかがでしょうか?今回紹介した美容医療施術はどれもメスを使わずにできる方法なので、美容医療初心者の方も受けやすいものばかりです。ぜひ参考にしてみてください。

「セルフケアでは限界を感じる」など、気になる方はカウンセリングで直接肌状態を確認してもらい、専門医に相談してみましょう。

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