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よもぎの美容効果に注目!日本のスーパーハーブは女性の味方

「ハーブの女王」と称されるよもぎは、昔から女性の悩みによく効く薬草として親しまれてきた存在です。美容だけでなく健康にも良いさまざまな効能があるため、化粧水や石鹸などのコスメから、お茶や食品、入浴剤、蒸し風呂など、多様な方法で活用されています。

今回は、よもぎの代表的な効果や利用方法、手軽に入手する方法まで詳しく解説します。

よもぎの主な栄養素

よもぎは美容や健康に効果があるとされ、日本で古くから活用されてきた薬草のひとつです。よもぎには、以下のような栄養素やミネラルが含まれています

・ビタミンA、ビタミンB1・B2、ビタミンC、ビタミンKなどのビタミン類
・カルシウム、鉄分、カリウムなどのミネラル類
・β-カロテン
・タンパク質
・クロロフィル
・食物繊維


特にビタミンKの含有量が豊富で、野菜や果物の中でもトップクラスを誇ります。また、β-カロテンについてもほうれん草の3~10倍という非常に豊富な量を含んでいます。

よもぎに期待できる効能・効果

ビタミンやミネラルがたっぷり含まれているよもぎには、以下のような美容効果や健康増進効果が期待できます。

肌のハリつやを保つ

よもぎには、体の「糖化」を抑制して若々しい肌を保つ作用があります。

糖化とは、食事から摂った糖質が体内のタンパク質と結びつき、体の組織を劣化させる現象です。さらに、糖化によって生成されるAGEs(糖化最終生成物)という物質はさまざまな病気の原因になると考えられています。

よもぎから抽出されるヨモギエキスには、糖とタンパク質が結合するのを防いで糖化を抑制するだけでなく、体内に蓄積されたAGEsを分解して体外に排出する働きがあるとわかっています。糖化によって肌組織が劣化してシワやくすみなどが発生するのを予防し、若々しい肌を保つ効果が期待できます。

肌を清浄に保つ

よもぎには、クロロフィルやβ-カロテンなど抗酸化作用の高い成分が豊富に含まれています。抗酸化作用とは、体の酸化を防いで「活性酸素」の発生を抑制する作用です。活性酸素は体の細胞を傷つけ、シミやシワなどの年齢肌や病気の原因になるといわれています。

よもぎに豊富に含まれるクロロフィルには強力な抗酸化作用があるだけでなく、老廃物を体外に排出する浄化作用、殺菌作用などがあり、肌の炎症を抑えてニキビなどの肌トラブルを防いでくれます。また、β-カロテンやビタミンCも抗酸化作用の強い代表的な成分であるため、肌を清浄に保つ効果が期待できます。

むくみを改善する

よもぎには利尿作用があるため、余分に摂取した水分や老廃物を体外に排出してむくみを改善する効果があります。さらに、カリウムの含有量も豊富であるため、ナトリウムの排出を促して塩分の過剰摂取によるむくみや高血圧を予防してくれる働きもあります。

また、よもぎは不溶性食物繊維を多く含む食材であり、便秘の解消にも役立ちます。便通が改善するだけでなく、食物繊維が腸内の不要な有害物質を吸着して体外に排出するため、腸内環境の改善にもなるでしょう。

からだを温める

よもぎといえば「体を温める」というイメージがある方も多いでしょう。よもぎには血行促進作用や発汗作用などがあり、体の表面だけでなく内側から体温を高めて血の巡りを良くするため、冷え性を改善してくれます。ほかにも、肩こりや頭痛の改善にも効果的です。

体温が下がりにくくなると、体の機能が活発になり、免疫の低下を防ぐ効果も期待できます。

貧血を予防する

よもぎに含まれるビタミンKは血液凝固に関わる成分であり、止血作用があります。よもぎの止血効果は古くから認められており、出産時の止血にも利用されていました。

また、よもぎはビタミン類を豊富に含んでいるため、造血作用も期待できます。さらに、血液をサラサラに保つクロロフィルや、鉄分も含まれており、相乗効果で貧血の予防や改善にも有効と考えられます。

リラックスさせる

よもぎ独特のさわやかな香りにはリラックス作用があり、アロマオイルとしても人気があります。よもぎの香りを作り出している主な成分は、シネオールやαツヨンなどです。シネオールは疲労や緊張、ストレスの緩和、安眠作用などがあり、αツヨンは爽快感やリラックス効果などをもたらします。

また、集中力や記憶力を高めてくれる作用もあるため、仕事や勉強の前、眠気をスッキリさせたい時にも効果的です。

よもぎ美容健康|利用のしかた3つ

美容だけでなく、安眠や貧血改善など女性の悩みにさまざまな効果をもたらしてくれるよもぎですが、普段の生活ではどのように取り入れればよいのでしょうか。ここでは、よもぎの代表的な利用方法を紹介します。

1.お茶で飲む

よもぎ茶とは、乾燥させたよもぎの葉を煎じて、よもぎの成分を抽出した飲み物です。

作り方は、乾燥よもぎ5~10g程度を鍋に入れ、1リットルの熱湯で1~2分煮だします。ティーポットで入れる時は、茶葉15gをポットに入れて熱湯を注ぎ、3~4分待てば十分です。乾燥よもぎは購入するだけでなく、採取したよもぎをよく洗って蒸し、3~4日ほど天日干しして自作することも可能です。

よもぎ茶にはカフェインが含まれていないため、夜に飲んでも睡眠に影響しない点もメリットです。飲み終わった茶葉は、ティーバッグに入れて入浴剤にすると、リラックス効果を最後まで堪能できます。

2.よもぎを使ったものを食べる

よもぎを使った食品を食べるのも手軽な方法です。草餅や草団子など和菓子のイメージが強いかもしれませんが、天ぷらや混ぜご飯、生地によもぎを練り込んだパンや焼き菓子など、さまざまな料理に活用できます。

生のよもぎを使うのが難しければ、市販されているよもぎの粉末も便利です。季節を問わず手に入り、工夫次第でアレンジが楽しめます。

3.よもぎ蒸しを利用する

よもぎ蒸しとは、よもぎや他の薬草をブレンドして煮立たせ、その上に穴のあいた椅子を置いて蒸気を浴びる健康法です。古くから韓国で親しまれている民間療法で、近年では日本でもよもぎ蒸しを体験できるサロンが増えています。

よもぎ蒸しでは、首から下をすっぽり包むマントをはおり、専用の椅子に座ります。マントが蒸気を逃がさないためサウナのような状態になり、よもぎの保温効果や発汗効果をさらに高めてくれます。

体を内側からポカポカにしてくれるため、冷えやすい体の不調の改善、血流や代謝アップ、ストレス緩和などに効果的です。

4.よもぎコスメを使ってみる

抗酸化作用や殺菌効果の高いよもぎは、化粧水や美容液などのコスメにも利用されています。肌の新陳代謝をサポートして老廃物の排出を助けたり、炎症を予防してニキビ肌を改善したりする効果が期待できます。

中には採取したよもぎを使って化粧水を自作する方もいるようですが、衛生面の観点から避けた方が無難です。かえって肌トラブルを招く可能性があるため、市販のコスメを利用しましょう。

よもぎの入手方法

よもぎを入手する方法としては、生のよもぎを採取する方法、乾燥よもぎや粉末よもぎを購入する方法があげられます。それぞれ、詳しく解説します。

生のよもぎ|自分で採取する

よもぎは本州から沖縄まで全国各地に自生している野草であり、繁殖力が強いため土手や道端など至るところに生えています。そのため、自分で簡単に採取することが可能です。

多年草ですが、食用とされる柔らかい新芽が取れるのは3~5月頃です。また、生のよもぎは痛みやすく、保存できるのは2日ほどです。個人では冷凍保存する方もいるようですが、これらの理由からスーパーなどで販売されていることはほぼありません。

採取する際は、消毒薬や除草剤が撒かれている場所、犬や猫が行き来する場所、車どおりが多く排気ガスがかかりやすい場所は避け、私有地には入らないよう注意してください。

乾燥よもぎ|ハーブ専門店やネットショップで購入する

乾燥よもぎはお茶として煮だしたり、水で戻して料理に使用できる便利な食材です。ただし、需要が低いため普通のスーパーに並ぶことはほとんどありません。ハーブ専門店や自然食品専門店であれば、取り扱っている場合があります。近くに店舗がない場合には、ネットショップで取り寄せるとよいでしょう。

粉末よもぎ|中規模のスーパーでも購入できる

粉末よもぎはパンや焼き菓子などの生地に混ぜたり、牛乳やスムージーに混ぜて飲んだりなど、使い勝手の良さが利点です。一般消費者の需要も高いため、通常のスーパーでも手に入りやすいでしょう。

スーパーによっては「乾物コーナー」「健康食品コーナー」「製菓コーナー」など、陳列している場所が異なるため、見つからない場合は店員に聞いてみたほうが早いかもしれません。

店内で見かけなくても、スーパーによっては取り寄せてくれるケースもありますので、一度訪ねてみるとよいでしょう。

よもぎを摂取するときの副作用・注意点

女性にとって嬉しい効果が多いよもぎですが、摂取には一定の副作用やリスクがあります。デメリットもしっかり把握し、安全によもぎを活用しましょう。

摂取しすぎると下痢や腹痛をもたらす

よもぎは食物繊維が豊富であり、さらに体内の老廃物を排出するデトックス効果があるため、摂りすぎると腹痛や下痢を引き起こすことがあります。過剰摂取に注意して適量を飲むようにしましょう。

目安としては、よもぎ茶であれば一日2リットル以下が適量です。もちろん個人差があるため、1日1〜2杯から始めて適量を見極めてもよいでしょう。

妊娠中の過剰摂取は流産・早産の危険性も

特に、妊婦の方は食べ過ぎに注意が必要です。よもぎには、子宮を収縮させる「ツヨン」という成分が含まれており、過剰摂取すると早産や流産につながる可能性があります。

よもぎ餅やパンなど食事で一般的な量を食べる分には問題はありませんが、大量に食べるのは控えるようにしてください。

トリカブトやブタクサと似ているため注意

よもぎの葉は、毒草であるトリカブトやムラサキケマン、開花時にアレルギーの原因となるブタクサに似た形状をしています。採取する際は、これらの野草と間違えないように注意が必要です。特に、トリカブトなどの毒草と取り違えてしまうと、食中毒などの健康障害を引き起こす可能性があります。

初めて採取する際は自己判断せず、野草に詳しい人に同行してもらうようにしましょう。

肌あれ・むくみなどの悩みに!よもぎ効果を取り入れよう

よもぎは「ハーブの女王」と呼ばれ、日本でも古くから万能薬草として親しまれてきた存在です。特に、年齢肌や冷えやすさなど女性の悩みに効果的な成分が豊富に含まれています。

身近に自生している野草ですが、自分で採取する際はキレイで安全な場所を選び、毒草との取り間違いに注意が必要です。手軽に取り入れたいのであれば、スーパーでも購入しやすい粉末よもぎを活用するとよいでしょう。

肌荒れや冷え性、むくみなどに悩んでいる女性は、よもぎ茶など手軽な方法からぜひ試してみてください。

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