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プロテオグリカンとは?成分の特徴や効果的な取り入れ方を解説!

プロテオグリカンとは、タンパク質と糖が結合した糖たんぱく質です。動物の皮膚や軟骨にも存在し、保水機能で身体維持を担っています。
今回プロテオグリカンはどのような成分なのか、またどのような効果があるのかを知り美容と健康に役立てていきましょう。

プロテオグリカンとは

プロテオグリカンとは、タンパク質と糖が結合した糖たんぱく質です。動物の皮膚や軟骨にも存在し、保水機能で身体維持を担っています。以前は牛の気管軟骨や鶏の鶏冠(とさか)など限られた部分からしか抽出できず、大変希少な成分でした。しかし近年の研究により、鮭の鼻軟骨から高純度のプロテオグリカンが大量に抽出できるようになったため、化粧品やサプリメントにも配合されるようになりました。

プロテオグリカンの特徴

プロテオグリカンには以下のような特徴があります。

ヒトや動物の体内に存在している

プロテオグリカンは、私たちヒトを含めた全ての動物の体内(軟骨や皮膚)に存在しており、お肌や身体にとって馴染みのある成分です。

お肌や身体にうれしい効果を持っている

体内のプロテオグリカンは、ヒアルロン酸やコラーゲンを支えるように存在しており、お肌のハリや弾力に関与したり、関節(軟骨)では、クッションのような役目があります。
プロテオグリカンにこのような効果がある理由は、プロテオグリカンを構成している成分そのものに、水分を抱え込む性質があるからです。
プロテオグリカンは、タンパク質と糖が結合したもの。中心にタンパク質(コアタンパク)があり、そこにコンドロイチン硫酸やケラタン硫酸といった多数の糖鎖が結合した形をしています。
コアタンパクは、分子の中にヒアルロン酸結合を持っているので保水性があり、衝撃を緩和することが可能です。※ヒアルロン酸はわずか1gで6Lもの水分を抱え込むことができる成分。
また、コアタンパクに結合している糖類は水と良く馴染み、こちらも水分を沢山キープすることができます。
このように水分をしっかりと抱え込む性質を持つ成分の影響で、プロテオグリカンそのものに高い保水力があり、お肌や関節(軟骨)の機能維持に深く関わっているのです。

化粧品・サプリメント・食事で摂取できる

プロテオグリカンは化粧品やサプリメント・食事で取り入れることが可能。その為、自分のライフスタイルや目的に合わせた取り入れ方ができます。
また、プロテオグリカンは保水力のある成分ですが、オイルではなく水溶性のサラッとした素材なので、ベタつきが少ないのも特徴。
その為、オイルカットで保湿の化粧品に応用されることも多いです。

プロテオグリカンの種類

プロテオグリカンは、コアタンパクの質量や結合している糖の違いによって、局在する部位が異なり、様々な種類があります。 代表的なプロテオグリカンの種類は以下の4つです。

アグリカン

「アグリカン」とは、関節軟骨に多く存在する巨大プロテオグリカン。ヒトを含めた動物の体内に存在するプロテオグリカンの大半を占め、そのコアタンパクはヒアルロン酸結合を持ち、外部からの衝撃を吸収する役割があります。

バーシカン(ヴァーシカン)

「バーシカン(ヴァーシカン)」は軟骨だけでなく、脳や血管、そして皮膚の真ん中の層(真皮)など広範囲に存在するプロテオグリカンで、お肌のハリや弾力に関わっています。

デコリン

「デコリン」も真皮に存在する小型のプロテオグリカン。コラーゲン線維に関与し、その構造をサポートする役割を担っています。

パールカン

「パールカン」は表皮の一番下の層(基底層)に存在し、肌の健康維持に関与しています。
お肌の最表面である表皮(表皮細胞)は、基底層に存在する基底細胞の分裂によって生まれるのですが、この基底細胞の土台となっているのが基底膜です。
パールカンは、基底膜を構成する他の成分と共に肌をすこやかに保つことで、将来的にふっくら健康的なお肌(表皮細胞)になるよう、サポートします。

プロテオグリカンの効果

続いて、プロテオグリカンの身体への効果と美容への効果をそれぞれ解説していきます。
ただし、化粧品やサプリメント・食事は、本来、現状維持を目的としたものであり、人体への効果は穏やかです。 医薬品のような病気の治療効果や予防効果はありませんので、あくまでも参考程度にご覧下さい。

身体への効果

プロテオグリカンの身体への効果は、主に以下の2つです。

節々の健康をサポート

節々の健康が損なわれると、日々の活動にも影響が出てきます。節々の健康をサポートすることは活動的でハツラツとした毎日を過ごしていくために重要です。
プロテオグリカンは、
・軟骨の健康維持
・丈夫な体作りをサポート
・保水力によって節々の動きをサポート
といった働きを持っている為、活動的な毎日へ導くことが期待されています。

生活習慣対策や改善のサポート

プロテオグリカンには、体重管理のサポートや糖質が気になる方の健康を維持する働きがあり、生活習慣対策に繋がります。 また、ドロドロ習慣やめぐりが滞る原因ともなり得る、女性のゆらぎ期の変化に対する対策も確認されています。

美容への効果

プロテオグリカンの美容効果は、主に以下の4つが挙げられます。

保湿効果

プロテオグリカンは、時間が経ってもお肌の潤いを持続してくれるような保湿効果があります。
その理由は先述している通り、プロテオグリカンに保水力があるからです。その保水力は、ヒアルロン酸とも匹敵します。 その為、スキンケアに取り入れることで、お肌にみずみずしい潤いを与え、乾燥しにくいお肌に整えることができるのです。

ヒアルロン酸に関与し、肌にハリや弾力を与える

プロテオグリカンは、ヒトの真皮の細胞(ヒト正常真皮線維芽細胞)を用いた試験において、ヒアルロン酸に関与することが確認されています。
真皮とはヒアルロン酸やコラーゲン、エラスチンなどで構成されているお肌の層。表皮よりも奥にあり、お肌の弾力やハリを司る中心部です。 お肌の弾力やハリを保つ能力は年齢と共に低下していきます。
特にヒアルロン酸の分解速度は早い為、加齢により真皮内のヒアルロン酸量が一気に減ってしまうと、お肌の弾力やしなやかさも失われてしまいます。
そんなヒアルロン酸の生成を促してくれるのがプロテオグリカン。大人のお肌にうれしい作用ですね。
※化粧品では角質層までの浸透です。

Ⅰ型コラーゲンをサポート

プロテオグリカンは、真皮のヒアルロン酸だけでなく、Ⅰ型コラーゲンにも関わっています。
実は真皮の約70%はコラーゲンでできており、そのほとんどがⅠ型コラーゲン。ですがこちらも年齢と共に低下してしまい、年齢による肌の悩みの大きな原因となります。 つまりプロテオグリカンは真皮の主成分Ⅰ型コラーゲンとヒアルロン酸両方をサポートし、ハリや弾力のあるお肌にアプローチしてくれるのです。
※化粧品では角質層までの浸透です。

EGF様作用による※エイジングケア

EGFとは、人体に存在し、肌の健康を維持してくれる因子(たんぱく質の一種)のことです。
このEGFも真皮のコラーゲンやヒアルロン酸同様、加齢で減少してしまう為、年齢と共に見た目への影響を与えます。その結果、肌サイクルが乱れ、年齢による見た目の変化に悩む原因に。
ですが、プロテオグリカンのコアタンパクはEGFと似た働きを持つ領域があり、肌をすこやかに保つ効果が期待できるのです。
※年齢に応じたケアのこと

効果的な取り入れ方

日常の食事

プロテオグリカンを含有している食品は
・魚
・牛
・山芋
・うなぎ
・フカヒレ
・干しエビ
・鶏の軟骨
などがあります。

また、プロテオグリカンは鮭の氷頭(ひず)に多く含まれており、これを使った「氷頭(ひず)なます」といった青森の郷土料理もあります。
しかしプロテオグリカンは熱に弱いという一面も。その為、調理法が限られ、食事からの摂取はやや難しいと言えます。

サプリメント

プロテオグリカンを内側から取り入れたいなら、サプリメントが効率的です。
プロテオグリカンのサプリメントは、カプセルやタブレット状でお水と一緒に飲むものが一般的ですが、噛んで服用するタイプもあります。自分が続けやすい・飲みやすいと思えるサプリを選びましょう。

化粧品

プロテオグリカン配合の化粧品は、保湿効果があり、乾燥が気になるお肌や年齢サインが気になるお肌に効果的です。
・化粧水
・美容液
・乳液やクリーム
・フェイスパック
最近ではドラッグストアなどでも手軽に入手することができるので、自分の肌質や普段のスキンケアに合わせてアイテムを選びましょう。

その他よくある疑問

プロテオグリカンに関してよくある疑問にお答えします。

プロテオグリカンは肌荒れ、毛穴ケアにも効果ある?
肌は乾燥の乾燥が肌荒れや毛穴が目立つ原因に繋がる場合があります。
プロテオグリカン配合化粧品でお肌をしっかりと保湿することは、健康的でふっくらキメの整ったお肌を目指すのに効果的な方法です。

プロテオグリカンの化粧品やサプリに副作用はある?
化粧品やサプリメントは、医薬品よりも人体への作用は穏やかで副作用はありません。
しかし、お肌や身体の性質は人それぞれですので、サプリメントや化粧品を利用してお肌や身体に異変を感じた際は使用を中止しましょう。

まとめ

プロテオグリカンは私たちの体内にもともと存在している、身体維持に大切な成分。その保水機能を利用した化粧品やサプリメントは今後もさらに増えていくことでしょう。健康的で美しいお肌の為にも是非取り入れたい成分ですね。

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