美容医療のかかりつけ わたしの名医

気温が上がってくると、ワキ汗や汗によるニオイが気になるもの。

「汗をなんとか止めたい!」「あまりにも汗が多くて困っている場合はどうしたらいい?」 そんなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

この記事では、医師の宇井先生に監修いただき、汗の種類や要因、汗を止めるための具体的な対策について紹介します。 汗ばむ季節を前に、汗が気になる方やワキ汗など止めたい方はぜひ最後までチェックしてみてください!

監修者

やさしい美容皮膚科・皮フ科
秋葉原院 院長


医師 宇井 千穂 先生

準ミス日本受賞。全日空客室乗務員を経て、北里大学医学部を卒業し、皮膚科医、美容皮膚科医として勤務。
web雑誌での連載やサプリメント、化粧品の監修など、多方面で活躍中。

※監修者は「選び方」について監修・制作をおこなっています。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。

汗の種類と要因

汗にはどのような種類と要因があるのでしょうか。それぞれ詳しく確認していきましょう。

汗の種類

汗は皮膚にある汗腺から分泌されます。
汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺の2種類あり、それぞれ汗の性質が異なります。

普段かくふつうの汗は、全身に分布している「エクリン腺」から出ています。 暑いときや運動したときにかく体温調節による汗で、無色無臭です。

緊張や精神的ストレスを感じたときなどにかく汗は「アポクリン腺」から分泌されます。 アポクリン腺はワキの下などに多く分布しています。

アポクリン腺から出る汗は、白っぽい色でニオイのもとになる脂質やタンパク質などを含んでいるため、皮膚の細菌によって分解されることで特有のニオイが発生します。

汗をかく要因

続いて、汗がどのようなときに分泌されるのか見ていきましょう。汗をかく要因は大きく分けて以下の3つに分けられます。

暑いときや運動をしたとき

汗は上昇した体温を下げるときに分泌されます。
この場合の汗はエクリン汗腺から分泌されるため、汗のニオイは気にならないでしょう。手のひらや足のうら以外の全身から汗をかきます。

辛いものなどを食べたとき

香辛料が効いた辛い物や酸っぱいものを食べるときも汗をかく要因になります。
汗はエクリン腺から分泌されるため、ニオイはしません。 とくに鼻や額などにかきやすく、食べ終わると汗もひきます。

緊張や精神的ストレスを感じたとき

「冷や汗をかく」「手に汗にぎる」などというように、人前に出て緊張したときなどストレスや興奮を感じると汗が分泌されます。
この場合、汗はエクリン汗腺とアポクリン汗腺の両方から分泌されるため、刺激臭がする場合があります。 汗をかくのはワキや手のひらで、不快感を感じやすいでしょう。

汗が気になる方はまずは生活習慣から見直そう

汗が気になる方は、生活習慣を見直すことが大切です。 ニオイを伴う汗の原因の一つに、精神的なストレスが挙げられます。

十分な睡眠やリラックスできる時間をつくるなど、生活習慣の改善も汗をかかないための方法になります。上手にストレスを解消し、緊張状態から解き放たれる時間を大切にしましょう。

他にも、辛いものや酸味の強いものを食べると汗をかきやすくなるので、汗をかきやすい方は過剰な摂取は控えるとよいでしょう。

医療機関専売の制汗剤・デオドラントケア商品を使う

汗を止めたい場合は、制汗剤やデオドラントケア商品などを活用しましょう。 自分の肌や症状に合うものを使いたい場合は、医療機関専売品の制汗剤をが効果的です。

「市販品では改善効果が実感できなかった」「医療機関専売の制汗剤は試したことがない」という方は、前向きに利用を検討してみましょう。

ここでは、医療機関で購入できる制汗剤を3つ紹介します。

QUADAYS(キュアデイズ)

有効成分「クロルヒドロキシアルミニウム」と「イソプロピルメチルフェノール」が悩みにWでアプローチ。汗を抑え、長時間殺菌する働きが期待できます。しっかり密着するジェルタイプなので伸びがよく、頭皮以外の顔周りや首元にも使えます。汗を抑えても簡単に洗い流せるため、毛穴を詰まらせるリスクはありません。着色料不使用のため、洋服への色移りの心配なく使用できます。

D-Bar(ディーバー)

D-Bar ディーバー

肌の弱酸性を保ち、肌にやさしい成分をバランスよく配合しているため、敏感肌の方にもお使いいただけます。「焼ミョウバン」や「イソプロピルメチルフェノール」により制汗作用やニオイの原因菌を殺菌する効果が期待できます。外出時にも手を汚さずにサッと気軽に塗れるスティック状のデオドラントケア商品です。

しっかり対策するなら美容医療で

ここまでセルフケアでワキ汗やニオイを抑える方法を紹介してきましたが、自力で行うことに限界を感じている方もいらっしゃるかもしれません。

「あまりにもワキ汗が多い」「確実にワキ汗を減らしたい」「汗対策を自分で行っても変わらない」という方は、美容医療を検討しましょう。

美容医療での施術によっては半永久的にワキ汗を抑えることが可能です。ぜひ検討材料にしてみてください。

ボトックス注射

ボトックス注射は表情ジワを目立たなくさせるだけでなく、汗をかく多汗症やワキガの改善も可能です。注入することで汗腺が細くなり、汗が出にくくなります。

両ワキに施術する場合は何箇所か少量の注射をするだけなので、施術時間が10分程度と短 め。 ダウンタイムはほとんどなく、施術の当日から運動や入浴も制限されないため、手軽に受けやすい施術です。

持続期間は半年から1年ほどのため、約半年に1回の施術が必要になります。ワキの下だけでなく、手のひらにも施術可能です。手のひらへのボトックスを行っていないクリニックもあるので、気になる方は問い合わせが必要です。

ミラドライ

ミラドライは、多汗症やワキガを皮膚を切らずに治療できる施術です。
米国のFDA(食品医薬品局)からの認可を取得しているため、安心して施術を受けられます。ワキ汗治療機器において、日本の厚生労働省と米国のFDAから認可を得ているのはミラドライだけです。

マイクロウェーブ(電磁)のエネルギーを利用し、エクリン汗腺やアポクリン汗腺の機能を破壊します。破壊された汗腺の機能は戻らないため、半永久的に効果が期待できます。

症状により2回施術を行う場合もありますが、基本的には何度も病院に通う必要がありません。

冷却機能も備わっているため、冷却機能と麻酔により痛みを感じることはほとんどありません。痛みや腫れなどのダウンタイムがあり、1週間ほどで落ち着いていきます。

汗を止めたいときのよくある質問

ここでは、汗を止めたいときによくある疑問にお答えしていきます。

顔汗を止めるにはどうしたら良い?

パースピレックスなどお顔にも塗れる制汗剤もあります。 美容医療の施術ではボトックス注射も施術可能なので、目指す効果に合わせて選びましょう。

どこを冷やせば汗は止まる?

暑いときなどに汗をかいた場合は、首の後ろや脇など大きなリンパ節を冷やしましょう。冷却効果によりクールダウンし、汗が止まりやすくなります。 冷やすときは、冷えたペットボトルなどを使うと良いでしょう。リンパ液が冷やされることで体温上昇を防ぐことができます。

汗を抑えて汗ばむ季節を快適に過ごそう

汗が多いとニオイが気になり、人に会うのを躊躇してしまいますよね。日常生活に支障をきたしてしまうこともあるかもしれません。
ワキ汗の量がそれほど多くないのであれば、生活習慣の見直しや制汗剤で対処できる場合もありますが、根本的に改善したいという方は美容医療を視野に入れてみるのもいいでしょう。

美容医療なら、半永久的な効果を期待できるものもあります。
気軽に受けられる美容医療であれば、「ボトックス注射」を、効果を長く実感したい方は「ミラドライ」が向いています。

汗が多くてお悩みの方は、運動時や暑い季節でも汗を気にせず過ごせるよう前向きに検討してみてくださいね。

人気記事

新着記事

最新クリニック

Facebook

Instagram

このエラーメッセージは WordPress の管理者にだけ表示されます
Instagram フィードに問題があります。
Click to Hide Advanced Floating Content