美容医療のかかりつけ わたしの名医

ピアスの穴あけは医療機関で 失敗なし!一番きれいに見える位置

ピアッサーを使って手軽にできるイメージがあるピアスの穴あけ。しかし、自分でピアスの穴あけをすると、位置がずれてしまったり、炎症や感染が起こったりなど、トラブルにつながるケースも少なくありません。ピアスの穴あけは医療行為に該当するため、皮膚科や美容クリニックなどの医療機関で行う方が安全です。

この記事では、ピアスの穴あけをクリニックで行うべき理由や注意点、料金相場などについて紹介します。

ピアスの穴あけはクリニックでするのが安全で簡単

ピアスの穴をあける際は「ピアッサー」または「ピアスガン」という穴あけ専用の器具を使用して、スタッドという針状のピアスを貫通させます。

使い捨てタイプのピアッサーはドラッグストアなどでも市販されており、自分で穴あけする人も多いようです。しかし、自分でやるとスタッドが斜めに刺さったり、アフターケアが不十分で化膿したりするケースも少なくありません。また、他人に穴あけを頼むのは医療法違反に当たるため、避けた方がいいでしょう。

ピアスの穴をあけるなら、皮膚科や美容クリニックなどの医療機関を利用するのが確実です。

ファーストピアスとは

初めてピアスの穴をあける際は、スタッドを耳たぶに貫通させ、刺しっぱなしの状態を約1ヶ月ほど続けます。スタッドをすぐに外すと、せっかく開けた穴がふさがってしまうため、穴が完成するまではお風呂や睡眠時もスタッドは付けたままにします。

ピアス穴が完成したら、スタッドを外しても穴はふさがりません。完成までの期間は耳たぶの厚みや穴をあける場所によっても異なるため、病院に確認するといいでしょう。

ファーストピアスの素材

ファーストピアスとなるスタッドの素材は、金属アレルギーを起こしにくいチタンや18金・24金、樹脂加工をされたものなどが一般的も、1ヶ月間金属が傷口に触れ続けることで、アレルギーになってしまうケースもあります。そのため、アレルギーを持っていない方でも低アレルゲンの素材を選ぶ方が無難です。

また、普段のファッションを邪魔しないよう、イミテーションストーンが付いているタイプもあります。ただし、あまり石が大きすぎると衣服やタオルに引っかかって患部に負担をかける可能性がありますので、シンプルなデザインを選びましょう。

ボディピアス

一般的には耳たぶにピアス穴をあける人が多いですが、中には耳の軟骨や唇、おへそなどにボディピアスを施す人もいます。

しかし、ボディピアスが服に引っかかって肌を痛めたり、肉芽腫や感染症といったトラブルが起こったりするケースも多いことから、耳たぶ以外の穴あけには対応していないクリニックも多くなっています。ボディピアスをあけたい人は、事前の確認が必要です。

金属アレルギーの人

金属アレルギーのある人でも、ピアスをあけることは可能です。クリニックによっては、よりアレルギーを起こしづらい医療用チタン製のファーストピアスを用意しているところもあります。

ただし、重度のアレルギー体質の人はピアスによって症状が悪化するケースもあります。ピアスの穴あけが可能かどうか、必ずクリニックに相談しましょう。

ピアスホールができるまで

前述でも触れた通り、ピアスホールはあけたらすぐに好きなピアスを付けられるようになるわけではありません。

穴をあける際は、ピアスホールを開けたい位置に印を付けて、予定位置が合っているかどうか確認します。場所が決まったら、感染症を避けるために耳たぶを消毒し、専用の器具を使ってスタッドを貫通させます。

その後、約1ヶ月間スタッドを刺したままにし、ピアス穴の内側まで皮膚に覆われて、穴が塞がらなくなるのを待ちます。ピアスホールが完成するまで、患部はデリケートな状態です。適切にケアをしないと膿や腫れが生じることがありますので、クリニックの指示に従いましょう。

ピアスの穴をあける方法

ピアスの穴をあける際は「ピアッサー」または「ピアスガン」と呼ばれる道具を使います。バネの力を使い、一瞬で耳たぶにスタッドを貫通させるものです。刺したスタッドはそのままファーストピアスとして使用します。

「パチン!」という音がして、刺した瞬間は痛みを感じますが、痛みは徐々に落ち着いていくため、基本的に麻酔無しで穴をあけます。

ピアスの穴をあける場所

耳たぶの形や厚みにもよりますが、耳たぶの端から5mm前後間隔をあけたほうがいいといわれています。あまり端にピアス穴をあけると、服に引っかかって裂けてしまう可能性があるためです。

また、ピアスホールを複数あけたい場合は、あまり中央にあけてしまうと次からあけられる場所が限られてしまうため、余裕を持った位置を考えるといいでしょう。

ピアスの穴をあけた後のケア

ピアスの穴をあけたら、1日1回程度、消毒薬で手入れを行います。ピアスの穴は傷口ですので、清潔に保たないと感染症のリスクがあるためです。クリニックの指示に従って、毎日ケアを続けましょう。

また、ヘアスプレーや化粧品がピアスホールにかからないようにし、洗髪後は耳たぶを丁寧に洗い流してください。

ピアスの穴あけをクリニックでするのが良い理由

ピアスの穴をあけることは、体の一部に穴をあけるということであり、医療行為に該当します。穴あけの際に手や耳たぶを清潔にしていなかったり、穴あけ後にしっかり消毒しなかったりすると、患部の化膿や合併症、アレルギーの発症といったトラブルにつながりかねません。

市販のピアッサーを使って友達にあけてもらった人も多いかもしれませんが、医療法違反に該当しますので、避けた方がいいでしょう。中には安全ピンを使ってあけたという人もいるようですが、絶対に真似してはいけません。

ピアスホールを安全に、綺麗に完成させるためにも、クリニックを利用するのが確実です。

ピアス穴をあけるためにかかる料金

クリニックで耳たぶにピアスの穴をあける際の平均的な料金は、両耳で3,000~10,000円程度です。

ピアスの穴あけにかかる料金は健康保険の適用にならず、全額自費になります。そのためクリニックによって値段の差異が大きくなっていますので、利用するクリニックの料金設定をしっかり確認しておきましょう。

ピアスの穴をあけるのに注意が必要な人

ほとんどの人は、ピアスの穴をあけても健康上のトラブルが起こることはほとんどありません。しかし、中にはピアスの穴をあけるのに注意が必要な人もいます。次にあげる体質にあてはまる人は、事前に医師へ相談するようにしましょう。

1.金属アレルギーの人
前述でも説明したように、金属アレルギーのある人はチタンや樹脂などアレルギーを起こしづらいファーストピアスを選びましょう。まれにチタンでもアレルギーを起こす人もおり、あらかじめ検査することも可能ですので、必ず医師に相談してください。

2.アトピー性皮膚炎の人
重度のアトピー性皮膚炎の人は、肌の保護バリアが弱っていて刺激に弱いため、金属や消毒薬の刺激で皮膚トラブルを起こしてしまう可能性があります。1ヶ月間は夜に寝ている間もファーストピアスをつけている必要があるため、ピアスホールをあけても問題ないか医師に確認すると安心です。

3.アルコールにアレルギーのある人
ピアスの穴をあけてから1ヶ月間は毎日消毒が必要になりますので、アルコールにアレルギーを持っている人も注意が必要です。他の薬剤で消毒することも可能ですので、その点もクリニックで相談するといいでしょう。

ピアスの穴あけに関するよくある質問

ここでは、ピアスの穴あけに関してよく耳にする質問について解説します。

ピアスの穴をあけた日にお風呂に入っても大丈夫?

ピアスの穴をあけた当日からお風呂に入って問題ありません。むしろ、ピアスの穴をあけた直後は耳たぶ付近を清潔に保つ必要がありますので、お風呂に入ってしっかり洗浄してください。

ピアスホールの周りを洗う際は、ファーストピアスを前後に優しく動かしながら、ぬるめのお湯で洗います。お風呂からあがったら、ティッシュや綿棒で水滴をよくふき取り、よく乾かしてください。

ピアスの穴をあけたところがぐじゅぐじゅしているのは大丈夫?

ピアスホールをあけた直後は、皮膚組織から一時的に分泌液が出てくることがあります。1週間程度で治まるようであれば、化膿しているわけではありませんので問題ないでしょう。

ただし、ぐじゅぐじゅがいつまでも治らなかったり、痛みや腫れを伴う場合は、炎症を起こしている可能性が高いです。すぐに受診して、医師に相談してください。

穴が完成する前にファーストピアスが外れてしまったらどうする?

万が一ファーストピアスが外れてしまっても、自分で差し込み直すのはやめましょう。スタッドの先端は耳たぶを貫通できるほど鋭くとがっているため、肌を傷付けてしまいます。

また、1ヶ月間経過するまではピアスホールが完成していない状態ですので、通常のピアスでも無理に付けると中を傷つける可能性があります。一度穴がふさがるのを待ってから、改めてピアスをあけてください。

ピアスの穴をあけるのは痛いですか?

スタッドを刺す瞬間は痛みがありますが、多くの人はすぐに痛みが引くか、中にはほとんど痛みを感じない人もいます。 なかなか痛みが引かない場合にはトラブルの可能性がありますので、早めに医師に相談しましょう。

まとめ

ピアス穴をあけた後の耳たぶは、デリケートな状態です。正しくアフターケアを行わないと化膿や感染症のなどのトラブルにつながる可能性がありますので、ピアスの穴あけは医師のいるクリニックを利用しましょう。

金属アレルギーやアトピー性皮膚炎の人でもピアスをあけることはできますが、ファーストピアスの素材や衛生面には注意が必要です。症状が悪化してしまう可能性もありますので、必ず医師に相談してからチャレンジしてください。

人気記事

新着記事

最新クリニック

Facebook

Instagram

このエラーメッセージは WordPress の管理者にだけ表示されます
Instagram フィードに問題があります。
Click to Hide Advanced Floating Content