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膣がゆるむ原因は?治療法や引き締める方法も紹介

膣のゆるみにより、尿漏れや性交時の満足度の変化などにお悩みの方も多いのではないでしょうか。しかし最近では比較的リスクが少なく、効果が実感しやすい治療が増えています。

そこでこの記事では膣のゆるみの原因や、膣がゆるむことで起こる症状などを解説します。膣のゆるみの治療も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

教えてくれたのは

下田 真理子 さん

認定フェムテックアドバイザー、日本化粧品検定一級取得。 10代からニキビや肌荒れに悩み、大学卒業後、美容コンサルタントとして約15年間従事。お客さまへのカウンセリングや美容師・エステティシャンへの講師としてキャリアを積む。PMSによる感情の起伏や不調に悩んだ経験からフェムテックを学び、現在はフェムテック・美容・健康メディアを中心に執筆や取材を行っている。

膣の構造

膣は子宮と外部の腟口をつなぐ管状の器官です。膣の長さは個人差がありますが、成人女性で7〜8cmほどの長さとされています。筋肉に伸縮性があることで、性行為や出産ができるようになっています。膣内は分泌液によって酸性に保たれており、細菌などの異物の侵入を常に防いでいます。

膣のゆるみの主な原因

膣のゆるみはさまざまな原因により起こります。ここでは、膣がゆるむ主な原因について紹介します。

加齢

加齢とともに骨盤底筋の弾力が低下することが膣のゆるみにつながります。骨盤底筋は骨盤の底部に位置し、骨盤内臓を支える重要な筋肉です。女性ホルモンであるエストロゲンの減少は骨盤底筋や膣壁に影響し、膣のゆるみを引き起こします。

閉経後の女性はエストロゲンの急激な減少により膣が萎縮しやすく、膣のゆるみを引き起こすのです。加齢による膣のゆるみは、性交時の満足度の低下や尿漏れなどの症状を引き起こす可能性があります。

出産

出産によって膣がゆるむのは、骨盤底筋が伸ばされることが原因です。

妊娠中、赤ちゃんや子宮は骨盤底筋によって支えられていますが、出産によりこの筋肉が引き延ばされます。特に自然分娩の場合大きな力が膣と骨盤底筋にかけられます。出産後はこの筋肉が完全に元に戻らず、その結果、筋肉組織の弾力性が損なわれ膣のゆるみにつながるのです。

運動不足

骨盤底筋は身体の他の筋肉と同様に、運動不足によって衰える可能性があります。特に、骨盤底筋は意識しないと動かしにくい部位です。運動不足によって骨盤底筋の衰えが起こると、膣の支える力が低下し、膣の緩みにつながります。

膣がゆるむことで起こる症状

ここでは、膣がゆるむことで起こる典型的な症状をご紹介します。当てはまる症状がないか、ぜひ確認してみてください。

尿漏れ

膣のゆるみによって膣壁や尿道を支える筋肉が衰えると、尿漏れしやすくなります。加齢や出産、運動不足などにより骨盤底筋の力が低下すると、尿道や膀胱を支える筋肉が弱くなり、尿漏れが起こりやすくなるのです。そのため、くしゃみや咳をするときなどに尿漏れしやすくなります。

膣なら(ちなら)

膣ならとは、膣から空気が抜ける際に発生する音のことです。これは膣から発せられる空気音で、「膣排気音」や「クイーフ現象」とも呼ばれます。膣ならは、おならとは異なり、臭いがなく単なる空気の出入りによるものです。

膣ならが発生する原因としては、運動中や性行為中、タンポンや月経カップ使用時などに膣内に空気が入ることが挙げられます。膣ならは生理現象のひとつなので、一般的には健康上の問題はありません。

性交時の満足度の低下

性交時の満足度低下は個々によって異なるため、個人の感覚の差はあります。しかし、骨盤底筋の力が低下すると膣の締め付け力が弱まり、性交時の摩擦が減少することで、性交時の刺激を感じにくくなる可能性があります。

骨盤臓器脱(性器脱)

骨盤臓器脱とは子宮、膀胱、直腸などの骨盤内の臓器が骨盤底筋の衰えによって膣から外に出てきてしまう状態です。骨盤は筋肉で子宮や膀胱を支えていますが、出産や加齢によって骨盤底が傷んでしまうと支えられなくなり、膣から骨盤内の臓器が落ちてしまうのです。

症状には座ると異物感を感じる、尿漏れ、便秘などがあり、特に、出産経験のある女性に多く見られます。

膣のゆるみは膣トレで対策しよう

膣トレは膣圧を上げ、膣周りの筋力を高める効果が期待できます。膣のゆるみが気になる場合は、骨盤底筋など膣周りの筋肉を鍛えることが大切です。

短期間で劇的に引き締まるものではありませんが、日常的に取り組んで継続することで効果が期待できます。特に、出産経験のある方や尿漏れが気になる方におすすめです。

専用の膣トレグッズを使用する方法もあるので、膣の引き締めを意識して骨盤底筋を鍛えていきましょう。

膣のゆるみの治療

膣のゆるみを根本からアプローチしたい場合の治療法を3つ紹介します。メリットやデメリットも含めて紹介するのでぜひ参考にしてください。

インティマレーザー

インティマレーザーは、レーザー照射によって膣壁のコラーゲン産生を促し、膣の締まりを改善していきます。膣の引き締めだけでなく、膣周りの黒ずみや尿漏れのお悩みにも適している治療です。

年齢層が幅広く、妊娠を希望する方やご年配の方まで受けることが可能です。施術は複数回必要になりますが、1回の治療時間が短く痛みやダウンタイムが少ないため、日常生活にすぐに戻れる点がメリットです。

エムセラ

エムセラ(EMSELLA)は2020年に発売された機器で、アメリカやEUなど25か国で認可の下りている治療法です。骨盤底筋群を鍛えることができ、服を着たまま機器に座るだけで治療できます。

治療中に本を読むこともできるため、骨盤底筋群を自分で鍛えることが難しい場合でも手軽に始められる治療です。

治療時間は約30分で1回でも効果を実感できることがありますが、基本的には1クール6回受けることが推奨されています。

ヒアルロン酸注入

肌の弾力を司るヒアルロン酸は、膣にも安全性の高い治療法です。ヒアルロン酸を膣壁に注入することで膣壁をふっくらと厚くさせます。膣内がボリュームアップすることで引き締まり、ゆるみの改善につながります。

注入する施術のためダウンタイムがほとんどなく、大きな傷跡が残ることもありません。ヒアルロン酸は時間とともに体内に吸収され、効果は約2年ほど続くとされています。継続していく必要はありますが、手軽に膣の引き締まりがほしい方に適しています。

産後や年齢によるゆるみ改善、膣乾燥による不快感の改善、性感度を高めたい方はぜひ検討してみてください。

膣のゆるみに関するよくある質問

ここでは、膣のゆるみについてのよくある質問にお答えします。膣のゆるみに関してより詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

膣のゆるみに対する治療に保険適用できますか?

膣のゆるみに対する治療は、自由診療です。医療保険が適用されないため、治療にかかる費用は全額自己負担になります。施術方法によっては費用が高くなるケースがあるため、治療を受ける前に、あらかじめ最終的に必要になる費用を把握しておくことをおすすめします。

膣のゆるみはパートナーが満足できないことにつながりますか?

膣のゆるみが性交時の満足度低下につながる可能性はありますが、膣のゆるみだけが直接的に満足度につながるとは断定できません。

性的満足度は感情の結びつきや愛情表現、コミュニケーションなど、多くの要因に影響を受けます。そのため、膣のゆるみが性生活の満足度に影響を与える可能性はあるものの、それは一部に過ぎないでしょう。

性行為を頻繁に行うと膣はゆるくなりますか?

性行為を頻繁に行っても、基本的には膣がゆるむことはありません。前述の通り、膣がゆるむ大きな原因は加齢や出産、運動不足です。経験人数や回数に比例して膣もゆるんでいくことはないので、過度に心配しないようにしましょう。

膣のゆるみを改善して快適な生活を送ろう

膣がゆるむ主な原因は加齢や出産であり、運動不足も影響します。膣がゆるむと尿漏れや性交時の不快感が生じ、治療法として膣トレやインティマレーザー、エムセラ、ヒアルロン酸注入が挙げられます。治療は保険適用外のため、あらかじめ費用を確認しておくと安心です。

膣の悩みは身近な人に相談しにくいものですが、治療をすることで今まで以上に自分に自信が持てるきっかけになります。気になる方は、ぜひクリニックで相談してみてください。

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