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タトゥー除去の方法は?痛みや保険適用できるかも解説

「好みが変わったので以前入れたタトゥーを除去したい」「時間の経過とともにタトゥーが変色したので除去したい」と思われている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、タトゥーを除去する方法や痛み、保険適用できるかどうかについて詳しく解説します。 さらに、副作用についても解説するので、タトゥーの除去を検討している方はぜひ最後までチェックして参考にしてみてください。

タトゥー除去とは

タトゥーは皮膚の深い層である「真皮層」にインクを入れていきます。皮膚の奥の層に色を入れていくため、皮膚を洗っても時間とともに自然に消えることはありません。

タトゥー除去のためには皮膚の奥からインクを取り除く必要があり、従来では綺麗に消せずえないケースも多くありました。

しかし技術が進歩したことで、今ではタトゥー除去も綺麗にできるようになりました。

ちなみに、タトゥーの日本語訳は「刺青」です。刺青は和風なイメージがありますが、刺青とタトゥーは同じもので、両者に大きな違いはないとされています。

また、タトゥーに似たものに「アートメイク」が挙げられますが、両者の違いは、色を入れる皮膚の層です。アートメイクはタトゥーよりも皮膚表面の浅い層に色を入れます。そのため、刺青は時間と共に消えることはありませんが、アートメイクは数年経つと自然と消えていくという明確な違いがあります。

タトゥーを除去する方法は?

一度入れたタトゥーは消すことができないと思われるかもしれませんが、レーザーや外科手術である切開により除去が可能です。

レーザーのメリットはメスを使わないためダウンタイムが少なく、傷跡を残さずに除去できることです。

レーザーは特定の色素に反応しピンポイントにアプローチし、周囲の組織にはダメージを与えないため安全性に優れている特徴があります。レーザーを照射しインク部分を破壊して少しずつ除去していきます。

主なレーザーの種類は、ピコレーザーが挙げられます。最新技術により今まで消しにくいとされていた青色や緑色などのインクにもアプローチできるようになったことで、除去後の皮膚は自然な状態に近づくようになりました。

レーザーでのタトゥー除去は以下の方に向いています。

・ダウンタイムの少ない治療を希望する方
・傷跡を残したくない方
・皮膚へのダメージが少ない治療を希望する方


治療回数は色の種類や色素量により異なりますが、レーザーは皮膚への負担が少ないため、1か月に1度の施術を目安にしましょう。レーザー治療の場合は切開する施術に比べて肌負担が少なく、1回の施術時間も短く済みます。

また、切開によるタトゥー除去は、タトゥーのサイズが小さめで、色がしっかりと入っている場合に向いています。

1回の手術で切除する「単純切除術」と、2回以上に分ける「分割切除術」があり、タトゥーのサイズや形状により異なります。デメリットとしては、切開するため手術痕が残ること、術後3〜6ヵ月は赤味がでやすいことが挙げられます。

タトゥーの大きさや状態により、医師と相談の上最適な方法を検討しましょう。

レーザーによるタトゥー除去の痛みはどのくらい?

痛みに関しては個人差がありますが、輪ゴムで強くパチンと弾かれたような痛みがあるため、過度な心配をする必要はありません。

しかし、範囲の広いタトゥーに照射する場合や痛みに弱く不安な方は麻酔テープやクリームで対応してもらえるクリニックもあります。気になる方は痛みを我慢せず、担当医師に相談しましょう。

タトゥー除去は保険適用できる?

タトゥーや刺青の除去を目的とした単純切除の施術は、保険適用外です。

そのため、治療にかかる費用は全額自己負担になります。いくつかのクリニックでカウンセリング時に相談した上で、予算との兼ね合いを検討し、判断すると良いでしょう。

タトゥー除去の施術の流れ

ここでは、タトゥー除去の施術の流れを紹介します。クリニックにより細かな流れは異なるため、一般的な流れとして参考にしてみてください。

1. カウンセリング
まずはカウンセリングを行います。肌状態に最適な治療法を選定していきます。施術回数や予算なども丁寧に説明を受けましょう。疑問点など些細なことも納得のいくまで相談することが大切です。

2. 麻酔
痛みを感じにくくなるよう局所麻酔や麻酔クリームを使用します。肌やタトゥーの状態によっては、冷却だけで痛みが軽減できる場合もあります。

3. レーザー照射
色素の濃さや種類に合わせてレーザー照射します。施術時間はおおよそ10〜20分ですが、照射範囲により大きく異なります。最適な出力を設定し、適切な照射を重ねます。

4. 冷却、処置
照射部分を冷やしクールダウンさせます。全体に軟膏を塗布し、テープやガーゼで保護します。

5. アフターケア
施術当日は入浴や激しい運動、マッサージは避けましょう。 再照射が必要な場合もあるので、今後の治療計画や通院の必要性などを確認しましょう。

治療後はレーザー照射部位には、薄いカサブタができますが、自然に剥がれるまで無理に剥がさないようにしましょう。日焼けは避け、外出の際は必ず日焼け止めを使用する必要があります。

タトゥー除去に関するよくある質問

ここでは、タトゥー除去に関して多く寄せられる質問にお答えしていきます。

レーザーが照射できない場合はある?

タトゥーの色調によって、レーザーの効果が出にくかったり、レーザーを当てたことで変色する可能性があります。その際はレーザー治療はできないため、医師と相談し他の方法を検討しましょう。

タトゥー除去の副作用やダウンタイムはある?

レーザー治療の場合は、痛み・発赤・熱傷・炎症後色素沈着などの可能性があります。レーザーを照射した部分に数日〜1週間程度赤み、軽い腫れなどのダウンタイムがある可能性も考えられます。ダウンタイムを考慮した上で施術日のスケジュールを組むようにしましょう。

タトゥー除去ができない人はいる?

タトゥー除去は以下に該当する方は受けられません。

・妊娠中の方
・体内に金属類や機械類のある方
・ペースメーカーを使用している方


最終的な判断は医師による診断を受けた上で決めていきましょう。

入院・通院の必要はある?

入院は必要ありません。
広範囲のタトゥーを除去する場合は1度だけですべてを取り除くのは難しいため、肌状態に合わせて通院が必要になることもあります。仕事や日常生活は普段通り行えるため、日常生活に特に支障はないと考えて良いでしょう。

傷跡は残る?

レーザーでタトゥーを除去する場合は傷跡は残りません。
ただし、術後に日焼けをすると色素沈着の可能性があります。紫外線対策には十分に気をつけましょう。

タトゥー除去して理想的な素肌を叶えよう

タトゥー除去はレーザー治療により、今までのような大がかりな手術の必要がなく、体への負担が少なく除去できるようになりました。
場合によっては綺麗に除去するまで回数を重ねる必要がありますが、メスを使わないため傷跡が残りにくいのが特徴です。また、一度の施術の時間が短い方が良いという魅力もあります。

「以前入れたタトゥーが好みに合わなくなったので消したい」と除去を考えている方は、前向きに検討してみてはいかがでしょうか?

治療内容や予算など、まずはクリニックにて相談しましょう。

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