ソフウェーブ 超音波治療器の仕組みと期待できる効果
「目元のシミやたるみを改善したい」「リフトアップしたい」このように悩んでいる方は、次世代ハイフと呼ばれるソフウェーブを試してみるのはいかがでしょうか。
これまでハイフやウルセラが、たるみ改善の医療機器として数多く使われてきました。それに代わって登場したソフウェーブ。ハイフやウルセラと同様、超音波を使った治療法です。この記事では、ソフウェーブの仕組みや効果について詳しく解説します。
- 1. ソフウェーブとは
- 2. ソフウェーブの5つのメリット
- 2-1. 引き締め効果が実感しやすい
- 2-2. 目の周りや首にも照射可能
- 2-3. キメのあるハリ肌
- 2-4. 脂肪減少がない
- 2-5. ダウンタイムがほとんどない
- 3. ソフウェーブとハイフとの違い
- 4. ソフウェーブの効果が期待できるお悩み
- 5. ソフウェーブと併用するとよい施術
- 5-1. エレクトロポレーション
- 5-2. ハイフ
- 6. ソフウェーブのリスクとデメリット
- 7. よくある質問
- 7-1. どれくらいの頻度でうけるのが効果的ですか？
- 7-2. 効果はどれくらい続きますか？
- 7-3. 施術にかかる時間はどれくらい？
- 7-4. 痛みはありますか？
- 7-5. お化粧はいつからできますか？
- 8. まとめ
ソフウェーブとは
ソフウェーブは、肌を切らずにシミやたるみの改善に期待ができる次世代ハイフとして登場した医療機器です。サーマクールやウルセラは点状による加熱エネルギーで深層へ照射していましたが、ソフウェーブはSUPERB（スパーブ）と呼ばれる超音波で、真皮中層の0.5～2.0mmに対して円柱状に加熱を行います。
強力なタイト二ングと同時にコラーゲンの生成を促し、引き締めやハリを引き起こす画期的な美容施術です。アメリカのFDAの認証を取得済みで、肌質改善やリフトアップの効果が臨床試験により認められています。
ソフウェーブの5つのメリット
2009年にウルセラが登場してから、しわやたるみ改善の治療法としてハイフは長く支持されてきました。ソフウェーブの開発により、ハイフが苦手としていた部分の治療も行えるようになり、より治療の幅が広がりました。ソフウェーブには、以下にあげたハイフにない5つのメリットがあります。
引き締め効果が実感しやすい
ソフウェーブもハイフと同様にsmas（スマス）と呼ばれる筋膜に熱を加え、引き締め効果を狙う施術です。シワに効く皮下0.5～1.5ｍｍ、たるみに効く1.5～2.0ｍｍの真皮中層へ60～70度の強力な熱でアプローチします。それにより、両方の引き締め効果が実感できます。1ショットでスパーブ7本を同時並行照射することが可能となり、ハイフの点状照射より強力な熱エネルギーを発します。熱がコラーゲンの産生と収縮を促すことで、引き締めの要因となるタンパク質の凝固が起こるのです。
目の周りや首にも照射可能
従来のハイフに対して、ソフウェーブでは真皮0.5mm〜2.0mmへ有効な熱量を与えるため、目の周りや首に照射が可能です。従来のハイフは1.5mm、3.0mm、4.5mmの3つの層へ照射を行います。ただし、この深部への照射は筋肉や神経損傷のリスクがあり、目や首への利用が難しいとされていました。
ソフウェーブの照射対象エリアである、シワに効く0.5mm～1.5mm、たるみに効く1.5mm〜2.0mmは、リスクが低いとされています。
キメのあるハリ肌
ソフウェーブの独自超音波ビームであるスパーブが、真皮の層を圧倒的な熱量で温めます。これにより、キメ細かいハリ肌への改善が期待できます。ソフウェーブには真皮コラーゲンの増殖・収縮を引き起こし、同時にシワやたるみを引き締める効果があるからです。施術後には、しっとりと滑らかな肌を実感することができます。
脂肪減少がない
真皮層をターゲットに0.5～2.0mmへ照射するため、脂肪層の深部にまでスパーブの熱が届くことはありません。肌質改善を行うことで、脂肪が減少してしまい老けて見えるのが心配という方もいるでしょう。しかし、ソフウェーブなら深部にまで熱を与え脂肪が減少してしまうというデメリットを避けることが可能です。
ダウンタイムがほとんどない
ソフウェーブは肌を切らず、超音波で熱を与える施術です。そのため腫れや痛み、熱傷などのリスクが低いとされています。施術後のダウンタイムはほとんどないため、翌日から仕事やプライベートの約束があっても気になりません。気軽に施術の予定が組めるのもメリットです。
ソフウェーブとハイフとの違い
ソフウェーブとハイフの大きな違いは、照射方法と熱を与えるエリアです。それにより施術を行える部分や副作用のリスクも変わります。
まず、ハイフの照射方法は、ドットと呼ばれる「点状」に熱を加えて引き締めを起こす施術です。1ショットで17～23ポイントに連射します。皮下4.0～5.0mmをターゲットに熱を加えるため、筋肉や神経損傷の危険があります。
ソフウェーブの照射方法は、直径1.5mmｘ長さ4.0mmの円柱状に7個、同時に熱を加えていきます。照射エリアは真皮浅層0.5～2.0mmを狙い、シワやたるみの引き締めを狙う施術です。
次に照射エリアの違いです。タンパク質の凝固温度は60～70度がベストであることがわかっています。ハイフは照射エリアが深いため、副作用のリスクを考えると照射できない部分がありました。しかし、ソフウェーブの登場により目や首への照射が可能
ソフウェーブの効果が期待できるお悩み
ソフウェーブの効果は、さまざまな悩みを解決することに期待ができます。
・顔のシワやたるみ
・目や首のシワやたるみ
・あご下のたるみ
・毛穴の開きやキメの粗さ
・脂肪減少による老けた外見
ソフウェーブのスパーブが真皮中層へ熱エネルギーを与えることで、コラーゲンの産生・収縮を促し、シワやたるみの肌質改善を引き起こします。
ソフウェーブと併用するとよい施術
真皮層への照射にとどまる非侵襲性の施術のため、他の美容術との併用がしやすいのもポイントです。ソフウェーブだけでも肌質改善は十分に期待できますが、ここではさらに併用して美肌を目指せる施術を紹介します。
エレクトロポレーション
エレクトロポレーションの施術をソフウェーブと併用することで、より効果的に美肌が期待できます。エレクトロポレーションは、別名「電気穿孔法」と呼ばれています。微弱の電圧をかけることで肌に一時的に小さな穴をあけ、美容成分を肌の奥まで浸透させる施術です。
通常の肌表面はバリア機能が働いているため、高分子有効成分やヒアルロン酸、コラーゲンなどのイオン化できない成分は、バリア機能を壊して肌の奥への浸透が不可能です。しかし、エレクトロポレーションの施術を行えば大きな分子の美容成分でも、小さな穴から肌の奥まで浸透させることができます。
効果は浸透させる美容成分によって変わりますが、シミやニキビ跡、うるおいの改善が期待できます。肌にあけた穴はすぐにふさがるため、ダウンタイムの影響もありません。
エレクトロポーション 細胞内まで美容成分を浸透！ニキビ跡など幅広い悩みに
ハイフ
ハイフはソフウェーブでは届かない皮下深部3.0〜4.5mmへの加熱が可能です。肌のたるみを改善する深部へ強い熱エネルギーを与え、より強力な引き締め効果を期待できます。60～70度で筋膜を凝固させてリフトアップを狙います。ソフウェーブ同様、切らずに施術ができるためダウンタイムはほとんどありません。
【体験取材】ハイフの小顔効果は？痛みやダウンタイムは？
ソフウェーブのリスクとデメリット
施術時は、先端に強力な冷却装置がついています。そのため熱傷のリスクは軽減されますが、まれに赤みや痛みが残ることもあります。数時間ほどで解消されますが、症状が続く場合は医師へ相談しましょう。また、ソフウェーブは薬機法上の承認を受けていないため診療は全額自費で行われます。
よくある質問
どれくらいの頻度でうけるのが効果的ですか？
たるみ改善は半年に1回が目安です。シワ改善なら、最初は1ヶ月に1回の間隔で3回ほど受けると効果的でしょう。
効果はどれくらい続きますか？
ソフウェーブのスパーブにより、真皮コラーゲンの造成を促しますが、定着までに時間がかかります。そのため、施術後1～2ヶ月を目安に約半年ほど効果が持続するとお考えください。
施術にかかる時間はどれくらい？
施術そのものは顔だけで30分、首まで行なうと40分ほどです。施術を行う部分や医療機関によって異なります。施術を希望される場合は、一度医療機関に確認してみてください。
痛みはありますか？
痛みの強さには個人差があります。ソフウェーブの先端に強力な冷却機能がありますが、照射部位により痛みを感じる強さは異なります。施術途中でも麻酔はできるので、痛みを感じる時は医師に相談しましょう。
お化粧はいつからできますか？
基本的にダウンタイムはないため、施術後すぐにメイクができます。
まとめ
次世代ハイフと呼ばれているソフウェーブは、独自の超音波ビーム・SUPERB（スパーブ）でシワやたるみ改善が期待できる医療機器です。圧倒的な熱量で皮下0.5～2.0mmの真皮中層に円柱状の熱を加え、コラーゲンの産生や収縮を促し、肌に引き締め効果をもたらします。
他の施術と組み合わせて、より美肌への効果的な治療も可能です。ソフウェーブによるシワやたるみのタイトニング効果が気になる方は、施術ができる美容医療機関へご相談ください。
【参考サイト】
1）ソフウェーブ｜美容皮膚科のクロスクリニック銀座
https://www.cross-clinic.com/tarumi/m_sofwave.html
2）画期的な超音波技術「SUPERB™（スパーブ）」による 最新タルミ＋美肌治療
https://www.drsato02.com/chiryou/sofwave/
3）ソフウェーブ｜たるみ治療なら美容皮膚科すなおクリニック(京都)
https://sunao-clinic.com/medical/sofwave
4）ヒアルとハイフとソフウェーブ｜ 院長ブログ | 咲くらクリニック
https://www.sakura-clinic.jp/blog/2021/12/03/6202/
5）アジア初導入！最新たるみ・しわ治療器「ソフウェーブ」｜クロスクリニック銀座（美容 皮膚科）
http://www.crossclinic.jp/article/16362651.html
6）ソフウェーブ｜松戸の皮膚科・形成外科・美容皮膚科ならシャルムクリニック
https://www.charme-clinique.jp/services/sofwave.html
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