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イデバエ注射 話題のエイジングケア!しわ・たるみの改善

イデバエ注射とは、リフティングによるしわ・たるみの改善や美肌効果が見込める注射です。メスを入れることなくエイジングケアができるため、「最近しわやたるみが気になりはじめた」「手術には抵抗がある」といった方の間で話題になっています。

この記事では、イデバエ注射の概要や効果、他のエイジングケア注射との比較などを解説します。

イデバエ注射とは

イデバエ注射とは、イタリア発祥の美容薬剤を使用した注射です。
メスによる手術をすることなく、薬剤を注入することでリフトアップ、引き締め、美肌の3つの効果が期待できます。そのため、切らずにエイジングケアができるという特徴があります。

イデバエの構成成分は、高い抗酸化力を持つ「イデベノン」と筋収収縮作用のある「DMAE(ジメチルアミノエタノール)」の2種類です。

イデベノンの力で肌の若々しさをサポートし、DMAEが筋肉の緊張を高めることによりリフトアップや引き締め効果が見込めます。総合的なエイジングケア、美肌ケアとして注目されています。

イデベノン

イデベノンは、サプリメントや化粧品などに広く使われる「コエンザイムQ10(CoQ10)」と類似した成分です。、コエンザイムQ10の3倍以上もの抗酸化力を持っており、注目を集めています。

酸化とは、物質が酸素と結びつく化学反応を指し、金属のサビも酸化によるものです。私たちの身体は、紫外線や喫煙、過剰な運動、ストレスなどによって「活性酸素」を生成します。

活性酸素は、さまざまな物質と結びついて酸化させる性質のある物質です。年齢を重ねるにつれて活性酸素から身体を守る働きが低下し、肌がサビてしまうのです。

肌が酸化すると、、「コラーゲン」や「エラスチン」の生成と関係する「線維芽細胞」がダメージを受けます。コラーゲンやエラスチンは、肌のハリや弾力を与えるたんぱく質の一種なので、酸化によって減少すると、しわやたるみの原因となりかねません。
また、活性酸素は肌の「メラノサイト」を刺激し、メラニンの生成量を増やす作用もあり、しみの原因となります。

このように、、肌が酸化するとしわやたるみ、しみといったエイジングサインが出やすくなり、実年齢よりも上に見えてしまう場合もあるでしょう。イデベノンは強力な抗酸化力により、、肌の老化の原因である酸化を防ぐ効果が期待できます

DMAE

DMAEは、筋肉の動きを司る神経伝達物質「アセチルコリン」が生成する前の段階の物質で、、アセチルコリンの生成を促進します。アセチルコリンは筋肉を収縮する働きがある物質です。年齢を重ねるにつれ減少。たるみができやすくなります。

DMAEを注入することで、皮膚の下の筋肉がキュッと引き上げられ肌が引き締まり、、しわやたるみの改善や小顔効果が期待できます

また、継続して施術を受けることで筋肉が増え、血行やリンパの流れが促進。キメの整ったツヤのある肌へと導きます。

注入方法

イデバエの注入方法は、大きくわけて、「メソセラピー」と「皮下注入」の2種類です。クリニックによって対応できる方法が異なるので、カウンセリング・診察時にしっかり確認するようにしましょう。ここでは、それぞれの特徴をご紹介します。

(1)メソセラピー
頬全体の真皮層から皮下浅層にかけて、薬剤を細かく注入する施術方法です。成分がいきわたりやすく、肌のハリ感が出やすいです。
痛みや腫れ、内出血などのリスクは多少高くなります。痛みが気になる場合は、ブロック麻酔注射をすることで、痛みをおさえられるでしょう。

(2)皮下注入
皮下注射は、「マイクロカニュレ」と呼ばれる血管や神経を傷つけないよう先端が丸くなった柔らかい針を使用して、皮下浅層に均一に注入する方法です。痛みは多少あるものの、針を刺す回数が少なく、ダウンタイムはほぼありません。

こんなお悩みの方に

・年齢とともに顔のたるみやしわ、しみなどが気になってきた
・しわやたるみが気になるけど手術はしたくない
・毛穴のたるみが気になる
・肌全体に加齢を感じるので総合的にケアしたい
・エイジングケアをしたいけど時間がない
・痛みや腫れなどダウンタイムが気になる
・エステやホームケアを試しても満足のいく結果が出なかった

メリットや効果

イデバエ注射の主な効果やメリットをご紹介します。

(1)総合的なエイジングケアができる
他の美容施術のなかには、たるみだけといったように1つの効果しかないものも少なくありません。

イデバエ注射は、しわやたるみ、しみなどの肌悩みの改善やリフトアップや引き締めによる小顔効果など幅広い効果が期待できます。]また、毛穴のたるみを解消することで、開いた毛穴を引き締めることも可能です。さらに、酸化をおさえることにより、若々しくツヤのある肌が保てるでしょう。

忙しくていろいろな美容施術を受けられない方でも、しっかりトータルケアが可能です。

(2)さまざまな部位をケアできる
ほうれい線やフェイスラインをはじめとする顔や首、二の腕、手の甲、バスト、お尻など、さまざまな部位に注入し、たるみやしわ、肌悩みをケアします。
年齢が現れやすいと言われている首や手のエイジングケアもでき、若々しい印象へと導きます。

(3)効果を早めに実感できる
早ければ施術から3日ほどで、引き締まりやハリ感の向上などの効果を徐々に実感できる場合があります。

(4)ダウンタイムがほとんどない
メスを入れずに注射のみで施術するため、ダウンタイムが短く、腫れもほとんどありません。通常は施術後すぐにいつも通りの生活ができるため、仕事などで忙しくても、問題なく施術できます。

(5)リスクが少ない
注射で薬剤を注入するため、メスを使う必要がなく、身体への負担が少ない美容施術です。また、薬剤に含まれるイデベノンとDMAEは、どちらも人間の体内で代謝・分解される成分です。さらに現在のところ、重い副作用の報告はありません。

デメリット

イデバエ注射のデメリットは下記の通りです。

(1)乾燥や脂肪によるたるみ・しわには適さない
イデバエ注射は、筋肉を引き締めることでたるみやしわを改善に導く施術です。そのため、年齢を重ねることによる筋肉の衰えによるたるみや深いしわには効果的です。
しかし、肌の乾燥による浅いしわや皮下脂肪の増加によるたるみの改善には、あまり適していません。カウンセリング・診察時にたるみやしわの状態をチェックしてもらい、適切な施術を選びましょう。

(2)施術サイクルが短く金銭的負担がある
効果を持続させるために、2~3ヶ月おきにコンスタントに施術を受けるケースが多いです。部位や施術を受けるクリニックにもよりますが、1回あたりの費用の相場は2万~6万円なので、金銭的負担が気になる方も多いでしょう。

他のエイジングケア注射との違い

イデバエ注射以外の、たるみやしわを改善する効果が期待できる注射の代表的なものとして「ヒアルロン酸注射」や「ボトックス注射」があります。それぞれの施術との違いについて解説します。

ヒアルロン酸注射

しわやほうれい線といった気になる部分に、ジェル状の「ヒアルロン酸」を注入する施術です。
年齢を重ねるにつれ、脂肪や筋肉の減少により垂れ下がった部分に注入することで、ボリュームがアップし、リフトアップ効果が期待できます。

イデバエ注射が、筋肉の引き締めによってたるみやしわを解消するのに対して、、ヒアルロン酸注射は、物理的にボリュームを増やすことで、たるみやシワを解消します。そのため、ヒアルロン酸注射は、顔全体のケアよりも部分的なケアに向いています。また、、イデバエ注射のような抗酸化作用はありません
歴史のある美容施術のため、イデバエ注射よりも取り扱っているクリニックが多く、クリニック探しがしやすいのがメリットです。
また、使用する薬剤にもよりますが、半年から1年程度効果が続くので、施術サイクルも長めです。

ボトックス注射

ボトックス注射は、ボツリヌス菌から毒素を抜いて抽出しタンパク質である「ボトックス」を注入する施術です。ボトックスには、神経伝達物質であるアセチルコリンの放出をおさえて、表情筋の収縮を抑制する作用があります。イデバエ注射と逆の働きをする注射だと言えるでしょう

顔の深いしわは、表情筋の動きによって皮膚に跡がつくのが原因でできるしわです。ボトックス注射で表情筋の動きを抑えることで、シワを予防できます。
また、顔の組織を下に引っ張る筋肉にのみボトックスを注入することで、たるみを防ぐ効果もあります。
ボトックス注射も、部分的なケアに向いていて、抗酸化作用はありません。また、ボトックスの効果は3~4ヶ月ほど持続します。

ヒアルロン酸と同様、歴史の長い美容施術で多くのクリニックで施術が受けられます。

このように、、イデバエ注射とヒアルロン酸注射、ボトックス注射では、メカニズムや効果などが異なります。比較検討して、自分の悩みに合った施術を選びましょう。

施術の流れ

(1)カウンセリング・診察
悩みや理想の状態、身体のコンディションなどを詳しくヒアリングして、イデバエ注射が適しているか、注入箇所をどこにするか、トータルの施術回数などを提案します。注入によるリスクやデメリットなども、カウンセリング・診察時に説明します。

(2)洗顔
顔に注入する場合は、洗顔してメイクを落とします。

(3)麻酔
痛みが気になる場合は、痛みを軽減する表面麻酔や心身の緊張や不安を和らげ痛みを感じにくくする笑気麻酔などの麻酔をしたうえで施術を行います。麻酔が効き始めるまで、約30分ほど待ちます。
クリニックによって取り扱っている麻酔の種類や料金は異なるので、カウンセリング時に確認しておきましょう。

(4)注射
薬剤を注入していきます。じわっとした痛みがあるので、注入する部位をしっかり冷やしながら施術し、痛みを和らげます。

(5)施術終了
注入した箇所の血が止まっていることを確認し、異常がなければ施術終了です。イデバエの注入後は、ジンとするような痛みが少し続くので、状態によってはクーリングして落ち着かせます。

施術時間

注射自体にかかる時間は、約5~10分です。麻酔をする場合は、麻酔の効果が出始めるまで待つ必要があるため、30分ほど施術時間が長くなります。
カウンセリング・診察や準備を入れても、1時間かからないくらいなので、時間がない方でも効率的にケアが可能です。

ダウンタイムや注意事項

痛み

注入中はじわりとした痛みがあり、注入後はじんじんとほてるような痛みがあります。しかし、大きな痛みではありません。適切な麻酔を使用することで、痛みを最小限におさえることが可能です。

ダウンタイム

ダウンタイムはほとんどありません。注入後の痛みも、多くの場合はその日のうちに落ち着きますが、翌日まで多少痛みが残るケースもあります。また、まれに腫れや赤みが出る場合もあります。

さらに、注射針が小さな血管にあたって傷つくと、皮膚の下で内出血が起き、紫色になることがあります。しかし、あくまで一時的な症状で、1~2週間ほどで内出血は引いていきます。

基本的にイデバエ注射はダウンタイムが短いので、異常が続くようであれば早めに医師に相談しましょう。

施術頻度

施術した後、すぐにメイクができます。ただし、リキッドタイプのファンデーションは針穴に入り刺激やトラブルにつながる可能性があります。施術当日は、パウダーファンデーションの使用をおすすめします。

施術後の注意事項

施術した後、すぐにメイクができます。ただし、リキッドタイプのファンデーションは針穴に入り刺激やトラブルにつながる可能性があります。施術当日は、パウダーファンデーションの使用をおすすめします。

当日の入浴に関しては、洗顔や軽いシャワーは可能です。血行がよくなると内出血のリスクが高まるため、当日中は長く湯船につかることやサウナ、ホットヨガ、激しい運動、アルコールなどは避けましょう。施術部位を冷やすと、よりリスクを軽減できます。

施術後はデリケートな状態になっているので、施術後1週間は強く押したり、フェイシャルマッサージをしたりといったことは控えてください。

また、同じ部位に光やレーザーなどを照射する場合は、原則的に2週間空けるようにします。施術箇所に美容施術などをする予定がある場合は、あらかじめ医師に確認しておくとトラブルを避けられます。

こんな方は受けられません

・妊娠中・授乳中の方
・妊活している方
・該当する薬品にアレルギーのある方 など

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