ボルニューマとは？ハイフ、サーマクールとの違いや期待できる効果
たるみやしわが目立ちはじめ、エイジング対策が気になり始めたという方もいるのではないでしょうか。特に、頬のたるみは老けて見える原因の一つです。
たるみ改善には様々な方法があります。中でも、近年注目を浴びている美容医療がボルニューマです。
従来のたるみケアであるハイフやサーマクールとは、どのような点が異なるのでしょうか。本記事では、ボルニューマの効果やメリット、デメリットについて詳しく解説します。
- 1. ボルニューマとは？
- 1-1. 高周波とは？
- 1-2. ハイフとの違い
- 1-3. サーマクールとの違い
- 1-4. サーマジェンとの違い
- 2. ボルニューマに期待できる効果やメリット
- 2-1. たるんだ肌を引き締める
- 2-2. 肌のハリを出し滑らかに保つ
- 2-3. 顔全体に照射できる
- 2-4. 痛みがほとんどない
- 3. ボルニューマのリスクや副作用
- 4. ボルニューマが受けられない人
- 5. ボルニューマの効果を実感しやすくする方法
- 5-1. 定期的に施術を受ける
- 5-2. ハイフと併用する
- 5-3. 施術後はしっかりケアする
- 6. ボルニューマに関するよくある質問
- 6-1. 麻酔は必要ですか？
- 6-2. 効果を実感するまでにどのくらいかかりますか？
- 6-3. 効果はどのくらい継続しますか？
- 6-4. 施術後に気をつけることはありますか？
- 7. まとめ
ボルニューマとは？
ボルニューマとは、高周波（RF）を用いて顔のたるみや小じわを改善する美容医療機器です。高周波は皮膚の真皮層や脂肪層に熱を発生させ、皮下組織の引き締めやコラーゲンの生成を促します。
ボルニューマは、高周波治療の弱点である痛みを軽減する工夫が施されており、様々な部位に対応できるカートリッジがある点も特徴です。表皮にダメージを与えずに、肌のハリやリフトアップ効果を得られる治療法として、近年、注目を集めています。
高周波とは？
ボルニューマで用いられる高周波は電磁波の一種で、別名「ラジオ波（RF）」とも呼ばれています。周波数の高い電流を当てることで、体内の水分子に摩擦を起こし、熱を発生させることが可能です。この原理を使って、表皮よりも奥の真皮層や脂肪層にアプローチしています。
整骨院の温熱療法などにも高周波が使われているのをご存じでしょうか。このような高周波機器は1MHz以下の出力が一般的です。一方でボルニューマは、6.78MHzという高出力で施術をします。
ハイフとの違い
ボルニューマとハイフは、いずれも真皮層から脂肪層にかけて熱を与え、組織を変性させてたるみ対策を行う美容医療機器です。しかし、施術で使うエネルギーの種類とアプローチ可能な部位は異なります。
ハイフで用いるのは音の波の一種である超音波です。超音波を一点に集中して照射することで、真皮層、脂肪層、皮下組織の奥にある膜のみに熱を与えます。
ボルニューマで用いるのは、前述の通り電磁波の一種である高周波で、ハイフよりも脂肪層全体に照射します。
サーマクールとの違い
ボルニューマとサーマクールは、どちらも6.78MHzの高周波を使う機器です。サーマクールは、強い痛みを感じることが多く、ボルニューマのほうが痛みが少ないと言われています。
ボルニューマの方が部位に合わせられるカートリッジが多く、カートリッジを変えれば、細かい部位の照射もできます。サーマクールはカートリッジの種類が限られており、顔全体に照射する機器だと目元の照射はできません。また、サーマクールよりもボルニューマの方が、費用を抑えられるというメリットもあります。
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サーマジェンとの違い
サーマジェンも、ボルニューマと同じく高周波を使って顏のたるみなどにアプローチする機器です。サーマジェンはボルニューマよりも低出力で、浅い部分の治療を得意としています。真皮層や脂肪層の浅い部分に集中的に加熱し、小じわや毛穴にアプローチします。
反対に、ボルニューマは真皮層から皮下脂肪層全体に照射できるため、サーマジェンよりも高出力です。
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ボルニューマに期待できる効果やメリット
年齢が気になる肌への美容施術は様々ですが、その中でも注目されているのがボルニューマです。ボルニューマには具体的に、どのような効果やメリットがあるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
たるんだ肌を引き締める
肌は様々な要因によって弾力を失い、たるみが生じてしまいます。要因の一つは年齢です。年を重ねると、皮膚からは弾力性を保つコラーゲンやエラスチンが減少し、これが肌のたるみとなります。
ボルニューマは、特殊な高周波エネルギーを肌の深部に届け、真皮層から脂肪層を引き締められる機器です。さらに肌内部のコラーゲンの生成を促す働きもあります。その結果、たるんだ肌が引き締まり、若々しい印象となれるのです。
肌のハリを出し滑らかに保つ
ボルニューマの働きはたるんだ肌を引き締めるだけではありません。施術後は肌の真皮層でコラーゲンが再生成されます。コラーゲンは真皮層の約70％を構成している成分で、肌のハリや弾力を保つのに欠かせません。
年齢とともに減少してしまう成分でもあるため、ふっくらとした肌を維持するには、適切なケアが大切です。ボルニューマを受けると、直接真皮層にアプローチできるため、肌のハリや滑らかさの維持に役立ちます。
顔全体に照射できる
たるみ治療では、部位によっては照射できない機器があります。例えば、目の周りや口の周りなどは、皮膚が薄くて敏感な部位なので、機器によっては治療ができません。
しかしボルニューマなら、顔全体に均一な照射が可能です。4種類の異なるカートリッジを使い分けることで目元や口元など、従来の美容技術では照射が難しかった部位もしっかりとケアできます。
痛みがほとんどない
美容ケアを受ける際、痛みが気になるという方も多いのではないでしょうか。ボルニューマの大きなメリットは、痛みがほとんどないという点です。ボルニューマは、肌の表面を傷つけずに深部にアプローチします。そのため、ダウンタイムがほとんどありません。
施術後はすぐにメイクができ、日常生活に支障をきたすことなくケアを受けられます。忙しい方でもダウンタイムをほとんど心配せず、ボルニューマを利用できるでしょう。
ボルニューマのリスクや副作用
ボルニューマは肌の表面にダメージを与えないため、リスクや副作用がほとんどありません。ただし、高周波の熱によって皮膚の奥では変化が起こるため、ごくまれに赤みや痛み、腫れ、むくみなどが発生することがあります。このような副作用は通常、24時間以内に治まりますが、個人差や部位によっては数日かかる場合もあります。
ボルニューマが受けられない人
ボルニューマは高周波を使った施術機器です。高周波の熱や電流によって体に影響が出る可能性があるため、以下のような方はボルニューマを受けられません。
| 心臓疾患のある方 | 高周波は心臓のリズムや血圧に影響を与える可能性があります。 |
|---|---|
| ペースメーカーや埋込型除細動器を入れている方 | 高周波は装置の動作を妨げたり、故障させたりする可能性があります。 |
| 金の糸や金属のプレートを埋め込んでいる方 | 高周波は金属に反応して熱を発生させるので、火傷の危険性があります。 |
| ケロイド体質の方 | 高周波が皮膚に刺激を与え、過剰なケロイドを引き起こす可能性があります。 |
| 妊娠中・授乳中の方 | 妊娠中や授乳中は肌が敏感になっているため、高周波の施術は控えましょう。 |
ボルニューマの効果を実感しやすくする方法
ボルニューマは年齢による影響が気になるほうれい線や、たるみ、しわをケアできます。リスクが少ないため、実際にやってみたいと感じる方も多いのではないでしょうか。ただし、効果の実感は個人差があり、部位によっても異なります。ここで、ボルニューマの効果を実感しやすくなる方法を紹介します。
定期的に施術を受ける
ボルニューマは施術直後からリフトアップ効果を感じられることもあります。もっとも効果が出るのは3～6ヶ月後です。コラーゲンの生成効果はその後も続くため、持続性が高いとも言われています。
ただし、コラーゲンは加齢や紫外線などによって減少していきます。 そのため、半年に1回程度の頻度でボルニューマを継続すると、リフトアップ効果の持続が期待できます。
ハイフと併用する
ボルニューマとハイフを併用する方法もあります。これはボルニューマとハイフのアプローチできる範囲がそれぞれ異なるためです。超音波を用いるハイフは、脂肪層だけを狙って加熱できますが、範囲が狭いという特徴があります。
高周波を用いるボルニューマは、脂肪層全体を加熱するものの、ハイフに比べて熱変性がマイルドなのが特徴です。両者を併用することで、肌の深い層から表面までアプローチができます。
施術後はしっかりケアする
ボルニューマは表皮にダメージを与えないため、治療後すぐにメイクや洗顔が可能です。しかし施術後の肌は、普段と比べるとダメージを受けやすい状態です。そのため、紫外線や乾燥の対策をおこない、外的刺激から肌を守るようにしましょう。
紫外線は肌を軽いやけどの状態にする他、コラーゲンの分解を促進し、肌の老化を加速させてしまいます。 乾燥は肌バリアを低下させ、肌トラブルを招く原因の一つです。施術後は日焼け止めや保湿クリームなどでしっかり肌を守ることが大切です。
ボルニューマに関するよくある質問
最後にボルニューマに関するよくある質問にお答えします。気になる疑問はここで解消しましょう。
麻酔は必要ですか？
ボルニューマは冷却機能を備えているため、施術中の痛みを軽減してくれます。施術中はチリチリとした痛みや熱感があるかもしれませんが、耐えられる程度です。そのため、麻酔は基本的に必要ありません。ただし、痛みの感じ方には個人差があります。心配な方は事前のカウンセリング時に相談しましょう。
効果を実感するまでにどのくらいかかりますか？
ボルニューマは施術直後からリフトアップ効果を実感しやすい施術ですが、施術から3～6ヶ月後にもっとも効果が出るといわれています。ただし効果を実感するまでの期間は個人差がある点に注意しましょう。 すぐに実感できる方もいれば、1ヶ月～6ヶ月後に効果を実感する方もいます。
効果はどのくらい継続しますか？
ボルニューマの効果は約1年程度続くと言われています。 しかし、効果の持続期間も個人差や部位によって異なります。 効果を持続させるためには、半年に1回程度の頻度でボルニューマの施術を継続しましょう。
施術後に気をつけることはありますか？
ボルニューマの施術後、表皮のダメージはないものの、真皮は敏感な状態です。肌の温度が高くなると、炎症などのトラブルを招く可能性があるため、施術した日はシャワーで済ませ、入浴やサウナは控えましょう。施術後は激しい運動や飲酒も控えるようにして下さい。
まとめ
ボルニューマは、高周波（RF）で顔のたるみやしわにアプローチする機器です。皮膚の真皮層や脂肪層に熱を与えることで、皮下組織を引き締め、コラーゲン生成を促します。
サーマクールよりも痛みが無く、リスクや副作用もほとんどありません。ハイフとはアプローチできる部位が異なるため、併用も効果的です。
顏に出てきた年齢サインをそろそろどうにかしたい、と感じている方は、この機会にボルニューマの施術を検討してはいかがでしょうか。
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