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プラセンタとは?美肌への効果や取り入れ方、気になる副作用や安全性まで徹底解説

プラセンタとは「胎盤」のことをいい、人間を除く全てのほ乳動物は出産すると本能的に自分の胎盤を食べて、出産により低下した体力を回復させると言われています。
このような動物の習性から、紀元前400年頃からプラセンタは医薬品として愛用され、中国では不老長寿の妙薬として使われてきました。

近年、美容やエイジングケア成分としても注目されています。
今回はプラセンタの効果や取り入れ方、気になる副作用や安全性までを徹底解説します。

プラセンタとは

「プラセンタ」とは、英語で「Placenta」と表記され、哺乳類の胎盤のことです。サプリメントや化粧品では胎盤に含まれている成分を抽出したものをプラセンタエキス盤自体をそのまま使用する訳ではなく、として利用します

胎盤とは、成長するために必要な栄養素をお腹にいる赤ちゃんに届ける重要な臓器です。さらに赤ちゃんを外部から守るため、免疫機能としての役割も担っています。

約10ヵ月で赤ちゃんを3キロくらいまで育てる胎盤には、豊富な栄養素が含まれています。

プラセンタの主な成分は以下のとおりです。
・アミノ酸
・たんぱく質
・ビタミン
・ミネラル
・核酸
・酵素
・成長因子

さまざまあるプラセンタの違い

医療現場で使用する治療薬のプラセンタとそれ以外で使われているプラセンタでは、由来が異なります。
治療に使用する医薬品はヒト由来サプリメントや化粧品に使用するプラセンタは主に豚や馬の胎盤から抽出したプラセンタエキスを使用します。

ここでは、医療現場におけるヒト由来プラセンタとそれ以外で使われるプラセンタの違いについて、解説します。

ヒト由来プラセンタ

ヒトの胎盤から抽出したエキスを使用したプラセンタです。医薬品として認可を受けているプラセンタは、ヒト由来のプラセンタのみとなります。

ヒトプラセンタは、既往症や渡航歴などの調査をクリアした日本人の胎盤から抽出し、ウィルスや感染症がないかどうか徹底的に検査をした後、厳格に管理されています

また、医療用以外でヒト由来のプラセンタの使用は許可されていません。サプリメントや化粧品に含有されているプラセンタは、全てヒト以外の胎盤から抽出したプラセンタを使用しています。

動物性プラセンタ

サプリメントや化粧品に一番多く使用されているのが、豚・馬由来の動物性プラセンタです。

多産である豚は胎盤を多く取れるため、比較的安価で入手できるのが特徴です。プラセンタ製品で最も多く使用されているのが、豚由来のプラセンタとなります。

馬由来のプラセンタは、豚にはない必須アミノ酸が含まれており、アミノ酸の含有量も高いのが特徴です。ただし、馬は多産でないため豚よりも希少価値が高く、馬プラセンタを使用した製品は価格が高めになる傾向があります。
牛のプラセンタは狂牛病(BSE)の危険性を考え、日本国内で牛由来のプラセンタ製品は製造・販売されていません。

植物性プラセンタ

植物に胎盤はありませんが、植物にも胎盤と似たような働きをする「胎座」という組織が存在します。メロンの胎座などから抽出したエキスは植物性プラセンタとして、サプリメントや化粧品で使用されています。
植物性プラセンタにもアミノ酸をはじめとする栄養素が含まれていますが、成長因子を含有していない点が動物性プラセンタとは違うところです。
一方、植物性プラセンタには、動物性プラセンタのような感染症などの懸念がないため、使いやすいというメリットがあります。

海洋性プラセンタ

植物と同じく、魚類にも胎盤はありません。胎盤の代わりに魚の卵を包んでいる「卵巣膜」というところを海洋性プラセンタと呼んでいます。サケの筋子であれば、全体を覆っている薄い皮が卵巣膜です。
卵巣膜には卵を育成するのに必要なアミノ酸やコラーゲンなどの栄養素を含んでいるため、動物性プラセンタに似た効果が期待できます
海洋性プラセンタも植物性プラセンタと同じく、成長因子は含まれておりません

プラセンタの効果

豊富な栄養成分が含まれているプラセンタには、さまざまな効果があります。
プラセンタの医薬品としての効果について、健康と美容の観点から詳しく紹介していきましょう。

健康への効果

プラセンタの健康への効果は、多岐にわたります。体の組織を活性化させ、新陳代謝がアップするため、さまざまな健康作用が期待できます。
プラセンタが幅広い疾患の治療に使用される理由は、自然治癒力を高める効果があるためです。

人間は、けがをしたり風邪をひいたりしたとき、時間が経過するにつれて徐々に回復していきます。この力が自然治癒力です。しかし、自然治癒力が低下してくると、回復が遅くなり体調不良が続く中抵抗力も低下し、新たな病気を発症するリスクも考えられます。
プラセンタで自然治癒力をアップすることにより、さまざまな不調を改善する回復力の強化が期待できるようになります。

プラセンタの主な健康への効果は、以下のとおりです。
・更年期障害
・自律神経失調症
・肩こり
・肝機能障害
・アレルギー症状の改善
・疲労回復
・冷え性
・精神のバランスを安定させる


効果の感じ方には個人差があります。数回摂取して実感できない場合でも、回数を重ねていくことで効果を感じやすくなるので、継続していくことがポイントです。

美容への効果

プラセンタは、美容に関してもさまざまな効果が期待できます。健康効果以上に美容効果に注目している方も多いのではないでしょうか。

プラセンタの主な美容への効果は、以下のとおりです。
・メラニンの生成を抑える(シミの予防)
・肌のターンオーバーを促進する
・肌の保湿力をアップ
・白髪の減少
・肌の弾力をアップ
・抗酸化作用(エイジングケア)
・抗炎症作用(ニキビを改善する)


プラセンタにはメラニンを生成する酵素の活性を抑えるため、シミの予防が期待できます。また、肌の新陳代謝も促進するので、古い角質の入れ替わり(ターンオーバー)が早まり、美しい肌へと近づけていきます。

含有しているアミノ酸や成長因子が、肌の角質の水分をキープ。これにより肌の保湿力がアップして、シワの改善なども期待できます。

回復力の強化は、健康面だけでなく美容にも効果を発揮します。傷ついた細胞の修復スピードが上がることで、コラーゲンなどの量が増加し、肌にハリを与えます

また、プラセンタには抗炎症作用があります。ニキビや湿疹による炎症を抑えて、トラブルのないきれいな肌へと導きます

プラセンタの効果的な取り入れ方

プラセンタの効果的な取り入れ方をご紹介します。主な摂取方法は次の3つです。

・医薬品
・美容ドリンクやサプリメント
・化粧品


医薬品として使用する場合と、サプリメントや化粧品のように通常の商品として取り入れる場合に分かれます。 自分に合った方法を選んでプラセンタを活用してみてください。

医薬品

医療用のプラセンタは、ヒト由来のプラセンタを使用したプラセンタ製剤を使用します。

注射による摂取が主ですが、クリニックによっては内服薬のプラセンタを処方する場合もあります。

プラセンタ注射は、腕やお尻への筋肉注射または皮下注射です。気になる副作用やリスクは「注射による痛み」と「ホルモン治療の効果が弱くなる」ことが挙げられます。

注射の痛みは一時的なもので、たまに注射をしたところが青あざになる可能性があります。とはいえ、痛みも青あざも一時的なもので、数日で収まるケースが大半です。

プラセンタは、ホルモンのバランスを整えるので、更年期障害や生理不順などに効果がある一方、ホルモン治療の効果が弱くなるリスクがあります。

ホルモン治療を行っている方は、プラセンタ注射を打つ前に医師に伝えておきましょう。

厚生労働省が医薬品として認可しているプラセンタの注射薬は2種類です。それぞれ治療の目的が異なるので、詳しくは医師に相談してみるとよいでしょう。

プラセンタの美容効果に着目して美容のためにプラセンタ注射を行っているクリニックも多く、美容目的でクリニックを訪れる人も増えています。

美容ドリンクやサプリメント

美容ドリンクやサプリメントなど、健康食品としてのプラセンタは、動物性プラセンタを使用しています。
食べるタイプのプラセンタは、プラセンタの含有量がわかりにくい場合が多く、購入の際は成分表をしっかりチェックしておきましょう。

プラセンタのサプリやドリンクを選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。
・純末量が記載されているかどうか
・必須アミノ酸の含有量が記載されているかどうか
・続けられる味・形状かどうか


一見、プラセンタ含有量の数字が大きいほど、たくさん含まれていると思いがちですが、見るべき数値は「純末量」となります。

純末量とは、プラセンタエキスから水分と不純物を除いたものを濃縮した粉末の量のことです。純末量として分量が明記されている商品を選ぶようにしましょう。純末にする前の分量のみ記載している商品は、実際のプラセンタ量を把握できません。
プラセンタの重要な成分である、必須アミノ酸の分量もチェックしておきましょう。記載していない商品もありますが、商品の品質を判断するポイントとして、できれば必須アミノ酸を明記している商品を選ぶようにするとよいでしょう。
プラセンタは継続して使用することが大切です。続けやすい味や形状(ドリンク・粉末・カプセル・錠剤など)の商品を選ぶのも、続けていきやすくなるコツです。

化粧品

プラセンタは、外側からケアすることで美容面での効果を感じやすくなります。
スキンケアの中にプラセンタ入りの化粧品を取り入れることで、「日やけによるシミ、ソバカスを防ぐ」「肌のハリやツヤを与える」「肌の水分や油分を保つ」などの効果が期待できます。

プラセンタに関するよくあるQ&A

最後に、プラセンタに関するよくある質問と回答をご紹介します。

プラセンタ注射を打つと、献血はできない?

平成18年10月10日より、ヒト由来のプラセンタ注射を打った方の献血は禁止されています。

これは、神経難病のひとつである、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(vCJD)の感染予防対策として実施されています。

vCJDはまだ解明されていないことが多い病気で、感染のリスクを少しでも減らすために、プラセンタ注射を受けた方も献血ができない対象となりました。
プラセンタ注射の使用でvCJDに感染した例は発生しておりません。あくまでも感染予防に万全を期すために、日本赤十字社が行っている対応ですので、プラセンタ注射自体を怖がる必要はありません

また、プラセンタの中でも献血ができないのは、医療用プラセンタ注射のみです。サプリメントや化粧品、内服薬などは対象外です。

プラセンタは保険適用になる?

プラセンタが保険適用になるかどうかは、治療する疾患によって変わります。

厚生労働省が認可した保険適用となる疾患は以下のとおりです。
・更年期障害
・乳汁分泌不全
・慢性肝疾患による肝機能障害


更年期障害の治療では、45〜59歳の女性のみ保険が適用されます。
他の疾患での治療や美容目的でプラセンタ注射を打つ場合は、自費診療となります。

プラセンタで健康と美しい肌を手に入れよう

更年期障害や肝機能障害の治療から美しい肌に導く美容効果まで、あらゆる効果が期待できる成分であるプラセンタ。
プラセンタを日常生活にうまく取り入れれば、健康な体をキープしながら若く見える美しい肌に近づけていけるでしょう。
自分のライフスタイルにあった摂取方法を選んで、プラセンタを上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。

  1. ゆう皮ふ科スキンケアクリニック

  2. たかだ形成外科スキンケアクリニック

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  4. 新宿中央クリニック

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