美容医療のかかりつけ わたしの名医

赤ちゃんと外出するようになると、紫外線の影響が気になり始めますよね。
「赤ちゃんに日焼け止めは必要?」「赤ちゃんにはいつから日焼け止めを塗ったら良いのか分からない」
このような悩みや不安でいっぱいの方もいらっしゃるかもしれません。

そこでこの記事では、医師の宇井先生に監修いただき、そもそも赤ちゃんに日焼け止めは必要か、いつから使うものなのか、日焼け止めの選び方について紹介します。

赤ちゃんの肌は大人よりデリケート。肌負担をかけずにしっかり守る方法も紹介するので、赤ちゃんの紫外線対策を知って、健やかな肌を保っていきましょう!

監修者

やさしい美容皮膚科・皮フ科
秋葉原院 院長


医師 宇井 千穂 先生

準ミス日本受賞。全日空客室乗務員を経て、北里大学医学部を卒業し、皮膚科医、美容皮膚科医として勤務。
web雑誌での連載やサプリメント、化粧品の監修など、多方面で活躍中。

※監修者は「選び方」について監修・制作をおこなっています。
※掲載商品は選び方で記載した効果・効能があることを保証したものではありません。ご購入にあたっては、各商品に記載されている内容・商品説明をご確認ください。

赤ちゃんに日焼け止めは必要?

そもそも赤ちゃんに日焼け止めを塗る必要はあるのでしょうか?

結論から先に言うと、赤ちゃんに日焼け止めは必要です。

紫外線が強くなった現代では、紫外線を浴びすぎることで皮膚など人体に有害になる可能性が強くなっているからです。
紫外線はシミやシワなど皮膚の老化を早めたり、将来目の病気が起こるなどの悪影響があることが分かっています。

かつては母子手帳に「日光浴をしましょう」という記載がありましたが、今では「日光浴」という言葉が母子手帳から消えています。

乳児期から18歳までに、一生に浴びる紫外線の約50%以上を浴びると言われているため、将来を考え、乳幼児期からしっかり対策を行うことが大切です。

赤ちゃんの日焼け止めはいつから使える?

赤ちゃんが日焼け止めを使える時期に明確な基準があるわけではありません。

少しずつ外出が増えてきたら必要に応じて塗り始めると良いでしょう。赤ちゃんのお出かけは生後1ヵ月以降なので、それまでは使う必要はありません。

赤ちゃんの皮膚は大人よりも薄く未熟で、バリア機能が弱い状態です。
外からの刺激にとてもデリケートなので、肌へのやさしさに配慮した赤ちゃん用の日焼け止めを使用するようにしましょう。

紫外線は冬の間も降り注いでいます。春・夏などの紫外線が強い時期だけでなく、1年通して対策しましょう。

生後6カ月未満の赤ちゃんに日焼け止めを使用するのが心配な場合は、使用前に小児科医に相談すると安心です。

赤ちゃんの日焼け止めの選び方

赤ちゃんが安心して使える日焼け止めはどのように選べば良いのでしょうか。日焼け止めが刺激になって炎症などを招いてしまうことがないよう気をつけましょう。
ここでは、日焼け止めの選び方を3つ紹介します。

刺激の少ないものを選ぶ

赤ちゃんには肌にやさしく、刺激の少ない日焼け止めがおすすめです。日焼け止め成分は「紫外線吸収剤不使用」「ノンケミカル」のものを選ぶようにしましょう。
お肌にやさしいものをこまめに塗り直すことが大切です。

日本小児皮膚科学会によると、「病院で健康保険適応のある処方を受けることができませんので、ベビー用や子供用として販売されているものを購入してください。」とされています。

大人用の日焼け止めは刺激が強いものが多いので、「赤ちゃんにも使える」と明記されている極力低刺激なものを選ぶと安心です。

石けんで落とせるものを選ぶ

成分だけでなく、落としやすさも重要です。

石けんで落とせるものは落としやすく肌負担を軽減できます。強く擦らなくても石けんで簡単に落とせると、お手入れも簡単です。

洗浄力が強いもので洗う必要がある日焼け止めには、肌への刺激も強いものもあります。それにより湿疹や炎症などの原因になる恐れもあるので注意しましょう。

つけ心地の良いものを選ぶ

赤ちゃん用の日焼け止めにはクリームやスプレーなど様々なタイプがありますが、きしみ感のない塗り心地の良いものを選びましょう。

つけ心地が軽く、滑らかなものは外出前に簡単に塗れます。
伸びが悪いと塗りムラができやすく、白浮きしやすいものは肌色が不自然になってしまいます。

日常的に使うものなので、肌になじみやすく使用感が良いものを選びましょう。

医療機関で買える赤ちゃんにも使える日焼け止めを紹介

「結局のところ、どの日焼け止めを使ったら良いの?」と思われている方も多いのではないでしょうか。
先ほど紹介した「日焼け止めの選び方」をクリアした医療機関で購入できる日焼け止めを2つ紹介します。

ビューティフルスキン ノンUVミルク

ノンUVミルクはアルコールや紫外線吸収剤、香料など8つの成分不使用の肌にやさしく、赤ちゃんにも使える日焼け止め。肌へのやさしさを考え、界面活性剤を使わず乳液状にする技術を採用しています。SPF30・PA+++のウォータープルーフタイプなので、シーズンや天候問わずお使いいただけます。スティンギングテスト済みなので、ピリピリするような刺激感はありません。石けんで落とせて、べたつかずにスーッとのびるみずみずしい使用感も特長です。

ラブミータッチ シルキーUVミルク

上原恵理医師開発の赤ちゃんにも使える日焼け止め。SPF50 PA++++の高い紫外線防御力でありながら、紫外線吸収剤不使用という肌への優しさも実現しています。乳幼児試験済み(※)、パッチテスト済みのため赤ちゃんにも安心して使用できます。スーッと伸びてストレスのない軽いつけ心地のため、塗りムラを防止してくれるのも特長です。ヒアルロン酸Naなどの保湿成分も贅沢に配合していて、ママも一緒に使えます。

※生後6か月以上~3歳までの乳幼児を対象とした試験

日焼け止め以外の赤ちゃんの紫外線対策

日焼け止め以外に赤ちゃんを紫外線から守るにはどのような方法があるのでしょうか?対策を3つ紹介します。

帽子をかぶる

赤ちゃんは髪の毛の量が少なく、頭部も紫外線のダメージを受けやすくなっています。
外出時は帽子をかぶり、顔や耳などを紫外線から守ってあげましょう。直射日光を避けることで真夏は熱中症対策にもなります。帽子を嫌がる場合は、日傘やシェードで対策すると良いでしょう。

肌を露出しない洋服を着る

長袖の服を着たり、薄手の羽織りやおくるみを使うなど、赤ちゃんの肌を直接日差しにさらさないようにガードしましょう。

UPF (Ultraviolet Protection Factor)という紫外線保護指数の数値が高い洋服は赤ちゃんの皮膚を確実に守ってくれるのでおすすめです。

ただし、熱中症にならないようガーゼや綿などの肌への刺激が少なく、通気性の良い素材を選ぶようにしましょう。

赤ちゃんは大人よりも汗をかきやすいので、汗をかいたままだと汗疹の原因になることがあります。こまめに着替えるように心掛けましょう。

紫外線が強いときは外出を控える

10時〜14時の紫外線の強い時間帯は外出を避けるようにしましょう。特に強い時期は、春先の4月〜10月です。晴天だけでなく、曇りの日も紫外線は降り注いでいます。

できるだけ室内で過ごしたり、外出時間を短くするなど工夫しましょう。

どうしても外出しなければならない場合は、できるだけ木陰などの日陰に入り、紫外線に長時間当たらないようにするのも有効です。

赤ちゃん用の日焼け止めを使って紫外線からしっかり守ろう

赤ちゃんの紫外線対策は外出するようになったら始めていきましょう。

大切なのは、赤ちゃんの肌に負担をかけずにやさしくしっかり守ることです。肌が露出する部位は、日焼け止めを使用し、帽子や長袖などもうまく併用しながら対策していきましょう。

赤ちゃんの日焼け止めの選び方を参考に、納得のできるアイテムを選んでみてくださいね。肌ストレスの少ない日焼け止めを選び、お出かけを楽しみましょう!

【参考文献】
・日本小児皮膚科学会 こどもの紫外線対策について
http://plaza.umin.ac.jp/jspd/qa/03_uv.html

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