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ミルクピールとは?期待できる効果や治療内容・デメリットも解説

ミルクピールは、肌のゴワつきやくすみ、毛穴の開き、ニキビ肌が気になる方に人気の美容法です。ピーリングというと「肌の負担が大きいのでは?」と感じる方もいるかもしれませんが、ミルクピールは従来のケミカルピールのデメリットを軽減しつつ、高い効果が得られる新しい施術です。

今回は、ミルクピールで期待できる効果や施術の流れ、リスクやデメリットなどを詳しく解説します。

ミルクピールとは

ミルクピールとは、フランスのDERMACEUTIC社が開発した製剤を使用するピーリングです。働きの異なる複数の酸が配合されており、それぞれの効果を引き出すことで、高い美容効果を得ながらダウンタイムを短くできるのが特徴です。 肌のキメを整えて、透明感やツヤ感を高めたい方に人気があります。

3種類の酸を配合

ミルクピールの製剤には「グリコール」「乳酸」「サリチル酸」の3種類の酸が配合されています。

グリコールはサトウキビやブドウなどの果実から抽出されるフルーツ酸で、分子が小さいため皮膚の深い部分まで浸透しやすく、肌組織の働きを向上させます。

乳酸は製剤のpHを調整する役割を持つと同時に、高い保水力や抗菌性、脱色性を持っています。皮膚組織内でセラミドの生成を促し保水力を向上させたり、チロシナーゼという酵素の働きを抑制してメラニンの蓄積をブロックするのが特徴です。

サリチル酸は角質を溶解して剥離させる特性や殺菌性、かゆみ止めなどの性質を持っており、美容成分が肌の奥まで浸透するのを助けます。

このように、それぞれの酸が違う働きをすることで、肌の角質を取り除いてターンオーバーを促し、肌のキメを整えてくれます。

ケミカルピーリングとの違い

ケミカルピーリングとは、酸性の薬剤を肌に塗布して肌の角質を取り除き、くすみやゴワつきを改善する美容法です。つまり、ミルクピールもケミカルピーリングの一種といえます。

ただし、従来のケミカルピーリングは単剤を使用していたため、効果が高い反面、ダウンタイムが長いというデメリットがありました。ミルクピールは、3種類の薬剤を絶妙なバランスで配合することで、リスクを抑えつつ高い効果を実現しています。施術後の皮むけや赤み、ヒリヒリ感といった副作用の軽減が期待できます。

ミルクピールに期待できる効果

ミルクピールは、サリチル酸が古い角質層の除去を促し、グリコールが肌組織の働きを活性化させ、乳酸が保水力を向上させて透明感を与えます。肌表面のゴワつきや凹凸を抑えた上で、肌の弾力性向上や脱色を促すため、毛穴の開きやニキビ、くすみなどを改善し、ワントーン肌印象をアップさせて、明るいツヤのある肌を目指せます。

また、古い角質を除去するため、普段使っている基礎化粧品の美容成分が浸透しやすくなる効果も期待できます。

ミルクピールの治療の流れ

ミルクピールの所要時間は、平均で10分程です。短い時間で施術が完了しますので、忙しくて時間のない方でも受けやすい美容法です。ここでは、施術の流れを4つのステップに分けて紹介します。

ステップ①

まずは医師による診察や、医療スタッフによるカウンセリングを行います。肌の状態をよく確認し、施術の可否や施術方法などを判断します。ミルクピールに関する疑問や不安があれば、この段階で質問し、しっかり解消しておきましょう。

ステップ②

ミルクピールの浸透をよくするため、専用のクレンジング剤を塗布し、メイクや肌表面の汚れを除去します。

ステップ③

ブラシを使って、ミルクピールを顔全体に塗布します。ピーリングは塗り方と反応させる時間が非常に重要ですので、適量をムラなく均等に、素早く塗り広げます。反応させる時間は肌の状態によって異なりますが、だいたい30秒程度で拭き取ります。

ステップ④

ピーリング剤を除去し、肌の状態をよく確認します。問題がなければ保湿剤を顔全体に塗布して肌を保護します。ピーリング後の肌はバリア機能が一時的に低くなっていますので、専用の保湿剤で肌に潤いを与え、刺激や乾燥から肌を保護することが大切です。

ミルクピールのリスクや注意点

ミルクピールはダウンタイムが短く、肌への負担も比較的軽い美容法ですが、リスクやデメリットが全くないわけではありません。しかし、ミルクピールの特性をよく理解しておけば、カウンセリングの時点で気になることを医師に相談できます。

リスク回避になるだけでなく、より効果をアップさせることにもつながります。施術を受ける前に、ミルクピールのリスクや注意点をしっかり確認しておきましょう。

副作用が起こる可能性

施術直後には、赤みや乾燥、皮むけ、かゆみ、吹き出物などが出るケースがあります。中には、ヒリヒリとした痛みを感じる方もいるようです。これらの症状が出ても、基本的には数日程度で落ち着きます。

また、まれなケースではありますが、かさぶたや色素沈着を起こす可能性があります。時間が経っても症状の改善が見られない場合、医師の診察を受けましょう。

アフターケアが必要

施術直後の肌は一時的にバリアが弱まっており、非常にデリケートな状態です。肌が刺激を受けないよう、いつも以上に保湿ケアや紫外線対策を徹底し、摩擦を避けるようにしてください。

また、基本的に施術当日からメイクや入浴が可能ですが、赤みやかゆみ、皮むけがある場合は様子を見ながらにしましょう。刺激に敏感になっているため、洗顔の際に顔をこすらないように注意してください。

ミルクピールを受けられない可能性がある方

以下の特徴に当てはまる方は、ミルクピールを受けられない可能性があります。不安がある場合は、必ず医師に相談してください。

・グリコール酸、乳酸、サリチル酸に対してアレルギーのある方
・アスピリンやアルコールに対してアレルギーのある方
・アトピー性皮膚炎やヘルペスのある方
・施術部の皮膚に炎症や傷がある方
・妊娠中または妊娠の可能性がある方、授乳中の方
・日焼け肌の方、または直後に日焼けする可能性がある方

組み合わせると効果的な施術

ミルクピールで古い角質を除去した肌は、美容成分が浸透しやすい状態です。そこに他の施術を組み合わせると、肌の悩みにピンポイントでアプローチできます。ここでは、乾燥肌やシミの改善に効果的な施術を2つ紹介します。

イオン導入

イオン導入とは、肌に浸透しにくい美容成分に微弱な電流を流してイオン化し、肌の深層部まで浸透させる美容法です。ビタミンCやプラセンタなど肌に導入しにくい成分に適しており、肌のダメージケアとしても優れています。

ミルクピールで肌表面の角質を除去した後、イオン導入すると美容成分の浸透がさらに高まる効果が期待できます。また、ミルクピールで刺激を受けた肌の保護としても有効です。

もっと詳しく知りたい方はコチラ

イオン導入 肌のツヤを整えるために

レーザー

レーザーは、シミの原因となるメラニン色素をレーザー光線によって破壊し、シミを改善する施術です。メラニン色素のみに反応する波長のレーザーを使用するため、他の正常な細胞を傷付けてしまうことはありません。

ミルクピールによって古い角質を取り除くと、レーザーの効果が高まります。シミに根本からアプローチでき、セルフケアでは難しい濃いシミの改善も期待できます。

また、レーザーにもさまざまな種類がありますが、薄いシミやソバカスの治療ならYAGレーザー、濃いシミや肝斑の治療ならレーザートーニングやピコレーザーなど、自身の悩みに合ったレーザーを選ぶことが大切です。

ミルクピールに関するよくある質問

最後に、ミルクピールに関してよくある質問についてお答えします。

痛みはありますか?

痛みはほとんどありません。 ただし、肌の状態や施術部位によっては、ヒリヒリ感やむずがゆさを感じる場合もあります。施術直後に刺激を受けた部位を冷却したり、保湿剤を塗布したりすることで改善します。

「あまり効かない」と言う人もいますが?

ミルクピールは従来の単剤を用いるケミカルピーリングのような強い作用はなく、効果が緩やかであるため「あまり効いていない」と感じる方もいるようです。しかし、強い作用があるピーリング剤は肌への負担が大きく、その分ダウンタイムも長くなる傾向があります。

ミルクピールは肌への負担を抑えつつ、回数を重ねて少しずつ肌の改善を目指す美容法です。もちろん、利用者の肌の状態や希望に合わせて、薬剤の量や塗布時間を調整し、より強い効果を引き出すことも可能です。

どのくらいの頻度で受けるのですか?

製造元のDERMACEUTIC社は、2〜3週間おきに4〜5回の施術を1クールとして受けるよう推奨しています。一度肌の状態が安定したら、その後は肌の状態に合わせながら1〜2ヶ月ごとに施術を繰り返します。

しかし、肌の状況によって適切な頻度は異なりますので、医師と相談しながら施術プランを決めると良いでしょう。

1回でも効果を実感できますか?

肌の状態や個人の肌質によって異なりますが、1回の施術で効果を感じる方が多いようです。肌のハリやツヤ感アップが期待できますので、イベント前の特別なケアとして取り入れる方もいます。

ただし、施術直後は赤みや皮むけなどが出る可能性がありますので、イベント直前に初回施術を受けるのは避けた方が良いでしょう。

効果の持続期間はどのくらいですか?

施術直後のツヤのある状態は、だいたい2週間程度持続するといわれています。定期的に施術を受けると、古い角質が肌に溜まりにくくなり、ツヤや透明感のある肌をキープしやすくなります。

まとめ

ミルクピールは、肌への刺激が強いケミカルピーリングのデメリットを軽減した施術です。ダウンタイムもほとんどないため、初めてピーリングを受ける方でも、気軽に受けやすい美容法といえるでしょう。

とはいえ、施術直後の肌はデリケートな状態になりますので、紫外線対策や保湿など丁寧なアフターケアが必要です。ミルクピールの特性やリスクをしっかり理解し、より美しい肌を目指しましょう。

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