「今井皮フ形成外科クリニック」は、患者の悩みも解決し、より明るく前向きになってもらいたいとの想いで、最先端の治療を行っています。
今回は院長の今井由典先生に、医師を目指したキッカケやクリニックのこだわり、さらにオリジナルブランド「ICシリーズ」の特徴などについて、お話を伺いました。
形成外科医として患者様の
「Quality of Life(QOL)」を重視
―― 医師を目指したキッカケを教えてください。
今井 一番のキッカケは、私が高校生の時に姉が亡くなったことです。家族全員で救命救急の前に1カ月ぐらい寝泊まりをしていたのですが、そのときに献身的に治療にあたってくださった先生の姿を見て感銘を受けました。
―― いろいろな科がある中で、なぜ形成外科医を目指されたのですか?
今井 信州大学でいろいろな科を回った時に、私は内科には向いていなかなと思って、外科系に進みたいと思いました。その中で、当時の形成外科の教授がすごく人徳者ということもありましたし、姉が入院していた杏林大学の最先端の治療を目の当たりにしていたことも形成外科を選んだ理由の一つです。
少し専門的な話になりますが、形成外科は顔の骨を折ったり指を切断したりするといった外傷、唇が割れている口唇口蓋裂などの先天奇形、そして癌などで胸や舌などがなくなったのを作る再建など、頭から足先までいろいろな部分を扱う科なので、とてもやりがいがあります。もちろん、美容医療も形成外科の分野の一つです。
―― 美容医療のやりがいや苦労などを教えてください。
今井 形成外科では、昔から「Quality of Life(QOL)」ということを言われています。つまり舌癌で舌を取っても話せなかったり物が呑み込めなかったりしたら生活できないですよね。治療するだけでなく機能も作り、生活の質を向上させることが大前提なんです。私たちの世界では「機能が形態を作って、形態は機能を作る」と言いますが、キレイな形態には良い機能が付く、良い機能には良い形態が付くと言うんですね。そういう「Quality of Life(QOL)」を重視しています。
例えば、おばあちゃんがシミを取りました。1週間でカサブタが取れてキレイになったのでお化粧をして着飾ってきます。一つのシミを取っただけでも、その人の生活の質って向上しているんですよ。ですから私は、患者様には必ず「どこが気になりますか?」と聞いて、一番気になるところを引き出すようにしています。
患者様の治したいところを治すことが、その人の「Quality of Life(QOL)」を高めるんです。私が治療することによって、患者様がより明るく、より前向きになってくれることが一番のやりがいです。
逆に難しい部分は、患者様と私たちのギャップを埋めること。患者様が本当に望んでいることと、私たちの意識の違いを無くすことが難しいですね。
"レーザー治療"、"眼瞼下垂"、"ドクターズコスメ"の三つの柱
―― なぜ、ご自身のクリニックを開院しようと思われたのですか?
今井 父親の影響があるのかもしれません。建築関係の会社を立ち上げて経営していた父親の姿を子供のころからずっと見てきたので、私も将来は自分の力で仕事をしていきたいという思いがありました。
形成外科の専門医の資格を取得した直後には、自分のクリニックを開業しようと考えていました。
―― 今井皮フ形成外科クリニックのこだわりや特徴を教えてください。
今井 うちのクリニックは、大きく分けて三つの柱があります。一つ目は「レーザー治療」です。出身の信州大学がレーザーに力を入れていて、私自身も入局した時からレーザーを扱っていました。最先端のレーザーも扱っていましたので、その経験は特徴の一つです。
二つ目は「眼瞼下垂症」です。信州大学の教授だった松尾清先生が考案された「信州大学方式(松尾式)」という眼瞼下垂症の術式があるのですが、私は医者になって3年目ぐらいから松尾先生と一緒に治療させていただいていました。開院後も松尾先生からご指導を受けていて、「信州大学方式(松尾式)」の眼瞼下垂症手術に関しては松尾先生に次いで症例数が多いんです。
そして三つ目が「ドクターズコスメ」。皮膚のトラブルにはドクターズコスメが必要不可欠だと思っています。また、術後にドクターズコスメを使ってケアをしていくことも大切ですので、うちのクリニックでもオリジナルブランド「ICシリーズ」を作って販売しています。
患者様にレーザー治療のアフターケアとして使用してもらうための「ICシリーズ」
―― なぜ、オリジナルブランド「ICシリーズ」を作ろうと思ったのですか?
今井 ニキビ、レーザー後の赤み、色素沈着など、それぞれの症状や肌質によって必要なものってあるんですね。当然、ニキビ跡を治したいのと、肌に潤いを与えたいのとでは成分が変わってきます。
そこで「ICシリーズ」は、クリニックのオリジナルで、ドクターだけが処方できる成分、濃い濃度の商品を作りたいと思い、スタッフの意見を取り入れながら製品化しました。例えば、「ICローション」は水溶性ビタミンC誘導体が主成分です。
他にも、脂溶性ビタミンC誘導体が主成分の乳液「ICミルク」や、次世代型ビタミンC誘導体とビタミンEが主成分の美容液「ICエッセンス」など、必要な商品を徐々に増やしていきました。
―― 「ICシリーズ」のコンセプト、商品の特徴を教えてください。
今井 うちのクリニックでは、レーザー治療の症例が多いのですが、例えばレーザーでホクロとかシミを取ったら、それで終わりというわけではありません。レーザーの後には、色素沈着で茶色くなったりしますが、そのためにドクターズコスメが絶対に必要だと考えています。つまりレーザー治療のアフターケアとして使ってもらうんです。レーザー治療はシミが取れたから終わりではなく、完全に取れるまでには半年とか一年かかります。最後まで責任を持って治療をするために必要なのが「ICシリーズ」です。レーザー治療+「ICシリーズ」を使ったアフターケアを含めて、一つの治療という認識です。
より良い治療を行うために本当に良い技術を取り入れていきたい
――今後の展開について教えてください。
今井 大きな夢を持つことは大切ですが、私は地道に地道に歩んできました。その積み重ねが、今のクリニックを作り上げてきたので、これからもそこは継続していきます。ただ、現状維持ではなく、患者様により良い治療を行うためにも、学会に参加して新しく発表される技術の中で、本当に良い物だけを取り入れていきたいと思います。
今井皮フ形成外科クリニック
院長 今井 由典(いまい よしのり)
経 歴
平成2年 信州大学医学部卒業
信州大学医学部形成外科入局
平成12年 今井皮フ形成外科クリニック開設
平成15年 医療法人社団 颯由会 設立
日本専門医機構形成外科専門医
日本美容外科学会会員
東京都医師会会員
立川市医師会所属
レーザー治療歴20年
眼瞼下垂症治療年間症例数 368件
今井皮フ形成外科クリニック
〒190-0012 東京都立川市曙町2-13-3 立川三菱ビル6F
TEL:0120-501-103
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