錦糸町皮膚科内科クリニックは、錦糸町駅から徒歩3分にある皮膚科・内科・美容皮膚科・アレルギー科・ペインクリニックを扱うクリニックです。保険診療から自由診療まで幅広く診察し、患者様のご希望にあった治療を提案しています。7月から美容医療専門スペースを拡張し、より患者様にご満足いただける美容医療を提供していきたいと考えていらっしゃいます。今回は院長の田尻友恵先生に、美容医療を始めたきっかけや、スキンケアで意識したいポイントなどについて、お話を伺いました。
祖母の診察をしていた
医師に感銘を受け、医師を目指す
――医師を志したきっかけを教えてください。
田尻 幼い頃に祖母が入院をし、よく病院へお見舞いに行っていました。その時に祖母を診察してくださった医師は、患者様一人ひとりに対してしっかり診察してくださいました。その姿に感銘を受けて、医師になりたいと思うようになりました。
――いろいろな科がある中で、なぜ現在の診療科目を選ばれたのですか?
田尻 皮膚科の領域は、自分の診察や処方した内容に関して結果が目で見えることがほとんどです。自分の処方に対して治る方もいれば、治りにくい方もいらっしゃいます。私自身、診察をすることが好きなので、患者様をしっかりと目で見て診察することで、患者様の喜びに繋がるといいなと思い、現在の診療科目を選択しました。
――美容医療をはじめられたきっかけは何ですか?
田尻 皮膚科領域は、保険の延長に美容があると思っています。保険診療ですと決まった枠組みの中でしか処方をすることができません。保険で治すことができない方もいらっしゃるので、そういった方へもう一つの選択肢を設けたいと思い、自費診療を始めました。例えばイボができた患者様がいらっしゃった場合、保険診療と自費診療のそれぞれのメリット・デメリット、それぞれの費用をご説明しています。2つの診療を患者様にご理解いただいた上で、保険診療での治療を希望される方もいらっしゃいますし、きれいに治したい方や早く治したい方で自費診療を希望される方もいらっしゃいます。自費診療を取り入れたことで、診療の幅を広げることができましたし、患者様の選択肢も広がったと思います。
――貴院のこだわりや特長を教えてください。
田尻 皮膚科の患者様が多いのですが、皮膚の疾患もあるけれど内科も診てほしいという患者様もいらっしゃいます。皮膚科だけしか診れない医師だった場合、内科に関しては他のクリニックへ行っていただかなくてはいけません。実際、内科からくる皮膚の疾患もありますので、皮膚にとらわれずトータルでケアできるというのが当院の特長です。
――貴院で支持されている医療サービスについて教えてください。
田尻 シミやそばかすといったお悩みの患者様が多くいらっしゃるので、IPL治療がとても人気があります。IPL治療目的でいらっしゃる患者様もいらっしゃいますし、シミでお悩みの患者様へIPL治療をお勧めすることもあります。当院ではトライアル価格もあるため、お手軽に始められます。1回お試しいただくと、多くのお客様が続けて治療にいらっしゃいますね。
――田尻先生が患者様を診察する上で大切にされていることを教えてください。
田尻 どの美容医療でも治療の前には必ず目で見て、実際に肌に触って診察をするようにしています。治療後の効果を実感しやすいように、実際に患者様に鏡を見ていただきながらそんな変化があるかという想像を踏まえた上で診察をするようにしています。
実際に使ってよかったスキンケアの中から
患者様の肌悩みや生活に合ったスキンケアを提案
――田尻先生のご自身のスキンケアへのこだわりはありますか?
田尻 患者様に実際に私が使って良かったものだけをご提案したいので、色々試して良かったものしか当院では取り扱っていません。当院では様々なドクターズコスメを取り扱っていますが、私はゼオスキンヘルスが好きで使っています。ゼオスキンヘルスは「皮剥けする」というイメージを持たれている患者様が多いのですが、皮剥けをしないマイルドな使い方もあります。肌質に悩まれている方はぜひ使って欲しいと思います。
――田尻先生は2児のお母様でいらっしゃいますが、毎日忙しく自分のスキンケアに手が回らないという方へ意識していただきたいスキンケア方法などがあれば教えてください。
田尻 私自身、子育て真っ最中の時は保湿だけ終わらせるような生活でした。実際、スキンケアにおいて保湿はとても大切です。ネット上で「肌断食が肌にいい」という情報がありますが、肌断食をしたことで余計に肌を悪化させてしまったという患者様もいらっしゃいます。ネット上の情報にとらわれずに、肌に悩みがある方はまずは医師にしっかり診察をしてもらうことが大切です。ゼオスキンヘルスなどのドクターズコスメは費用が高くなってしまうので手を出しにくいという方もいらっしゃると思いますが、ゼオスキンヘルス以外でも比較的安価な商品も取り揃えております。若い方であれば肌ツヤもしっかりしていますが、30代後半からだんだんとシワやくすみが気になってくると思います。そういった方はレチノールやハイドロキノンなどを取り入れるといいと思います。特にレチノールは取り入れるだけで、肌の変化を実感しやすいですね。レチノールも濃度によって反応もさまざまです。高濃度であれば、皮剥けなどのダウンタイムがおきますが肌質が良くなるのを実感できます。ダウンタイムは避けたいという方は、低濃度でも続けることで肌の変化を実感できると思います。自分にあったレチノール濃度に悩まれていたり、ダウンタイムが心配な方はぜひ一度ご相談いただきたいですね。患者様の肌悩みや生活に合ったレチノールの濃度をご提案させていただきます。
――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。
田尻 美容医療のやりがいは、自分が施術をして綺麗になっていくのが目に見えてわかるところです。患者様も肌が綺麗になっているのを実感する方もいれば、毎日自分の顔を鏡で見ているせいか自覚していなかったり、そんなに変わっていない気がするという方もいらっしゃいます。当院では、診察で毎回患者様の肌を撮影しています。写真を比較することで、患者様自身も綺麗になっていることを実感できますし、続けていこうという目安にもなります。しかし、美容医療にはメリットだけでなくデメリットもあります。例えば炭酸ガスレーザーだと痕が残る可能性、シミ治療は炎症後の色素沈着のリスクがあります。医療に絶対はないので、リスクをしっかり説明しご理解いただいた上で患者様に治療をするかどうかを判断いただいています。こういったリスクがうまく患者様に伝わっていないと、「逆にシミが濃くなった!」などの不安を抱いてしまうことがあるので、美容医療の説明は丁寧に行うよう心がけています。
――田尻先生が思う美しさについて教えてください。
田尻 外見で美しい人はたくさんいらっしゃると思います。見た目だけでなく、言動や行動などの内面を取り揃えている人こそ、本来の美しさだと思います。
ネットの情報に左右されず
悩んだらまず相談をしていただきたい
――美容医療をこれから受けたいと思っている方へのアドバイスやメッセージをお願いします。
田尻 美容医療が初めての方はまずネット検索からはじめると思います。しかし、インターネットに書いてあることが100%正しいとは限りません。患者様が「この機械がいい」と決めて来院されるよりも、「こんなことに悩んでいる」という相談をする方がより良い提案をしてもらうことができます。悩んだらまずクリニックへ行って、医師に肌を診てもらい自分にあった美容施術を提案してもらうことで、よりなりたい肌へ近づくことができます。当院はカウンセリングだけでご来院いただく患者様も大歓迎ですので、肌にお悩みのある方はぜひ一度ご相談いただきたいです。
――今後の展開について教えてください。
田尻 患者様によりご満足いただける美容医療を広げていきたいと思っています。そのために、7月から2階に美容医療専門のスペースを拡張します。今までは患者様にお待ちいただく時間もあったので、拡張したことでより待ち時間の少ない診療、美容医療をご提案できると思います。また、現在はニキビなどの赤に効果的なレーザーを導入していないので、今後はより患者様の肌悩みにあった治療をご提案できるように機械の種類も増やしていこうと思っています。ぜひ今後に期待していただきたいです!
錦糸町皮膚科内科クリニック
院長 田尻 友恵
(たじり ともえ)
経 歴
北里大学 卒業
東京医科歯科大学病院 入局
都内クリニックで皮膚科、内科、アレルギー科、ペインクリニック科、美容皮膚科いずれの分野でも研鑽を積む
2022年7月 錦糸町皮膚科内科クリニック 開業
資格・所属学会
麻酔科専門医
日本医師会認定産業医
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
麻酔科学会
ペインクリニック学会
錦糸町皮膚科内科クリニック
〒130-0022
東京都墨田区江東橋4-25-7 JUスカイタウン錦糸町 1F
TEL:03-3635-4112
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