銀座Mitaクリニックは、銀座駅から徒歩2分にある美容皮膚科・一般皮膚科・形成外科の診療を行っています。院長にカウンセリングから治療まで丁寧に対応してもらえるというこだわりのクリニックです。今回は院長の三田麻津子先生に、クリニックのこだわりや人気の施術などについて、お話を伺いました。
母の言葉が導いた医師への道
――医師を志したきっかけを教えてください。
三田 私が母のお腹にいるとき、母が虫垂炎になってしまいました。「もうお子さんは諦めてください」と言われたそうですが、無事に私を出産しました。小さい頃、母から「あなたは無事に生まれてきたのだから、何か人の役に立つようなことをしなさい」と言われ、その言葉が大人になってからも心に残っていました。進路を考えるときに母の言葉を思い出し、野口英世さんの伝記などを読んで研究の面白さも感じていたり、もともと理系が好きだったことから薬剤師になろうと薬学部を目指しました。
そんな最中祖父が倒れてしまい、病院に通う中で少しずつ医学部に興味を持ち始めました。ボランティアで献血の手伝いや養護老人ホームで車いすの押し方なども勉強する経験を通し、最終的に医学部への道を決めました。医学部に行ったら「自分がやらなければ」という責任も感じましたね。
――いろいろな科目がある中でなぜ現在の診療科目を選ばれたのですか?
三田 形成外科は結果が目に見えた形でわかることに魅力を感じて選びました。私は大学生のときに顔面神経麻痺になり、顔の左半分が動かなくなってしまったことがあります。目が開きっぱなしになって目が乾いてしまうため自分ではすごく不便を感じ、人に見られるのも嫌でした。ほかの人には「気にならないから平気だよ」と言われても、私自身は平気ではなく、とてもつらい経験をしました。こういうときに、なんとかして治してあげられないか、患者様の気持ちに寄り添ってあげられるところはないかと思い、形成外科ならそれができるのではないかと思いました。
――美容医療を始めたきっかけを教えてください。
三田 小さなお子さんがいる若い女性で、事故で足にケガをしてしまった患者様がいました。皮膚表面の血流が悪く植皮が必要になってしまったため、採皮する(皮膚を採る)のに「子どもと海に行きたいから、なるべく見えないところから採ってほしい」という希望がありました。お腹の下や背中の下などで植皮することを考えていましたが大学病院での手術ではその要望が聞き入れられず、結局背中全体から採皮されてしまい、背中が傷だらけになってしまうということがありました。患者様も「これでは子どもとプールに行けない」ととてもショックを受けていて、形成外科では患者様の話をしっかり聞いてあげられない、もっと話を聞くことができる環境で働きたいと思うようになりました。
そういった経験を経てレーザーに興味をもちレーザー治療を始めたり、美容外科で豊胸術やフェイスリフト、鼻のオペなど、ありとあらゆる手術を経験しました。さまざまな経験を経て、最終的に美容皮膚科の道を選ぶことにしました。
――開院する際になぜ「銀座」という土地を選ばれたのですか?
三田 銀座はデパートのウィンドーが季節に合わせて変わることで季節感を感じられ、気分が高揚して前向きになれる土地です。やっぱり銀座が好きだなと思い決めました。もともと働いていた医院とライバル関係にならないというのも選んだ理由のひとつです。
ドクターを独り占めできる贅沢な施術
――カウンセリングからクレンジング・洗顔、施術まで全て先生がご対応されているのですか?
三田 元々はエステティシャンがいましたが、いまは私が付きっきりでクレンジングや洗顔などすべての施術を平均2時間ほどかけて行っています。施術しながらお顔の悩みだけでなく、介護問題などよろず相談のようにいろいろな話になって、長時間になることもありますね。プライベートのお悩みも伺いながら情報交換の場のようにもなっています。全ての施術を私が対応することで、患者様からは「先生がやってくれるのなら」とご好評をいただいています。
当院はクレンジング・洗顔から施術まですべて私が担当するため少し高めの設定になっていますが、患者様からは「これなら納得よね」と、納得して来ていただいています。リピーターの方も多いので、来ていただければ長くつながりがもてるクリニックではないかと思っています。なかには遠方から来られる患者様もいらっしゃいます。
――銀座Mitaクリニックで人気のある施術や、先生イチオシの施術を教えてください。
三田 当院ではとくにHIFUにこだわっています。効果をしっかり出せるよう細かく動かしながら打っています。HIFUは細かく動かすなど動かし方によって効果が変わるのです。ショット数ではなく、細部まで丁寧に行うことで効果を優先しています。
また、ヒアルロン酸注入も人気があります。患者様が気にされているお顔の凹みを確認し、不自然にならないように少しずつ注入していきます。こちらの意図で勝手に注入するのではなく、患者様がどこが気になっているのか、どうしたら改善できるのかなど話しながら進めていきます。ヒアルロン酸は入れすぎると顔が大きくなってしまって不自然になるので、ナチュラルにふわっとした仕上がりになるよう施術しています。
――患者様を診察・施術する上で大切にされていることはありますか?
三田 患者様とじっくり時間をかけてお話を聞くことを重視しています。診察では患者様が何が気になっているのかをまず聞きます。そのため診察だけで30分〜1時間近くなることもありますが、患者様が理解して納得して治療を受けるようにするためにはとても大切だと考えています。患者様のご要望によっては当院では対応できない場合もありますが、その場合も初診のときなどにしっかりお伝えしています。
一番問題なのは、患者様の希望に沿わない施術をして、患者様が意図しない顔になってしまうことです。患者様が効果を過大に想像してしまうのも良いことではありません。美容医療は魔法ではないので、効果を誇張して伝えないように気をつけています。患者様とのイメージのすり合わせがすごく大事だと思うので、そこには重点を置いてお話ししています。
「すごく悩んでいてどこに行っていいか分からない」という方は、当院に来ていただければと思います。強引に進めるのではなく、患者様のお話を聞いてできることやできないこと全て話をした上で決めていただきたいと思っています。また、美容医療についてまったく知らない方にもしっかりお話しし、他のクリニックとも比較して選んでいただけるような環境を大切にしています。そのため、当日に施術を決めずにお帰りいただいても大丈夫です。なかには、「いろいろ調べたけど、やっぱりお願いしよう」と再度来られる方もいらっしゃいます。
信頼できる医師との対話で納得のいく美容施術を
――これから美容医療を受けたいと思っている方へメッセージをお願いいたします。
三田 美容医療を受けるには、医師と直接話すことが一番大切です。医師は患者様の悩みを聞くことができないと、それぞれの状況にあった治療はできません。今は患者様がクリニックを自由に検索して選ぶ時代です。「何の施術をすればいいかよく分からない」と医師任せになってしまう患者様もいらっしゃいますが、当院ではそれぞれの状況にあった治療を提案しています。提案を押しつけるのではなく、しっかり状況を見極めて話してくれるような先生と出会ってほしいと思います。
銀座Mitaクリニック
院長 三田 麻津子
(みた あつこ)
経 歴
北里大学医学部医学科卒業
北里大学病院形成外科入局
北里大学病院形成外科勤務
湘南鎌倉総合病院形成外科勤務
シロノクリニック勤務
マホロバクリニック勤務
オザキクリニック勤務
広尾プライム皮膚科勤務
資格・所属学会
日本形成外科学会
日本美容外科学会
日本レーザー治療学会
日本坑加齢美容医学会
日本美容皮膚科学会
日本臨床皮膚外科学会
日本レーザー医学会
銀座Mitaクリニック
〒104-0061
東京都中央区銀座5丁目5-18 藤小西ビル7F
TEL:03-6263-8711
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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10:00~12:30 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | 〇 | ー |
14:00~19:00 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | 〇 | ー |
休診日:木曜・日曜・祝日