ひかり皮ふ科クリニックは、一般皮膚科から美容皮膚科まで、一人ひとりに合わせたオーダーメイドの医療を行っています。クリニック名の「ひかり」には、ひかり輝くお肌を取り戻すことで、笑顔にあふれた輝く人生を送ってほしいという願いが込められています。今回は、院長の篠田洋介先生に、クリニックの特徴やホームケアについて、お話を伺いました。
あらゆる美容のニーズに応えられる自分の理想のクリニックを作りたい
――なぜご自身のクリニックを開院しようと思われたのですか?
篠田 勤務医として大学病院などでさまざまな治療や手術を行っていましたが、皮膚科医になって5年ぐらい経った頃、患者様から「先生、シミは取れないんですか?」、「肝斑の治療は何をやっていますか?」など、レーザーでの治療を希望する方が増えてきたんです。それまでは、皮膚科医として水虫やアトピー性皮膚炎などの診察をしていましたが、これからはレーザー治療ができないと皮膚科医として患者様のニーズに応えることができないのでは、と考えるようになりました。
そこで、保険診療もやりつつ、イボ、ホクロ、脱毛など、あらゆる美容のニーズに応えられるレーザーを取り入れた自分の理想のクリニックを作ろうと思って開院しました。
――貴院のこだわりや特徴について教えてください。
篠田 1階は発疹や蕁麻疹など一般皮膚科の保険診療、2階はニキビ、シミ、ホクロ治療など美容医療を行っています。特にレーザー治療に関してはこだわりを持っていますし、患者様お一人おひとりに合わせたオーダーメイドの医療を行っているのが当院の特徴です。また、当院は市内から少し離れた住宅街にあり、車で来院される方が多いので、駐車場も25台分完備しています。
――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。
篠田 患者様は、シミを一つ取ってあげただけでもとても喜んでくださいます。以前、80歳ぐらいのおばあちゃんのシミを取ったことがありました。その方は認知症で、ご夫婦で来られたのですが、旦那様からシミを取ってあげてほしいと言われたんですね。初めて来院された時は、何も話さなかったのですが、シミを取って2週間後に来られた時は、すごく喜んでくれていて、ニコニコ笑って結構話をするようになりました。その姿を見た時に、医師からするとシミを取るという単純な作業でも、ご本人にとっては人生の大きな変化なんだなと思いました。
美容医療は見た目を変えるだけでなく、内面を変える作用や、気持ちが前向きになるような効果があるのではないかと考えています。実際にコンプレックスとか悩みを治して、前向きになってもらえたり、人生に良い影響を与えている姿を目の当たりにすると、すごく嬉しいですね。
レーザー治療だけやればいいのではなく、レーザー前後の処置やケアがとても大事
――貴院が考える美容医療におけるホームケアの役割・重要性についてお聞かせください。
篠田 レーザー治療はどんな肌でも100%の効果を出せるわけではありません。例えば、日焼けをしている人とか、オイル系やジェル系の摩擦を与えるクレンジングを毎日やっている人とかは、なかなかレーザー治療の効果が発揮できないんです。もともとの下地があって初めて結果が出るので、当院ではホームケアのポイントとして、極力摩擦を与えないクレンジングを指導して、レーザー治療を行う前に、まずは1カ月間かけて肌を整えてもらいます。もちろんレーザーをやって終わりではなくて、その後のアフターケアも半年から1年ぐらい行います。レーザー治療だけやればいいと安易に考えて来院される方が多いのですが、いかにレーザー前後の処置やケアをするかが大切なんです。
私は患者様に「ダイエットと一緒ですよ」と話すのですが、よくテレビCMでダイエットのビフォーアフターが流れていますが、あれは筋トレだけではなくて、食事制限もしています。さらに痩せた後も、食事制限や適度な運動を継続して行うことで初めてシェイプアップできるんです。レーザー治療も同じで、レーザーでキレイに取ってもそのままにしていたら再発してしまうんですよ。患者様には、そこをきちんと理解していただけるようにご説明しています。
――ホームケアアイテムにゼオスキンヘルスケアを選択された理由について教えてたください。
篠田 医者がいないと販売できないメディカルコスメを扱うということでゼオスキンにしたことが一つです。もう一つは、ハイドロキノンやレチノールが含まれた製品ということです。効果も期待できますし、ダウンタイムに関してもコントロールしやすいところが、選んだ理由の一つです。
正直、くすみにしても肌のハリにしても、ゼオスキンである程度解決できてしまうんです。それだと、レーザー治療はいらないという話になってしまいますが、私はニーズが多様化しているように感じています。レーザーで取りたい人もいれば、ホームケアで何とかしたい人もいます。そこをきちんとオーダーメイドで対応してあげたいと思っています。ただ私の中では、レーザー治療とゼオスキンを組み合わせた医療が良いのではと思っているので、レーザーであらかた落としてあげて、仕上げとしてゼオスキンを使っています。これは、他のクリニックとは差別化している点だと思います。
――ゼオスキンヘルスケアの中で気に入っている商品、人気の商品について教えてください。
篠田 一番はハイドロキノン配合の「ミラミン」です。その次に購入してもらいたいのは、クリームクレンジングの「ハイドレーティングクレンザー」と、レチノール配合の「デイリーPD」です。だいたい、この三つですね。
――美しい肌を保つために日常生活において気を付けるべきことがあれば教えてください。
篠田 スキンケアのポイントとしてよく言われるのは、「洗顔」「保湿」「日焼け止め」の三つです。しかし、この三つを正しくどうやるのか分かっていない患者様が多いんです。例えば、保湿や日焼け止めに関しては、やり過ぎても問題ないと私は考えています。しかし、洗顔はやり過ぎると肌がボロボロになってしまいます。摩擦を加えることで、シミ、炎症、色素沈着、肝斑などの原因にもなっていきますので、そこは間違っていれば変えて頂くようにしています。
また、最近はホームエステの商品で肌をゴリゴリ擦る方もいますが、それも止めてもらうように指導しています。やればやるだけ良いと思って毎日使っている方がいますが、私としては月に1回とか2週間に1回で十分だと思います。これも、やり過ぎると肝斑やシミの原因になってしまいます。肝斑やシミが濃くなるとファンデーションを厚く塗ったりして、クレンジングする時にまた摩擦が起こるという悪循環になってしまいます。ですから、私は摩擦を止める洗顔を指導しています。
――篠田先生が考える「美・美しさ」とは?
篠田 外面的な面で言うと、ファンデーション無しでキレイな肌が美しいと思っています。結局、何のためにファンデーションを塗るのかというと、シミやくすみなど、肌の衰えを隠すためなので、そうしなくてもいい肌が美しいと思います。 内面的な面で言うと、自信を持って目標に向かっている人が美しいと思います。美容医療は、そのキッカケになればいいなと思っています。
さまざまな美容医療を集めたコミュニティーを作りたい
――今後の展開について教えてください。
篠田 短期的な目標としては、ミラドライというレーザーを導入して、脇汗治療をやっていこうと考えています。そして、長期的なスパンで考えていることは、自分をブランディングして、遠方からも患者様を集患していきたいです。これから美容医療は細分化していくと思っています。例えば、美容眼科、美容耳鼻科といった分野も今後出てくると思っているので、そういう美容系のクリニックを、自分のクリニックの周りに集めて、一つのコミュニティーを作りたいと考えています。
ひかり皮ふ科クリニック
院長 篠田 洋介
(しのだ ようすけ)
経 歴
2002年3月 福岡大学医学部卒業
2002年5月 福岡大学病院救命救急センターに入局
2005年5月 福岡大学病院形成外科に入局
佐賀大学医学部皮膚科
国立病院機構佐賀病院皮膚科
2010年4月 国立病院機構佐賀病院皮膚科医長に就任
2012年12月 国立病院機構佐賀病院皮膚科医長に就任
2013年4月 佐賀県医療センター好生館部長を歴任
2014年6月 医療法人中野会中野医院で勤務
2017年2月 ひかり皮ふ科クリニックを開業
資格・所属学会
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
抗加齢医学会 認定専門医
日本皮膚科学会
日本抗加齢医学会
日本美容皮膚科学会
日本皮膚外科学会
ひかり皮ふ科クリニック
〒816-0954 福岡県大野城市紫台1-5
TEL: 092-558-1830
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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8:30~12:30 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | 〇 | ー |
14:30~18:00 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | △ | ー |
休診日:木、日・祝日
△…土曜日は12時まで。午後から完全予約制