東京ロイヤルクリニックは、広尾駅から徒歩30秒という好立地にあり、夜間診療(16時~21時)をメインとしているので仕事帰りや忙しい合間でも通うことができます。今回は、院長の桐生超智先生に、クリニックのこだわりや特徴、診察する上で大切にしていることなどについて、お話を伺いしました。
人の役に立つ仕事に就きたいと思い、医師の道へ
――医師を志したキッカケを教えてください。
桐生 父が内科医で、患者様から「ありがとう」と言われる職業はすごいなと思っていたので、自然と医師という職業に興味を持つようになりました。マンガが好きなので「ブラックジャック」を読んで、憧れた部分もあります。なんにせよ、何かを極めたプロフェッショナルとして人の役に立ちたいと考えて、医師の道を選びました。
――いろいろな科がある中で、なぜ形成外科を選ばれたのですか?
桐生 私は手先を使うのが好きだったので、外科系に興味があり、整形外科、脳神経外科、胸部外科など外科系を主に回りました。その中でも形成外科は、形態学に基づいて形を修正、変化させたり、血管や神経を繋いで修復していったりするところに、純粋な興味が出てきたんです。それで形成外科しかないなと思いました。
――美容医療を始められたキッカケは?
桐生 形成外科で手術や修復などに興味を持ったと同時に、東京医科歯科大学での研修医時代からアンチエイジングの専門書が発行されるようになり、そこで美容医療に興味を持つようになりました。将来的にアンチエイジングに対するニーズが出てくる流れが絶対くると確信していました。さらにその中で、手術というスペシャリティーですね。例えば、眼瞼下垂という技術を使って瞼の開きを戻して昔の状態に戻すというように、いきなり美しくするというよりは、元に戻していく技術に二重形成の技術が加わればナチュラルにアンチエイジングできて、かつ綺麗になれます。美容を目指すなら外科手技は必須であると逆算してまずは形成外科に入ろうと思いました。ですから、形成外科に入るときにすでに美容医療のことを考えていたんです。
駅前で、16時から21時までの夜間診療という利便性
――クリニックを開院したキッカケを教えてください。
桐生 医師の中には開業志向がある先生とない先生がいます。私の場合は、正直開業には興味はあるけど、バリバリ開業したいわけでもないという曖昧な感じでした。ただ勤務医をしていると、どうしても患者様の待ち時間が長かったり、効果の説明がはっきりしていなかったりと、不便に感じるところが多かったんです。もっとこうしたら面白いのではないか、もっとこうしたら美容医療が広がるのではないか、ということを感じたので、そういったコンセプトのクリニックを作りたいと考えて開業しました。
――貴院のこだわりや特徴について教えてください。
桐生 通いやすさと診療時間ですね。患者様にとって便利で通いやすいことに特化させるために駅前という立地にこだわりました。また、診療時間は16時から21時までです。普通の会社員ですと仕事が終わってからクリニックに行くことが難しいので、会社を休んで行かれたりします。しかし当院は16時から21時まで(手術は21時以降でも対応)なので、仕事帰りに行くことができます。
また、プライベート感を大事にしているので、あまり看板や広告は出していません。周りの目を気にせずに来られるけど、実は本格派な美容医療を提供しています。美容クリニックの場合、カウンセラー、看護師、最後に医師という流れで対応をすることが多いですが、当院では最初から最後まで私が診ています。他にもLINEでの予約やキャッシュレス決済など、全て患者様ファーストで考えてシステムを作っています。LINEだとすぐ状況が分かりますので、何かあったときにすぐに対応できます。そのあたりも患者様に寄り添うことを意識しています。
新しい試みということで開業当初は患者様が来ない日もありましたが、一つ一つ丁寧に施術をして経過を見ていったこと、患者様の悩みに対して、あなたが現在の状態がどうなっているのか? その原因は? そしてどの施術でどう解決していけるのかを、順を追ってわかりやすく説明することで患者様が増えていきました。
――そのように細かく説明することが患者様を診察する上で大切にされていることでもあるんですね。
桐生 そうですね。そこを一番大切にしています。自分の悩み自体が分からない場合もありますし、自分の悩みは分かるけど、どうやって解決したらいいか分からない場合もあります。その答えを私なりに説明してどの施術をどのくらいすれば解消していけるのかの治療方針を明確にするように心がけています。このメニューは凄くいいですよ!受けた方がいいですよ!と単発的な営業トークって好きではありません。「あなたはこういう状況なので、この施術でこうしたほうがいいと考えます」「あなたのたるみは今このくらいのレベルですよ」というところまでは説明してこそ信用して美容治療を受けていただけると思います。
当院は何回かリピートして通ってもらうことが基本なので、最初はこれぐらいだったけど良くなってきたから、もうそろそろこの治療は終了でいいとか、しっかりした理論をつけてルートを示してあげると患者様もとても安心します。
あとは実際にきれいになっていと、みんなテンションが上がっていくんですよ。心のテンション上げてあげるもの美容医療じゃないかなと思います。もちろん痛み、内出血、腫れなどリスクはしっかりと説明してから行いますが、そこは一緒にハードルを越えてもらい、その後には今より美しくなるというメリットを感じていただけるまで寄り添ってければと治療に励んでいます。
――貴院が得意とする医療サービスについて教えてください。
桐生 基本的には、脂肪溶解注射、ショッピングスレッド、糸リフト、目周りの手術、糸による鼻形成の5つがメインで、他にヒアルロン酸注入、ボトックス注射、そして脱毛やハイフなど照射系も全て行っています。美容の基本は顔なので顔をメインでやっています。顔は脂肪溶解注射でボリュームを軽減してバランスを取ってショッピングスレッドで脂肪の張りを出します。その上で、糸で引っ張って固定してリフトアップすることもかなり多いですね。目の周りに関しては、目の下の脂肪を取ってクマを解消したり、二重を切って二重のラインを作ったりとか眼瞼下垂を治したりということを専門にしています。
――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。
桐生 やりがいは患者様がキレイになっていく過程を間近で見られることと、ゼロからプラスに上げていくことができるということが美容医療ならではですね。「おめでとう」と言えるのは産婦人科と美容医療だけと言われていますが、そういうところが魅力だと思います。
一方で美容医療の難しさは、患者様がすごい期待を持ってこられるのでそれに応えなければならないプレッシャーが強いこと、実際にキレイになっていてもご本人は納得できてない場合もあることです。正しい治療を行なっていれば正しい結果が出る、のが一般的ですがそうとも限らないのが医療ですので、そういう部分も難しいですね。
もっと手技にこだわって、
より良い結果を出せるようにしていきたい
――先生が考える美・美しさとは?
桐生 本来、美と言うのはその人の内側から表れるものだと思います、ただ、外側の美を整えてあげると内側の美も輝いてきます。自分のコンプレックスが少なくなって心がプラスに変化していった時に雰囲気から輝くのを見るのが好きです。そのお手伝いをしてあげるのが美容医療の正しい姿勢だと思います。基本的にやりすぎずナチュラルな美しさを目指しています。
――今後の展開について教えてください。
桐生 今は治療方法もどんどん進化していますが、治療のタイミングや手技にもっともっとこだわって、より良い結果を出せるようにしていきたいです。ただ、現在は予約が多くなってしまい私のキャパシティーをややオーバーしてくることがあるので手技が荒くならないように常に振り返って反省、向上を常に考えています。InstagramなどSNSを有効活用して当院の治療方針のPRを増やしていきたいと思います。将来的には私一人ではなく、いろいろな先生方にご協力頂いて、私の美容医療を広めたりクリニックを東京ロイヤルクリニックのクオリティーを向上しながら拡大、増やしていきたいです。
東京ロイヤルクリニック
院長 桐生 超智
(きりゅう ちょうち)
経 歴
2004年 北里大学医学部卒業
東京医科歯科大学付属大学病院での臨床研修ののち、順天堂大学大学病院形成外科に入局
大手美容外科で多くの注入やオペを経験しつつ修練を重ねて
2009年 東京ロイヤルクリニックを開業
資格・所属学会
日本美容外科専門医
日本形成外科学会会員
日本美容外科学会会員
日本眼形成再建外科学会会員
東京ロイヤルクリニック
〒106-0047
東京都港区南麻布5-15-20フラワーマンション804
TEL: 03-5420-3779
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
16:00~20:00 | 〇 | ー | ー | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
20:00~21:00 | 〇 | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | ー |
定休日:火曜、日曜、祝日
※当院は完全予約制ですので、予めお電話でご予約の上ご来院ください。
当日ご予約受付時間は午後8時半までとなります。