二子玉川ヤスダクリニックは、地域に根差したクリニックとして、地元の方々との関係を大切にしているクリニックです。院長の安田昇平先生は、大手レーザー専門クリニック医長として7年間勤務し、25年間で延べ約20万件以上の症例を診察・治療してきました。今回は安田先生に、クリニックのこだわりやレーザー治療などについて、お話を伺いました。
レーザーの可能性に惹かれて美容医療の道へ
――医師を目指したキッカケを教えてください。
安田 大学進学を控えた高校生の時に、人の役に立つ職業は何だろうと考えた時に一番イメージできたのが医者だったんです。人の役に立つ仕事はたくさんありますが、医者は怪我や病気の人たちを診てあげることで、患者様が元気になるだけでなく、気持ちも明るくなるところが非常にやりがいがあるなと思ったんです。
――いろいろな科がある中で、なぜ形成外科医を目指されたのですか?
安田 外科系に進みたいと思っていて、整形外科や一般外科にも興味はありました。そんな中で形成外科は診察が多岐に渡りますし、医師として個人の裁量がすごく試される科なんですね。治療法や手術方法がどんどん変わっていきますし、新しい考え方を取り入れて自分で良い治療法を編み出せる余地があるところに興味を持ったんです。また、成果が目に見えることで患者様の反応がダイレクトに伝わってくるところに魅力を感じました。
――形成外科から美容外科に進まれたのはなぜですか?
安田 二子玉川ヤスダクリニックを開院する前に勤めていたころがレーザー専門クリニックだったんです。レーザー治療はアザを治す時に手術の痕を残さないで治る可能性がある治療なんですね。その可能性に惹かれて美容医療に興味を持つようになりました。
――安田先生はレーザーの症例が25年間で述べ約20万件以上ということですが、レーザー治療はどのように変わってきたのでしょうか?
安田 機械自体が良くなってきて、合併症が少なく治療効果が期待できるように改良されてきていますが、治療のコンセプトは同じなのでスタンダードな考え方は変わっていません。傷跡がゼロになるわけではありませんが、昔と比べると格段に違いますね。ただ、機械が良くなった分、昔に比べるとあまり経験がない人でも安全にできて結果が出るケースが多いんですね。そうすると、レーザーのことや機械のことについて深く探求しない傾向があるのが少し気になります。
――安田先生ならではの治療法などはあるのですか?
安田 今までの蓄積で細かな工夫とかはありますが、一番特長的なのはホクロを取る治療です。なるべく跡を残さない方法は、他院ではやっていないと思います。ただこれは、公には発表していないので具体的なやり方は説明できないんです(笑)。時代とともに機械は良くなっていますが、そこだけに頼らず、今までの経験と機械を駆使して、いろいろなやり方を考案しています。
地元の方との関係性を築いた地域に根差したクリニック
――クリニックの特徴やこだわりを教えてください。
安田 私は長年レーザー治療に携わってきましたが、当院はレーザーに特化しているわけではありません。あくまでもレーザーは治療アイテムの一つで、シワ、タルミ、シミ、イボ、ホクロなど、さまざまな悩みに対応しています。
また、二子玉川という土地柄もあると思いますが、皆さん地元意識が強く、休日も二子玉川で過ごされる方が多いように思います。そういう土地柄だからこそ、地元の方を大切にして地域に根差したクリニックであり続けたいと思っています。美容以外のことでも相談していただけるような関係性を築くことで、繰り返しクリニックに足を運んでいただいております。
――美容医療のやりがいや苦労を教えてください。
安田 クリニックに来られる患者様は、コンプレックスの解消や自分へのご褒美など、いろいろバックグランドがあるんですね。それが、シミを一つ取ってあげることで、ふさぎ込んでいた気持ちが明るくなったり元気になったりするのが分かるんです。患者様が喜んでいる姿を見るのが、やりがいの一つです。美容医療とメンタルはすごく関係があるので、美容医療をすることで前向きな気持ちになって、生き方が変わっていくキッカケになってくれたらいいなと思います。
――患者様を施術する際に先生が大切にされていることは何ですか?
安田 患者様とのコミュニケーションですね。まずは患者様の人となりを知ることが大事だと思っています。私は、同じ施術でも、人によって説明の仕方を変えるようにしています。全員に同じように説明してしまうと、人によって受け止め方や理解度が違います。それでは患者様の望む結果を出すことができません。患者様に喜んでもらいたい、満足してもらいたいという思いを忘れずに、常に患者さんの望む結果を出すように努力していますが、そのためにも患者様とのコミュニケーションが大事だと思っています。
――患者様にお勧めしているスキンケアはありますか?
安田 スキンケアはとても大事ですが、基本的にホームケアと治療を両方することが一番効果があると思います。どちらかだけでは思うような効果が得られないと思います。皆さんの代表的な悩みはだいたい決まっていて、シミ、シワ、タルミ、毛穴の開き、ニキビなどが多いんですよ。治療に関しては、それをある程度網羅するような治療法で行っています。その治療を補足するために、ホームケアで基礎化粧品などを使っていただいています。シミだったらシミに特化した日焼け止めやローションなど、お悩み別に商品を取り揃えていますので、それをお勧めして使っていただいています。
――安田先生が考える「美・美しさ」とは?
安田 その方がもともと持っている美しさってあると思うんですよ。ですから、その原石を磨いて良さが出た時が本当の美しさだと思います。どちらかというと、若い方のほうがいろいろと変えたがる傾向にありますが、やりすぎるのは本当の「美」だとは思いません。それよりも、もともと持っている良いところを少し足してあげるようなイメージぐらいが、ちょうど良いと思っています。もともとの顔立ちがあるので、過剰にやりすぎると良くなるどころか逆に不自然な感じになってしまうので、私のところに来られてもそういう場合はお勧めしません。
悩みがある人は一度カウンセリングら来てほしい
――これから美容医療を受けたいと思っている方へメッセージをお願いします。
安田 昔に比べると美容医療はポピュラーになってきましたが、興味があるけど怖くてクリニックに行けない方がたくさんいます。初めての方はいろいろ不安があると思いますが、悩んでいることがあれば、一度カウンセリングに来ていただければと思います。その方に合った安心できる施術をご提供致しますので、その上でやるかどうかを判断していただければと思います。
――今後の展開について教えてください。
安田 患者様のご要望には出来る限りお応えしていきたいと思っています。コロナ禍を機に時代が変わっていくと思うんですよ。美容業界も飽和状態ですし、他の業種もそうですが、美容医療もクリニックによってはインバウンドの影響が大きいので、時代の変化に対応していけるようにしていくことが大事です。ただ、その中でも自分がやりたいことは取り組んでいこうと思っています。これからはレーザー以外のこともチャレンジしてみたいですね。
二子玉川ヤスダクリニック
院長 安田 昇平
(やすだ しょうへい)
経 歴
平成2年3月 新潟大学医学部卒業
都立駒込病院外科レジデント終了後、慶応大学病院形成外科チーフレジデントおよび助手を経て、大手レーザー専門クリニック医長として7年間勤務。
延べ約20万件以上の症例を診察・治療。
平成16年2月 二子玉川ヤスダクリニック開院
レーザー治療の分野での功績により、平成16年度、社会文化功労賞受賞
資格・所属学会
日本形成外科学会認定専門医
日本レーザー医学会会員
日本美容医療協会会員
日本レーザー治療学会会員
学会発表多数
米国アンチエイジング学会会員
二子玉川ヤスダクリニック
〒158-0094 東京都世田谷区玉川2-27-8 玉川高島屋S・C ケヤキコート 3F
TEL
03-5797-5866
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10:00~13:00 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | 〇 | 〇 |
15:00~18:30 | 〇 | 〇 | 〇 | ー | 〇 | ▲ | ▲ |
休診日:木曜日
▲…水曜日は14:00~17:00