あきこクリニックは、美容に関するさまざまな悩みについて、常に患者様のことを第一に考えて治療・施術を行っています。今回は、美容のかかりつけ医として、多くの患者様から厚い信頼を寄せられている院長の田中亜希子先生に、クリニックのこだわりや特徴、お勧めの施術などについて、お話を伺いました。
産婦人科医から美容医療の道へ
――医師を志したキッカケを教えてください。
田中 私は「先天性股関節脱臼」という病気を持って生まれました。ですから、物心ついた時にはずっと病院の中だったんですね。3回手術をしたのですが、1、2回目はうまくいかなくて、3回目の手術でやっとうまくいって歩けるようになったんです。その時に担当してくださった東京大学医学部付属病院の整形外科の先生に感銘を受け、医師を志して東京大学医学部に進みました。
――美容医療を始められたキッカケを教えてください。
田中 最初は産婦人科医として、東京大学医学部附属病院に勤務していました。ただ当時は平均睡眠時間が3時間ぐらいで、本当に激務だったんですね。その激務に足が耐え切れず、変形性股関節症になってしまったんです。それでドクターストップがかかって転科することになったのですが、秋口だったので皮膚科など他の科に移ることができなかったんです。もともと美容外科には興味があったので、思い切って転科しました。
患者様に「できること、できないこと」をきちんと伝える
――クリニックのこだわり・特徴について教えてください。
田中 当院は「美容のかかりつけ医」をコンセプトにしています。美容に関することは、まず私にご相談していただいて、患者様を診てあげたいと考えています。ただし、全てを受け入れるわけではなく、私が「できること、できないこと」をきちんとお伝えさせていただきます。私ができる施術に関しては私が行いますが、私ではできない骨を切るような大きな手術とかは、その手術が上手な先生をご紹介しています。患者様もそこを理解してくださっているので、皆さん長く通ってくださっていますし、患者様がお友達を紹介してくださったり、ご家族の方を連れてきてくださったりもしています。 また、当院はプライバシーに配慮して、待合室、カウンセリングルーム、施術室、パウダールームと全て個室になっています。待合室をブースで分けて全て個室にしたのは、私自身が美容外科を受ける場合、他の患者様と一緒のところで待つのは少し抵抗があるなと思ったからです。全て個室なので、受付のものとは顔を合わせますが、来院されてから帰られるまで他の患者様と会うことは一切ありません。
――診察をするうえで大切にされていることはありますか?
田中 “患者様ファースト”ですね。患者様は、さまざまなお悩みを抱えてクリニックにいらっしゃいますので、カウンセリングには時間をかけています。例えば、患者様が希望されても良くないと思うことはお勧めしません。逆に、患者様が全く気にされていないことだとしても、これをやったらすごくよくなると思うことは、患者様に「気にされていないかもしれませんが申し上げてもいいでしょうか」と一言断ったうえでお勧めすることもありますが、決して無理強いはしません。
――貴院が得意とする医療サービスはありますか?
田中 人気が高い施術はアンチエイジングになります。肌の治療でいうとピコフラクショナルの人気が高いです。私が行う施術では、スレッドリフト、ヒアルロン酸、ボトックス注入がお勧めです。リフトの施術は40、50代の方が一番多いですが、最近は美意識の高い30代の方も多くなっています。
――スレッドリフトについて教えていただけますか?
田中 使用しているのは、先端が尖っていないカニューレコグタイプの糸です。先端が尖っていないカニューレの中に糸がセットされているのですが、入り口と糸の通り道に麻酔をした後に、カニューレの中に入っている糸を入れて、引き上げながらカニューレを抜くと糸が皮下脂肪層にセットされる形になります。少ないと片側2本ずつで合計4本、多いと片側7本ずつ合計14本入れることもあります。
――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。
田中 患者様から「先生のおかげでキレイになりました」「コンプレックスがなくなりました」といった言葉を頂けたときは、とても嬉しいですしやりがいを感じます。先日も、ユーチューバーの方から、「先生にキレイにしていただいたからユーチューバーとして活動できるようになりました」と言っていただけてとても嬉しかったです。
難しさは、私にとって美しいと思うものでも患者様にとっては美しくない場合があります。そこの部分をすり合わせていくことが難しいですね。ただ、そこを限りなく一致させて患者様に満足していただくために、きちんとカウンセリングを行っています。
――ホームケアでお勧めしているブランドはありますか?
田中 ビタミンAを使った医療機関専売品のものですね。当院では「ZO SKIN HELTH(ゼオスキンヘルス)」をホームケアとしてお勧めしています。使用するとどうしても皮がむけるのですが、コロナ禍でマスク生活をしているため、今まで使用をためらっていた方も、この機会にということで人気が高まりました。
――貴院ではオンライン診療を行っていますが、今後どのようになっていくと思われますか?
田中 当院は実診療が忙しいため、オンライン診療を利用される患者様はそれほど多くはありませんが、コロナ禍をキッカケにオンライン診療の裾野は広がっていくと思います。ただ、スマホやパソコンのカメラでは、肌のトーンや症状が分かりにくいことがあります。そこが改善されて画質が良くなれば、もっと広まっていくのでないでしょうか。
日本美容外科学会の理事として、後進の育成にも力を入れていきたい
――これから美容医療を受けたいと思っている方へメッセージをお願いします。
田中 治療の満足度は技術だけではなく、ドクターと患者様の相性の問題もあるので、誰にとっても絶対的な名医というのはいないと思うんですね。インターネットを見ても良いことしか書いていないところもありますし、その方にとっての名医を見つけるためには、やはり会って話をしてみないと分からないと思います。ある程度、ネットから情報を得るのは良いと思いますが、実際にクリニックに足を運んでみることが大事だと思います。
――今後の展開について教えてください。
田中 開院して12年目になりますが、これからも私が最初から最後まで診るというスタイルにこだわってやっていきます。また現在、日本美容外科学会の理事をさせていただいておりますが、次の世代へきちんとバトンタッチしていくためにも、これからは後進の育成にも力を入れていきたいと思っています。
あきこクリニック
院長 田中 亜希子
(たなか あきこ)
医療法人社団 英僚会 理事長
経 歴
1995年 東京大学医学部医学科卒業
東京大学医学部附属病院産婦人科勤務
1998年 大手美容外科副院長就任
2002年 同美容外科美容皮膚科部長就任
2007年 同美容外科診療部長就任
この間、水戸院院長・千葉院院長を歴任
新人医師の初期研修を任される
2009年12月 あきこクリニックを開院し、院長に就任
2013年04月 医療法人社団 英僚会を設立、理事長に就任
あきこクリニック院長 兼務
資格・所属学会
日本美容外科学会(JSAS)理事
日本アンチエイジング外科学会(JAAS)理事
アラガンファカルティードクター
各メーカースレッドリフト・ヒアルロン酸などのKOL(キーオピニオンリーダー)を務める(シルエットソフト・テスリフトソフト・クレヴィエル・premium VOV lift)
あきこクリニック
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