BIANCA CLINIC(ビアンカクリニック)は、東京・銀座で美容外科・美容皮膚科・美容内科・再生医療・形成外科の診療を行っています。キラリト銀座の最上階にあり、ホテルライクな高級感と重厚感のある広々とした院内は、患者様の心地よさを追求しているそうです。今回は銀座院長の新行内芳明先生に、得意とする施術や患者様を診察・施術する上で大切にされていることなどについて、お話を伺いました。
患者様のQOLに直結することに
やりがいを感じ形成外科へ
――新行内先生が医師を志したきっかけを教えてください。
新行内 両親が歯科医を開業していたため、幼い頃から医療に触れて育ちました。進路を考えた時に歯科医という選択肢もありましたが、病気で困っている方を助けたいと思い、医師の道を選びました。
――いろいろな科がある中で、なぜ形成外科を選ばれたのですか?
新行内 私自身が細かい作業が得意で、手術をするのが好きでした。研修医の2年間で様々な科をまわった中で、内科系よりも外科系がいいと思っていました。中でも形成外科は、身体の表面の外科で手術の結果が目に見えてすぐ分かり、患者様にも結果の良し悪しが分かる科です。特に顔面は見た目に関わる手術なので、患者様のQOL(生活の質)に直結するところにやりがいを感じました。
――新行内先生のInstagramでは、鼻や眼瞼下垂の症例を多くご紹介されていますが、先生の得意とする施術を教えてください。
新行内 美容外科医と呼ばれる方はたくさんいらっしゃいますが、形成外科出身でしっかり形成外科のトレーニングを積んだ医師しかできない施術は意外と多くあります。その一例が鼻や眼瞼下垂の手術です。その他にも顔の骨の手術など形成外科出身で、ある程度高度な外科技術がないとできない手術があり、私はそういった手術のスペシャリストとしてやっていきたいと思っています。
――患者様を診察・施術する上で大切にされていることはありますか?
新行内 医療ですから、安全な方法で行うということが一番大切ですね。例えば、鼻の手術でどんなに綺麗につくっても、数年後にちょっと直したいと思われることがあります。そういった時に、たまに修正が難しい状態になっていることがあります。あくまで自分の元々の構造は崩さず、安全に手術をするというのがまず第一です。
あとは、顔に合わなかったり似合わない鼻はつくらないことです。しっかりと変化はあるのですが、自然につくるというのが私のモットーです。目だけでなく鼻にも流行があります。数年前に韓国風のツンと尖った上向きの鼻が流行りましたが、そういった流行の鼻にしてしまうと流行が過ぎた時や、年齢を重ねた時に似合わなくなるなどの可能性が高いものです。私は流行に乗ったような修正ありきの手術はしたくありません。その方がその鼻で一生生きても違和感もなく、かつ綺麗でいられるデザインを心がけています。
一つひとつの手術をしっかりと行い
患者様に満足いただく結果を出す
――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。
新行内 目や鼻にコンプレックスを抱えて来院された患者様が、私の手術でコンプレックスがなくなり、表情が明るくなられたり笑顔になられるのがとても嬉しいですね。その方の人生を前向きに後押しできるようなところに、とてもやりがいを感じます。
難しいと感じるところは、美的感覚の違いですね。私はいいと思ってもそう思わない方も少なからずいらっしゃいます。基本的に私は患者様のご要望を第一にお伺いし、それに沿うように手術をしています。ご要望があまりにおかしい場合は、しっかりご説明をさせていただいています。SNSで私の症例写真を投稿していますので、美的感覚のギャップは少なくなりましたね。SNS映えではなく、一つひとつの手術をちゃんとやり、ちゃんと結果を出して、着実に患者様に満足いただいた結果だと思います。
――ホームスキンケアの重要性や、新行内先生のスキンケアへのこだわりを教えてください。
新行内 クリニックでレーザーなどで肌治療をすることも大切ですが、やはり毎日の積み重ねが大切です。当院でもスキンケアには力を入れていますので、ドクターズコスメの取り扱いも多いですし、勉強会を定期的に行い知識もしっかり増やしています。私自身、美容クリニックで働く前は市販のスキンケア商品もドクターズコスメも変わらないと思っていました。しかし実際に使ったり、ドクターズコスメを使用されている患者様の肌を見て、市販のスキンケア商品と比べて全然違うなと思うようになりました。
最近は当院の皮膚科専門医の岩間が開発した美容液を使っています。彼女自身かなりのスキンケアマニアで、5年ほどかけ一切の妥協なしでつくった美容液なのですが、私も実際に使ってとても良かったため、今はそれしか使っていないですね。
――新行内先生が思う美しさについて教えてください。
新行内 美容外科的に造形で言うと、アジア人には合わない鼻や目があります。最近ではSNS等で見つけた高すぎる鼻などに憧れてしまう方もいらっしゃいますが、パーツではなくお顔全体を見てバランスが整っていることが一番大切です。「木を見ず森を見よ」という言葉があるように、俯瞰して客観的にお顔を見るっていうところで美しさを感じてほしいですね。あとは造形だけでなく、すごく笑顔が素敵だったり、内面から出る健康的な美しさがある方は魅力的だと思います。
――お顔の全体バランスを自分で見るのが難しいと思った時はやはり他の方の意見を聞く方がいいですか?
新行内 第三者の意見は大事だと思います。特に私たちのような美容をプロとしている医師に見てもらうのが一つの手ですね。しかし、美的感覚の相違などもあるので難しいところでもあります。あとは、たまには加工アプリを使わずに写真を撮って、現実をちゃんと見るのもいいと思います。最近は「デジタル醜形恐怖症」という、加工した自分と現実とのギャップによって醜形恐怖症という症状が出てしまっている方が増えています。自分の顔を俯瞰して見てみる、加工を外して現実を見てみるというところも大切だと思います。
東京で高いクオリティの美容医療を提供し続けたい
――これから美容医療を受けたいと思っている方へクリニックを選ぶ上でのアドバイスがあれば教えてください。
新行内 今は美容外科医のほぼ全員がSNSをしているので、美容の情報が溢れています。一般の方がそれを見ても何が正しくて、何が向いているのかを見つけるのは難しく、どのように情報を取捨選択していくか悩んでしまうと思います。残念なことに、世の中にはいい医療を提供していないクリニックもあります。そういったクリニックを選ばないためには、SNS映えに踊らされないように気をつけなくてはいけません。まずは自分でしっかり調べることが大切です。調べ方は難しいと思いますが、1つの情報源だけでなく、SNSもInstagramだけでなく、TwitterやYouTube、あとはクリニックのホームページをしっかり隅々まで見てみるなど、複数の情報源で調べてみるといいと思います。
あとは、ドクターの経歴を見ることも大切です。今までそのドクターがどこにいて何年間何の治療をしてきたのかや、形成外科や皮膚科の専門医も持っている先生なら、ある程度保険診療もしっかりやってきたという一つの指標になります。そのドクターの症例写真を見て、綺麗だと思ったところや、自分と先生が合うと思ったクリニックへ行くのがいいと思います。
――今後の展開について教えてください。
新行内 当院は大阪などにも進出できるような知名度や規模ですが、あえて多店舗展開はせず、東京で高いクオリティの医療を提供することを一番に考えています。多店舗展開をすると、どうしても地方に行くにつれてクオリティが下がってしまったり、店舗に目を向けられなくなってしまうことがあるので、今後も変わらずクオリティの高い医療を東京で提供していこうと思います。
また当院は美容外科だけでなく、皮膚科やドクターズコスメ、サプリメントなどの内面の治療、その他にも再生医療など包括的に提供しており、それぞれとても高いクオリティで提供できている自信があります。目や鼻の手術をしたらそれで終わりではなく、様々な面からその方の美しさを引き出すことをモットーに、これからも高い領域でトータルビューティーを提供していきたいです。
BIANCA CLINIC
銀座院長
新行内 芳明
(しんぎょうち よしあき)
経 歴
2011年 | 順天堂大学医学部 卒業 順天堂大学浦安病院 初期臨床研修 |
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2013年 | 順天堂大学浦安病院 形成外科・美容外科 |
2016年 | 戸田中央総合病院 形成外科 部長 |
2017年 | 順天堂大学大学院 医学研究科 卒業 |
2018年 | 順天堂医院 形成外科 医局長 |
2020年 | プリモ麻布十番クリニック 副院長 |
2022年 | BIANCA |
2023年 | BIANCA 銀座院長 |
資格・所属学会
医学博士
日本形成外科学会 専門医
日本美容外科学会(JSAPS)専門医
日本美容外科学会(JSAPS)正会員
日本美容外科学会(JSAS)正会員
アラガン・ジャパン(株)認定 ボトックス施注者資格
アラガン・ジャパン(株)認定 ジュビダームビスタ(ヒアルロン酸)施注者資格
グラクソ・スミスクライン(株)認定 ボトックス施注者資格
BIANCA CLINIC
〒104-0061
東京都中央区銀座1-8-19 キラリト銀座12階
TEL:050-3196-4834
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