美容医療のかかりつけ わたしの名医

津かじわらクリニック

【津かじわらクリニック】
三重県で患者様の笑顔が増えるようなクリニックにしていきたい

津かじわらクリニックは、津駅から徒歩10分にある泌尿器科・皮膚科・形成外科・美容皮膚科を扱うクリニックです。幅広い悩みに対応した診療科目で、安心して通えるよう女性専用待合室を完備し、患者様のお悩みに寄り添う診察を心がけていらっしゃいます。今回は副院長の梶原愛莉砂先生に、医師を志したきっかけや子育て世代のスキンケアにおけるポイントなどについて、お話を伺いました。

15歳で父を亡くした経験から医師を目指す

――梶原先生が医師を志したきっかけを教えてください。

梶原 私は15歳の時に父をがんで亡くしました。医師を志していた時期もありましたが、父の闘病の苦しさなどを見ていたこともあり、亡くなった当初は医学に対する不信感のようなものが芽生え、一度は自分の将来を見失っていました。そんな時、尊敬する先輩から、「医学というのは日進月歩で、悔しい想いが次に同じ経験をする人を減らすんだ。」と教えられ、私の経験が誰かのために活かせるかもしれないと考えるようになり、再び医師を目指しました。

――いろいろな科がある中で、なぜ形成外科を選ばれたのですか?

梶原 大学で色々学んでいく中で、がんに携わる仕事がしたいと思っていました。しかし、がん治療の科を実習でまわった時に、どうしても感情移入をしてしまう自分がいました。昨今はがんの治療も進歩しているので、闘病というイメージより共存というイメージの方が強くなってきていると思います。その中でがんを患いながらも、これまで通り自分らしくありたいと思われている患者様も多くいらっしゃいます。そこで知ったのが、「乳房再建」という治療でした。「乳房再建」とは、乳がん治療によって胸を失われた方が、様々な方法で胸のふくらみを取り戻す手術です。がん治療の1つの選択肢である再建に興味を持ったことと、元々細かい作業がとても好きだったため「マイクロサージャリー」という顕微鏡を使った手術にも興味があり、形成外科医を選びました。

津かじわらクリニック

――美容医療をはじめられたきっかけは何ですか?

梶原 美容医療は恐らく医師の中でも意見が2つに分かれると思います。私も最初は医療とは別として捉えていたのですが、がん治療中の患者様に「顔のシミやくすみって何とかなりますか?」などのご相談をいただくことがあり、おひとりおひとりの日常に大きく関わる分野であることに気付かされました。そこから何かご提案できないかと勉強し、携わっていくなかで、お肌が綺麗になると気持ちが前向きになり、病気の方にも、病気ではない方にとっても、心からの笑顔に直結する医療であることを実感するようになりました。1人の人を治すということは、身体的な部分だけでなく、精神的なケアも大切で、美容医療はその面において、とても大事な要素の1つだと思い、より深く学ぶようになりました。

――貴院で導入している機器や、貴院の特長やこだわりを教えてください。

梶原 シミや毛穴ケアのレーザーを導入しています。また、当院は皮膚科もされていたクリニックを継承したため、ニキビやアトピーに悩まれている患者様もいらっしゃいます。そういった方々に、これまでの保険治療だけではなく、ご要望に応じて自費診療までしっかりサポートしたいと思っています。また、これからはがん治療中の方へのアピアランスケアの一環として、治療をご提供できればと考えています。保険診療は病気として疾患を扱っているので、病気が治癒すれば治療が終了になりますが、より綺麗に治したり、お肌をトーンアップさせる、ニキビ跡もしっかり治すというところは自費診療が必要な要素になります。無理に勧めたりせず、お悩みに寄り添った治療をご提案させていただきます。

――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。

梶原 形成外科全般において言えることなのですが、外観を治療するだけでなくて、その治療によって悩みや日々の不安を解消しQOLを改善できるというところが一番大きいと思います。実際に生活の中で、顔に目立つシミがある、お肌が荒れているなど、一度気になるとストレスにつながり、日々の生活に関わっていきます。美容医療が心のケアに繋がっていると思いますし、喜んでくださる患者様を見ると嬉しく感じます。反面、どうしても難しいと感じるのは、患者様のご希望と予測される治療の効果に差が出てしまうことです。最終的に患者様の笑顔に繋がらないと意味がないので、お悩みを傾聴し、その差を埋めていくということを心がけながら、カウンセリングを行うことで、ご満足いただける治療を提供したいです。

津かじわらクリニック

――毎日のスキンケアで意識した方がいいことがあれば教えてください。

梶原 やはりお肌を刺激しすぎないことと、UVケアが大切ですね。ホームスキンケアでも今はいいものがたくさんありますが、その使い方やどれが合うかは患者様おひとりお一人で異なります。大事なことはたくさんの種類を取り入れるのではなく、自分に合ったものをしっかり使うことです。そして、季節によってお肌の調子も変わるので、季節ごとにスキンケアの見直しをすることもとても大切です。様々なスキンケアを手当たり次第に試されるという方もいらっしゃると思いますが、効果を実感していただくためには数カ月という単位で少し長く使っていただきたいですね。

――お子様のスキンケアはどんなところを意識するといいですか?

梶原 年齢によっても異なりますが、お子様のお肌はとにかく保湿をすることが大切です。夏場でも保湿は必要です。テクスチャーをミルクタイプに変えたりして、お風呂上りにしっかり保湿をしてあげるといいですね。あとは、近年紫外線がとても強いので、適度なUVケアも早いうちから行う必要があると思っています。朝しっかり日焼け止めを塗ればOKというわけではありませんし、小さいお子様が自分でUVケアを管理するのは難しいものです。もし、お子様のスキンケアやUVケアでお悩みがありましたら、ぜひお気軽にご相談いただきたいです。

――梶原先生が思う美しさについて教えてください。

梶原 笑顔が多い方は純粋に綺麗だなと思いますね。笑顔の方と一緒にいると心地よくなる印象があります。表情だけの笑顔でなく心からの笑顔というところが大切だと思いますし、私は美容医療はそのための治療だと思っています。患者様ご自身が本当に笑顔になれる治療って何かというのを提案・提供させていただき、それがうまくいった時が一番美しくなれるのではないかと思います。

地元の三重県で、笑顔で過ごす方が
増えるようなクリニックにしたい

――これから美容医療を受けたいと思っている方へのメッセージをお願いします。

梶原 どんなことにおいても同じだと思うのですが、初めてはすごく勇気がいることだと思います。クリニックにもよりますが、カウンセリングは無料や比較的安価で提供されているところもあります。もし少しでもお悩みがあったら、まずはカウンセリングからはじめて見るのもいいと思います。ネットでも様々な情報が溢れていて、あれもこれもやらなくてはいけないように感じてしまうかもしれませんが、決してそんなことはありません。一番大事なことは「自分に合った施術」ということです。クリニックへ行ったからといって、すぐに施術を受ける必要はありません。一度、専門家の話を聞いてご自身の肌状態を知るという、その一歩を踏み出していただきたいと思います。たまたま初めて行ったクリニックが合わなくて、悪い印象を抱いてしまった方もいらっしゃるかも知れません。美容医療は決して怖いものではありません。お肌のケアは医療だけに限らず、意識して継続していただくことが大切だと考えております。せっかく治療を受けていただいても、それに安心して普段何もケアしていなければ効果の持続が得られずもったいないということもあります。始めやすい価格帯の治療もたくさんありますので、ご自身に合った「無理なく続けられるメンテナンス」を見つけていただきたいです。

――今後の展開について教えてください。

梶原 地元の三重県で笑顔で過ごす方を増やせるようなケアがしっかりできるクリニックにしていくことが目標です。私は病気を治すことだけが医療ではないと思っています。患者様だけでなくその方のご家族も含めてケアできるようなクリニックにしていきたいです。あとは三重県での美容医療に対するイメージは東京や大阪と異なり、受けること自体に抵抗感を抱いていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。そういった方々に美容医療の意義や良さを広めて浸透していけるような発信をしていきたいと思っています。

津かじわらクリニック

津かじわらクリニック

副院長 梶原 愛莉砂
    (かじわら ありさ)

経 歴
2013年 三重大学医学部医学科 卒業
2013年 市立四日市病院 臨床研修医
2015年 市立四日市病院 形成外科 医師
三重大学医学部附属病院 形成外科 非常勤医師
2023年 津かじわらクリニック開院
資格・所属学会

日本形成外科学会会員
日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会 会員
Beauty Japan 2020 キャリア部門グランプリ
Beauty Japan アカデミー学長

津かじわらクリニック

津かじわらクリニック

〒514-0005
三重県津市鳥居町 278-6
TEL:059-221-2121

【形成外科・美容皮膚科(完全予約制)】

診療時間 日・祝
10:00~14:00
14:00~17:30
手術対応日

▲…奇数週(9月より)

【泌尿器科・皮膚科一般(当日受診可、予約優先)】

診療時間 日・祝
9:00~12:00
15:00~18:30
14:00~17:30
手術対応日

休診日:日曜・祝日

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