黄川田クリニックは、春日部駅から徒歩10分にある耳鼻咽喉科・美容皮膚科を扱うクリニックです。耳鼻咽喉科専門医の知識とスキルだけでなく、大手美容外科で培った美容皮膚科・外科のスキルも駆使し、地域医療に貢献できるよう患者様のニーズに応える医療を提供しています。今回は院長の黄川田 乃威先生に美容医療を始めたきっかけや、患者様を診察する上で大切にしていることなどについて、お話を伺いました。
開業医の父の背中を見て医師を目指す
――医師を志したきっかけを教えてください。
黄川田 父が医師をしており、耳鼻咽喉科・皮膚科・内科・小児科を開業していました。両親から医師になるように言われたことは一度もないのですが、幼い頃から父の背中を見て育ったことで医師という仕事に憧れもあり、医学部へ進学をしました。
――黄川田先生は元々耳鼻咽喉科を専攻されていらっしゃいましたが、耳鼻咽喉科を選んだ理由は何ですか?
黄川田 父が耳鼻咽喉科をメインで診療していたことが一番大きな理由ですね。幼い頃から父が地域医療を提供する姿を見ていたので、いつか後を継ぐということも考えていましたし、その選択肢を削りたくないと思っていました。まずは耳鼻咽喉科から学んでみようと思い、東京医科大学で7年勤務し、耳鼻咽喉科専門医も取得しました。
――美容医療を始めようと思ったきっかけは何ですか?
黄川田 元々ファッションや美容の分野に興味があったので、美容の世界はどんな感じなのかな?と思い、美容クリニックへ入職しました。そこで色々なレーザーを勉強して、レーザーの面白さを知りました。せっかく美容皮膚科をやるなら、ヒアルロン酸やボトックスといった注入治療や糸リフトなどもできるようになりたいと思い、大手美容外科で美容皮膚科の治療や二重の埋没、糸リフトなどの技術を習得しました。
――クリニックを開院したきっかけを教えてください。
黄川田 父のクリニックをリニューアルも兼ねて新たな場所に建て、私もそこで一緒に働く計画で、5年程前から新しいクリニックの建物を決めていました。しかし、私が医局からなかなか出られずにいたこともあり、父は現在の自分のクリニックをやりきることにしました。その結果、新しいクリニックは私一人でやることとなったのですが、耳鼻咽喉科だけを診るにはスペースが広すぎました。父のクリニックは耳鼻科だけでなく皮膚科・内科・小児科も診る複合科で、地域の方々の需要とマッチしていました。私もクリニックを開業するなら、地域医療に貢献できる複合科にしたいと思っていたので、春日部にはあまりない美容皮膚科と専門医を持っている耳鼻咽喉科の複合科で開院をすることにしました。
――耳鼻咽喉科と美容医療のどちらの患者様が多いですか?
黄川田 開院当初は美容医療の患者様が多かったのですが、今は耳鼻咽喉科の患者様も増えてきたので、半々くらいになってきました。ホームページが美容に寄せた見た目なので、「耳鼻咽喉科を受診していいのかな?」と思われる患者様もいらっしゃるかもしれませんが、私は耳鼻咽喉科専門医ですので、しっかりと診察することができます。最近では口コミなどが広まり耳鼻咽喉科を受診される患者様が増えてきました。
――美容医療のメニューでイチオシの施術は何ですか?
黄川田 脱毛やシミ取りなどのレーザー系はイチオシですね。また、私自身が注入治療も得意としているので、注入治療を地域に浸透させていきたいと思っています。脱毛やシミ取りレーザーの需要は高いのですが、注入治療はまだまだ地域柄もあってかなかなか浸透していません。エイジング治療として注入治療はとても効果的ですから、これから少しずつ地域の方々に広めていきたいですね。
患者様としっかりコミュニケーションを取り
患者様のプラスになる治療を提案していく
――美容医療のやりがいや難しさを教えてください。
黄川田 保険診療は「マイナスをどうフラットに近づけるか」というところが重要ですが、美容医療は「今ある状況をどうプラスに変えられるか」というところが重要です。美容医療は患者様それぞれのゴールがあって、共通のゴールがありません。目で見て「綺麗になった」と分かるところはとてもやりがいを感じます。しかし、患者様それぞれゴールが異なるので、私が思っているゴールと患者様のゴールを摺り合わせていくというところは難しいですね。
――患者様とのゴールの認識を合わせるために、黄川田先生が診察で大切にされていることを教えてください。
黄川田 患者様とのコミュニケーションを大切にしています。当院ではカウンセリングから私が担当をしますので、初診の患者様とは1時間くらいお話することもあります。そのくらいしっかりと時間をかけてお話をしないと、患者様の本当に悩んでいることも引き出せませんし、私が伝えたいことも伝えられないと思っています。医師がしっかりと患者様と向き合うことで、ゴールを擦り合わせることができると思っています。
――美容医療施術後に効果的なホームスキンケアはありますか?
黄川田 当院でもさまざまなドクターズコスメを取り扱っていますが、ガウディスキンは敏感肌の私でも使いやすく、とても気に入っています。ガウディスキンは日本人の肌に合った処方なので、海外製のドクターズコスメと比べるとマイルドですし、レーザー治療と共に使うことができます。また、ガウディスキンは使用する商品数が少ないというところも魅力の一つです。私はスキンケアはステップが少ないシンプルケアがいいと思っています。特に肝斑のある方は、肌を触る回数を減らして出来るだけ肌に刺激を与えないようにすることが大切です。ガウディスキンは商品数も少なく、ビタミンAの濃度も色々あるので肌悩みに応じて選ぶことができます。ビタミンAの反応もマイルドに抑えることが出来るので、レーザー治療と併用することでより美しい肌に近づけると思います。
――黄川田先生の思う「美しい人」とはどんな方ですか?
黄川田 「自分の美に自信を持っている人」が美しい人だと思います。自分に自信を持つための手段の一つとして美容医療がありますが、私も患者様のコンプレックスを解消し、自信に繋げていける治療を提供していきたいですね。
美容皮膚科でも、耳鼻咽喉科でも
患者様の悩みに対応できるクリニックにしたい
――美容医療をこれから受けたいと思っている方へのアドバイスやクリニックを選ぶ上でのポイントなどがあれば教えてください。
黄川田 美容医療はまだハードルが高いと思っている方も多くいらっしゃると思いますが、悩んでいることがあれば勇気をだしてクリニックへ行ってみるといいと思います。色々調べてみても、患者様が自分で自分の肌悩みにあった治療を判断するのはとても難しいことだと思います。まずはクリニックへ行ってみるという一歩が大事ですね。そして、クリニックの先生を信じられるかという点もとても大切だと思います。実際にクリニックへ行って、先生と話をして「この先生に任せてもいいな」と思えたら、施術を受けていいと思いますし、少しでも不安があれば治療は避けた方がいいと思います。
当院では、美容治療でも経過を診るようにしています。美容クリニックで再診をすることはあまりないと思うのですが、レーザーをあてたら終わり、ボトックスを打ったら終わりではなく、再診でケアをしたり、ボトックスの場合はリタッチを無料するなど、最後までしっかりと診ることを大切にしています。例えば、ボトックスは2週間程度で効果が一番出てくるのですが、そのあたりで来院していただき、効きを確認しています。再診をすることで、初めてボトックスを受ける方はもちろん、患者様に安心して施術を受けていただけるのではないかと思っています。
――今後の展開について教えてください。
黄川田 保険診療の耳鼻咽喉科は専門医という役割をしっかりと担っていきたいと思っています。一般耳鼻科ではあまりやっていない舌下免疫療法やめまい相談医の資格も取得しているので、そういった知識を活かして専門的な診療もやっていきたいですね。美容皮膚科では、まだ扱っている機械が限られているので、患者様のニーズに応じて色々な機械や治療法を取り入れていきたいと思っています。美容皮膚科でも、耳鼻咽喉科でも当院にお越しいただければ何でも対応できるようなクリニックにしていきたいです。
黄川田クリニック
院長 黄川田 乃威
(きかわだ ないうえ)
経 歴
東京医科大学医学部 卒業
東京医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科学分野 入局
厚生中央病院 耳鼻咽喉科 勤務
東京医科大学八王子医療センター 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教
東京医科大学病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 助教
大手美容外科・美容皮膚科 勤務
資格・所属学会
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳鼻咽喉科専門医
日本めまい平衡医学会 めまい相談医
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会
日本美容外科学会(JSAS)
日本美容皮膚科学会
日本めまい平衡医学会
黄川田クリニック
〒344-0062
埼玉県春日部市粕壁東3-3-34
TEL:048-793-4094
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
9:00~18:00 | 〇 | ー | ー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
休診日:火曜・水曜