美容医療のかかりつけ わたしの名医

【KIクリニック】
年配の方が気軽に来られるような地域に根ざしたクリニックであり続けたい KIクリニック スミス馨子先生

KIクリニックは、地域に根差したクリニックとして、患者さんだけでなく住民の方々とも一緒に、ふれあいを大切にした医院を目指しています。耳鼻咽喉科だけでなく、レーザーを使った脱毛やシミ、イボ、ほくろの治療も行っています。今回は、院長のスミス馨子先生に、クリニックを開院した経緯や、自費診療などについて、お話を伺いました。

耳鼻咽喉科、アレルギー科とメマイ、無呼吸を専門分野にしたクリニック

――医師を目指したキッカケを教えてください。

スミス 母方の実家が医者なので、小さい頃から祖母に「あなたは医者になりなさい」と言われていました。レールを引かれていたみたいなもので、医者以外の選択肢はなかったですね(笑)。私自身も、他の職業に就きたいとは考えたことがありませんでした。

――いろいろな科がある中で、なぜ耳鼻咽喉科を目指されたのですか?

スミス 実は外科系に進みたかったのですが、私の時代はまだ女性の外科の先生がいらっしゃらなくて、たまたま友達が耳鼻科に行くから一緒に来ないかと誘われたのがキッカケみたいなものですね。ただ、耳鼻科も外科系なので、面白いかなと思ったんです。実際、扁桃腺や中耳炎、蓄膿症、甲状腺など、首から上の手術はだいたい行っていました。あとは、気管切開も耳鼻科がメインで行っているんです。ただ、大きな手術は大学病院でないとできないので、当院では行うとしても小さな手術になります。

――なぜご自身のクリニックを開院されようと思われたのですか?

スミス 開院前は、福島孝徳記念病院、塩田記念病院の耳鼻咽喉科など、いろいろな病院に勤務していました。勤務医の場合は、時間が9時~17時と決まっているのですが、何か物足りなかったんですよね。それに違うこと、新しいことをやりたいと思って開業しました。

――KIクリニックでは、耳鼻咽喉科だけでなく、アレルギー科とめまい、無呼吸も診られていますよね。

スミス そうですね。私は、めまいを専門にしているのですが、今はアレルギーや睡眠時無呼吸の方も診ています。睡眠時無呼吸症候群は千葉市にある山王病院の先生のところに勉強に行きました。気道が狭くなっている、つまり鼻から肺までのどこかが狭くなっていることで無呼吸になる人が多いので、耳鼻科で診察して手術適応の方は手術に回っていただいて、手術が必要ない方はシーパップという機械を使ってもらいます。
また、アレルギーも、土地柄、雑草が多いので、スギ花粉だけでなく、夏や秋の花粉も多いんです。ですから、一年中花粉で悩まれている方もいます。

――睡眠時無呼吸症候群というと睡眠障害の一つですが、耳鼻科とも関係しているんですね。

スミス 大きく分けて脳の障害か、そうじゃないかなんです。脳の障害の場合、脳梗塞などで呼吸中枢に異常が出て無呼吸になります。これは脳外科になります。そうでなければ、どこかの気道が詰まっていることになるので耳鼻科に来ていただくことが多いんです。

耳鼻科で使用していた機械を使って美容医療を始める

――自費診療でシミ、ほくろ、イボなどの治療も行っていますが、なぜ美容医療を始められたのですか?

スミス 一番初めに自費診療を始めようと思ったのはピアスからなんです。耳鼻科でピアスの穴をあける人も多いんです。それと、もともと耳鼻科で高周波レーザー(Radio Frequency Technology)「サージトロンpelleve」という機械を使っていたのですが、これは美容にも使えるのでやってみようと思ったのが最初です。他にも、鼻の中の粘膜を焼いたする炭酸ガスレーザー「Belmont」という機械も、イボ、ほくろが取れるんです。さらに、美容をやり始めて、新たに脱毛や若返り、シミなどが取れる「ロングパルスアレキサンドライトレーザー」という機械を入れました。
もともと耳鼻科で使っていた機械なので使い方は分かっていましたが、美容に関しては経験がなかったので、勉強会に行ったりして、いろいろ経験を積んできました。ただ、当院では形成外科のような手術を行う美容ではなく、脱毛やシミなどがメインになります。

KIクリニック
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リフトアップに使用する「Pelleve(ラジオ波:高周波数治療機)」、脱毛、シミ、そばかすに使用する「ロングパルスアレキサンドリアライトレーザー」、ほくろ、いぼ除去に使用する「炭酸ガスレーザー」

――形成外科、皮膚科などの先生が美容医療を行うことは多いですが、耳鼻科の先生が行うのは珍しいですよね。

スミス そう思われますよね。実は70年も前のことですが、形成外科を最初に作られたのは荻野先生という耳鼻科の教授なんです。ですから、耳鼻科と形成外科って意外と近い関係なんですよ。

――美容医療が目的で来られる患者様も多いのですか?

スミス 大々的に美容医療を宣伝しているわけではありませんので、そんなに多くはありません。ただ、耳鼻科で来られた患者様が、美容医療をやっているのを見て自分もやってみたいという方はいらっしゃいます。あとは、シミとかの悩みで来られるのは女性よりも男性の方が多いですね。ほくろも、男性は毎日髭を剃るので、出血してしまうから取りたいという方が多いです。

――クリニックの隣にエステサロン「Maoli ili(マオリ イリ)」を併設されていますが、これは美容医療のケアなどが目的ですか?

スミス そうですね。美容医療を行う上でエステサロンがあった方がいいなと思ったんです。私がメインで経営しているわけではありませんが、クリニックの系列のような形で行っています。クリニックで脱毛やシミを取ったりした後に、エステサロンでビタミンCを導入してヒーリングをしてもらってから帰っていただいています。

まずは患者様が言いたいことを全て聞くことが大事

――貴院では地域に根差した医療を行っていると思いますが、先生の中で意識されていることはありますか?

スミス 最初に教えて頂いた先生から、「まずは患者様がなぜ病院に来るのかを考えなさい」と教わりました。なぜかと言うと、心の病気、身体の病気、痛みがある人など、さまざまな理由で病院に来られるので、まずは患者様が言いたいことを全部聞いた上で、何が一番大切なのかを聞きなさいと言われました。ですから、特に初診の方に関しては、診察室に入ってもらったら、まずは全部患者様の話を聞くようにしています。再診の場合は、カルテを見れば分かるので、前回聞いたところを確認の意味でもう一度聞いて、他に何かないか聞くようにしています。大学病院とかでは、なかなか一人ひとりに時間をかけて診察することが難しいですよね。これができるのも、地域に根差したクリニックだからこそだと思います。
また、定期的に通っていただくこと、そして何かあったときにはすぐに連絡してくださいということもお伝えしています。

――今後の目標を教えてください。

スミス ここら辺の地域は、独居の方が多いんですよ。高齢化で年配の方が多いので、そういう人たちが気軽に来られるクリニックでありたいと思っています。ちょっと気になるから話だけでもしに行こうと思ってもらえるような地域に根差したクリニックであり続けたいと思います。
また、耳鼻科のことだけでなく、患者様に興味があって、必要だと思えば、美容の方の悩みを解決するお手伝いをさせていただきたいと思います。

KIクリニック スミス馨子院長

KIクリニック

院長 スミス 馨子
    (すみす かおるこ)

経 歴

昭和57年 聖マリアンナ医科大学卒業。
昭和58年 聖マリアンナ医科大学耳鼻咽喉科入局
昭和60年 聖マリアンナ医科大学付属東横病院耳鼻咽喉科勤務
昭和62年 聖マリアンナ医科大学科耳鼻咽喉科助手就任
平成1年 国家公務員共済稲田登戸病院勤務
平成9年 南カリフォルニア大学留学
平成22年 塩田記念病院耳鼻咽喉科勤務

所属学会

日本耳鼻咽喉科学会

KIクリニック

KIクリニック

〒299-4301 千葉県長生郡一宮町一宮10884-1
TEL: 0475-42-7575

診療時間 日・祝
9:00~13:00
15:00~18:00

休診日:木曜日、土曜日午後、日・祝日
▲…火曜日は特殊外来予約のみ

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