美容医療のかかりつけ わたしの名医

【上野御徒町ファラド皮膚科】
保険診療と自費診療を掛け合わせ、悩みに誠実に向き合う

上野御徒町ファラド皮膚科は、御徒町駅から徒歩10秒にある皮膚科・美容外科・形成外科・アレルギー科を標榜するクリニックです。皮膚科専門医の知識と技術に基づき、患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な診療で、美しさを引き出しています。今回は皮膚科専門医・美容外科専門医の上條広章先生に、得意とする治療や治療をする上で大切にされていることなどについて、お話を伺いました。

コンプレックスを力に変えて、
美を追求する

――どんなきっかけで医師を志したのでしょうか?

上條 もともと、勉強したり知識を深めたりすることが好きだったんです。自分の得意なことを活かして、人の役に立てる仕事ができたらと思っていました。もちろん、世の中にはたくさん人の役に立つ仕事があると思うんですが、その中でも学んだことを、直接人に還元できる仕事として、医師という道に惹かれたんです。自分が新しい医療の知識を取り入れれば取り入れるほど、それをそのまま患者さんの治療に役立てられる。それも医師という職業の魅力だと感じています。また、中学生のときに近しい人が長期入院をして、闘病されていた姿を見ていたことがあり、そのような経験に直面したこともきっかけの一つになりました。命や健康は、どんな人にとってもとても大きなことですよね。だからこそ、自分がその領域で、人のためになれる存在でありたいと思うようになり、最終的に医師を志すことになりました。

――なぜ今の診療科目を選ばれたのでしょうか?

上條 大きく分けて理由は2つあります。1つは、僕自身が小さい頃からアレルギー体質だったということです。食べ物のアレルギーやアトピー性皮膚炎、湿疹などに悩まされていて、長い間治療を続けてきました。日常生活でも困ることが多くて、「自分と同じように困っている人の力になりたい」と思ったのがきっかけです。もう1つは、大学で学んでいるうちに免疫に対して強く興味を持つようになったことです。アレルギーって免疫の働きの一側面なんですよね。だから、免疫のことも深く学べて、アレルギーと関係の深い分野であれば、自分の関心と重なると思いました。皮膚科ならアトピーや湿疹、蕁麻疹など、アレルギーに関係する症状も多く診られますし、自分の経験とも重なる部分が多かったので、皮膚科を選びました。

――美容皮膚科を始めたきっかけを教えてください。

上條 きっかけは、皮膚科で診る患者さんの声でした。たとえば皮膚科にはニキビで悩む方が本当に多くいらっしゃいます。最近では保険診療のお薬も種類が増えて、10年前に比べると治療の選択肢も非常に広がってきました。ただ、それでも限界があるんです。そこで選択肢になるのが、海外の薬や施術、自費治療です。「皮膚科の延長線上として美容の知識や治療法を取り入れ始めた」という感覚に近いかもしれません。中でもニキビ跡に関しては、保険診療ではなかなかアプローチが難しい分野です。ニキビが治ってくると、次に多くの方が気になるのがニキビ跡。でも、跡を改善するためには、ニキビの原因や治療と並行して見ていかないといけないんですね。だから、皮膚科医として、皮膚の構造や働きを理解したうえでニキビ跡にもしっかりアプローチしたいという気持ちが強くありました。さらに、その延長で美肌やたるみなどのお悩みにも、医学的な視点で対応していけたらと思っています。もちろん、自分が責任を持って対応できる範囲でというのが前提ですが、美容面にも貢献していけたらという想いで取り組んでいます。

患者様の立場に立った医療を提供

――貴院のこだわりや特徴を教えてください。

上條 今の時代、保険・美容医療のクリニックは本当にたくさんあります。その中で私が大切にしているのは、皮膚科専門医としての知識と経験に基づいた医療を提供することです。皮膚科の診療において心がけているのは、「ただ薬を出すだけの診療にはしない」ということです。患者様がよくおっしゃるのは、「薬だけもらって説明がなくて不安だった」という声です。そうではなく、なぜ今の症状が出ているのか、薬を使うとどれくらいで改善するのか、どのように治療を進めていくのかなど、納得感を持ってもらえるように丁寧に説明することを大切にしています。美容医療に関しても、トラブルが起きた際にも責任を持って対応できるように、皮膚科医としての知識を生かした治療を行っています。たとえば、当院で導入している美容機器をただ導入するだけではなく、皮膚の構造や反応を理解した上で、出力や施術の深さなどを細かく調整しています。信頼できるクリニック、信頼できる皮膚科医でいるために、日々知識をアップデートし、コミュニケーションを大切にしながら、一人ひとりに合った診療を心がけています。

――貴院の得意とされる治療についてお教えください。

上條 特に力を入れている治療は、Vビームとポテンツァです。Vビームは、皮膚の赤みを改善するためのレーザー治療で、赤ら顔(酒さ)やニキビ跡の赤みに悩む方に多く選ばれています。赤ら顔は皮膚科の中でも治療が難しい疾患の一つです。当院では、Vビームを中心に、塗り薬や内服薬なども組み合わせながら、赤みの悩みに対応しています。もう一つのポテンツァは、毛穴・赤み・ニキビ跡のへこみ(クレーター)などに向けた多機能な治療機器です。たとえば、ニキビができにくくなる効果や、毛穴の引き締め、肌質改善なども期待できます。守備範囲がとても広く、さまざまな肌トラブルに対応できる点が大きな魅力です。

――どういったところにやりがいを感じますか?

上條 やりがいを感じるのは、保険治療ではなかなか改善しきれない症状に対して、美容医療を通してよりよい状態にできることです。たとえば赤みやニキビ跡のへこみなど、肌の悩みを抱えている方に見た目の美しさだけでなく、治療的なアプローチで改善が見られると、やっぱり嬉しいですね。肌が明るくなったなど、見た目の変化で満足いただけるのも本当に嬉しいです。

――診療する上で大切にされていることを教えてください。

上條 一番大切にしているのは「患者さんが今何を求めているのか」「どんな状態にあるのか」を把握することです。その上で、やはりコミュニケーション、信頼関係を築くことがとても重要だと思っています。皮膚科の治療も美容医療も、一度の治療で完結するものではなく、肌の変化を見ながら、その時その時でより良い選択をしていく必要があります。だからこそ、患者さんとの信頼関係が本当に大切だと思います。

保険診療と自費診療を掛け合わせ、
悩みに誠実に向き合う

――インスタグラムでも化粧品の発信をされていますが、家でのスキンケアの重要性についてはどのようにお考えですか?

上條 日々のスキンケアは、実は治療の効果を左右するくらい大切なものだと考えています。たとえば、ニキビの治療の場合、お薬の効果をきちんと引き出して、副作用をできるだけ抑えるためには、やっぱり日々のホームケアがちゃんとしていないと難しいんですよね。美容医療で、たとえばレーザーや光治療などを受けるといっても、基本的には月に1回くらいのペースが多いんです。その場合、ご自宅でのケアがとても重要になってくるんですよね。しっかりケアをしている方と、そうでない方では、効果の出方にも大きな差が出てくる印象です。ただし、頑張りすぎも注意が必要です。いわゆるビニール肌のように、過剰なスキンケアで肌を傷つけてしまっている方も中にはいらっしゃいます。私としては、まずは守りのケアとして、保湿や紫外線対策をベースにしてほしいと思っています。それにプラスして、必要な方にはビタミンA系のスキンケアアイテムを取り入れてもらうなどのケアを提案しています。

――上條先生の考える「美しい人」とはどんな人ですか?

上條 皮膚科医という立場からすると、形そのものよりも、肌質が非常に重要だと感じています。もちろん、骨切り手術やたるみ治療で輪郭を整えることもできますが、どんなにそうした治療をしても、結局のところ肌質があまり良くないと、どうしても実年齢よりも高く見られてしまうことが多いんです。逆に、多少たるみがあったとしても、肌がなめらかな状態だと、やはり若々しく見えるものです。だからこそ、美しさは「つや肌」「なめらかな肌」といった肌質に繋がってくるのではないかと考えています。

――美容医療をこれから受けたいと思っている方へのアドバイスや、クリニックを選ぶ上でのポイントを教えてください。

上條 美容医療は今ではかなり身近な存在になってきていると思うんです。ただ、いざ「受けてみよう」と考えても、なかなか一歩踏み出せない方もいらっしゃいますよね。たとえば、「一度始めたら、ずっと続けなきゃいけないんじゃないか」「何かマイナスなことが起こったらどうしよう」といった不安を感じる方もいるかもしれません。確かに、リスクが全くないわけではないわけではなく、どんな医療にもゼロリスクということはありえません。ただ、今の美容医療はリスクが低い施術もあります。もちろん、リスクが低い分、効果の実感も穏やかになる傾向はありますが、様々な選択肢が用意されています。ですから、皮膚科の診察にいらしたついでに、「ちょっと美容医療に興味があるんだけど…」と気軽に相談していただくのもいいと思います。もしくは、まずはホームケアから少しずつ取り入れてみて、徐々に知識を深めていくという方法もあります。心配なことがあれば、まずは色々と質問して、そこから少しずつ始めていくのが良いのではないでしょうか。ご自身が「信頼できる」と思えるクリニックで始めることが大切だと思います。

――今後の展開について教えてください。

上條 患者さんの悩みをより深く解決できるよう知識をアップデートし、診療内容を充実させていきたいと考えています。むやみに規模を大きくするのではなく、今来院されている患者さん、これから出会う患者さんお一人おひとりを大切にしたいと思っています。「何か肌のことで困ったら、ここに来れば解決してもらえる」そんなふうに思っていただけるクリニックを目指して、地に足をつけ、誠実に医療を提供していきます。

上野御徒町ファラド皮膚科

院長

上條 広章

(かみじょう ひろあき)

経 歴
2012年 東京大学医学部医学科 卒業
2014年 藤枝市立総合病院 初期研修 修了
2014年 東京警察病院 皮膚科
2016年 東京大学医学部附属病院 皮膚科
2019年 東京大学医学部附属病院 皮膚科 助教
アトピー性皮膚炎専門外来、皮膚悪性腫瘍専門外来、
レーザー専門外来担当
2021年 都内大手美容外科 入職
2022年 都内大手美容外科 本院 部長
美容皮膚科治療監修を担当
2022年 上野御徒町ファラド皮膚科 開院
資格・所属学会

【資格】
医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
日本美容外科学会(JSAS)認定 美容外科専門医
日本レーザー医学会専門医

【所属学会】
日本皮膚科学会
日本美容外科学会(JSAS)
日本美容皮膚科学会
日本レーザー医学会

上野御徒町ファラド皮膚科

〒110-0005
東京都台東区上野3丁目27-1 十仁タワー 7階

診療時間 日・祝
10:00~13:30
15:30~19:00

△…9:00~12:00
▲…14:00~17:00
休診日:木曜、日曜、祝日

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