美容医療のかかりつけ わたしの名医

川崎たにぐち皮膚科 谷口隆志院長

【川崎たにぐち皮膚科】
保険診療から自由診療まで幅広く、病気を治すことを軸に診療を行っています

川崎たにぐち皮膚科は、一般皮膚科、小児皮膚科、形成外科、アレルギー科、美容皮膚科と幅広い診療を行っています。今回は、院長の谷口隆志先生に、クリニックのこだわりや特徴、患者様を診察・施術する上で大切にされていることなどについて、お話を伺いました。

地域の皆さんの役に立ちたいと思い開業

――医師を志したキッカケを教えてください。

谷口 中学生の時、陸上部だったのですが、3年生の時にリレーで全国6位になったんです。県記録も作って20年くらい記録が破られませんでした。ただ、部活は中学でやめて高校では勉学に励みました。そんな中、中学時代の友達が部活を続けて全国レベルで活躍する姿を見て、自分は自分で勉強を頑張ろうと東京大学理科三類を目指そうと思ったんです。

――いろいろな科がある中で、なぜ皮膚科を選ばれたのですか?

谷口 初期研修でいろいろな科を回ってみて内科や外科などはイメージ的に自分には合わないかなと思いました。例年、同じ学年の中で皮膚科に進むのは一人か二人ですが、私の学年では7人ぐらい進んだこともあり、仲間が多かったのと科の雰囲気が良かったので皮膚科を選びました。

――美容医療を始められたキッカケは?

谷口 私の中では、困っている人を助ける手段であるという意味では保険診療と自由診療を分けて考えていません。日本では保険適用ではないけれども世界的に認められている治療、というのもあるので保険診療に限定してしまわず治療手段をしっかり揃えるのが重要だと思っています。現状、何をもって皮膚科と美容皮膚科を分けるかというと、たぶん保険診療か保険外診療かだと考えるとわかりやすいと思うんです。でも、それは国が決めたことで制度としてはありますが、私の中では自分が理解している病態で治すことができるものは治療をするだけだと考えています。もちろん制度としての保険診療、自由診療は重要できっちり守るべきものですが、治療の手段と考えたときに保険診療と自由診療の区別は患者さんにとっては関係なくて、私が診れるものは全て診て、できる治療を提供したいと思っています。もちろん保険診療と保険外診療を織り交ぜて混合診療を行うことは違法行為ですのできちんと制度に則った上で治療は行っていますし、むしろ治療を行う際には保険診療と自由診療の線引はかなりはっきりさせています。
保険診療から自由診療まで取り扱っていることで貢献できているなと思うことの1つに、「酒さ」という病気は、中高年の顔にできやすい慢性の皮膚疾患ですが、保険適用では良いと言われている薬がありません。でも病気なんです。保険診療で治療をしようとすると手詰まりになってしまうことが多いです。保険診療を行っている先生は皮膚病のことは分かりますが自由診療についてはなかなか裁量がなく思うように治療をすることが難しいところがありますし、自由診療を行っている先生は病気を治すという軸からは少し離れたところにいるかと思います。しかし、酒さは保険診療で行うような病気を治療するというスタンスを持って自由診療まで広く治療手段を持って治療を行うような病気なので、病態を分かったうえできちんと評価をして適切な治療を提案しないと対応が難しい病気だと思っています。ですから、治療手段という意味では私の中では保険診療と自由診療を杓子定規に区切らずに、治療選択肢を幅広く持ってちゃんと患者さんにいい治療を提供できるようにすることが重要だと思っています。

川崎たにぐち皮膚科

――川崎に開業されたのは、何か理由があるのですか?

谷口 武蔵小杉にある関東労災病院に1年間勤務していたことがあるので、川崎には縁があって住んでいる人たちも皆さん良い人なのは分かっていました。また、地域の先生同士の繋がりがあるので、溶け込みやすかったのもあります。あとは、開業した当時は人口の割に川崎駅周辺で皮膚科クリニックが少なかったので、私が開業することで地域の皆さんの役に立てるかなと思ったんです。

原因や治療方針を論理的に説明して
納得した上で治療してもらう

――貴院のこだわりや特徴について教えてください。

谷口 人に対して正直であることと、あくまでも病気を治すということです。基本的に美容医療は病気ではないコンディションの悪いものを良くするというイメージがありますが、私はどちらかというと病的な状態を正常な状態に戻す、ということを考えて治療をしています。正常な状態はこういう状態で、今はこういう状態になっているからこうすれば元の状態に戻りますというような病気の状態を元に戻すことを軸に診療しています。あくまでも病気というのが大前提にあるので、シミもメラニン色素とかが溜まっているのを取り除けばシミが良くなるよという、論理的に説明できるものを取り扱うようにしています。

――貴院が得意とする医療サービスについて教えてください。

谷口 特にこれが得意というものはありませんが、挙げるとすれば「赤み」ですね。Vビームやポテンツァなど、酒さの治療です。先ほども申し上げたように、酒さは保険診療と自費診療の間なんですね。ですから、保険診療をしている先生も治療手段をすべてカバーできるわけではないですし、かといって美容医療として機器を持っているところがあったとしても、病気を治すというスタンスとは少し軸が違うような気がします。ですから、どちらの領域でも簡単に治療にアクセスできない困っている人たちの受け皿みたいな感じのポジションではあるので、酒さ・赤み系は特徴かなと思っています。

川崎たにぐち皮膚科

――患者様を診察・施術する上で大切にされていることはありますか?

谷口 原因や今後の治療のことなどを説明して納得した上で治療してもらうことを大切にしています。客観的に皮膚を捉えてもらって、皮膚は今こういう状態なのでこうやって治療すると良いですよと理解してもらってイメージしてもらうことが重要だと思っています。ご自身から皮膚に対してこのようにアプローチをしてあげることでご自身の皮膚を良くしてあげてください、というイメージです。皮膚科の治療は塗り薬がメインになるので頭で理解して納得しないと治療がなかなか面倒で気が進まない思うので、そこは理論的に説明していくことが重要だと思っています。この病気のゴールはここですよと説明してイメージを掴んでもらって治療してもらわないと続かないと思っています。
あとは、必ずダーモスコピーを使って病態を診ています。肉眼では角層で光が乱反射して皮膚の深くまでは見れないのですが、ダーモスコピーは偏光なので拡散された光がカットされて真皮のところまで皮膚の状態が見れるんです。皮膚科の診察をする上でダーモスコピーはなくなてならないですね。先程の酒さもそうですが一口に“赤い”といってもいろんな赤みがあるのでダーモスコピーでどういった赤みなのかを判断して適切なアプローチを提案するようにしています。

――スキンケアで日常生活において気を付けるべきことを教えてください。

谷口 よく言われていることですが、日焼け止めを塗って、プラスαでレチノールなどビタミンA誘導体を塗ることは大事だと思います。ただ、当院は保険診療メインのクリニックですので押し付けがましくなってもいけないですから、私自身から皆さんに積極的にお話しするというよりは困っている方から「何をしたらいいですか」聞かれれば、説明をするというスタンスでやっています。

川崎たにぐち皮膚科

今後も地域の皆さんの悩みを解決していきたい

――これから美容医療を受けたいと思っている方へのメッセージをお願いします。

谷口 多くの方は、自分が困っていることが保険診療なのか自由診療なのか判断しかねることがあると思います。保険診療のクリニックに行ってこれは自由診療なので当院では対応できないと言われたり、自由診療のクリニックに行ってこれは保険診療ですと言われたりという話はよく耳にします。当院では保険診療から自由診療まで幅広く取り扱っていますので皮膚のことで何か困っていることがあれば、ご相談に来てください。私の知識の中でお答えできることは全てお伝えいたします。

――今後の展開について教えてください。

谷口 地域の皆さんに来ていただいているので、これからも皆さんの悩みを解決して役に立てるように、地に足をつけて頑張っていきます。

川崎たにぐち皮膚科 谷口隆志院長

川崎たにぐち皮膚科

院長 谷口 隆志
   (たにぐち たかし)

経 歴

テキスト

資格・所属学会

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

川崎たにぐち皮膚科

川崎たにぐち皮膚科

〒212-0014
神奈川県川崎市幸区大宮町5-6
コ・オリナ・ビル3階
TEL: 044-223-7336

診療時間 日・祝
11:00~14:30
16:00~19:00

休診日:木曜 日曜 祝日
▲…土曜日は9:30~12:00、14:00~16:30

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