大阪・心斎橋にある「ツツイ美容外科」は、昭和63年の開院以来、美容外科、美容皮膚科とも最新の機械を取り入れて、一人ひとりに合った治療法を提案。患者様のことを第一に考えて診療にあたっています。今回は、院長の筒井康文先生に医師を志したキッカケやクリニックのこだわりなどについて、お話を伺いました。
一冊の本がキッカケで医師の道へ
――医師を志したキッカケを教えてください。
筒井 日本キリスト教海外医療協力会(JOCS)という組織があるのですが、そこから派遣されてナイジェリアで医療活動をされていた宮崎亮先生の手記「密林と生と死と愛」を読んだことが一つのキッカケです。
当時のナイジェリアは大きな病院もなく、患者様が長い列を作って診察を待っている、という中で診察をされていました。宮崎先生自身、吐血をされたり、奥様が毒蛇に噛まれたりと、過酷な環境の中で医療活動をされていました。そこで私も何か役に立てることがあるのではと思って、佐賀医科大学に入って医師を目指しました。
――美容外科の道に進まれたキッカケを教えてください。
筒井 学生時代は、私も日本キリスト教海外医療協力会の会員で、バングラディッシュにフィールドワークに行ったり、水泳部と聖書研究会で活動したりと、とても充実した学生生活を送っていました。ただ、6年生の時に水泳部で無理な練習をして、心臓を悪くしてしまったんです。無事に卒業できたのですが、研修中にまた悪くなって、先生から「薬を飲むと一生飲み続けないといけない」と言われて、それは困るなと思って気功とヨガを始めたところ、少しずつですが自分なりに自律神経をコントロールできるようになりました。
研修後、どの科にするか迷ったのですが、心臓のことを考えるとハードな外科や救急が多い整形外科は難しいかなと思いました。ただ、メスを握れる医者にはなりたかったので、美容外科を目指そうと思ったんです。
美容外科、美容皮膚科とも最近の機械を導入
――なぜご自身のクリニックを開院しようと思われたのですか?
筒井 大手クリニックの中には、美容外科をビジネスとして捉えているところもありますが、私は患者様の気持ちを大切にした医療として美容外科を考えたいと思っています。ですから、患者様にとって本当に必要な治療だけを提供したいんです。
また、患者様との間にトラブルが起きた時に、患者様の体質や肌質や生活の仕方のせいにするのではなく、患者様と正面から向き合って治すためにどうしたらよいかを、きちんと説明して一緒に頑張っていきたいと思ったんですね。
そういった想いを実現するために、昭和63年に大阪・心斎橋に「ツツイ美容外科」を開業しました。
――貴院のこだわりや特徴について教えてください。
筒井 開院して30年以上経ちますが、最初は美容外科として手術を中心に診療していました。10年ほどして、非常勤で来られた知り合いの形成外科の先生から「レーザー脱毛をしたらどうですか?」と言われたので、片足だけやってもらったところ効果があったので、機械を一台入れたんです。当時は、わき脱毛で1回10,000円ぐらいと高く、コースでやるクリニックが多かったんですね。ただ、私はコースではなく、1回1回の料金を安くしてあげた方がいいと思って、1回3,000円にしたんです。そうしたら、患者様がすごく増えていって、機械やスタッフを増やすことになりました。その後は、美容皮膚科のレーザーも少しずつ充実させていくようになりました。
最初は美容外科で手術中心でしたが、今は脱毛だけでなく、シミ、ほくろ、美肌などに対応できるレーザーを少しずつ増やしていって、美容外科よりも美容皮膚科の方がウエイトをしめています。
――美容医療のやりがいについて教えてください。
筒井 症状が一人ひとり違いますので、その方に合った最適な治療法を提案して結果が出ると嬉しいです。逆に、思うような結果が出ないこともあります。
シミ、そばかすなどの治療で最新のピコレーザーを使用しているのですが、肝斑は強く刺激を与えると濃くなってしまうことがあるんですね。患者様の中に光に過敏な方がいて、ピコレーザーを当てたら濃くなってしまったと。そこで、肝斑に準ずる治療を行ったのですが、なかなか良くならなくて、ピーリング剤をいろいろ変えたりしながら今も治療を続けています。この方のように、いろいろな治療をしても、なかなか良くならない方に、何とか結果を出すために試行錯誤するという難しさもあります。
ご年配の方に対する治療を強化していきたい
――これから美容医療を受けたいと思っている方へのメッセージをお願いします。
筒井 自分の肌のことが気になっていたり、美容医療に興味があったりしても、どこに相談をしていいのか分からないという方が多いと思います。まずはインターネットで調べたり、HPを見たりすると思いますが、それだけではどんなクリニックでどんな先生なのかよく分からないので、予約を取るのもすごく勇気がいると思います。しかし、一度来ていただくと、一般皮膚科とそんなに変わらないということが分かっていただけると思います。
当院はレーザーを10台以上置いていますし、ダーマペン、水光注射、メディカルロールキット、ピーリングなど、いろいろな治療を駆使して患者様の満足度を上げられるようにしておりますので、安心してお越しください。
――今後の展開について教えてください。
筒井 美容医療は日進月歩しています。高齢化社会とも言われていますので、これからはご年配の方に対するアプローチが大事だと思っています。ですから、たるみ、シミなどをもう少し強化していきたいです。ただ、新しい機械が出たからといって全てを取り入れるのではなく、必ず自分たちで試した上で、効果があって患者様にとってプラスになる機械を導入していきたいと思います。これからも患者様のことを第一に考えて治療にあたっていきます。
ツツイ美容外科
院長 筒井 康文
(つつい やすふみ)
経 歴
昭和60年 佐賀医科大学医学部卒業
昭和60年~昭和62年 名古屋掖済会病院勤務
昭和62年~昭和63年 大手美容外科勤務
昭和63年 ツツイ美容外科開院
平成10年 西心斎橋に移転
平成17年 燕京ビル4Fに移転
平成18年 医療法人化
平成20年 同ビル3Fも含め、医院拡張
平成23年 現在のフェリチタ心斎橋に移転
資格・所属学会
日本美容外科学会会員
日本美容外科学会専門医
アンチエイジング研究会会員
日本美容皮膚科学会会員
日本美容外科医師会会員
日本先進医療医師会会員
日本医学脱毛学会会員
日本レーザー医学会会員
サーマクール認定医
ツツイ美容外科
〒542-0085 大阪市中央区心斎橋筋1-4-29
フェリチタ心斎橋502
TEL: 06-6281-5444
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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10:20~13:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
14:00~18:40 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
診療は完全予約制です。