美容医療のかかりつけ わたしの名医

大城皮フ科クリニック 大城宏治院長

【大城皮フ科クリニック】
「日本で一番患者様想いの皮膚科」を目指し、医師・看護師・スタッフがチームとなって治療にあたる

大城皮フ科クリニックは、小さなお子様からご年配の方まで、一人ひとりのお悩みに耳を傾け、親切丁寧な説明と最高の機械を使った治療を行っています。今回は、院長の大城宏治先生に、クリニックの特徴やこだわり、患者様を診察・施術する上で大切にされていることなどについて、お話を伺いました。

自身がアトピー皮膚炎で苦しんだ経験を
活かせると思い皮膚科医へ

――医師を志したキッカケを教えてください。

大城 小さい頃は体が弱く、母や祖母とよく病院に通っていました。そんな中、小学校2年生の時に大きな交通事故にあって入院しました。その時に、祖母がシュバイツァーや野口英世など、医師の伝記を差し入れてくれたんですね。感受性の強かった私は、いたく感銘を受け、それ以来将来の夢は医師として疑うことなく、小学校の文集にも医師になりたいと書いていました。

――いろいろな科がある中で、なぜ皮膚科を選ばれたのですか?

大城 医学生の頃は、「医師たるもの、目指すは外科!」と思って、外科の研修病院を見学に行き、糸結びの練習に励んでいました。しかし、幼少時から重度のアトピー性皮膚炎だったので、当直のたびにストレスと睡眠不足で悪化することを繰り返していました。そうなると夜討ち朝駆けが当たり前の外科でやっていけるのかと不安になっていました。
そんな中、研修医のローテーションで皮膚科に行った時に「皮膚科でも手術するんだ!」と気付きました。また、私自身がアトピー性皮膚炎で苦しんだので、その経験を患者様に活かせると気付き、皮膚科を選びました。そして皮膚科でも手術だけは人に負けまいと、開業しても毎年、年間600例以上は執刀することを続けています。

――美容医療を始められたキッカケは?

大城 当時、皮膚外科では全国で一番活気があった東京の虎の門病院に2年間国内留学をしていました。将来、皮膚の手術を専門にしたい若い医師が10人以上在籍しているという、今ではなかなか考えられないような素晴らしい環境で勉強させていただきました。ただ給与は安かったので、生活のために病院から斡旋してもらってアルバイトに行っていたのですが、その中の一つが表参道にある美容専門のクリニックでした。そこで何も経験のない私と、事務の女性の二人だけで、目の肥えた患者様に向き合わざるを得ない状況となり、死にもの狂いで美容医療を勉強したのがキッカケです。

患者様目線を忘れず、一人ひとりの治療に対応

――クリニックを開院したキッカケを教えてください。

大城 もともといつかは自分のクリニックを作ってみたい、という希望はありました。そんな中、勤務していた地域の基幹病院から、突如として私も含めて4名の皮膚科医全員が撤退するという事件が発生しました。自分たちがいなくなると、これまで診ていた患者様はどうなるのだろうと悩みました。それならば私自身が病院の近くにクリニックを設立すればいいと考え、徒歩1分のところに設立しました。

――貴院のこだわりや特徴について教えてください。

大城 「日本で一番患者様想いの皮膚科」を目指しています。私が長らく重度のアトピー性皮膚炎だったので、患者様目線を忘れないように心がけています。私は、医師が自分では継続できないような毎日の治療を平気で患者様に強要するような場面をよく目にしました。当院では、患者様がどこで困るのかという発想を忘れずに、軟膏の塗り方や疾患のポイントを初診の方には時間をかけて説明するようにしています。そうすると、同じ薬を出しても結果が全く違うんですよ。あとは、まずは2週間で結果を出してあげることです。それが出来れば、今まで苦しんでいた方も「やれば治るんだ」と前向きになって、自ら進んで治療を続けるようになります。
美容でもカウンセリングに力を入れています。患者様は、「若返りたい、きれいになりたい」など、漠然とした希望があります。ただ実際にどうすればそれが実現できるかを言語化できる人はいません。それをカウンセラーと医師は、本当の希望をすくい上げて、その方に合ったプランを提供してあげることが出発点です。単にほうれい線が薄くなればいいと言っていても、仮にそれが実現してもその方の望んでいた美しさではないかもしれません。時間をかけて話をして、納得頂いたときに施術を試して頂きます。初回でもある程度満足頂けないと本人が望む結果が出るまで継続して頂けないので、施術方法や最新の機器を扱うことにはこだわっています。

「地域の皆様に気軽に最新の治療を」提供

――貴院が得意とする医療サービスについて教えてください。

大城 ずっと手術をやってきたので、ほくろや粉瘤などの小手術はこだわりを持ってやっています。まずは、エコーやダーモスコピーで精度の高い診断を行い、それぞれの疾患に合わせた治療法を行います。それが結果的に傷の小さな、美しい手術に繋がります。単に縫合が上手いだけでは美しい手術にはなりません。そこには皮膚外科で学んだ皮膚の腫瘍の知識がとても活きています。また、ほくろやできものを削るCO2レーザーは、スキャナー付きの最新のものを使用してます。匠の方が道具にこだわるように、最高の機材でないと最高の結果は出ないと思っています。
美容レーザーなども、なるべく高い満足度を得ていただくために、最新で効果の高いものを多数取り揃えています。11種類の最新の医療用レーザー・高周波機器を取り揃えており、おそらく質・量ともに全国でも最多ではないかと自負しています。「地域の皆様に気軽に最新の治療を」提供するために、これからもその部分にはこだわっていきたいと思っています。

――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。

大城 ご自身の気付いていない部分が改善することで、本人の望みがより高いところで実現するとやりがいを感じます。例えば、顔がたるんで見えることを主訴に来院された方に、全く気にされていない顎へのヒアルロン酸注入をお勧めして、実際に本人の想定以上に改善することで驚いて頂けると、お勧めしてよかったなと強く思えます。
ただ逆をいえば本人の望むところが非常に高い場合、時間をかけないと実現できないことにご納得が頂けず、ご満足頂けないこともあり、その場合は心苦しく思います。だからこそ知識や技術のアップデートは欠かせないと思っています。

――患者様を診察・施術する上で大切にされていることはありますか?

大城 やはり患者様目線を忘れないようにしています。当院には平日でも一日400人を超える患者様がいらっしゃいますので、ともすると日々の診療の中では「たくさんの方の中の一人」となってしまいがちです。しかし、一人ひとり必ず違ったお悩みを抱えて来院されます。そこで直ぐに解決できなくても、真摯に対応し、医療に対して信頼して頂いて前向きに治療を続けて頂く、実はこれが解決への最短距離であると信じています。
私一人が患者様と向き合うのではなく、看護師やスタッフなど、チームで治療にあたっています。素晴らしいスタッフとともに、多忙な中でも笑顔を忘れず、目の前の方にそれぞれが全力で向き合う、その部分はぶれないように続けていきたいです。全員が一丸となって患者様の治療にあたることで結果も良くなると思っています。

――スキンケアで日常生活において気を付けるべきことを教えてください。

大城 「ご自身の皮膚をなるべく安静にしてあげる」「リスクが低くて結果が出ることしかしない」ことです。ご自身でいろいろ調べて、エステやセルフマッサージなどに精をだしている方で、皮膚が薄く、どす黒くなってしまっている方をよく目にします。本来は、「美しくなりたい、若々しくありたい」ということが目的だったはずが、美容をすること自体が目的化してしまっている方がいます。人間の皮膚は自己修復力がありますが、紫外線やこすること、マッサージ、美容成分などを盛りすぎることは全て皮膚の負担になります。
またレーザーやヒアルロン酸などというと、「何となく危険そう」「やりすぎて整形顔になる」などと思われる方は非常に多いです。まずレーザーは危険な波長は排除されており、結果が出る波長のみを増幅して当てるという技術なので、これ以上結果が出せるものは存在しません。ダウンタイムが出るものはあるものの、長期的な危険はほぼ皆無です。ヒアルロン酸も体の中に多く存在するもので、足りなくなった脂肪や骨を足してあげるものです。初回に行う3本程度では、3ccとティースプーン1杯程度です。これではヒアル顔にすることは頼まれてもできません。しかし適切な場所に適切な量を入れることで、10歳程度の若々しさを手に入れることはできます。

――先生が考える美・美しさとは?

大城 ご自身の人生に自信を持っている方はそれだけで美しく、輝いて見えます。しかし目立つところにしみがある、最近顔が疲れていると言われるなど、ちょっとしたコンプレックスで笑顔を失い、その方本来の美しさが発揮できていない場面を多く目にします。我々がそのコンプレックスを減らすことで、もともとその方が持っていた美しさを取り戻して頂き、これからの人生をより豊かにしていく一助になれれば幸いです。

――これから美容医療を受けたいと思っている方へのメッセージをお願いします。

大城 信頼できる「美容のかかりつけ医」を見つけてください。これからは他の病気と同じように、美容においても自分の状態を一番よく知っている「かかりつけ医」がいて、定期的に相談するという時代が来ると確信しています。そして、そういったドクターを見つけるのは、早ければ早いほどいいです。
いつまでも若々しく、美しく有りたいという欲求はますます強くなっています。正しい方向でそれに寄り添ってくれる専門家に皆様が早く出会えるよう祈っています。

2023年に日本で最大の皮膚科・美容皮膚科の
クリニックを開院予定

――今後の展開について教えてください。

大城 まず2年後(2023年)に、名古屋から車で20分程度の場所に、日本で最大の皮膚科・美容皮膚科クリニックを開院予定です。現在のクリニックも狭くはないのですが、たくさんの患者様にご来院頂くので、スペースが足りず、導入したくてもできていない施術や機器、化粧品があります。考える理想の状態を全て実現するには大きなクリニックが必要ということで決断しました。当院に来れば自分に合った最新の治療を気軽に、安全に受けられるという皆様の理想に添えるものに近づけて参ります。また化粧品も私たちが考える理想を具現化したものを届けられるように鋭意開発中です。
そして私たちが目指すものに賛同してくれるドクター・スタッフがいれば、パートナーとしてさらなる拡大も考えています。

大城皮フ科クリニック 大城宏治院長

大城皮フ科クリニック 大口本院

院長 大城 宏治
   (おおしろ こうじ)

経 歴

2005年 名古屋大学医学部卒業
2005年 社会保険中京病院 臨床研修医
2007年 名古屋大学医学部附属病院皮膚科
2008年 豊橋市民病院皮膚科
2009年 東京 虎の門病院皮膚科に国内留学
2011年 社会保険中京病院 皮膚科
2013年 江南厚生病院 皮膚科医長
2016年 大城皮フ科クリニック開院

資格・所属学会

日本皮膚科学会 専門医
日本皮膚悪性腫瘍学会
日本皮膚外科学会
日本アレルギー学会 など

大城皮フ科クリニック

〒480-0126
愛知県丹羽郡大口町伝右1-18-1
TEL: 0587-81-7100

診療時間 日・祝
9:00~12:00
15:30~18:30

休診日:木曜、日・祝日
▲…土曜日の午後は、14時〜17時

関連記事

  1. シンデレラ&ダヴィンチクリニック 宮田洋佑院長

    【シンデレラ&ダヴィンチクリニック】
    患者様満足度を第一に考えて、イメージを共有し質の高い美容医療を提供します

  2. まゆりなclinic名古屋栄 加藤成貴院長

    【まゆりなclinic名古屋栄】
    同じ条件で撮影することで、患者様に分かりやすく説明ができ、お勧めの治療法も提案できる「NeoVoirⅠ (ネオヴォワールⅠ)」

  3. 【たがやクリニック】
    自然志向の注入で、無理なく前向きな選択を

  4. NI MEDICAL CLINIC

    【NI MEDICAL CLINIC】
    患者様にあった治療とスキンケアを提案し、より美しくなる医療を提供したい

  5. 咲くらクリニック

    【咲くらクリニック】
    自分の持っている知識と機械で治療方針をたてることが美容医療のやりがい

  6. 太田皮フ科クリニック 太田多美院長

    【太田皮フ科クリニック】
    地域に密着したかかりつけ医として、困った時に来て頂けるようなクリニックにしたい

人気記事

新着記事

最新クリニック

Facebook

Instagram

This error message is only visible to WordPress admins

Error: No connected account.

Please go to the Instagram Feed settings page to connect an account.