大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2丁目1-29 AITビル4階にあるガーベラ美容クリニックは、近鉄南大阪線「大阪阿部野橋駅」徒歩3分の好立地にあります。総合病院に由来する安心感を土台に、美容医療とエステを融合させた独自の診療スタイルが大きな特徴です。患者さんの声を丁寧に聞き、無理なく続けられる提案と環境づくりを重視しています。今回は、辻川麻実先生に、医師を志した背景やクリニックのこだわりを伺いました。
総合病院由来の安心感——美容と癒しを融合した新しい形
――医師を志したきっかけを教えてください。
辻川 大学時代は文系でしたが、自己分析を進める中で医師という仕事に魅力を感じるようになりました。美容皮膚科で活躍されている女性医師の姿に触れ、確かな知識と専門性を持ちながら自分らしく働けることに強く惹かれました。その経験から、再受験を決意し、医師の道を目指しました。
――現在の診療科目を選ばれた理由をお聞かせください。
辻川 医学の勉強自体がとても面白く、皮膚領域に限らず幅広い分野に興味を持っていました。まずは全身管理の力をつけたいと考え、卒業後は麻酔科で経験を積みました。ただ、将来的には美容に携わることを決めていましたので、麻酔科標榜医を取得したタイミングを一区切りとして、美容医療の道へ進むことにしました。
――開院の経緯について教えてください。
辻川 当院は、総合病院を母体とする医療法人の新規事業として誕生しました。病院で培った安全性や医療知識を背景にしつつ、美容の分野ではより自由度の高い診療を行いたいと考え、独立したクリニックとして開院しました。特徴的なのは、美容医療に加えてエステ資格を持つスタッフが在籍している点です。治療と癒しを融合し、患者さんが安心して通える空間を目指しています。

癒しの空間と子育て支援——安心して通える環境づくり
―― ガーベラ美容クリニックのこだわりを教えてください。。
辻川 一つは「医療とエステの融合」です。美容医療は時に痛みや緊張を伴いますが、エステのリラクゼーションを取り入れることで、継続して通いやすい環境を整えています。EMSを活用したボディケア専用ルームもあり、体のメンテナンスを求める方にも対応しています。
―― 得意とする治療について教えてください。
辻川 当院では、メスを使わない非外科的な治療を中心に行っています。具体的には、ヒアルロン酸やボトックス、肌育注射といった注入治療を得意としています。また、レーザーや高周波、IPLなどの医療機器を用いた治療も取り入れています。さらに、有資格者によるエステトリートメントもご用意しており、美容医療とエステの双方からアプローチしています。
―― 患者様が院内で過ごしやすい工夫などされている点はありますか。
辻川 はい。当院は大通りに面しているので、扉を開けると落ち着ける空間になるようにしました。音楽や香りにも配慮し、都会の中でも心地よく過ごせるように設計しています。また、保育士資格を持つスタッフが在籍しており、キッズルームを設けています。オープン日は公式サイトやインスタグラムでご案内しているため、小さなお子さま連れでも安心してご利用いただけます。

満足をゴールに——心をみる美容医療のやりがい
―― 診療で大切にしていることについて教えてください。
辻川 患者さんとの対話を重視し、時間をしっかり取ることを大切にしています。カウンセリングは30分から1時間かけることもあり、その後の診察も同程度の時間を設けることがあります。一方的に説明するのではなく、まずはじっくりとお話を伺い、希望や不安を共有します。そのうえでゴールやペースを一緒に整え、納得いただける形で診療を進めるようにしています。さらに、無理なく続けられることを最も大切に考え、手の届きやすい価格を意識しています。不要な施術や化粧品の押し売りは一切行わず、必要十分な提案に徹することで、信頼関係を築いていきたいと思っています。
―― 美容医療のやりがいについて教えてください。
辻川 保険診療では「病気を治すこと」が目的なので、ゴールを医師と患者さんで細かくすり合わせる必要はあまりありません。しかし美容医療は「満足」がゴールになります。たとえばヒアルロン酸注入で私がきれいに仕上がったと思っても、患者さんが納得されなければ成功とは言えません。そこには予算やダウンタイム、施術中の痛みなど、さまざまな要素が関わるため、簡単にはいかない難しさがあります。一方で、美容医療は「心をみる科」だと感じています。患者さんの思いを受け止め、同じ方向を目指して歩む過程そのものに価値があると思います。そしてやりがいを感じるのは、やはり患者さんが笑顔になってくださった瞬間です。それがすべてだと考えています。
―― 来院される患者層について教えてください。
辻川 女性が8割ほどですが、男性の方も多いです。特に20〜30代の働く男性が中心で、スキンケアや印象改善を目的に来られます。女性は30〜40代が多く、初心者の方から美容経験者まで幅広い層が来院されます。近隣だけでなく、南大阪エリアなど遠方から通ってくださる方も多いです。

自分らしい美しさを支える——日常ケアから未来の展望まで
―― 日常のスキンケアに関して伝えていることはありますか。
辻川 高価なものを使う必要はありません。こすらない・しっかり保湿するなど基本を守ることが美肌維持に大切です。私は化粧品検定1級を持っており、スタッフ全員も知識を共有していますので、誰に聞いていただいても適切なアドバイスを提供できる体制です。
―― 先生の考える“美しさ”とはどのようなものですか。
辻川 私が思う美しさは、外見だけで判断できるものではありません。流行や周囲の意見に流されず、自分に合ったものを冷静に見極められる姿勢が大切だと思います。その判断軸を持つことは簡単ではありませんが、積み重ねることで肌や表情、雰囲気にも自然と表れていきます。つまり「自分の価値観で選べること」自体が美しさにつながると考えています。
―― これから美容医療を受けたいと思っている方へメッセージをお願いします。
辻川 今はSNSやネットで美容医療に関する情報を簡単に得られますが、すべての治療には必ずリスクがあります。「1回で劇的に変わる」といった宣伝文句をそのまま信じてしまうのではなく、まずは冷静に疑ってみることが大切です。リスクや副作用についてもきちんと説明してくれるか、何かあった時のサポート体制が整っているかを確認しながら、信頼できるクリニックや医師を選んでいただきたいと思います。場合によっては複数のクリニックを巡って比較してみるのもよいでしょう。当院ではインスタグラムのDMなどからも気軽にご相談いただけますので、初めての方も安心してお問い合わせいただければと思います。
―― 今後の展望をお聞かせください。
辻川 美容医療は内科や外科と異なり、確立された治療法が少ない分野です。昨日まで良いとされていたことが、翌日には変わることもあります。そのため日々新しい製剤や機器が登場する中で、私自身も自分を半ば実験台にして様々な治療を試してきました。常に学び続けながら、正しい情報と知識に基づいた医療を提供することが使命だと考えています。大きなことを掲げるよりも、一人ひとりの患者さんに誠実に向き合い、安心して通える環境を守りながら、残りの人生をかけて「正しい美容医療」を追い求めていきたいと思います。

ガーベラ美容クリニック
院長
辻川 麻実
(つじかわ あさみ)
経 歴
2010年 大阪大学文学部 卒業
2011年 帝京大学医学部 入学
2017年 帝京大学医学部 卒業
2017年 済生会千里病院初期臨床研修医
2018年 大阪大学医学部附属病院初期臨床研修医
2019ー2023年 複数の美容クリニックにて勤務
2024年 ガーベラ美容クリニック 院長
資格・所属学会
厚生労働省認定麻酔科標榜医
日本医師会認定産業医
日本抗加齢医学会
点滴療法研究会
カスタマイズ治療研究会
日本化粧品検定1級
ガーベラ美容クリニック

大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2丁目1-29 AITビル4階
TEL:06-6105-1280
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