美容医療のかかりつけ わたしの名医

小西皮ふ科

【小西皮ふ科】
患者様に寄り添い、患者様に適したレベルの高い医療を提案できるクリニックを目指す

小西皮ふ科は松阪駅から徒歩8分にある皮ふ科・アレルギー科・小児皮膚科・美容皮膚科を扱うクリニックです。健康で美しい素肌を目指すことをコンセプトに、患者様の肌悩みにあった治療を提案しています。今回は医師の仁儀陽子先生に美容医療のこだわりや毎日のスキンケアにおけるポイントなどについて、お話を伺いました。

治療の技術はもちろん
患者様に希望を与えられる医師でありたい

――医師を志したきっかけを教えてください。

仁儀 私の父が皮膚科の開業医をしており、私自身が皮膚治療で通院をよくしていたことから幼い頃から医師という職業がとても身近にありました。私はアトピー皮膚炎を患っており、赤ちゃんの時は夜眠れず、小学生になってからは手の皮膚が痛み、鉛筆が持てないこともあり、その度に父に診てもらっていました。また、私は生まれた時から右足に大きな巨大色素性母斑というあざがあり、大きなものだと悪性化するリスクがあることから、物心ついた時から夏休みに東京の病院で手術、入院を繰り返していました。中高生になってからは近所で大きなレーザーを持っている病院がなかったため、学校を早退して2時間かけて京都の病院へ治療をしに行くという生活を送っていました。そのため、私が成長する過程にはいつも医師と病気がありました。小学生の時に学校であざのことを指摘され傷ついたことがあるのですが、治療に行ったときに先生がかけてくれる言葉のおかげで前向きになれたことがありました。医師は治療をして症状を改善させる以外にも、患者様に生きる希望を与えてくれる職業でもあると感じ、医師を志しました。

――ご自身の皮膚治療経験をきっかけに皮膚科の道を選ばれたのですか?

仁儀 そうですね。見た目の治療は命に関わるものではありませんが、皮膚が改善することで生活のクオリティが上がりますし、笑顔や楽しみが増えることを実感しました。特にアトピー性皮膚炎だと見た目だけでなく、掻破行動で夜眠れなかったり、半袖が着れないという様々な有害事情が出てきます。見た目の改善は目に見えてわかることですから、すごくやりがいのある分野だと思い、皮膚科の道を選びました。

――仁儀先生は皮膚科専門医でもいらっしゃいますが、皮膚科の面白さはどんなところにありますか?

仁儀 皮膚は見た目だけではなく、様々な知識がないときちんとしたアプローチができないというところに面白さを感じました。例えば帯状疱疹は皮膚だけの問題ではなく、内科の知識も必要になります。皮膚は臓器を映す鏡と言われるほどですから、様々な知識を用いて治療をしていくところがとても面白いですね。

小西皮ふ科

――美容医療を始めようと思ったきっかけを教えてください。

仁儀 当院は35年ほど前に父が松阪市で初めて皮膚科を開院したクリニックで、当初は保険診療のみを行っていました。私は大学は他県へ行ったのですが、地元に帰って医師をしたいと思っていたので、医学部卒業後三重県の大学病院の医局へ入り、県内の市中病院で保険診療をしていました。私が産休・育休を終え、復帰をどうするかを考えた時、患者様をもっと細かく丁寧に診察したいと強く思うようになりました。私自身もそれまで保険診療をメインにしていたのですが、保険も美容も見た目だけでなく皮膚を正常に戻したいという点では同じということに気付きました。保険か美容かではなく、患者様の皮膚症状を改善できる医療に携わっていきたいと思うようになりました。そこで父とも相談をして、2階を改装し保険診療もきちんと行え、プラスの治療として美容も行えるようにしました。

――やはり保険診療から自費診療に切り替える患者様が多いですか?

仁儀 保険でいらしていた患者様が自費に切り替えるということもありますが、患者様のご家族やお知り合いから美容医療も始めたことを聞いていらっしゃる方も多くいらっしゃいます。それ以外にもホームページを見て、他市や他県からいらっしゃる患者様も増えてきましたね。地方であっても医療のレベルは最高のものを提供していきたいので、学会で情報を収集したり、美容皮膚科のドクターとレクチャーをし合いながらスキルアップを続け、当院でもできる治療の幅を広げていきたいと考えています。

――貴院で人気のある美容医療サービスについて教えてください。

仁儀 シミ治療が一番人気がありますね。シミを取りたいという患者様は若い方からご高齢の方まで本当に幅広くいらっしゃいます。他にも若い方ですと、ニキビや吹き出物による毛穴の開きのご相談も多いですね。ニキビや吹き出物で色々なところで保険治療を行ってきた方で、なかなか改善しないので保険でできない他の治療がしたいというご相談もいただきます。最近はたるみやシワ治療のヒアルロン酸治療も人気です。

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――仁儀先生が力を入れている美容医療サービスは何ですか?

仁儀 「シミ治療」と「注入治療」、「ニキビ治療」に力をいれています。たるみやしわにお悩みの方へ機械を用いた治療をご提案することもありますが、近年の研究で、たるみの原因は骨と老化と靭帯の老化が相まって起こることがわかってきました。外科的な処置をせずたるみを改善するとなると、注入治療はとても効果的な治療です。例えばヒアルロン酸注入は、ただ凹んでいるところに入れるのではなく、加齢のメカニズムに沿った注入方法や、注入する場所によって製剤を選んだり、入れ方によってお顔の変化が生まれます。また、しわの原因としてコラーゲンの減少が挙げられます。これはコラーゲンを飲んだり、塗ったりしても改善はしません。自分の皮膚を厚くする、入れるだけでなく自分でコラーゲンをつくるような健康な皮膚をつくっていくことが大事だと思っています。
あとはボトックス注射にも、当院のこだわりの打ち方があります。皆様シワをなくしたくてボトックスを受けられますが、笑った時にシワが出ないように顔の動きを止めてしまうと人なら見られたときに違和感が生まれてしまうことがあります。人の顔の筋肉は1日に何万回も動いているので、ボトックスで大きなしわが出来る回数を少なくすれば将来的にできるしわを遅らせることができます。当院のボトックス注射は、女優さんのように表情は自然にでるけれども大きなしわにならない、患者様それぞれの表情を大切にした打ち方をしています。もちろんしわが1個も出ない方がいいという患者様には無料でタッチアップをさせていただいていますが、多くの患者様に自然な表情でしわもできないとご満足いただいています。また、新しく三重県初導入のQ+Cレーザーを導入しました。3波長のレーザーでシミやあざ、肝斑、タトゥーにも対応できる厚生労働省認証機です。これによりシミ治療がさらに改善できるようになりました。
また、ニキビの患者様が多く保険診療にプラスする提案として当院独自のコンビネーション治療や注入治療をご提案し、改善されていく患者様が多くいらっしゃいます。

患者様の悩みに寄り添い、適した治療を提案する

――美容医療のやりがいを教えてください。

仁儀 治療を行った後、肌の変化が私も患者様もお互いわかるというところがやりがいですね。ひとつの肌悩みに対して色々なアプローチができるので、患者様に合った治療を提案し、実際に治療を受けていただき、次にお会いした時に患者様から「すごく改善しました!」や「肌が良くなりました!」といった喜びの声をいただくととても励みになります。当院で導入している治療は、全て私が体験をしていいと思ったもの、自分の家族にもやってほしいと思ったものを導入しています。美容医療は色んな治療を患者様の肌悩みにあわせてカスタマイズして提案できます。東京や名古屋のクリニックに行き新しい治療法テクニックや知識をほぼ毎月勉強しにいっており、自分の技術を伸ばし、スキルアップしていくことでより効果のある治療を提供できることにすごくやりがいを感じています。

――逆に美容医療の難しさはどんなところがありますか?

仁儀 保険診療でいらっしゃる患者様のお悩みは、痛みを取る・赤みを取る・見た目を治すなどとゴールが決まっています。しかし、美容医療ですと個人の感性によってゴールが異なります。シミを取りたいというお悩みの場合、患者様と私の到達点は同じでも改善度やゴールが合わないこともあります。そういったことが起こらないよう、まずは患者様自身がどういう風に治したいか、どうなりたいのかという気持ちに寄り添い、それが一番改善できる提案をしていく必要があります。患者様のゴールを細かく伺いながら、しっかりとゴールにあった治療を提案することに難しさを感じています。

――仁儀先生が患者様を診察する上で大切にされていることを教えてください。

仁儀 患者様がどういう風になりたいか、何を改善したいかということをよく聞き、患者様のお悩みに寄り添うことを大切にしています。しみやシワなどパッと見てわかる悩みだけでなく、本当に悩んでいることがどこにあるのかを細かくカウンセリングするようにしています。カウンセリングから私がやっているのですが、それも自分の治療をこの先生に任せてもいいのかを判断していただくためのコミュニケーションや、信頼関係を構築するためにもとても重要だと思っています。「この肌悩みだから、この治療がしたい」と言われる患者様もいらっしゃいますが、希望される治療が適切とは限らないので皮膚科専門医から見て、きちんと治すためにはどういう治療が必要かをしっかり説明し、患者様に適した治療を提案するようにしています。

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――毎日のスキンケアで意識した方がいいことを教えてください。

仁儀 私自身、化粧品がすごく好きというわけではなく、できればあまり化粧はしたくないと思っているんです。そこで当院では患者様に「健康で美しい素肌を目指しませんか」とお伝えしています。近年は化粧品も進化し、写真で肌を綺麗に加工出来るようになっていますが、毎日の生活を考えた時に化粧をせずに普通に外に出られる皮膚があるというのがベストだと思っています。最低限の保湿や紫外線対策は必須ですが、ファンデーションを塗らなくてもキメの整った弾力のある肌が一番健康的ですよね。そういった肌を目指すためにとにかく色々なスキンケアを塗るのではなく、なるべく少ないステップで素肌で外に出られるようなケアを提案しています。その為に本当に必要な製剤を1人1人の肌を見て提案しています。

――クリニックオリジナルのビタミンCローションの開発に至った経緯を教えてください。

仁儀 色々なメーカーから素晴らしい商品が出ていますが、診察をしていると患者様によっては肌に少し刺激が強いかもしれない、ヒリヒリ感が出るかもしれないと思うことがありました。そこでアトピー肌やレーザー治療後の肌にも使いやすいように成分を配合したビタミンCローションを院内でつくることにしました。アトピー肌や美容医療治療後の肌など、ひりつきやすい状態でも使いやすいよう成分の濃度にも徹底的にこだわり、ビタミンCではなくビタミンC誘導体やヒアルロン酸などをたっぷり配合しました。当院で販売をしているのですが、患者様からもご好評いただいています。

――クリニックオリジナルのNMNサプリメントもありますが、こちらはどういった経緯で開発されたのですか?

仁儀 NMNは数年前に芸能人が紹介して有名になった成分なのですが、ハーバード大学のデビッド・シンクレア教授がNMNについての論文を出し、今やNMNは世界中で長寿遺伝子というサーチュイン遺伝子を刺激をする若返りのサプリメントとして認定されています。私が皮膚をずっと診察してきて、皆さんやっぱり若い頃の弾力のあるたるみのない皮膚に戻りたいとおっしゃるんですよね。でも皮膚だけでなく、内科的な面で健康で若い頃のようにいられたらいいですよね。NMNを飲むと記憶障害や睡眠の質を改善するという論文をいくつか読み、実際に取り寄せて服用してみることにしました。最初は正直「サプリメントなんかで…」と思っていたのですが、驚くほど効果を実感できました。NMNを勉強すればするほど、自分の将来にとっても摂取した方がいいし、家族や知人にも服用してほしいと思うようになりました。そこでNMNの粉からこだわり、カプセルも体に吸収されやすいものを調べて試作を重ね、完成させました。サプリメントは体の中にいれるものですから、自分の大切な人たちにも安心して飲んでもらえるものをつくりたいと思い、時間はとてもかかりましたが自信を持って勧められるものをつくることができました。

――仁儀先生が思う美しさについて教えてください。

仁儀 人の顔は最初に目に入る箇所になるので、内から染み出る笑顔や明るさのある方は、すごく魅力的で美しいと思います。もちろん皮膚自体にシミやくすみがない、たるみやシワがないというのも美しさの一つにはなりますが、そういったことは美容医療などである程度は美しくすることができます。しかし心からの笑顔や明るさを出すためには健康でなくてはいけません。気持ちが前向きであるなどのプラスの要因がなくては、せっかくの笑顔もつくり笑顔になってしまいます。当院でも美容医療を受けることで、肌悩みを改善し毎日が楽しくなったり、嬉しくなって笑顔になる患者様を増やしながら、内面的な健康を保つトータルケアも一緒にご提案していきたいと思っています。

三重県でレベルの高い美容医療を提供していきたい

――美容医療をこれから受けたいと思っている方へ「クリニックの選び方」や「気をつけた方がいいこと」などについてアドバイスをお願いします。

仁儀 今は美容を扱うクリニックが増えてきていますし、いい機械を導入されているクリニックもたくさんありますが、やはり自分が信頼できる医師がいるかを見ていただきたいですね。一番大切なのは、自分の悩みをきちんと聞いてくれ、適切な治療方法を提案してくれる先生かどうかだと思います。些細な悩みでもしっかり聞いてくれる先生は、もし何かトラブルがあってもしっかり治療を提案してくれます。治療にはドクターの腕の差で効果が異なるのも事実ですので、できれば技術のあるドクター.の施術が好ましいです。ただ、それを判断することは難しいため自分がこの治療を委ねても良いかという視点をもち、最新の機械が置いてあるや、患者様がたくさんいるなどは関係なく、信頼できる先生を探すことが大切だと思います。

――今後の展開について教えてください。

仁儀 私自身、美容医療はとても奥が深いなと思っています。三重県は美容について相談できるクリニックはまだまだ少ないのが現状です。当院は何十年も松阪で皮膚科をやっていますが、患者様も肌悩みはあるけどどこに行ったらいいかわからなかったり、この辺りでは改善できないと思っている方が多くいらっしゃいます。だからこそ松阪でもレベルの高い美容医療を提供している、このクリニックに行けば悩みを相談できる、安心して通えると思っていただけるクリニックをつくっていきたいです。
そのために私自身も色々なことにチャレンジしていきたいですし、それぞれの患者様に応じた治療法、レベルの高い治療を提案できるようなクリニックを目指していきたいですね。最近では肌分析機NeoVoirⅠを導入し、9月にはシミやアザ、タトゥーに効果のあるQ+Cレーザーを導入します。どちらも当院が三重県で初導入です。これからも色々な情報を収集し、実際に体験して患者様により良い治療法がご提案できるようにしていきたいと思っています。美容クリニックは敷居が高いと思われる方も多くいらっしゃると思うので、私があざや病気で悩んでいた時、治療に通っていた時に自信をくれたドクターのように、患者様に自信を持っていただけるような診察ができ、しっかりとした技術もある患者様に笑顔を提供できるクリニックを目指していきたいです。

小西皮ふ科

小西皮ふ科

医師 仁儀 陽子
    (にぎ ようこ)

経 歴

岐阜大学医学部卒業
松阪中央総合病院 研修
三重大学医学部 皮膚科 医員
市立伊勢総合病院 皮膚科 副部長
済生会松阪総合病院 皮膚科 医長

資格・所属学会

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
日本美容皮膚科学会会員
日本アレルギー学会会員

小西皮ふ科

〒515-0034
三重県松阪市南町238-1
TEL:0598-26-0600

診療時間 日・祝
9:00~12:00
13:30~15:00
15:00~18:30

▲…9:00〜13:00
休診日:木曜・土曜午後・日曜・祝日
※美容皮膚科は9:00〜16:30(場合により17:00)また、土曜も不定期で診察可能(HPをご確認ください)

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