手のシワを改善したい!原因や治療法を詳しく解説
年齢とともに気になる手のシワ。若いころは弾力がありふっくらしていた手も、徐々にハリがなくなりシワができやすくなります。手は衣服で隠れることがないため外気にさらされやすく、年齢が出やすいパーツです。しかし、手のケアはあまりしていないという方も多いのではないでしょうか。
この記事では手にシワができる原因や手のケア方法、手のシワが悪化するNG行動についてご紹介します。さらに、美容医療でできる手のシワ治療も解説いたします。正しくケアをして、潤いのある若々しい手を目指しましょう。
手のシワの原因
手にシワができる主な原因は、加齢、乾燥、紫外線などが挙げられます。手は常に外気にさらされ、大気の乾燥や紫外線など外的な刺激をダイレクトに受けています。それにより、ハリ・弾力を保つコラーゲンやエラスチンなどの成分が失われ、シワができやすくなるのです。
また、手の甲は顔に比べて皮脂腺が少なく乾燥しやすいパーツです。脂肪のボリュームも加齢とともに減少するため、若いころにはボリュームがあった手にシワや血管が目立つようになります。
日常でできる手のシワのケア
日常的に手のケアを行わないと老化が早まってしまうこともあります。顔と同じようにケアを習慣化することで、手のシワを予防していくことができます。
ここでは3つの方法を解説いたします。できることから始めて綺麗な手に近づきましょう。
手の紫外線対策をする
顔の紫外線対策はしていても、手の紫外線対策はしていないという方も多いのではないでしょうか。紫外線は夏場だけでなく1年通して降り注いでいるため、手の甲にも日焼け止めを塗ることが必須です。紫外線を浴びることで手のシワだけでなく、くすみやシミの原因になります。
手は頻繁に洗うことが多いため、日焼け止めは水に強いウォータープルーフタイプや、「UV耐水性★」または「UV耐水性★★」の表示があるものを選ぶと良いでしょう。外出時は日焼け止め以外にUVカット加工の手袋を使うのも効果的です。出来るだけ素肌をさらさないようにしましょう。
日焼け止めの新基準「耐水性」って何?
ハンドクリームをつける
手のシワは乾燥により深刻化してしまいます。乾燥により乾燥小ジワだけでなく大ジワも増えるため注意しましょう。対策としてハンドクリームを使い、こまめに保湿することが大切です。ヘパリン類似物質やセラミド、コラーゲンやヒアルロン酸が配合されている成分は、保湿効果が高いので、乾燥が気になる方には効果的です。また、配合成分によりテクスチャーが異なるため、ベタつきが苦手な方は、テスターで試してから購入するようにしましょう。
寝る前にハンドクリームを塗って就寝時用の手袋で保湿するのもおすすめです。しっとりとしたキレイな手に近づくために、一年通して手の潤いを保ちましょう。
セラミド 美肌効果3つとうるおいを保つスキンケアについて解説
マッサージする
手全体をマッサージすると血流が促され、ハリ・ツヤ効果を実感できます。ハンドクリームを塗った際に、気持ちいいと感じる部分を優しくほぐすだけでも良いでしょう。
ただし、マッサージするときは滑りの良いハンドクリームやマッサージオイルを使うことが大切です。滑りが悪い状態でゴシゴシと強いマッサージをするとシワやシミの原因になります。摩擦にならないように注意しましょう。滑りが良いハンドクリームで、ほぐすようなイメージで行うようにしましょう。
手のシワが悪化するNG行動2つ
ここでは、シワが悪化してしまう2つのNG行動をご紹介します。普段何気なくしていることがないか、チェックしてみてください。
洗浄力の強い洗剤を素手で触る
頑固な油汚れも落とせる洗浄力の強い台所洗剤は、シワや乾燥の原因になります。また、洗剤を使った後に手をしっかり洗い流さないと洗浄成分が肌表面に残り、乾燥が悪化してしまう可能性もあります。毎日使うとシワだけでなくひび割れや肌荒れなど症状が悪化することもあるので注意が必要です。
洗剤を使うときはビニール手袋をするなど、素手で直接洗剤を触らないようにしましょう。
濡れた手を拭かず自然乾燥させる
手を洗った後に濡れた手を自然乾燥させると、手の水分が一緒に蒸発して乾燥する可能性があります。乾燥により手にシワができるため、注意が必要です。
濡れた手はハンカチやタオルでやさしく押さえるように水分をしっかり拭き取ることが大切です。
美容医療でできる手のシワ治療
ここでは、美容医療の中で手のシワを治療できる施術を3つ紹介します。それぞれ特徴を解説するので、自分に合った治療法をチェックしてみてください。
マッサージピール
マッサージピールは、PRX-T33というイタリア製薬剤を使用して、肌にマッサージしながら塗り、拭き取るケミカルピーリングです。一般的なピーリングとは違い、肌表面を剥離せず行います。美容成分を浸透させることでターンオーバーを促し、肌のハリや細かなしわの改善効果も期待できます。
また、痛みや赤みなどのダウンタイムが短いのも魅力です。施術時間は約20分程度のため、仕事や家事で忙しいときにも受けやすい施術といえます。
マッサージピールは切開や注射が必要ないため、美容医療が初めての方も取り入れやすい治療法です。手の皮膚が柔らかくなり、滑らかな肌に近づくことができます。
マッサージピール 5つの美容効果とは?皮膚を剥離させない美肌ケア
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸はもともと体内に存在し、水分保持や高い保湿効果がある成分です。手の皮膚は年齢とともに乾燥し、シワができやすくなります。ヒアルロン酸注射は皮膚の水分保持に効果的で内側からハリをもたらし、シワが目立ちにくい手元へ導きます。手の甲に注入することで、ふっくらと若々しい印象に仕上げることが可能です。
また、年齢とともに皮膚のボリュームが減少し、手の甲に血管が目立つようになります。ヒアルロン酸注射は、手の凹凸感をなめらかにし、若々しい印象を与えます。
施術時間は約15分と短時間なのも魅力です。仕上がりが気に入らない場合はヒアルロン酸分解注射を打つことで分解でき、元の状態に近づけることも可能です。
ヒアルロン酸注射 アンチエイジングやイメージアップに
PRP®注入
PRP®注入は、自分の血液から取り出したPRP(多血小板血漿)を使う治療です。血小板は成長因子や抗炎症物質を高濃度に含有しています。これらの成分が肌のハリ弾力を高め、手のシワに対する改善効果が期待できます。
効果の実感は個人差がありますが、注入後から1〜2カ月後に効果が現れ始めます。美容医療の中では効果実感のスピードは緩やかですが、少しずつ効果が現れ、自然な肌再生を促します。
PRP®注入は、注入時に注射針を使うため小さな内出血や青あざを伴う可能性はありますが、自分の血液から取り出したPRPを使うため、ダウンタイムや副作用のリスクが非常に低いのも魅力です。
PRP皮膚再生療法の美容効果とは?エイジレス美肌医療について解説
手のシワをケアしてふっくら理想的な肌へ
フェイスパックにはさまざまな種類の美容成分が含まれており、肌の悩みに合わせたアイテムを使えば、目的の効果を得やすくなります。
とはいえ、どのような成分がどのような肌の悩みに効果があるのか、よく分からない方もいるでしょう。実際に乾燥が気になるときと、シミ、シワ対策をしたいときだと、ふさわしい成分は異なります。そこでここでは、肌の悩み別に注目したい成分を解説します。肌の悩みにぴったりな成分を探している方は、ぜひ参考にしてください。