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シルファーム シミやニキビ跡を改善に導き、陶器のように滑らかなお肌へ

「最近毛穴が目立って気になる」「ニキビの後がデコボコになっていてメイクのノリが悪い」このような肌の悩みを持つ方には、シルファームが効果的です。
シルファームは赤ら顔や、ニキビ跡のデコボコなど、お肌の悩みを改善に導く効果が期待できる美容医療です。従来の美容医療では難しかった、肝斑にも効果が期待できます。レーザーを用いるこの治療法について、他のよく似た施術であるダーマペンやポテンツァとの違い、ダウンタイムなどについて詳しく解説します。

シルファームとは

シルファームとは、顔に微細な針(マイクロニードル)を刺し、直接RFレーザー(高周波)を照射して熱を加え、肌質改善を目指す美容医療です。老化した基底膜と血管にアプローチして、肌のターンオーバーが正常になるよう導きます。同時に人為的に微細な傷を負わせることにより、体が本来持つ修復力を利用して美肌を目指します。

よく似た施術でポテンツァがありますが、ポテンツァとの大きな違いは、ポテンツァが真皮層に直接美容成分を届けるドラッグデリバリーシステムであるのに対し、シルファームは熱によって肌の内部に刺激を与え、肌の再生そのものを促すということです。

従来のレーザーによる治療では目の周りは施術できませんでしたが、シルファームは針を埋め込んでから肌内部でレーザーを直接照射するため、目の周りや瞼にも施術が可能です。

※シルファームは自費診療であり、健康保険は使えません。</b.

シルファームはこんな肌悩みに

・肝斑がひどくてシミをあきらめた方
・ニキビの跡がひどくて顔がデコボコ
・顔が赤らみが気になる方
・酒さ(しゅさ)
・敏感肌の方
・高齢の方

肝斑

肝斑とは、ホルモンバランスの乱れによってできるシミのことです。はっきりとした輪郭を持たず、目じりから頬骨に沿って浮かび上がってくるのが特徴です。30代〜40代の出産を経験した方、ホルモン治療を受けている方に多く見られるため、ホルモンバランスが急激に変化することが原因ではないかと言われていますが、はっきりとは解明されていません。

顔の一番目立つところにできる肝斑は、多くの女性にとって悩みの種になっています。はっきりとした輪郭を持たないだけに、シミのように取れるものでもありません。従来の美容医療では、肝斑はトラネキサム酸やハイドロキノンなど、内服薬や外用薬によって改善が図られてきましたが、時間がかかる割に、これといった効果を得にくいものでした。

シルファーム、ポテンツァは肝斑にも効果が認められたという報告があり、これまで多くの女性を悩ませてきた肝斑の悩みに光を投じるものとなっています。肝斑に対してどのような機序で改善が導かれるのか、はっきりしたことはまだわかっていませんが、さらなる研究が待たれる未来の美容医療です。

ニキビ跡の改善

マイクロニードルという極細の針を肌に刺し、そこからRFレーザーによって熱を加えることにより、コラーゲンやエラスチンの産生を促します。下から押し上げる力により、それまでデコボコだった肌表面を修復する効果が期待できます。

赤ら顔

炎症反応が起きたとき、毛細血管は膨張し炎症を抑える物質を患部に届けようとします。血流量が一時的に増加したとき、肌が薄いために血管が透けて見えることが顔の赤みの原因です。シルファームによって病的に膨張した血管を破壊するため、赤ら顔の改善に導くことが期待できます。

酒さ(しゅさ)

酒さとは遺伝や環境的な要因によって起きる疾患です。辛い物を食べた時や紫外線を浴びた時、感情が高ぶった時など、血行が急激に促されると悪化することがあります。なぜ鼻とその周辺だけが赤くなるのかは、よくわかっていません。しかし、皮膚のセンサーが敏感すぎて熱や紫外線などの刺激があると毛細血管が膨張し、炎症反応が鼻に集まるのではないかと言われています。高周波RFは病的に膨張した血管のみに反応するため、シルファームによって改善に導くことが期待できます。

敏感肌の改善

皮膚が薄いと、少しの刺激でも肌荒れを起こすことがあります。シルファームは表皮と真皮との境にある厚さ0.1マイクロメートルの基底膜にアプローチします。古くなった基底膜を破壊し、新しいものに作り替えるよう刺激を与えるのです。肌の土台がしっかりするため、血管が透けて見えるほどだった薄くて、ちょっとしたことが刺激になっていた敏感肌を改善に導くことができます。

高齢の方

何歳になっても、美しくありたいという願いは女性共通のものではないでしょうか。しかしながら、多くの美容医療は痛みが伴い、加齢とともに体力が落ちているご高齢の方には施術できないことも少なくありません。シルファームは痛みが他の施術に比べて穏やかなものであること、ダウンタイムもほとんどないことから、ご高齢の方にも受けていただくことができます。

シルファームのリスクとダウンタイムについて

シルファームはこれまでのドラッグデリバリータイプの美容医療に比べて、リスクも低く、ダウンタイムも短くなっています。しかしながら、まったくリスクやダウンタイムがないというわけではないため、ご自分の体調に合わせてご検討ください。また、施術後に何らかのトラブルを感じたときにはすぐに、皮膚科を受診してください。

シルファームのリスクやダウンタイムは主に次のようなものです。

・施術中のチクチクとした痛み
・施術直後の赤み
・腫れ・熱感
・ヒリヒリした感じ
・まれに軽い出血
・ザラザラした感じ
・肌の乾燥
・ごくまれに色素沈着


極細のニードルを用いるため痛みというほどではありませんが、施術中はチクチクした、という方もおられます。痛みの感じ方は個人差が大きいため、痛みに弱い方は施術前に麻酔クリームを塗っておくと気になりません。クリニックによっては、施術料金の中に麻酔代が含まれるところもあります。あらかじめご相談ください。

ダウンタイムはほとんどありませんが、顔にうっすらと赤みが出ることがあります。
メイクは軽い施術であれば当日から可能ですが、メイクオフの際に顔をゴシゴシこすらないようにご注意ください。また、施術当日は肌が敏感になっています。紫外線には特に注意が必要です。クリニックからの帰りに強い日差しを浴びることがないよう、紫外線対策は万全に行いましょう。

施術直後から数日間は乾燥しやすくなっています。保湿は普段以上にしっかりと行ってください。

どれくらいから効果が実感できる?

1度で効果を実感される方もおられますが、2週間〜4週間の間隔を置いて3〜6回ほど施術を受けるのが最も効果を実感しやすいと言われています。部位や目的によっても回数は変わりますので、カウンセリングの際にお尋ねください。

シルファームとよく似た施術との違い

シルファームとよく似た施術には、ダーマペン、ポテンツァ、フラクセルがあります。それぞれの施術に期待できる効果と痛みの強さ、ダウンタイムなどをまとめました。参考にしてください。それぞれの施術の特徴については後述します。

シルファーム ダーマペン ポテンツァ フラクセル
肝斑 × ×
顔の赤み × ×
しわ
毛穴
ニキビ跡
痛みの強さ
麻酔 あり あり あり あり
ダウンタイム 1日 5~7日 0~2日 5~7日
施術間隔 2~4週間 4週間 6~8週間 4週間

ダーマペンとの違い

ダーマペン、または水光注射は、肌に針を刺して美容成分を直接注入していく施術のことです。広い範囲での施術には適していますが出血も多く、ダウンタイムは1週間ほどと長くなります。腫れている間はメイクもできません。

シルファームは針を刺すという点ではダーマペンと同じですが、そこに高周波を流して熱を加えるという所が大きな違いです。熱を加えることによってタンパク質でできているコラーゲンは一時的に縮みます。加齢により伸びきって皮膚を支えることができなくなったコラーゲンを収縮させるとともに、傷を直す治癒力を利用してコラーゲンの新たな産生を促します。

ポテンツァとの違い

ダーマペンの進化系と言われるのがポテンツァです。ダーマペンは出血やダウンタイムが長かったのに対し、ポテンツァにはそれがほとんどありません。ポテンツァとシルファームが最も近く、ポテンツァがマイクロニードルを刺して美容成分を肌内部に直接届けるデリバリーシステムであるのに対し、シルファームは基底膜と呼ばれる肌内部の土台にアプローチし、老化した細胞を除去します。土台そのものを強固にするとともに、美容成分が浸透しやすい肌を作ることを期待するものです。

どちらも今までの美容医療では難しかった肝斑の治療に対して効果が期待されています。ポテンツァは、肌内部に美容液を送り込んでメラノサイトの働きを抑え、メラニンが作られにくくするのに対し、シルファームはメラノサイト周辺の血管にアプローチする施術です。メラノサイトにメラニンを作る材料の供給を止めることによってシミのもとを絶つ効果があります。

フラクセルとの違い

フラクセルは針ではなくレーザーで肌に穴をあけて熱を与え、お肌の再生を促す施術です。真皮にまで及ぶ深い傷跡や、ニキビ跡、クレーターなどができた肌の再生に期待が持てます。熱を加えるという点においてはシルファームとよく似ていますが、お肌に加えられる熱量が高いため、痛みやダウンタイムが強く出るのが特徴です。そのため高齢の方やお肌が薄く、敏感な方にはおすすめできません。

シルファームの施術料

自由診療のため、クリニックごとに費用は変わります。また部位や目的によって施術回数が違ってくるため、カウンセリングの際に確認が必要です。

シルファームの施術時間

初診の場合、問診から施術まで約1時間〜1時間半程度です。どこのクリニックでもほとんど同じ流れで施術が行われます。

シルファームの施術の流れ

1. 洗顔
2. 痛みに弱い方は先に麻酔クリームを塗ります
3. 麻酔が効いていることを確認後、施術開始
4. 施術後お肌を整えます
5. 施術当日はメイクはせずにお帰りください

シルファームができない人

シルファームは美容術の中では比較的リスクもダウンタイムも穏やかなものですが、おすすめできない方もいます。

慢性の皮膚病を持っている方
妊娠授乳中の方
抗がん剤を使用している方
ペースメーカーを使用している方
出血性疾患のある方
抗凝血剤を使用している方

その他、ニキビのひどい方の場合は先にニキビの治療を優先して行うこともあります。

シルファームについてのよくある質問

痛いですか?

極細の針をお肌に当てていくため、チクチクします。また高周波を流す時にピリッとした痛みを感じる方もおられます。痛みに弱い方にはあらかじめ麻酔クリームを塗ってから施術するクリニックもありますが、麻酔料金が別途必要なところもあるため確認が必要です。

針の跡は残りますか?

ごく細い針であり、肌表面から目的に応じて最大で3.5mmの深さまで刺しますが、跡が残ることはありません。施術当日は赤みが出ますが通常2〜3日で消えます。もしいつまでも赤みが出ていたり痛みがあるときは皮膚科に相談しましょう。

お化粧はいつからできますか?

翌日からお化粧をすることができます。施術当日はお肌が敏感になっているため、できるだけ刺激を避けてください。特に日焼けには注意し、お帰りの際には日焼け止め対策を万全にするようにしましょう。保湿を十分に行うことによってかゆみや赤みを予防することができます。

施術後2〜3日はアルコールを含んだふき取り化粧水や、スクラブ、ピーリングなども避けてください。

お風呂に入っても大丈夫ですか?

お風呂に入っていただいても大丈夫ですが、血行が良くなると施術したところが、ややひりひりしたり赤くなったりすることがあります。できれば施術当日はシャワーを浴びるぐらいにとどめる方が良いでしょう。洗顔の際にはゴシゴシこすらないように、いつもより注意深く肌をいたわってあげてください。

運動やお酒は大丈夫ですか?

施術当日は血行が良くなりすぎると肌への負担が増すため、運動やお酒は控えましょう。

シルファームは次世代の美肌治療

シルファームはこれまで不可能とされてきた肝斑に対しても効果が期待できる美容医療です。ダウンタイムも穏やかなため、痛みに弱くて今まで美容医療を諦めていた方にもチャレンジしやすい施術になっています。肝斑やニキビ跡のデコボコの肌を改善に導くシルファームに興味のある方はぜひ、美容皮膚科にご相談ください。

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