ゆう美容クリニックは、親子2代で安心して通え、患者様に笑顔になってもらいたいという思いで施術を行っています。今回は、理事長の坂口海雲先生に、クリニックを開業したキッカケ、こだわりや特徴などについて、お話を伺いました。
ある患者様との出会いがキッカケで
美容クリニックを開業
――医師を志したキッカケを教えてください。
坂口 高校3年生の時に、物理学者になるか医師になるか迷ったのですが、父が医師で医療が身近な存在だったこともあり、医学部に進学しました。入学後、勉強をしていく中で、医学はとても興味深く、責任もある職業なのでやりがいを感じて医師になりました。
――いろいろな科がある中で、なぜ内科を選ばれたのですか?
坂口 私は循環器内科で心臓や血管に関する疾患を診ていました。循環器内科は、この薬を20秒以内に投与しなかったら患者様が亡くなってしまうかもしれないといった状況もあり、いろいろな面で追い込まれることがあります。逆に言うと、薬を投与すれば30分といった単位で結果がフィードバックされますので、性格的にせっかちな私には合っていました。
――クリニックを開院したキッカケを教えてください。
坂口 私はこれまで手術は成功しても、そのあと寝たきりになったり、認知症になったりする患者様をたくさん見てきました。その中で、ある患者様との出会いがキッカケでした。その患者様は重症大動脈弁狭窄症という心臓の病気を患っていたのですが、肺に疾患を抱えていたので、手術で10%ぐらい亡くなる可能性があること、成功しても寝たきりや認知症になるかもしれないことなど正直に伝えました。すると、「寝たきりにはなりたくありません。もう十分生きたので、死んだりすることは怖くないんです。ただもう一度、桜の花の下でお酒を飲みたい」とおっしゃったんです。
その後は、症状を見ながら、綱渡りのような薬物調整の連続でしたが、お花見の日を迎えることができました。「先生ありがとう。これで本当にいつ死んでもいいよ」とおっしゃった時の笑顔は今でも忘れることができません。その後、一気に心臓の病状が悪化して亡くなってしまいましたが、患者様を笑顔にすることはできました。この出会いを通して、広い視野で物事を捉えていった時に、私が本当にやりたいことは患者様が望む医療を提供し、真の意味で笑顔になってもらうことだと思いました。
患者様を幸せにすることが医師の仕事だとしたら、循環器内科にこだわらなくてもいろいろ他にできることがあると考えたんです。美容医療においても困っている人がたくさんいますので、本当に困っている人を助ける、患者様を幸せにするというコンセプトの美容クリニックを開業しようと思いました。
親子で行きたい思ってもらえる
クリニックにしていきたい
――貴院のこだわりや特徴について教えてください。
坂口 無意味な施術は行わずに、適正な医療を適正な価格で提供することが当院のこだわりです。例えば、高校生の女の子が脇の匂いが気になっていて、お母さんはシミが気になっているとなっていたとします。自由診療は同じ施術でもクリニックによって料金が異なりますので、どこのクリニックに行きたいかとなった時に、安心・安全をモットーに適正な価格で行っている当院に親子で行きたい思ってもらえるクリニックにしていきたいです。
――貴院が得意とする医療サービスについて教えてください。
坂口 まだ開院して間もないため、施術メニューは現時点で予定している半分ほどしかありませんが、その中でも脇の治療のミラドライは「料金が安い」「痛みが少ない」と好評です。当院は、大掛かりな手術はあえて行っていませんが、リフトアップ、脱毛、アートメイクなど、手術以外の美容医療を全て網羅し、困っている方の全ての悩みに対応できるクリニックにしたいと思っています。患者様の年齢層も、10代から70代と幅広いので、それぞれの年代の悩みに対応できる施術も今後入れていく予定です。
――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。
坂口 美容医療は、手術や施術をしなかったとしても生死に関わることはありまん。一方で、病気を治すために手術をしても、先ほどお話したように患者様が寝たきりや認知症になるなど不幸になっている状況もあります。私たちの医療法人笑顔会は、皆さんの笑顔をつくるという強い想いをコンセプトにしていますので、患者様の笑顔が何よりもやりがいに繋がります。
美容医療ならではの難しさは特に感じません。私は内科のクリニックもやっていますが、基本的に内科のクリニックも美容のクリニックも同じだと思っています。患者様がどうなりたいのか、どうしてほしいのか、といったことを聞き出してサポートするだけです。それは私たち医師だけではなくて、カウンセリングスタッフや看護師も同じです。
――患者様を診察・施術する上で大切にされていることはありますか?
坂口 患者様がなりたい理想像をしっかりと聞き出すことです。例えば、「しわを取りたい」と来られた方に対して、とりあえずボトックスを打つのは違うと思います。治療法は一つではありませんので、ボトックスではなくハイフでリフトアップする方が、その方が目指している理想像に近づけるかもしれません。その人の悩みを解消して理想像に近づけるためには、どの施術が良いのかきちんと判断してご提案する必要があります。そのためには、何を求めているのかを、きちんと聞き出すことが大切です。そうしないと患者様の幸せには繋がらないんですよ。
これは内科も同じです。例えば、血圧が高い患者様がいて、とりあえず血圧の薬を出しておけばいいだろうではなくて、「減塩した方がいい」「ダイエットした方が良い」といったことも含めて治療なんです。原因や治療法など、あらゆる可能性や方法を考えた上でベストなものをご提案することが医師の仕事だと思います。
――スキンケアの重要性はどのようにお考えですか?
坂口 スキンケアは施術をする上で土台となりますのでとても大事ですが、化粧水やクリームなどを塗るみたいに考えている方も多いかもしれません。しかし皮膚も臓器の一つです。表面積で言えば心臓や肝臓よりも大きい臓器です。そう考えると、肌に塗っただけではダメなんです。食生活や睡眠の質を改善することでも肌のハリは変わってきます。ですから、身体の外側と内側の両方からアプローチして改善していくことが本当の意味でのスキンケアだと思います。
医療法人として日本全国に
クリニックを展開していきたい
――先生が考える美・美しさとは?
坂口 美容医療で解決できるのは外身です。よく外身と中身と言いますが、中身の一番外側が外身だと思っていますので、外身は中身の延長線上にあるものだと考えています。ですから私は、外身も中身も美しい人が本当の意味で美しいと思っています。
――今後の展開について教えてください。
坂口 私たちは安心・安全で適正な価格の美容医療を提供していくリーディングカンパニーになりたいと思っています。本当に笑顔になってくださる患者様の数を増やしていくためには、現在のクリニックだけでは限界があるので、医療法人として日本全国に展開していきたいと考えいます。
ゆう美容クリニック
理事長 坂口 海雲
(さかぐち みくも)
経 歴
平成21年 大阪市立大学医学部 卒業
平成23年 大阪市立大学循環器内科 入局
平成23年 ベルランド総合病院
平成24年 川崎病院 臨床助教
平成25年 大阪市立大学病院
平成28年 福島吉野スマイル内科・循環器内科 開院
令和2年 Dr.AGAクリニック 総院長就任
令和4年 ゆう美容クリニック 理事長就任
資格・所属学会
テキスト
ゆう美容クリニック
〒542-0083
大阪府大阪市中央区東心斎橋一丁目7-25
デップ心斎橋 2F
TEL: 06-6241-7721
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