ディオクリニックは、医療痩身・ダイエット専門クリニックとして、医療機関だからできる細胞レベルのアプローチを行っています。今回は、医師の野口健人先生に、医療痩身・ダイエットのプログラムや美容医療のやりがいや難しさなどについて、お話を伺いました。
母のように医療に携わる
仕事に就きたいと思い医師へ
――医師を志したキッカケを教えてください。
野口 母が看護師だったので、小学生の頃によく病院に連れて行かれていました。そこで母の働く姿を見て、純粋に母のように医療に携わる仕事に就きたいなと思い、医師を志しました。また、母が医療ドラマをよく見ていて、小学生ながらカッコイイ職業だなという憧れがありました。
――臨床研修医後、そのまま美容医療の道へ進まれたのはなぜですか?
野口 大学生の頃に、シンプルに人の役に立ちたいと思いまして、医師として何ができるかを考えていました。その中で、内気だった女性が美容医療で外見が変わって溌溂と生きている姿を間近で見たんですね。その時に美容医療の素晴らしさを知り、とても興味を持ちました。それで、私がやりたいのは美容医療だと確信したので、臨床研修医の3年目から美容に行くことを決めました。
――なぜ医療痩身・ダイエット専門のディオクリニックで働こうと思ったのですか?
野口 私は大学時代に水泳部だったのですが、医学部としては珍しく体育会でかなり真剣に取り組んでいました。その中で栄養学を学ぶ機会が多かったこともあり、自然とダイエットに関する知識も増えていきました。ただ友人の女性にダイエットのことを話しても、あまり理解してもらうことができず、日本の女性には正しいダイエットの知識が浸透していないなと思いました。そこで、リバウンドがしにくい正しい痩せ方を広めていきたいと思って、痩身をメインとしているディオクリニックで医療痩身・ダイエットの専門を極めたいと思ったんです。
実際、クリニックに勤務するようになって栄養士さんとお話させて頂くと、カロリーばかり気にされる患者様が多いんですよ。カロリーの概念はかなり浸透していると思いますが、それ以上に大切なことを伝えられていないですし、まだ知らない方が多いことを実感しました。
――カロリー以外に大事なこととは?
野口 脂質や炭水化物、たんぱく質のバランスを取ることです。なかには、「カロリーが低ければケーキだけ食べていたらいいんでしょう」という患者様もいますが、ケーキを食べ過ぎることによって筋肉が付きにくい身体になってしまいますし、リバウンドがしやすい身体にもなってしまいます。ですから、やはり栄養学の側面からもアプローチすることで、痩身は成り立つと思っています。
――ダイエットプログラムについて教えてください。
野口 当院では医療機関ならではの「医療機器施術」「注射治療」「ダイエット薬」「医師監修ダイエット食事指導」の4つのアプローチを組み合わせて、ダイエット成果を出していきます。脂肪冷却、EMS、HIFUなど外側からのアプローチと、栄養士さんの指導や医師監修の食事指導、ダイエット薬など内側からのアプローチと、二通りのアプローチがあります。身体の内側・外側の両面からアプローチしていくところが他のクリニックとは違うところです。
――実際にダイエットプログラムを受けられた患者様の反応はいかがですか?
脂肪細胞自体の数を減らすことで
リバウンドしにくくなる
――HPには、ダイエットプログラムは「激しい運動なし」「過度な食事制限なし」「手術なし」「リバウンドしにくい」と記載されていますが、なぜリバウンドしにくいのでしょうか?
野口 リバウンドには脂肪細胞が関係しています。例えば、食事制限をして痩せたり、毎日ランニングなどの運動をして痩せたりしたとします。しかし、この場合はもともとあった一つひとつの脂肪細胞が小さくなって痩せただけです。リバウンドをしにくくするためには、脂肪細胞の数自体を減らす必要があります。
当院の脂肪冷却機器を使った施術では、脂肪細胞自体の数を減らすことができます。脂肪細胞の分母数が少なくなるので、リバウンドがしにくくなるんです。脂肪細胞の数は20歳ぐらいまでに決まってしまうので、運動では変わりません。ですからダイエットをして痩せる、さらにリバウンドをしにくくするためには、脂肪細胞を小さくするのではなく数を減らすことが重要なんです。これは医療でしかできないことです。もちろん、先ほど申し上げた通り、栄養面やダイエット薬など内面からのアプローチも大切です。
――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。
野口 保険診療と違って、患者様が全額負担されますので、治療効果に対する期待値がかなり上がっています。しかも痩身・ダイエットの場合は、全体的に痩せたい方、腕や太ももなど部分的に痩せたい方、さらにどういう痩せ方をしたいかなど、一人ひとり違います。その期待に応えられるように、患者様とコミュニケーションを綿密に取って、その方に合った施術を行ったり薬を処方したりしていくところが難しい部分ですが、逆にやりがいでもあります。
――患者様を診察・施術する上で大切にされていることはありますか?
野口 一番大切にしていることは安全面です。薬の副作用についても丁寧に説明していますし、患者様の健康に被害がないように細心の注意を払っています。例えば、薬を選ぶ時も、むくみがある、便秘気味など、日頃気になるところをお聞きして、一人ひとりの身体に合った薬を処方しています。
――先生が考える美・美しさとは?
野口 一人ひとり美しさの基準が違いますし、時代や国によっても違うので定義するのは難しいですが、確実に言えるのは美しくなると心から楽しさや嬉しさが溢れ出る方が多いということです。外見が変わることで自信を持つようになり、内面が変わって人生が豊かになることがあるので、美とは人生において必要であり重要だと思っています。医師として、心から楽しいと思える人生を送るためのお手伝いをすることが私の仕事だと思っています。
他の美容医療と同じように、
医療痩身・ダイエットを広めていきたい
――これから医療ダイエットを受けたいと思っている方へのメッセージをお願いします。
野口 痩せたいと思っている方はたくさんいると思います。ただ、食事制限や運動をしてもなかなか痩せることができない、あるいは痩せたけどリバウンドしてしまった、という方も多いと思います。当院では医療として痩身・ダイエットの施術をご提供していますので、悩んでいる方は一度ご相談に来てください。当院の患者様は20~50代と幅広いですし、最近は女性だけでなく男性も増えてきていますので、男性の方もお待ちしております。全身だけでなく、足や腕など部分的に痩せたいという方もご相談ください。
――今後の展開について教えてください。
野口 今後は、自分の知識を洗礼していきながら、より患者様と綿密にコミュニケーションを取って、一人でも多くの患者様の悩みを解消していきたいです。そして、医療痩身・ダイエットを、他の美容医療と同じように広めていって、ディオクリニックを全国展開してナンバーワンにしていきたいです。
ディオクリニック
医師 野口 健人
(のぐち けんと)
経 歴
2013年 | 洛星高等学校卒業 |
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2019年 | 広島大学医学部医学科卒業 |
2022年 | 公立学校共済組合近畿中央病院 臨床研修医修了 |
2022年 | DIOクリニック 京都院 |
資格・所属学会
テキスト
ディオクリニック
【京都院】
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