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ミラノリピール4つの効果!ニキビ・肌質改善にアプローチするピーリング剤

ミラノリピール

「背中のニキビやニキビ跡は、自分ではケアが難しい」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。顔はもちろん、手の届きにくい背中のケアにも効果的なピーリング剤がミラノリピールです。

ミラノリピールには、5種類の酸とアミノ酸、ビタミンが配合されており、肌の不要な角質を溶解・剥離するピーリング作用に優れています。さらにコラーゲンやエラスチンの生成を促す効果も期待できるので、人に見せられる背中をめざす方に選ばれている施術です。

ミラノリピールとは

ピーリングの一種であるミラノリピールは、ニキビやニキビ跡、シワ、ハリ不足のサポートに効果的です。トリクロロ酢酸(TCA)をはじめ5種類の酸を配合しているという特徴があり、顔・首・デコルテ用とボディ用の2種類があります。

▼こんな悩みに
・肌のハリ不足や小じわが気になる
・肌のキメが荒くなってきた
・ニキビや炎症が気になる
・肌質を改善したい
・人に見せられる背中にしたい


▼ミラノリピールに含まれる5種類の酸
・トリクロロ酢酸(TCA)
・ラクトビオン酸
・サリチル酸
・タルトル酸(酒石酸)
・クエン酸

ミラノリピールの4つの効果

ミラノリピールは5つもの酸を配合しているのが特徴ですが、それ以外にも美容効果が期待できる成分が豊富です。そのため、皮膚の剥離がもたらす効果以外に、様々な美容効果に期待できます。ここでミラノリピールの4つの効果を見ていきましょう。

コラーゲンブースター作用(ハリ改善)

ミラノリピールの効果のひとつは、コラーゲンブースター作用によるハリ・ツヤの向上です。ミラノリピールには、グリシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、ビタミンが含まれており、肌にハリをもたらします。

・グリシン:コラーゲン中で最も多くを占めるアミノ酸 で、保湿、抗酸化および皮膚の再生作用がある
・プロリン:コラーゲンの合成を促進させ、 一度破壊されたコラーゲンを修復する力を持つ
・ヒドロキシプロリン:セラミド合成を加速させ、ケラチノサイトの増殖および線維芽細胞のコラーゲン産生を活性化する
・ビタミンC:コラーゲン合成の必須ビタミンであり、肌を酸化から守る

皮膚再生(シワ改善)

ミラノリピールには、肌の再生を促進する効果にも期待できます。このときに活躍する成分が、アミノ酸の一種のガンマ・アミノ酪酸(GABA)やアルギニンと、リボフラビン(ビタミンB₂)です。

・ガンマ・アミノ酪酸(GABA):神経の弛緩や筋肉の緩和作用によって、シワを防止し、コラーゲンの合成を促進する
・アルギニン:血行を促して肌にハリやツヤをプラスする
・リボフラビン:細胞の増殖や再生を促進する

剥離と活性(ニキビ・毛穴の開き改善)

ミラノリピールは、5種類の酸がそれぞれ異なる働きをするのが特徴です。古い角質を除去する剥離作用や、肌の生まれ変わりを促す活性作用を発揮します。その結果、毛穴の詰まりや角質肥厚を防止でき、ニキビや毛穴の開き、シミやくすみなどの肌トラブルを改善へ導きます。

・トリクロロ酢酸(TCA):皮膚の不要な角質を剥離し、コラーゲンなどの産生を促進する
・ラクトビオン酸:皮膚組織を破壊する酵素の働きを弱める
・サリチル酸:角質を強力に溶解する
・タルトル酸(酒石酸):角質細胞の癒着を軽減する
・クエン酸:酸化作用を発揮しつつ、毛穴を目立たなくする

保湿と浸透性(肌荒れ防止)

ミラノリピールはうるおいと浸透性を高め、肌荒れを防止する効果にも期待できます。このとき活躍する成分が、肌表面の皮脂膜にも含まれるスクワランと、脂肪酸エステルの一種であるミリスチン酸イソプロピルです。

・スクワラン:肌にうるおいを与え、バリア機能をサポートする
・ミリスチン酸イソプロピル:トリクロロ酢酸(TCA)を安定させ、肌内部への浸透を促進する

ミラノリピールにはこのような保湿と浸透効果に加え、前述の酸の働きとアミノ酸、ビタミン類の働きもあります。うるおいを維持し肌荒れを予防しつつ、コラーゲン酸性を促してハリやシワの改善に導くので、相乗効果的に健やかな肌の維持が可能です。

ミラノリピールとマッサージピールとの違い

ミラノリピーとマッサージピールは、いずれもトリクロロ酢酸(TCA)を主成分としたピーリング剤です。両者の大きな違いは、トリクロロ酢酸(TCA)の濃度です。ここでそれぞれの特徴を詳しく解説します。

ミラリノピールは「ニキビ・肌質改善」が強み

ミラノリピールに含まれるトリクロロ酢酸(TCA)の濃度は、顔用35%、ボディ用50%で、マッサージピール(33%)より高いのが特徴です。酸の濃度が高いにもかかわらず、ミラノリピールは赤みが出にくく、それほど刺激が強くありません。

これはトリクロロ酢酸(TCA)に加えて4種類の酸が配合されているためです。効果の異なる酸がそれぞれ表皮に作用し、古い角質をマイルドに剥離します。トリクロロ酢酸(TCA)はコラーゲンの産生もサポートするため、肌質やニキビ・ニキビ跡の改善に期待できます。

マッサージピールは「くすみの予防や改善」が強み

マッサージピールもミラノリピールと同じく、古い角質を除去し、肌のターンオーバーを促すピーリング剤です。以下の3つの成分が配合されています。

・トリクロロ酢酸(TCA)
・過酸化水素
・コウジ酸5%


マッサージピールに含まれるコウジ酸は、メラニンの生成を抑制する作用があり、くすみやシミの改善に効果的な成分です。またマッサージピールは、ミラノリピールよりもトリクロロ酢酸(TCA)の濃度が低く、皮むけや赤みのリスクが低いという特徴もあります。

このことから施術後の皮むけのリスクを軽減したい方、くすみやシミの改善も求める方に向いているのがマッサージピールです。

推奨頻度と費用の目安

ミラノリピールの施術を受けてみたいと思ったときに気になるのが施術の頻度や費用です。ミラノリピールは、改善したい肌の悩みによって頻度や回数が変わります。費用は施術の面積が広くなるほど高額になるため、事前のカウンセリングでしっかり確認しましょう。ここで、ミラノリピールの推奨頻度と費用の目安を詳しく解説します。

頻度と回数の目安

ミラノリピールは、肌質や悩みによって頻度と回数の目安が異なります。ニキビや黒ずみなどの肌トラブルを改善したいというケースだと、2~4週間に1回程度の施術が目安です。肌のハリやツヤ、透明感をアップさせたい場合は、1~2ヶ月に1回程度の施術が推奨されています。

いずれの場合も、4~5回の施術で効果を実感できる方が多いようです。1回の施術でも効果を実感できますが、施術を繰り返すことでより高い効果が期待できます。ただし、短い期間で繰り返しピーリングを行うと、健康的な肌を傷つけてしまう可能性があります。医師の指示に従い、やりすぎないように注意しましょう。

費用の目安

ミラノリピールの費用はクリニックによって異なりますが、部位別の目安は以下のとおりです。

・Sパーツ(顔全体など):14,300円〜16,500円/回
・Lパーツ(背中半分など):19,800円〜49,500円/回


クリニックによっては、数回受けることを前提にしたセット料金を設定している場合もあります。カウンセリングを受ける際は、自分の肌質や悩みを相談した上で、費用の詳細も確認しましょう。

ダーマペンとのコンビネーション治療

ミラノリピールは、ダーマペンと組み合わせることで相乗効果に期待できます。ダーマペンとは、細い針を高速で肌に刺し、微細な穴を空ける美容医療です。この穴が肌の再生を促し、ニキビ跡や毛穴の開きなどの肌トラブルを改善へと導きます。

両者を組み合わせると、ダーマペンで空けた穴から肌の深部まで、ミラノリピールの成分が浸透しやすくなるのがメリットです。その結果、より一層ハリ・ツヤが向上したり、毛穴をケアしたりする効果に期待できます。

施術の流れ

ミラノリピールの施術時間は15~30分が目安です。ただし、ボディへの施術は時間がかかる場合もあります。

カウンセリング・診察

最初のステップはカウンセリングと医師による診察です。問診票の記入後、肌の状態や悩みなどを相談した上で、適切な施術内容を決めます。

ミラノリピールの塗布

施術対象の部位の様子を見つつ、肌に薬剤を塗布し、浸透させていきます。

顔の場合

施術前にクレンジングと洗顔をし、肌を清潔にした上で、治療の目的箇所に薬剤を塗り広げます。塗布後は、様子を見ながら3~5分程度おきます。最後に水を含んだスポンジやタオルで薬剤をふき取ります。

ボディの場合

手、足、肘、膝の黒ずみ、背中などボディへの施術の際も、治療の目的箇所に薬剤を塗り広げます。薬剤を塗り広げる時間は、3~10分程度。部位により、やや長くなります。最後に水を含んだスポンジやタオルで薬剤をふき取ります。

アフターケア

ミラノリピールの施術後は肌が敏感な状態になっているため、紫外線対策と保湿をしっかり行うことが大切です。紫外線の影響を受けると、シミや色素沈着となる可能性があります。

外出する際は日焼け止めを塗り、帽子やサングラスなどを使って紫外線を浴びないようにしましょう。さらに十分な保湿をすれば、肌荒れを予防し美肌をキープできます。

ダウンタイムの期間と症状

ミラノリピールにはダウンタイムがあり、3~4日目から薄皮が剥がれはじめ、7~10日程度で落ち着くのが一般的です。炎症や腫れによって毛穴が詰まり、ニキビの悪化がみられるケースもありますが、1週間程度で改善します。

洗顔や入浴、シャワーは当日から、メイクは施術後12時間から可能です。ただし、皮が剥がれ落ちやすいため、ダウンタイム中のメイクは軽めのものにしましょう。

ダウンタイムは肌が敏感になっている期間です。皮を剥がす、ゴシゴシこするといった刺激を与える行為は、炎症を悪化させる可能性があるため避けましょう。

セルフケアが難しいニキビ対策にも

ピーリングの一種であるミラノリピールは、5種類の酸が相乗的に働き、様々な肌悩みに効果を発揮します。ニキビや毛穴の開き改善だけでなく、ハリやシワの改善、肌荒れ防止にもひと役買うため、幅広い肌悩みにアプローチ可能。ダウンタイムは個人差がありますが、だいたい7~10日程度で治まります。

顔のケアはもちろん、自分では手が届きにくくケアしにくい背中のお手入れにも向いているのがミラノリピールです。この機会に、痛みやダウンタイム中のリスクも少ない、ミラノリピールの施術を検討してみてはいかがでしょうか。

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