美容医療のかかりつけ わたしの名医

わかこ皮ふ科クリニック 理事長・院長 新保和花子先生

【わかこ皮ふ科クリニック】
「地域のかかりつけ医」として幼児からシニアの方まで、皆様の皮膚の健康を守っていきたい

わかこ皮ふ科クリニックは、保険診療をベースに美容医療も行っていますが、長野市で唯一、皮膚科専門医が皮膚科と美容皮膚科を標榜しているクリニックです。今回は、理事長・院長の新保和花子先生に、クリニックの特徴や診察するうえで大切にされていることなどについて、お話を伺いました。

自身の皮膚疾患の経験から医師を志す

――医師を志したキッカケを教えてください。

新保 家族は皆、一級建築士で、母から「女の子でも手に職をつけなさい」と言われて育ちました。家族がやりがいを持って仕事を取組んでいる姿を見ていましたし、建築士はクライアントの想いを形にするという意味でとても素敵な職業だと思っていました。ただ私は、疾患を治してその方の人生を豊かにすることに一生をかけて取り組みたいと思うようになり、中学生の頃に医師を目指すようになりました。

――いろいろな科がある中で、なぜ皮膚科を選ばれたのですか?

新保 私自身、幼少期はアトピー性皮膚炎、思春期の頃はざ瘡(ニキビ)に悩まされていました。ずっと皮膚科に通院してお世話になりましたし、大学生の頃に診てもらっていた女性医師への憧れもあり、自然と皮膚科に興味を持つようになりました。 さまざまな疾患で悩まれている方がいらっしゃると思いますが、皮膚の疾患、特にお顔など露出部に皮膚トラブルがある場合は他人に見えてしまいますよね。他人に見られることで辛い思いをされている方がいらっしゃいます。皮膚科医として、皮膚の疾患を治し、患者様の気持ちの負担を取り除いていきたい、悩んで困っている方のお役に立ちたいという思いがありました。

――クリニックを開院したキッカケを教えてください。

新保 私はもともと東京で大学の医局員として大学病院や関連病院で勤務医をしていたのですが、8年前に長野市に転居しました。すぐに勤めた病院では、皮膚科を新設したこともあり、当初、皮膚科を受診する患者様が少ない状況でした。そのため、患者様を増やすために、保険診療以外にもボトックス注射やヒアルロン酸注入、ゼオスキンヘルスの取り扱いなど少しずつ美容医療を始めたところ、想像していたよりも患者様からのニーズがありました。とても素晴らしい病院でしたが、勤務医では自分が提供したい美容医療を追求するのが難しいと思い、美容皮膚科を標榜した皮膚科を開業しました。当時も今も、皮膚科専門医で美容皮膚科を標榜している皮膚科クリニックは長野市では当院だけです。

わかこ皮ふ科クリニック

保険診療の患者様が美容医療を受診

――貴院のこだわりや特徴について教えてください。

新保 当院は保険診療をベースとしているクリニックですが、保険診療で受診された患者様が「次回はシミを取ってほしい」「シワを治療したい」など、美容医療も希望されることが非常に多いです。そこには、保険診療で患者様との信頼関係が築けていることが大きいと思います。長野は、まだ「美容医療は敷居が高い」と感じる方も多い地域ですが、保険診療で通っている医師が美容医療を行うというところで、美容医療に入りやすいのではと思います。
当院では、幼児からシニアの方まで幅広い患者様を診ていますし、二世代三世代とご家族で通ってくださっている患者様もいらっしゃいます。ご家族の受診に付き添っていた方や、当院を受診されたご家族からの紹介がきっかけで美容医療を希望されるなど、ご本人も含めてご家族の方が美容医療を受けることも多いのが特徴ですね。
また当院では、わざわざ東京に行かなくても、患者様に満足して頂ける美容皮膚科を目指していますので、最新かつ安全な美容医療をご提供できるような医療機器を導入しているのも特徴です。

――貴院が得意とする医療サービスについて教えてください。

新保 美容医療で一番ニーズの高いシミ治療では、ピコレーザーやIPL機器、トレチノイン・ハイドロキノン療法、スキンケアも含めて、あらゆるシミに対応しています。
保険診療ではニキビ治療に力を入れています。ニキビに対しては、最初は保険診療で治療を開始することが多いですが、重症で治りにくい場合には、自費の治療もお伝えして、ご要望があれば移行することもあります。自費でのニキビ治療も、各種外用薬やケミカルピーリング、IPLなどの機器を用いた施術、イソトレチノイン内服、ホルモン治療など、年齢や重症度、ご予算などに応じてご提案できるように治療の選択肢をいくつもご用意しています。また、ニキビは保険診療で治療して、残ってしまったニキビ跡に対しては美容医療で行うということも非常に多いです。

わかこ皮ふ科クリニック 理事長・院長 新保和花子先生

――美容医療のやりがいや難しさについて教えてください。

新保 シミやシワなど、患者様がコンプレックスに感じていたことが、治療によって気持ちが明るく前向きになることのお手伝いができたなと感じた時が一番嬉しいです。ただ、美容医療は魔法ではないので、患者様が思い描いている結果と、ご提供できる治療内容とギャップがある場合があります。そこは患者様の希望に対して、どこまでできるかということをきちんとお伝えしますし、副作用やリスクについても丁寧にご説明しています。

――患者様を診察・施術する上で大切にされていることはありますか?

新保 当院では、保険診療をしながら美容医療の診察や施術をしていますが、医師は私一人です。そのため、看護師などの他のスタッフが一丸となって対応するチーム医療を大切にしています。例えば、シミ治療を希望されて受診された患者様には、私の診察の前に看護師が丁寧にお悩みやご要望、ご予算などを伺います。この際、主訴のシミ以外のお悩みに対しても聞かせていただきます。そして、当院でご提供できる治療内容について一通り説明いたします。看護師が、その問診内容を私に伝えた上で、私が診察をして、診断し、改めて患者様と一緒に治療法を相談します。最終的に患者様が治療を希望・同意された場合は、また看護師にバトンタッチして、治療に関する詳細のご説明をして、患者様が聞きそびれたこと、不安に思うことがないようにして治療に臨みます。私一人では対応しきれないことを、他のスタッフが責任を持って丁寧に対応することで、患者様の満足度が高くなるよう、私もスタッフも日々技術の向上に努めています。

わかこ皮ふ科クリニック 理事長・院長 新保和花子先生

スキンケアで大事なのは、擦らない洗顔、十分な保湿、紫外線対策

――スキンケアで日常生活において気を付けるべきことを教えてください。

新保 基本は、「洗顔の時に擦らないこと」「十分な保湿」「紫外線対策」です。化粧品はたくさんありますが、いろいろ使うのではなく、日本人にも刺激がなく、かつ高機能な化粧品を少数揃えるのがいいと思います。韓国コスメを使用して肌が荒れるなどのトラブルもありますし、自己流で間違ったスキンケアをしている方もいらっしゃいますので、適切なスキンケア法をご説明するようにしています。
そして一番大事なのは紫外線対策だと考えています。シミ治療を希望される方の中には日焼け止めを塗らない方もいらっしゃいますが、「シミ治療の前に、まずは毎日日焼け止めを塗ることが大切ですよ。」とお話ししています。当院には何種類もの日焼け止めをご用意しており、生活パターンや塗り心地の好みに応じて選んでいただいています。

――先生が考える美・美しさとは?

新保 私が本当に美しいと思う方は、自分がやりがいを感じることに積極的に取り組んで人生を前向きに生きている人です。ですから、必ずしも「肌がキレイ=美しい」だけとは思っていません。
ただ、シミやシワを治療することでコンプレックスに感じていたことが取り除かれ、それがキッカケで色々なことにチャレンジしたり、内面も磨かれて活き活きとした人生が送れる一歩になるなら嬉しいという思いで美容医療をしています。

――これから美容医療を受けたいと思っている方へのメッセージをお願いします。

新保 お肌の美しさを引き出すためには、そもそも皮膚が健康であることが必要です。そのため、美容医療を希望されて受診された際に、治療部位に皮膚トラブルがあれば、それをまずは保険診療で治してから美容治療に進むことをご提案いたします。それが、皮膚科専門医が美容医療をする責任だと考えています。
当院は「地域のかかりつけ医」として皆様の皮膚の健康を守っていきたいと思っていますので、お肌に関するお悩みがございましたら、気軽に受診して頂ければと思います。

――今後の展開について教えてください。

新保 開院当初は入れていなかった予約システムを導入し、院内での待ち時間を短くすることができましたが、現在はWEB問診システムの導入準備を進めています。来院前にスマートフォンで問診を入力することで、さらに待ち時間の短縮や他の患者様との接触軽減が可能となります。また、開業以来変えていなかったホームページもリニューアルする予定です。私とスタッフ全員の技術向上はもちろんのこと、患者様がより快適に受診していただけるよう努めて参ります。

わかこ皮ふ科クリニック 理事長・院長 新保和花子先生

医療法人咲花会
わかこ皮ふ科クリニック

理事長・院長
新保 和花子(しんぼ わかこ)

経 歴

H16年   福井大学医学部医学科卒業
H16年   東京都保健医療公社大久保病院にて初期研修開始
H18年   東京医科歯科大学皮膚科入局
      大学病院や関連病院で臨床経験を積む
H26年   長野市三輪の北野病院に入職
H28年11月 わかこ皮ふ科クリニック開院 院長に就任
H30年4     医療法人 咲花会を設立
      理事長に就任 
      わかこ皮ふ科クリニック院長兼務

資格・所属学会

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医
日本小児皮膚科学会 正会員
日本美容皮膚科学会 正会員

医療法人咲花会
わかこ皮ふ科クリニック

わかこ皮ふ科クリニック

〒380-0928 長野県長野市若里4-14-35
TEL: 026-217-1230

【一般皮膚科】

診療時間 日・祝
9:00~12:00
15:00~17:30

【美容皮膚科】

診療時間 日・祝
9:00~17:30

休診日:水曜・日曜・祝日
▲…美容皮膚科の土曜日は17:00まで

関連記事

  1. クリニックタナカ 田中 洋平 院長

    【クリニカタナカ 形成外科 アンチアイジングセンター】
    「クリニカタナカ」を選んでよかったと思ってもらえるように、本当の意味で人のお役に立てる医療を提供する。

  2. みゆきの坂風上がりクリニック 福澤深雪院長

    【みゆきの坂風上がりクリニック】
    一人ひとりのお悩みに寄りそって、じっくりと時間をかけて診るクリニックを目指して

人気記事

新着記事

最新クリニック

Facebook

Instagram

このエラーメッセージは WordPress の管理者にだけ表示されます
Instagram フィードに問題があります。