サーマジェンのメリット・デメリット・治療の流れなど徹底解説！！
美肌治療としても有名な、最新のアンチエイジングであるサーマジェン。
ほうれい線やシワが改善して若く見えたり、フェイスラインがハッキリして痩せて見えるため、満足度が高いことで話題になっています。さらに他治療と併用することでどんな効果があるかや痛みなどが気になるという方も多いと思います。
今回は、サーマジェンと他の美肌治療との違いや、施術方法、ダウンタイムや注意することを詳しく解説していきます。
サーマジェンとは
サーマジェンとは、ラジオ波（RF）と呼ばれる電磁波をお肌に照射する治療法です。組織を引き締め、さらにはコラーゲンの生成を促進させる効果があります。
人間の身体は、電気を流しにくく、電流が流れると細胞が抵抗して熱に変換されるという特徴があります。
高周波のラジオ波が皮膚の深部まで侵達することで、真皮層内のコラーゲンだけでなく、皮下組織の線維隔壁が高周波の熱によって収縮します。そうすることでお肌が引き締まり、フェイスラインをスッキリ美しく整えます。
お肌に機器を当て、エネルギーを照射するため、お肌を物理的に傷つけることなく治療をすることができます。
特に、皮膚表面に近い脂肪層に熱が働きかけるため、脂肪の厚さが厚いほど効果が出やすいことが特徴です。
また、コラーゲンの生成が促されることで、シワの改善、たるみの改善、毛穴の開きの改善が期待できます。
期待できる効果
こんなお悩みの方に
・口周りのたるみが気になる方
・ほうれい線が気になる方
・毛穴が気になる方
・ダウンタイムのないたるみ治療を受けたい方
・フェイスラインのもたつきが気になる方
・肌を引き締めたい方
気になるたるみを改善
皮膚の真皮層にあるコラーゲンを生成する層と、その下の脂肪層に熱が入ることで、お肌の奥からたるみを引き締めることができます。
脂肪燃焼効果が高いため、口横のぽにょっとしているふくらみや、頬全体の顔痩せなどに効果が期待できます。
また、高周波のラジオ波によってコラーゲン形成が保たれるため、お肌にハリが出ることで弾力が上がります。
他の治療法と違い、皮膚が薄い額やフェイスラインの骨に近いところなどにも照射ができます。
小ジワが出やすい目周りにも照射ができるため、顔全体でハリ感を上げることができます。
効果が二段階で実感できる
サーマジェンは一次効果と二次効果を期待できます。
一次効果は、高周波によりコラーゲンが保持されることで、お肌のハリと弾力アップを期待することができます。
照射直後にスッキリした感じが出たり、リフトアップや、ハリ・ツヤを実感することができます。
二次効果は、お肌の内部でコラーゲンが増生されることにより、お肌がさらにぎゅっと引き締まり、ハリのある弾力肌を保つことができます。翌日〜1週間後くらいに周りから「痩せた？」と言われるくらいに、外部の見た目からわかるようになります。
効果を維持するためには2〜3か月の間隔でおこなっていくことを推奨しています。
痛みや赤みがある？サーマジェンの特徴
痛みが少ない
サーマジェンは、施術中に感じる痛みや、熱さをあまり感じない施術であることが特徴です。
ハイフは照射時に、ジーンと響くような痛みや施術中も痛みを感じる方もいますが、サーマジェンはハイフと比べて痛みも少なく、熱さも抑えられています。
痛みや熱さが苦手な方も施術を受けやすいためおすすめです。
また、肌を切ったり傷つけたりしないため、照射後にメイクをすることができます。照射後も予定を入れて人と会うことができることもメリットです。
ダウンタイムが少ない
個人差はありますが、比較的ダウンタイムが短い施術です。
肌内部にラジオ波を照射するため、他施術でみられるような腫れや赤みが出ずらいのが特徴です。
稀に腫れや赤み・熱感などの症状が出る方もいますが、数日から1週間ほどで収まることが多く、時間経過とともに落ち着いていきます。
サーマジェンと他施術との違い
そもそも皮膚は「皮膚層・真皮層・脂肪組織・SMAS筋膜・筋肉」という順番で構成されています。
それぞれの治療法の違いは、皮膚のうちどこに働きかけるのかという違いや、それに伴い痛みの出やすさなどが変わっていきます。
サーマジェンとサーマクールの違い
サーマクールは、もともとはハイパーサーミアというガン治療器の技術を転用し、リフトアップの治療に使われています。
そして、サーマジェンはサーマクールが進化したものです。
| サーマジェン | サーマクール | |
|---|---|---|
| 照射する電磁波 | ラジオ波 | ラジオ波 |
| 働きかける部位 | 脂肪組織の皮膚表面に近いところ | 脂肪組織のSMAS筋膜に近いところ |
| 冷却 | なし | あり （皮膚表面に近い脂肪組織を冷却する） |
| 痛み | ほとんどない
熱感を感じる程度 |
皮膚の薄いところに部分的な痛みを感じる |
| 値段 | 約3万円前後 | 約9万～16万円 |
サーマクールは、脂肪組織の奥まで熱を届けるため、高出力でラジオ波を照射します。
しかしながら、皮膚表面にも負荷がかかり痛みが伴うため、冷却しながら行っていきます。
一方でサーマジェンは皮膚と脂肪の間に無理なく電気を流すため、少ない痛みで治療ができます。
サーマクールの効果や副作用は？
サーマジェンとハイフの違い
ハイフはターゲットを絞りSMAS筋膜（脂肪組織と筋肉の間にある層）に集中してエネルギーを与えることで、顔の土台から輪郭をぐっと持ち上げる治療です。
サーマジェンとハイフはどちらもたるみや引き締め等の効果があり、ダウンタイムの症状や期間は変わりません。
具体的な違いは皮膚のどの層をターゲットにして熱エネルギーを照射するかという点です。
| サーマジェン | ハイフ | |
|---|---|---|
| 照射する電磁波 | ラジオ波 | 超音波 |
| 働きかける部位 | 脂肪組織の皮膚表面に近いところ | SMAS筋膜 |
| 冷却 | なし | なし |
| 痛み | ほとんどない
熱感を感じる程度 |
多少の”チクチクする”痛み |
| 主な効果 | 顔全体の引き締め | 顔の下半分・フェイスラインのリフトアップ |
| 照射範囲 | ほぼ全顔 | 顔・首 |
| 値段 | 約3万円前後 | 約10万円前後 |
サーマジェンは顔全体の引き締めに効果があることに対して、ハイフはフェイスラインの上向きに引き上げる強力なリフトアップ効果に優れているという違いがあります。
また、ハイフでは太い神経や血管に配慮して照射できない範囲があります。
HIFU（ハイフ）の効果やダウンタイムは？
サーマジェンと併用できる治療は？
サーマジェンとハイフを併用することができます。共に「たるみに効果がある」ことが共通していますが、作用する深さや熱の加え方が違うので、それぞれたるみへの効果が異なります。
組み合わせることにより、効果的にたるみを改善することができ、広範囲でコラーゲンの増殖・活性化をすることが可能です。
サーマジェンとハイフは同日の施術が可能です。パワーや効果を重視される方は同日での施術がおすすめです。
施術の流れ
（1）カウンセリング・診察
気になる症状や悩みを伝え、ドクターと相談しながら治療プランなどを決めます。考えられるトラブルや注意点、術後のアフターケアについても説明を受け、理解した上で臨みます。
「痛みに弱い」「赤みを抑えたい」など、不明点や不安なことがあればカウンセリングの際に遠慮せずに質問をしてください。
（2）クレンジング・洗顔
施術の効果を上げるために、メイクや肌の油分を洗い流します。
（3）サーマジェン照射
治療する部分に専用ジェルを塗り、痛みや症状を見ながら1ショットずつ照射していきます。
（4）終了
施術時間は60分程度です。（照射数により前後する可能性あり。）
術後、数日間は施術箇所に赤みが見られる場合がありますが、時間の経過とともに治ります。
当日はメイクをして帰ることが可能です。
効果を維持するためには2〜3か月の間隔、皮膚が伸びてたるみやすい口周りなら1ヶ月の間隔で施術を実施していくことを推奨されています。
アフターケアや注意事項
照射当日は、メイクをしてお帰りになることが可能です。
角質層に直接傷をつける治療法ではないため、お肌の水分量がある程度保てることができるということが理由です。
しかしながら、多少の皮膚の敏感さが個人差によっては出る可能性があり、強くこすったりすると赤みが出る可能性があるため、メイク時はやさしく行いましょう。
使える化粧品にも制限があるため、あらかじめ見ておくとよいでしょう。
また、シャワーや洗顔は当日から可能です。
施術前後の注意事項やアフターケア
【施術前】
・トレチノインやハイドロキノン、ピーリング成分やビタミンA（レチノール）などを含むスキンケア用品を使用している方は期間を2週間程を空けてください。
・過度な日焼けをされた方は2週間あけてください。
・ボトックスやヒアルロン酸注入を治療部位に行った方は1か月あけてください。
【施術後】
・施術当日は入浴やサウナ、飲酒、激しい運動などは炎症を強める恐れがありますので、控えてください。また、翌日以降も腫れやむくみを感じる場合には引き続き控えください。
・マッサージや摩擦などの刺激を与えないでください。
・肌が敏感な状態のため十分に保湿し、メイクやスキンケア時もこすらないように気をつけてください。
・術後は紫外線の影響を受けやすくなるため、日焼け止めを塗り紫外線対策を行ってください。
施術後に出現したダウンタイムが気になる場合は、早めに医師に相談するようにしましょう。
こんな方は受けられません
・妊娠中、妊娠の可能性のある方、授乳中の方
・過度な日焼けをしている方
・皮膚に切り傷や炎症がある方
・感染症や重度の皮膚疾患・大きな瘢痕組織がある方
・照射部位にかかわらず、体内に金属類やペースメーカー・埋め込み式除細動器を挿入されている方（歯のインプラントを除く）
・施術部位に金属プレートやシリコン・金の糸などを埋め込んでいる方
・重度の糖尿病・悪性腫瘍・心疾患・・出血性疾患・ケロイド体質の方
・頬の脂肪が極端に少ない方
下記の場合は医師に相談
・なんらかの疾患を治療している方
・服用中の薬がある方
・特定のアレルギーがある方
痛みが少ないサーマジェンでたるみケア
1回の治療でも様々な効果が期待できるので、エイジングケアとして同年代と差をつけることができます。また、シワやたるみなど、コンプレックスになる箇所が改善できる見込みがあります。人前に出ることが気にならなくなることで、今まで楽しめなかった様々なことが、気兼ねなく楽しむことができるようになります。
その1つのきっかけとして、サーマジェンという治療法があるということを、覚えておくのもいいかもしれません。
また、ハイフとの組み合わせで、さらに高い引き締めやリフトアップ効果を期待できる施術です。ぜひ、組み合わせでの治療も検討するとよいでしょう。
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