プロファイロとは？シワやたるみなどの悩みにアプローチする次世代のヒアルロン酸治療
プロファイロ注入は「エイジングサインを何とかしたい」と願う人々に選ばれている治療です。プロファイロの別名は「次世代ヒアルロン酸」。皮膚へ注射して、皮膚の再構築を促します。
時間をかけて細胞が産生されるため、ボリュームアップやリフトアップ、ハリ感向上にも効果が期待できます。
- 1. プロファイロとは
- 1-1. こんなお悩みに
- 1-2. プロファイロを注入する場所
- 1-3. プロファイロの特徴
- 2. よく似た他の施術との違い
- 2-1. ヒアルロン酸注入術との違い
- 2-2. スネコスとの違い
- 2-3. ボトックスとの違い
- 3. アレルギーや副作用のリスクは？
- 3-1. ダウンタイムについて
- 3-2. プロファイロが受けられない人
- 4. プロファイロとヒアルロン酸注入術、どちらがコスパがいい
- 4-1. プロファイロの施術回数と頻度は？
- 4-2. いつぐらいから効果が表れる？
- 5. よくある質問
- 5-1. 痛くないですか？
- 5-2. 安全性は？
- 5-3. 1回だけでは効果はありませんか？
- 5-4. 他の治療と同時にできますか？
- 6. まとめ
プロファイロとは
プロファイロとは、肌細胞の再構築（リモデリング）を促進して皮膚の再生を促すことのできるヒアルロン酸製剤です。イタリアのIBSA社が国際特許を取得した技術（NAHYCO™）を使い、2種類のヒアルロン酸が特殊配合されています。
自然なボリュームを肌に与えるからいかにも「美容医療をやっています」という印象にはならず、違和感を与えません。
2015年にイタリアにてスタートしたプロファイル施術は、2020年時点で80ヵ国以上に導入されました。世界で50万以上の症例が報告されている上、純度の高いヒアルロン酸として特許も取得しており、世界で認められている製剤といえます。
こんなお悩みに
美容医療のプロファイロは、年齢を重ねるにつれて目立ってくるエイジングサインが気になる人に試してみて欲しい治療です。下記のような、様々な肌の悩みを改善に導きます。
・首や目元のシワが目立つ
・口元の年齢サイン、ゴルゴラインがくっきり
・フェイスラインがたるんでいる
・肌にツヤやハリがなくなってきた
・頬がこけてきた
肌細胞のリモデリングを促すため、顔にボリュームを出すことなく、ハリや弾力を出せる施術です。プロファイロは脂肪細胞にもアプローチするため、加齢によって頬がこけてきた人にも効果的です。
脂肪細胞にアプローチするといっても、顔が肥大するわけではありません。注射後は1ヶ月程度をかけて肌細胞の再構築を促すため、周りの人にバレずにエイジングケアをしたい方にも受けやすい治療です。
プロファイロを注入する場所
プロファイロを注入する場所は、年齢サインが気になっている部位によって異なります。詳細は各クリニックで確認しましょう。
顔のリフトアップを希望するなら、両頬それぞれの中央を中心とし、五角形を描くように合計10ヶ所注入するのが一般的です。
首へのアプローチなら、あごから鎖骨の中心へかけて4ヶ所、首の両側面から鎖骨の中心へかけて3ヶ所、合計10ヶ所に注入します。いずれも比較的浅い層に注入するもので、内出血のリスクが低い点も特徴です。
プロファイロの特徴
プロファイロの大きな特徴は、特殊な方法で結合した高濃度のヒアルロン酸であることです。一般的なヒアルロン酸製剤は、2mlに含まれるヒアルロン酸量は多くても50mg程度。一方プロファイロには2ml中64 mgのヒアルロン酸が含まれています。
高分子のヒアルロン酸と低分子のヒアルロン酸を結合する特許取得済みの特殊整合によって、高濃度の配合が実現しました。この高濃度ヒアルロン酸が真皮層まで浸透し、コラーゲンやエラスチンを活性化させ、肌をふっくらとさせるのです。
よく似た他の施術との違い
プロファイロは次世代ヒアルロン酸ともいわれています。従来のヒアルロン酸注入施術とはどう違うのでしょうか。
シワやたるみの治療には他にもボトックスなどがあります。そこでここからは、ヒアルロン酸注入やスネコス、ボトックスを紹介し、プロファイロとの違いを解説します。
ヒアルロン酸注入術との違い
顔や首などの気になる部位にヒアルロン酸を注入する施術です。注入した真皮へ物理的な圧力をかけることで、シワやたるみなどを押し上げて若々しい肌を実現します。
エイジングケアはもちろん、理想的なパーツ形成ができる点もメリットです。鼻筋を整えたり、唇をぷっくりとさせたりすることができます。プロファイロとは異なり、再生医療とは言いません。
一方、プロファイロは肌そのものの再生をサポートする特徴があります。ヒアルロン酸注入術では部分的なアプローチに留まるのに対し、プロファイロは顔や首の全体的なエイジングケアが可能です。
加齢によるボリュームダウンを解消し、シワやたるみを目立たなくする他、肌のキメが整うため、ツヤのある若々しい肌をめざすことができます。
スネコスとの違い
スネコスは架橋されていないヒアルロン酸と、6種のアミノ酸を組み合わせた製剤です。プロファイロと同じく、皮膚の内側でコラーゲンやエラスチンの産生を促し、タンパク質の合成を促進します。
プロファイロとの違いは効果が部分的であることです。スネコスは目元のシワやクマ、口元などの、潤いを補充することによるハリ効果によって改善をめざします。こけた頬やこめかみのリフトアップなど、顔全体のハリ向上にはプロファイロのほうが良いでしょう。
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ボトックスとの違い
ボトックスは、ボツリヌス菌から抽出したタンパク質を使った製剤です。神経伝達物質の分泌を抑制する働きによって、筋肉を緩める効果があります。
注入すると、その部位の筋肉のこわばりが弱まるため、無理な力が入ることで発生しやすい表情ジワを目立たなくする効果が期待できます。額や眉間、目尻、アゴの梅干しジワの対策に選ばれています。
プロファイロはボトックスよりも広範囲に効果が行きわたるため、全体的なリフトアップにも効果的です。皮膚の真皮を構成する細胞自体に働きかけられるのも、プロファイロの特徴です。
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アレルギーや副作用のリスクは？
プロファイロはアレルギーが発生しにくい製剤としても知られています。これは、タンパク質を添加する処理（架橋）をしていないためです。架橋はヒアルロン酸製剤を体内に入れた際、分解や吸収を遅らせるために行われます。
ヒアルロン酸製剤注入によるアレルギーの原因は、特定されている訳ではありません。ただし、添加物（架橋剤）が多い製剤ほど、アレルギーの発生率が高いことはわかっています。
架橋していないプロファイロは、アレルギーの発生率が低い製剤です。ヒアルロン酸製剤の注入を検討しているものの、アレルギーが心配な人にとっても選択肢になりえる施術といえます。
ダウンタイムについて
プロファイロ注入は比較的ダウンタイムが短い施術です。2～3日から、長くとも10日程度を目安としてください。
プロファイロの注入後、2～3日は注射の跡が残る場合があります。内出血を起こすケースもありますが、メイクで隠すことができ、1～2週間で消えるものがほとんどです。
内出血の悪化を避けるため、施術当日は、飲酒や激しい運動、サウナなど血行を促進する活動は控えましょう。
プロファイロは硬さのある製剤のため、施術後3～7日は、盛り上がりやむくみが気になるかもしれません。しかし徐々に肌へ吸収されていくため、1週間程度は様子を見てください。
プロファイロが受けられない人
プロファイロは施術時間が10分と短く、ダウンタイムも短いため、負担が軽く、魅力的な施術です。しかし、体質などによっては施術を受けられない方もいます。
・ヒアルロン酸にアレルギーがある人
・妊娠中、授乳中の人
プロファイロの成分は、人の体内にも含まれるヒアルロン酸がメインです。化学物質も含まれないため、妊娠中や授乳中の施術が悪影響を及ぼすという報告はありません。
とはいえ、妊娠中や授乳中に施術した場合の安全性についても未確認であるため、推奨しないクリニックがほとんどです。
プロファイロとヒアルロン酸注入術、どちらがコスパがいい？
プロファイロは2回の施術を1クールとし、220,000円から300,000円が相場です。最初は1ヶ月間隔で2回おこない、その後は1年に1～2回の施術が推奨されています。
一方、ヒアルロン酸注入術の相場は、1本6万円から10万円程度です。施術後、1～2年は効果が持続するといわれています。
ヒアルロン酸に比べると、プロファイロの相場は2～3倍高いため、中には「ヒアルロン酸のほうがコスパが良い」と考える人もいます。
しかしプロファイロは、1回の施術で部分的にシワを取るものではなく、広範囲の治療が可能です。肌を支える細胞にアプローチし、全体的に若々しさを保ちたい人にとっては、プロファイロのほうがコスパが良いかもしれません。
プロファイロの施術回数と頻度は？
初回は1ヶ月おきに2回、その後はメンテナンスとして1年に1～2回が推奨されています。
初回の施術後、持続する効果は6ヶ月程度です。1回目の注入直後から効果を感じる人もいますが、さらに1年に1～2回継続して施術を受ければ、理想的なコンディションを維持できます。
いつぐらいから効果が表れる？
プロファイロは1回目の施術から効果を感じる人がいます。最初に感じられる効果は、ヒアルロン酸製剤を注入したことによる物理的なリフトアップ効果です。
それから数週間かけて、じわじわと肌の再構築が進みます。1ヶ月後、2回目の施術をするタイミングで、肌の潤いやハリ感がアップしたと感じる人もいるようです。
2回目の施術を受けてから数週間経過すると、肌の引き締まりやボリューム感、質感の変化をしっかりと感じられます。
よくある質問
最後に、肌細胞のリモデリングができるプロファイロの施術について、よくある質問にお答えします。施術の不安や疑問はここで解消し、若々しい印象を維持できるプロファイロを前向きに検討してみましょう。
痛くないですか？
プロファイロは比較的、痛みが少ない施術といわれています。ただし痛みの感じ方は個人差が大きく、人によっては強い痛みを訴える人もいるようです。痛みが不安な人や、我慢できない人は、麻酔を使う方法もあります。麻酔の費用はクリニックによって異なるため、事前に確認しましょう。
安全性は？
プロファイロは特許技術で製造された高純度のヒアルロン酸製剤で、きわめて安全性が高いと評価されています。前述の通り、架橋剤などの化学的な添加物も含まれないため、アレルギーが出る可能性も少ないといわれています。
1回だけでは効果はありませんか？
プロファイロは徐々に吸収されてしまうため、顔全体の変化を感じられるのは2回目以降といわれています。そのため、1回だけではそれほど変化を感じないという方もおられます。それでも、注入直後は物理的なリフトアップ効果があるため、ハリやふっくら感を実感できるでしょう。
他の治療と同時にできますか？
プロファイロ注入は他の治療と同時に受けることができます。自然な若々しさをめざす施術のため、即効性が欲しい人はヒアルロン酸注入術や糸リフトを併用することもあります。
ハイフやポテンザを組み合わせて、細胞の活性化をより一層促すことも可能です。希望の施術や理想の仕上がりがある人は、クリニックに相談してみましょう。
まとめ
プロファイロは、次世代のヒアルロン酸と呼ばれるヒアルロン酸製剤です。特許技術で製造された高純度な薬剤です。線維芽細胞や角化細胞にアプローチして、コラーゲンやエラスチンの産生を促し、作りすぎない自然な若々しさを叶えてくれます。
従来のヒアルロン酸注入術と似ていますが、効果が広範囲のため、顔や首全体のエイジングケアをしたい人に向いています。加齢によるエイジングサインが気になりだしたら、プロファイロを検討してはいかがでしょうか。
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