肌の保水力を高める
高機能性メディカルコスメ Dr.MOQLIN(ドクター・モキュリン)
マグノリア皮膚科クリニックは、ヒアルロン酸注射、ボトックスの症例数が日本でトップレベルの開業15年目の美容皮膚科クリニックです。
今回は院長の池上彩子先生に、美容皮膚科医を目指したキッカケやクリニック開院の理由、さらにオリジナルブランド「Dr.MOQLIN(ドクター・モキュリン)」誕生の経緯などについて、お話を伺いました。
美容に興味を持ち、
小児科医から美容皮膚科医へ
―― 医師を目指したキッカケを教えてください。
池上 動物や子供など、弱者を助ける仕事に就きたいと思っていたので、獣医か小児科医かで迷い、最終的に医学部を選び、小児科医になりました。小児科医の仕事はやりがいがありましたが、当直が多く不規則な生活が続き、ストレスも多く、もともとアトピーの肌の状態がとても悪くなりました。加えて30代になり、シワや大人ニキビなど、エイジングに伴う肌の変化も気になり始めて、当直の空き時間を利用して、病院の図書館にあった美容皮膚科学の教科書を読んで勉強を始めました。
薬品を調合してケミカルピーリング剤を自作し、自分の肌で試して…そうこうするうちに、どんどん美容皮膚科の面白さにはまり、本格的にやりたいと思うようになり、一念発起して転科しました。実際、美容皮膚科医として働き始めてみると、もともと細かい作業が得意で、絵を書いたり物を作ったりするのが好きで、興味のあることはとことん掘り下げる性格がピッタリはまりました。
今は美容皮膚科医は天職だと思っています。
―― 小児科医としての経験が活かされることはありますか?
池上 子供の血管は細く、皮下組織が厚いので、点滴のライン一つ取るにしても、見えない血管を指先で感じ取る必要があり難しく、繊細な手技がたくさんあります。
そういった小児科での経験が活きていると思います。
―― どのようなところに美容医療のやりがいを感じていますか?
池上 美容医療は結果がダイレクトに目に見えますので、患者様と喜びを共有でき、感謝されることも多く、そこに非常に大きなやりがいを感じます。
美容医療は生命を救ったり病気を治す医療ではありませんが、見た目は一般的に思われている以上にメンタルに大きく影響します。コンプレックスを解消された患者様が涙を流して喜ばれたり、闘病で何年も外出できなかった方が、クリニックにお越しになって外見をキレイにすることで元気になられるなど、日々、患者様の人生に触れることが多いです。
医療サービスは、やり過ぎず、
自然な仕上がりが理想
―― なぜ、ご自身のクリニックを開院しようと思われたのですか?
池上 自分のクリニックでないと、医療や診療サービスなど、自分の世界観を提供することが難しいです。細やかに対応できるのも小規模のクリニックだからこそだと思います。当院はリピーターが多くて、10年以上通ってくださる患者様も沢山いらっしゃいますが、これは当院のコンセプトに共感してくださっているのだと思います。
―― マグノリア皮膚科クリニックのこだわりや特徴を教えてください。
池上 美容医療では「やり過ぎないこと」「自然な仕上がりであること」が非常に大切だと思います。人の顔はハーモニーが取れて初めて美しい。どこかに調和を乱すパーツがあると不自然な印象を与えます。どこを治したか分からないぐらい自然だけど、鏡を見た時に嬉しくなる、おしゃれをするのが楽しい、人と自信を持って会えるようになる、久しぶりに会った人に「変わらないね」と言われる、そんな仕上がりを目指して治療しています。
自然に仕上げるためには高い技術とセンスが必要ですので、絶えず最新の情報を仕入れて技術を高めること、感性を磨くことを心がけています。
マグノリアは日本名で「モクレン(木蓮)」です。もくれんの花言葉は「自然な美」や「自然への愛」。自然な美しさを目標設定にして治療を行う当院のコンセプトにぴったりでしたし、なるべく環境に負担を掛けないでクリニック運営したいと思っていましたので、この花の名前をクリニックにつけました。当院オリジナルブランドのコスメ「MOQLIN」(モキュリン)は、「もくれん」の音をちょっとひねって付けました。
「3重らせんコラーゲン」と出会い、
アトピーや乾燥肌の自分が使える製品を開発
―― なぜ、オリジナルブランド「Dr.MOQLIN(ドクター・モキュリン)」を作ろうと思ったのですか?
池上 私は幼少期はアトピー、10代からはニキビ、20代後半からはシワや乾燥など、肌のトラブルが絶えず、肌に合うコスメに出会えず困っていました。
美しい肌状態をキープするためには、「保湿」と「適度な皮脂」が重要です。保湿力とオイルコントロール効果に優れ、肌への負担が最小限で抑えられる…そんな成分がないものかと、3年位、ずっと探していたんです。そこで出会ったのが「3重らせんコラーゲン」でした。これは自身の肌の保湿力を高める保湿成分です。角質層の奥まで浸透して水分キープ力を上げ、深部から肌を潤すもので、従来の蓋をするタイプの保湿剤とは全く違うアプローチです。
Dr.MOQLINを使い始めてから自分自身も肌のコンディションが非常に良くなりましたし、患者様に使って頂くと、リピートを頂くことが多く、口コミで少しずつユーザーが広まりました。
―― 「Dr.MOQLIN」を作るうえでこだわった点を教えてください。
池上 超敏感肌の自分の肌を良くするためのスキンケア、ということでスタートしたので、敏感肌の方でも使える優しい処方であることと、肌の「ゆらぎ」を抑えることができる『高機能コスメ』であることが前提でした。
あとは、シンプルケアで毎日気軽に使えることもこだわりました。皆さん、忙しいので、毎日のスキンケアが煩雑では、いくら商品が良くても、なかなか続かない。
Dr.MOQLINは朝も夜も「モイスチャライジングローションEX」と「ゲルクリームEX」の、簡単2ステップです。目周り、口周り、首、全て同じケアで良いので、アイクリームなど特別なアイテムも必要ありません。特に乾燥が強い方や、使い始めで水分保持力が弱いうちは、ローションを塗布する回数を増やしたり、ゲルクリームの量を増やしたり、お手持ちのクリームを重ねて塗布して頂くことで調整して頂けます。
無駄を極力カットし、肌への負担を抑えるために、無香料・無着色です。原料にこだわって作りましたので、一般的なコスメに比べて原価率が非常に高い、贅沢なコスメです。
―― 「Dr.MOQLIN」は使う方をあまり選ばない製品なんですね。
池上 どんな肌質であっても、水分が十分にあることと皮脂が適度にコントロールされることが大切なのは変わりません。保湿力が上がり肌のバリア機能も高まると、肌の『ゆらぎ』が抑えられます。皮脂分泌が多過ぎると肌が炎症を起こしますが、それも肌の水分量が上がると改善します。
敏感肌の方、乾燥肌の方、小じわや帯状毛穴が気になるエイジング肌の方だけでなく、思春期で過剰な皮脂分泌によってニキビが多い肌、オイリー肌の方にもお使いいただけるので、ご家族皆さんでお使いいただける機能性コスメです。
実際、当院の患者様は色々な年齢層の肌タイプの方にお使い頂いています。
患者様が笑顔になって、
長く通ってくださるような医療サービスを提供
―― 今後の展開について教えてください。
池上 高いレベルの医療とサービスを提供して、患者様が信頼して長く通ってくださるクリニックであり続けるよう、日々、努力しています。私だけでなく、スタッフが高いモチベーションを持ち続けることが大切ですので、皆が楽しく働けて、積極的にクリニックを良くする意見を出せる環境作りを心がけています。
コスメ部門は、美容皮膚科医としての専門性を活かして、本当に良いと思える製品作りと製品選びにこだわって行きたいと考えています。
マグノリア皮膚科クリニック
院長 池上彩子先生(いけがみ さいこ)
美容皮膚科医師・医学博士
経 歴
1997年岡山大学医学部卒業
2001年岡山大学大学院卒業(医学博士号取得)
1997年岡山赤十字病院勤務
2001年岡山済生会総合病院勤務
2002年広島市立広島市民病院勤務
2005年都内皮膚科クリニック院長就任
2006年マグノリア皮膚科クリニック開設
マグノリア皮膚科クリニック
〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目8−7 第27SYビル 5A
TEL:03-3486-7855
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