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インナードライとは?見分け方やスキンケアのポイントを解説

肌表面は皮脂で潤っているように感じても、肌内部は水分不足になっている「インナードライ」。

しかし、「自分の肌はインナードライ肌なの?」と見分け方が分からない方や、「インナードライ肌にはどんなケアをしたらいい?」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、「インナードライ」とはどんな肌なのか、見分け方やスキンケアのポイントについて詳しく解説します。

自分の肌質をしっかり把握していないと、肌悩みはなかなか解決しないものです。この記事でインナードライになる原因や必要なスキンケアを理解して、肌に合うケアを取り入れていきましょう。

インナードライとはどんな肌状態?

インナードライ肌とは、肌表面は皮脂でベタついてテカテカしているのに、肌の内側は乾燥している肌状態のこと。 夏は汗や皮脂で一見肌が潤っているように感じるため、乾燥に気付かず知らぬ間にインナードライ肌になっていることもあるので注意が必要です。

インナードライの肌には以下のような特徴があります。当てはまるかどうか、ぜひチェックしてみてくださいね。

・肌の表面はベタつきやすく、テカリやすい
・Tゾーンはべたつくのに、Uゾーンはカサつく
・鼻や頬などファンデーションが部分的に崩れやすい
・洗顔後、肌がつっぱる
・キメが粗い
・化粧水が肌に浸透しにくい


肌の水分と油分のバランスが崩れインナードライになることで、上記のような症状があらわれます。 インナードライ肌を放っておくと、肌荒れやシワ、たるみなどにつながる恐れがあるので注意しましょう。

インナードライ肌との見分け方は?脂性肌・乾燥肌との違い

インナードライ肌はどのように見分けるといいのでしょうか?脂性肌と乾燥肌との違いを確認していきましょう。

脂性肌との違い

脂性肌とインナードライ肌の共通点は、皮脂量が多いことです。
違いは、肌内部の水分量にあります。脂性肌は水分量が多く、インナードライは少ない状態です。

インナードライと脂性肌を見分けるときには洗顔後の肌状態の違いを確認しましょう。

脂性肌の場合は洗顔後に少しずつ皮脂が分泌されますが、インナードライの方は肌がつっぱりやすく、カサつきを感じやすくなります。見極める際の参考にしてみてください。

乾燥肌との違い

乾燥肌とインナードライ肌との違いは、肌表面の皮脂の量です。

乾燥肌は皮脂が少なく、肌内の水分も不足している状態です。皮脂が少ないので肌表面のベタつきはなく、肌が全体的にカサついています。

インナードライ肌は皮脂の量が多いので、ベタつきやすくなっています。見極める際は肌表面の皮脂の量が多いか少ないかで判断すると良いでしょう。

インナードライ肌になる原因って?

続いて、インナードライになってしまう原因を確認していきましょう。

インナードライ肌になる原因はいくつか考えられます。症状が深刻化してしまう前に、原因を探っていきましょう。

紫外線

紫外線ダメージと聞くとシミやシワを思い浮かべる方が多いかもしれません。

しかし、紫外線を浴びることで肌表面・内部ともにうるおい成分がダメージを受け、乾燥の原因になります。紫外線を浴びることで肌表面が乾燥したり、角層内のうるおい成分がダメージを受けます。

紫外線は季節問わず一年中降り注いでいるので、油断は大敵です。肌内部の乾燥を防ぐために、日頃から紫外線対策を心掛けましょう。

肌の水分不足

冷房や暖房が効いていると空気中の水分量が低くなり、肌の潤いが失われてしまう原因になります。

空気が乾燥すると呼気や皮膚から水分が蒸発し、多くの水分が失われてしまいます。肌の水分が不足すると、カサカサしたりつっぱる感じになります。

また、直風が当たる場所に長時間いることで乾燥がさらに進んでしまうので気をつけましょう。

睡眠不足

睡眠不足もインナードライを引き起こす原因になります。

睡眠中には肌の生まれ変わりのサイクルを促す「成長ホルモン」が分泌されます。睡眠不足が続くとホルモンバランスが崩れ、肌の生まれ変わりのサイクルが乱れてしまいます。

それにより肌荒れを引き起こし、乾燥を招く原因になるので注意が必要です。

間違ったスキンケア

肌表面が皮脂や汗で潤っていると勘違いして、スキンケアは化粧水しかつけないことはありませんか?

根本的なスキンケア不足により保湿力が足りず、インナードライが進んでしまうことも原因の一つです。

乳液やクリームを省いてしまうと、浸透させた化粧水の潤いが保たれずに蒸発してしまいます。これにより肌が乾燥することで、さらにインナードライが進行し、乾燥を守るために皮脂が過剰に分泌される、という悪循環になってしまいます。

また、皮脂が気になるからといって洗浄力の強いクレンジング・洗顔を使用するとさらに肌が乾燥してしまい、インナードライを加速させる原因になります。

汚れを落とすことは大切ですが、必要以上に皮脂や潤いまで洗い流さないようにしましょう。

インナードライ肌に取り入れたい美容成分

インナードライには肌内部にしっかりうるおいを届けることが大切です。
そこで、インナードライ肌に積極的に取り入れたい成分を3つ紹介します。どのような成分を選べばいいか分からない方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

セラミド

肌のバリア機能を維持するために重要な成分であるセラミド。

肌のバリア機能がサポートされるため、肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

セラミドは、加齢や過度な洗顔などさまざまな要因で減少してしまいます。セラミドが不足すると乾燥が加速し、肌荒れが起こりやすくなります。

セラミドをしっかり補給し、こまめな保湿ケアを心掛けましょう。

ガラクトミセス

高い保湿作用により、肌のカサつきや粉ふきをケアしてくれるガラクトミセス。

肌表面の皮脂をコントロールしてくれるため、ベストなコンディションになるのをサポートしてくれます。

「肌の奇跡」とも呼ばれ、天然保湿因子のNMF(角質層にある保湿成分のひとつ)やアミノ酸、ビタミンなど50種類を超える栄養素を豊富に含んでいます。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸には驚くべき「保水力」があり、1gのヒアルロン酸で約6Lもの水分を保つことができます。500mlのペットボトルで表現すると、12本分の水分をたった1gのヒアルロン酸で抱え込むことが可能です。

この水分保持力によって乾燥しにくく、潤いやハリ弾力性のある美肌に導きます。

医療機関で買えるインナードライ肌向け化粧水は?

ここからは、医療機関で購入できるインナードライの方向けの化粧水と特徴を紹介します。

ガウディスキン インナーモイストTAローション

インナーモイスト

肌に元々ある天然保湿因子「ヒト型セラミド」により、しっかり保湿できる化粧水。さらっとしているのにベタつかず、肌内部まで潤いを補います。美白成分トラネキサム酸もたっぷり配合し、シミの原因・メラニンのコントロールを行うことで様々な炎症を抑えます。ビタミンAを使用したときの副反応や日焼け、レーザー治療後にもお使いいただけます。

CLIGRAM コジブライトローション

酵母由来のガラクトミセス培養液をベースに、安定型コウジ酸誘導体、VCーIPを配合した化粧水。肌のバリア機能をサポートし、みずみずしい肌へと導きます。臨床データを基に主役級の成分を高濃度配合し、極力肌にとって余分なものは含まないシンプルな処方です。

Lov me Touch URUOI

一般的なヒアルロン酸の100万分の1のサイズである、次世代ヒアルロン酸「HA4」を配合。さらに、機能の異なる4種類のヒアルロン酸も配合し、みずみずしい肌を演出してくれます。肌の隅々まで浸透し、たくさんの水分を抱え込むことができる化粧水。アルコールや合成香料なども不使用のため、敏感肌の方にも使いやすい設計になっています。

インナードライをケアして健やかな美肌を叶えよう

本記事で紹介したインナードライ肌の特徴に当てはまることがあれば、インナードライ肌かもしれません。
肌表面のベタつきが気になるからといって洗顔しすぎたり、保湿は化粧水だけにしたりするとなかなか改善しないので気をつけましょう。

インナードライが気になるときは、肌内部までしっかり保湿することが大切です。「保湿していてもなかなか改善しない」という場合は、インナードライに最適な美肌成分を取り入れてみてはいかがでしょうか?

肌のベタつきやテカリを抑え、水分と油分のバランスがとれた健やかな肌を目指しましょう。

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