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バッカルファット除去とは?理想のフェイスラインを目指せる美容術

バッカルファット除去術は、フェイスラインのたるみや口元のボリュームを減らす治療です。なんとなく聞いたことはあるけど、一体どんな施術なのか、詳しく知らない方も多いのではないでしょうか?

そこでこの記事では、バッカルファット除去術に期待できる効果について紹介します。また、リスクやダウンタイム、値段についても詳しく解説するので、バッカルファット除去を受けようか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

バッカルファットとは

「バッカルファット」とは、頬の内側にある脂肪のことです。口の中で吸える部分、笑った時に口の横からぷにっと出てくる部分の脂肪と表現されることもあります。バッカルファットは、人がまだ類人猿として生活していた頃に必要だったものと考えられており、現在は不要ですが名残で残っている脂肪です。

バッカルファットは、深い層にあるため、多少マッサージをしても減りません。若い頃のバッカルファットは、一般的にやや高い位置にありますが、加齢によって筋肉が衰えることで、徐々に下に落ちていきます。

それにより、たるみができて、口元のもたつきが目立つことがあります。バッカルファット除去術を受けることで、フェイスラインがすっきりし、若々しい印象に近づくことが可能です。

バッカルファット除去術と脂肪吸引との違い

小顔目的の美容施術には、バッカルファット除去術の他に「脂肪吸引」もあります。バッカルファット除去術と脂肪吸引では、除去方法や効果、適応症状が異なるため、医師と相談しながら慎重に決める必要があります。

バッカルファット除去術では、口の中を切開し、そこから脂肪を取り除きます。口の中を切開するので、外から見える傷跡が残らないことが特徴です。バッカルファットを除去した後は、切開口を縫合しますが、吸収される糸を使用するため、抜糸の必要はありません。施術費用の相場は20~30万円ほどです。

一方、脂肪吸引は耳の下に小さな穴を開け、カニューレという細い管を差し込んで脂肪を吸い出す施術です。フェイスラインのもたつきや二重あご、頬の引き締めに効果が期待できます。頬のたるみだけでなく、あご周りのラインが気になる方や、肌の引き締めもしたい方に向いている治療といえます。施術費用の相場は20~40万円ほどです。

バッカルファット除去で期待できること

バッカルファット除去術に期待できる、4つの主な効果を紹介します。

フェイスラインをシャープにする効果
バッカルファット除去術は、余分な脂肪を取り除く施術のため、フェイスラインがすっきりします。下ぶくれや、口の横のもたつきが気になる方に向いている治療です。

口元のエイジングラインやたるみの軽減
バッカルファットが原因の口周りのラインやたるみは、除去することで軽減する可能性があります。バッカルファットは、加齢によって徐々に垂れ下がっていきます。その結果、口元の嫌なラインが目立ちやすくなり、ブルドッグのような印象に近づいてしまうのです。

バッカルファット除去術は、たるみやすい頬の脂肪を取り除くので、口元のもたつきが軽減され、引き締まった印象に近づきます。

将来のシワやたるみの予防
エイジングケア効果を期待して、バッカルファット除去術を受ける方もいます。バッカルファットを除去しておくと、フェイスラインがすっきりし小顔効果が期待できるほか、将来のフェイスラインの崩れを目立ちにくくすることも可能です。

ただし、取り除くバッカルファットの量は、医師と相談しながら慎重に決めましょう。バッカルファットを取りすぎると、頬がこけてしまい、やつれた印象になってしまうこともあります。

口の中を噛んでしまう癖の軽減
バッカルファットは筋肉の低下により、年々あごのほうに下がっていくので、口の中にはみ出して噛んでしまうこともあります。頬の内側のお肉を噛んでしまう癖がある方は、バッカルファットを除去することで、症状を軽減できる可能性があります。

バッカルファット除去術のリスクとデメリット

たるみを軽減させたり、小顔効果を期待できたりするバッカルファット除去術ですが、リスクやデメリットも存在します。ここからは、バッカルファットの失敗例を紹介します。

頬がこける

バッカルファットを取りすぎてしまうと、頬がこけて見えることがあります。頬がこけて見えると、かえって老けた印象になることもあります。バッカルファット除去術は、脂肪細胞そのものを取り除く施術のため、一度除去すると元に戻すことはできません。熟練の医師にバッカルファットを除去する量を見極めてもらい、その人に合ったデザインにする必要があります。

また、20~30代の方がバッカルファット除去術を受けると、歳を取ってから頬がこけてしまうことがあるため注意が必要です。頬の脂肪は、年齢とともに減少していきます。そのため、若い方がバッカルファットを除去する際には、歳をとってからのこともイメージして施術を受けることが必要です。

左右差ができる

術後の左右差については、デザインを失敗したことが原因と考えられます。もともと顔に左右差がある場合、同じ量のバッカルファットを除去することで、左右差が目立ってしまうのです。どれくらいのバッカルファットを取るか、しっかり見極められる医師のもとで施術を受けましょう。

そもそも効果がない

もともと頬がこけている方や、頬のふくらみが少ない方は、効果を感じられない可能性があります。また、頬のふくらみの原因は、バッカルファットではなく、皮下脂肪にあることも多いのです。その場合、別の治療法が向いている可能性があります。バッカルファット除去術が自分に向いているかどうかは、カウンセリングで医師に判断してもらいましょう。

バッカルファット除去術に向いている人

バッカルファット除去術は、主に以下に当てはまる方に向いている施術です。

・ブルドッグ顔が気になる方
・マリオネットラインが目立ってきた方
・体は痩せているのに顔がふっくらしている方
・加齢とともに顔が四角くなってきた方


また、バッカルファット除去術は脂肪吸引と比較するとダウンタイムが短く、食事制限の必要もほとんどありません。そのため、日常生活への影響が少ない施術をしたい方にも向いています。

バッカルファット除去術に向いていない人

バッカルファット除去術が向いていない方は、主に以下の2つです。

・顔に取れる脂肪が少ない方
・バッカルファットが少ない方


もともと顔の脂肪が少ない方は、バッカルファット除去術をしても、効果を十分に感じられない可能性があります。

また、輪郭や脂肪の付き方によっては、別の施術を受けたほうが良い場合もあります。頬や口周りに存在する脂肪は、バッカルファット以外に「メーラーファット」「ジョールファット」などがあります。除去する脂肪の位置によって顔の印象は大きく変わるため、信頼できる医師に相談しながら、慎重に施術法を決めましょう。

バッカルファット除去術のダウンタイム

バッカルファット除去術は、小さな傷とはいえ、メスで口の中を切開する施術です。術後に起こりうるダウンタイムの症状もしっかり把握しておきましょう。バッカルファット除去術のダウンタイム中に出る症状は、主に以下の3つです。

腫れ
個人差はあるものの、親知らずを抜いた後のような腫れが1~2週間ほど続きます。また、施術後24時間は腫れを抑えるために、フェイスバンドを付けなければいけません。

痛み
手術直後〜1週間程度は痛みが続くでしょう。ピークは術後1〜2日程度です。また、口の中に傷をつけるため、2週間ほど違和感やつっぱり感があります。

内出血
手術の過程で細かい血管が傷つくことにより、内出血が起こる可能性があります。ただし、2〜3週間ほどで消失することが多いです。

ダウンタイム中に注意すること
バッカルファット除去術の術後は、ダウンタイムを長引かせないためにも、以下のような行為を控えましょう。血行が促進されると腫れや内出血が起こりやすくなります。

・飲酒や刺激物の飲食
・長時間の入浴
・激しい運動

バッカルファットの除去術の流れ

ここからは、バッカルファット除去術の施術までの流れを紹介します。

1.カウンセリング
最初に医師によるカウンセリングを受けます。除去する脂肪の量や理想とするデザインを共有し、施術のリスクや注意事項の説明を受けます。バッカルファット除去術について、疑問に思っている点があったら、遠慮せずしっかり質問しましょう。

2.洗顔
メイクをしている場合、メイクを落とし洗顔をします。

3.麻酔
腔内への局所麻酔を行います。また、必要に応じて複数の麻酔を使用する場合があります。もし痛みに不安がある場合は、事前にクリニックに相談しておきましょう。

4.施術開始
麻酔が効いたら腔内を5mmほど切り、そこから脂肪をつまみだしていきます。バッカルファット除去術は、基本的に1度の来院で完了する治療です。施術自体は麻酔を含めて、30分~1時間程度で完了します。

バッカルファット除去術についての質問

ここからは、バッカルファット除去術に関するよくある質問を紹介します。

施術後にお化粧はできますか?

お化粧は当日から可能としているクリニックが多いようです。バッカルファット除去術は、口の中を切開する施術のため、当日からお化粧をしても基本的には問題ありません。

お風呂は大丈夫ですか?

シャワーや入浴も当日から可能としているクリニックが多いようです。ただし、当日の入浴で長湯は控えましょう。血行が良くなることで、腫れが強く出てくることがあります。

いつから効果を実感できるようになりますか?

バッカルファット除去術では、1か月後に効果を実感できる方が多い傾向です。個人差はあるものの、術後のダウンタイムが終わり次第、比較的早い段階で小顔効果を実感することができます。中には、腫れがほとんどない方もおり、その場合は術後から小顔効果を感じられます。

効果はどれぐらい持続しますか?

バッカルファット除去術で取り除いた脂肪細胞は、元に戻ることはないため、長期的に効果が持続します。

まとめ

この記事では、バッカルファット除去術に期待できる効果や、リスクについて説明しました。バッカルファット除去術は、フェイスラインをシャープにしたり、シワやたるみを予防したりする効果が期待できます。

ただし、顔立ちや脂肪の付き方によっては、バッカルファット除去術の適応がないこともあります。バッカルファット除去術を検討している方は、信頼できる医師に相談し、施術を受けるかどうか慎重に検討しましょう。

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