なめらかな肌になれる!?ヴェルヴェットスキンのメリット・デメリット・治療の流れなど徹底解説!!

まるでヴェルヴェットのようになめらかな肌を追求でき、ハリ・ツヤが出て満足度が高いことで話題のヴェルヴェットスキン。
美肌治療としても有名なダーマペンに薬剤をプラスする治療ですが、どんな効果があるかや痛みなどが気になるという方も多いと思います。
今回は、ヴェルヴェットスキンと他の美肌治療との違いや、施術方法、ダウンタイムや注意することを詳しく解説していきます。
ヴェルヴェットスキンとは

ヴェルヴェットスキンは、ダーマペンとマッサージピールを組み合わせた治療法です。組み合わせることによって、より高い美肌効果が得られると話題になっています。
ダーマペンとは

ダーマペンは、マイクロニードルという直径0.2mmの極細の針を使い、皮膚に無数の孔をあけて真皮を刺激することで、自然治癒力を引き出し肌質の向上を図る治療法です。
人間本来が持っている創傷治癒力を司る線維芽細胞を刺激することで、肌の凹凸をなくしたり、シミをなくしたり、肌の悩みに対して多角的にアプローチすることができます。
ごく浅い表皮のところから、真皮層の最深3.0mmまで、ニードルで刺激を与える深さを変えられます。

ダーマペンの特徴や効果を解説!
マッサージピールとは

マッサージピールとは、コラーゲンピールとも呼ばれ、イタリアで誕生した薬剤「PRX-T33」を使用したピーリングです。
薬剤を皮膚に浸透させながら優しくマッサージすることで、線維芽細胞を活性化させることにより、コラーゲン増生を促し、小ジワの改善、肌のハリ、弾力をもたらします。美肌効果を促進する薬剤の配合により、シミやくすみも改善、目立つ毛穴、ニキビ跡の改善効果も期待できます。

マッサージピールの効果は?
期待できる効果
小ジワ・毛穴の開きを改善する

加齢と共にコラーゲンが減少し、肌がたるみ「たるみ毛穴」と呼ばれる症状が起きます。
ヴェルヴェットスキンによって、コラーゲンの生成が促進されることで、小ジワや毛穴の開きを改善し、毛穴の目立たない滑らかな肌を期待することができます。
ニキビ跡・クレーター肌の改善

ヴェルヴェットスキンは皮膚表面の凹凸を改善する効果があります。
凹んだニキビ跡は自然回復が難しいとされてきました。ニキビによる炎症を放置すると、免疫反応が皮膚の真皮層に起こるため、クレーター状の陥没ができてしまいます。
ヴェルヴェットスキンではその真皮層にはたらきかけ、コラーゲンの生成を促します。
肌の再生を促すことで、ニキビ跡を押し上げ、ニキビ跡を目立たなくすることが可能です。
ハリ・ツヤ・透明感の向上

マッサージピールに配合されている成分が効果を発揮します。
コウジ酸がくすみの原因であるメラニン生成を抑制します。ヴェルヴェットスキンによって肌の治癒力が高まると、溜まっているメラニン色素を排出します。それにより、さらに透明感のある肌になっていきます。
また、高濃度トリクロロ酢酸が線維芽細胞にアプローチして、ハリ・ツヤを与えることで、小ジワの改善を期待することができます。
ヴェルヴェットスキンは効果がない?

ヴェルヴェットスキンは1回でも効果を期待することができます。
しかし、治療の効果は施術後1週間がピークになるため、長期的な効果を期待するには、定期的な再施術が必要です。
お肌悩みや内容によって必要回数が変わってきますが、例えばニキビ跡や毛穴開きの治療は、治療と治療の間を1ヶ月ほどあけ、平均4〜6回の継続の施術が必要です。
施術回数 | レーザー効果の目安(個人差があります) |
---|---|
1回 | ツヤや透明感が出る・ざらつきがなくなる |
2回 | 毛穴詰まり改善・ニキビ予防 |
3回 | いちご鼻改善・ニキビ跡やシミが薄くなる |
5回 | 濃いニキビ跡やたるみやシワがなくなる・毛穴開き改善 |
10回 | クレーターや凹凸が改善する |
1回で効果がないと自己判断せず、主治医と相談しながら、自分の肌悩みにあった回数を継続することがよいでしょう。
痛みや赤みがある?ヴェルヴェットスキンのダウンタイム
ダーマペンの針は細くほとんど傷跡を残しません。またマッサージピールの成分も炎症も抑える効果があります。
しかし、治療の性質として、まれに内出血や炎症を引き起こすことがあります。
痛みはどのくらいある?

ヴェルヴェットスキンの治療では、麻酔クリームを使用したうえで直径0.2mmの針を使うためほとんど痛みを感じませんが、個人差があります。(麻酔クリームはオプションの場合があります。)ダーマペンは針を刺す深さを微調整することが可能です。
また、ダーマペン後のマッサージピールは、塗布直後にピリピリ感や火照りを感じることがあります。痛みが苦手な方は、主治医と相談しましょう。
ダウンタイム
ヴェルヴェットスキンは施術後数日間は、赤みや皮むけや内出血などの症状が出ます。
施術後はしばらく赤みや針の跡が点状に出たりするので、結婚式など思い出に残るような特別な予定の、直前の施術は避けたほうがいいでしょう。
ただこの反応は、肌が綺麗になるための「好転反応」と呼ばれるもので、長期にわたって残るようなら主治医への相談が必要ですが、基本的には数日でおさまるとされています。
経過日数 | 効果・症状 |
---|---|
直後~当日 | 強い赤み・腫れ・出血が発生する |
2日目 | 内出血・敏感肌になる |
3日目 | 乾燥・皮むけが発生する |
4日目 | ニキビ・肌荒れが発生する |
5~6日目 | 症状が落ちついて新たな肌が生成される |
7日目 | ダウンタイムが終了し、肌のハリ・ツヤが出る |
針を刺す深さによってもダウンタイムの程度が異なります。
あくまでも個人差があります。
上記の目安を過ぎても、お顔の腫れが気になる場合には、洗顔時にぬるめのお湯を使うなど、肌に刺激を与えないように気をつけていただくと、より早く症状が消えていくでしょう。
それでも症状が重くて気になるようなら、主治医と相談していく必要があります。
ヴェルヴェットスキンとダーマペン・ウーバーピールの違い

ウーバーピールとは、オーストラリアにあるダーマペン開発元の会社が開発した、ダーマペン専用の低刺激性オールインワン型ピーリング剤を使用した治療です。
ヴェルヴェットスキンと同じように、ピーリング剤を使用した治療ですが、その治療効果が異なります。
ヴェルヴェットスキン | ウーバーピール | ダーマペン | |
---|---|---|---|
特徴 | ダーマペンを使用した後にマッサージピールを使用し、真皮にアプローチすることで、肌質の改善を期待でき、肌内部から効果を発揮する | ダーマペンを使用した後にウーバープロを使用し、表皮にアプローチすることで、総合的に肌表面を改善することができ、痛みに弱い人でも挑戦できる | 細い針を使用して肌に微細な孔を開けることで、皮膚の自然治癒力を引き出す |
肌悩み | 美肌・美白・小じわ改善・コラーゲン産生によるハリ感アップ・たるみ引き締め | ニキビ肌、トラブル肌、美白作用コラーゲン再生、角質除去、エイジングケア | ニキビ跡のクレーターが気になる方 |
デメリット | 炎症性の赤ニキビなどのトラブル肌には深くまで施術ができないことや、ピーリング特有のヒリヒリ感やほてり感などのダウンタイムがある | 皮膚のターンオーバーがあるため、継続的な効果を期待するには、定期的な施術をし続ける必要がある | 一時的な効果の改善にアプローチするため、継続的な効果を期待するには、定期的な施術をし続ける必要がある |
ダウンタイム | 7日間程度 | 2~3日程度 | 2~3日程度 |
金額 | 1回40,000円程度 | 1回25,000円程度 | 1回15,000円程度 |

ウーバーピール 効果や仕組みを解説!
施術の流れ

(1)カウンセリング・診察
悩みの症状や部位についてカウンセリングをして、考えられるトラブル・注意点・施術後のアフターケアについて説明を受けます。ヒアリングの内容から治療プランを決めていきます。「痛みに弱い」「赤みを抑えたい」など、不明点や不安なことがあれば、カウンセリング時に質問しましょう。
(2)クレンジング・洗顔
施術の効果を上げるために、メイクや肌の油分を洗い流します。
(3)麻酔
施術部に麻酔クリームを塗布し、20〜30分ほどおきます。
(4)ダーマペンの施術
痛みや症状を見ながら施術します。
(5)マッサージピールを塗布
ピリピリとした痛みや、術後にヒリヒリ感や熱さを感じることがあります。
(6)終了
パックをしてクールダウンをします。(クリニックによってはオプションの場合があります。)施術時間は40〜50分程度です。術後、数日間は施術箇所に赤みが見られる場合がありますが、時間の経過とともにおさまります。
アフターケアや注意事項
アフターケア

施術後は針孔が塞がっていないため、お肌に塗った様々な成分が吸収しやすい状態にあります。マッサージピールの効果が薄れないようにするため、当日は全てのスキンケアをすることができません。
注意事項 | |
---|---|
施術当日 | スキンケア・メイク・その他顔に塗るもの全てNG |
翌日 | 洗顔・スキンケア・メイク可能 保湿を入念に行う 外出時の日焼け対策必須 |
3〜5日目 | 保湿をこまめに行う |
6日目以後 | 通常のスキンケアでOK |
施術翌日以降は、肌が乾燥しやすいため、スキンケアは保湿を重視しておこなっていきましょう。
普段からトレチノイン・ハイドロキノン・レチノール配合の化粧品を使っている方は、この時も使用はできません。
また、施術後は肌が敏感になっているため、紫外線の影響を受けやすくなります。こまめに日焼け止めを塗ったり、帽子や日傘を使うなどの、紫外線対策をおこないましょう。
施術翌日には針孔が閉じますが、肌はとても敏感な状態です。なので、枕やタオル、マスクなど、肌に触れるもの全て常に清潔にして、配慮するようにしましょう。
治療前後の注意事項
【施術前】
・トレチノイン・ハイドロキノン・ピーリング成分・ビタミンA(レチノール)などを含むスキンケア用品を使用している方は2週間程度あけましょう。
【施術後】
・施術直後は肌が敏感になるため、メイク・洗顔ができません。メイクは施術24時間後から・洗顔は施術6時間後から可能です。また翌日以後もメイクやスキンケア時にこすらないように気をつけましょう。
・肌が乾燥しやすいため、十分に保湿しましょう。ただし、当日のスキンケアはできません。翌日から化粧水・乳液・日焼け止めの使用が可能です。
・施術当日はシャワーのみにとどめましょう。入浴やサウナ・飲酒・激しい運動は、炎症を促進するおそれがあるので控えましょう。
・紫外線の影響を受けやすくなるため、紫外線対策をしましょう。
ヴェルヴェットスキンを受けられない方
・妊娠中・妊娠の可能性のある方、授乳中の方
・ケロイド体質の方
・糖尿病合併症・重大な疾患のある方
・皮膚に切り傷や炎症がある・他の施術直後の方
・金属アレルギーの方
・各種薬剤にアレルギーを持っている方
・アトピー性皮膚炎の方
・炎症・化膿したニキビがある方
・日焼けしたばかりの方
ヴェルヴェットスキンでツヤのある弾力肌に

1回の治療でも様々な効果が期待することができるので、エイジングケアとして同年代と差をつけることができます。また、ニキビ跡やクレーター肌など、コンプレックスになる箇所が改善できる見込みがあります。人前に出ることが気にならなくなることで、今まで楽しめなかった様々なことが気兼ねなく楽しむことができるようになります。
その1つのきっかけとして、ヴェルヴェットスキンという治療法があるということを、覚えておくのもいいかもしれません。
各個人の状態によって、どんな治療が適しているのか、どのくらいの治療期間になるのかが変わってきます。また、クリニックによって特徴や値段が異なります。
まずは、個人の肌の悩みや目指したい状態と、治療法をすり合わせるため、カウンセリングを受けましょう。