クリニック新生は、佐賀市にある一般外科・一般内科・美容皮膚科などのクリニックと、メディカルエステやジムが融合した全く新しいタイプの健康増進複合施設です。人生100年時代を「健幸」に生きるために、病気を治す医療だけでなく「病気にならないための予防医療」も提供しています。今回は院長の八次 浩幸先生にクリニックの特徴やこだわりや、患者様を診察する上で大切にされていることなどについて、お話を伺いました。
病気を治す医療ではなく、
病気にならないような予防医療を
――先生が医師を志したきっかけを教えてください。
八次 父が医師で、家系も代々医師だったというのも医師を目指した理由のひとつなのですが、その路線に乗るのはどうなんだろうと思った時期もありました。小学生の頃、曾祖父が亡くなる前に「立派な医師になって欲しい」と私に言ったことがありました。その頃はまだ幼かったこともあり、よくわからないと答えていました。しかし年齢を重ねて、自分がどういう生き方をしていくべきなのかと考えた時、幼い頃から見てきた医師としての父の背中を思い出し、私も医療を提供する人になろうと思い、医師を目指しました。
――美容医療を始めようと思ったきっかけを教えてください。
八次 私は父と母を病気で亡くしたのですが、私が医師であるにも関わらず、病気を早期発見することができませんでした。それに対する悔しさが今でもあります。やはり人間は「病気にならない」ということが一番理想です。健康な毎日を送るためには予防が大切で、その予防のひとつに美容があります。見た目の若々しさというのは、健康ライフを送る指標にもなりますし、実際に見た目が若々しいと長生きに繋がるとも言われています。健康に生きていくために美容もとても大切だと思い、美容医療も取り入れることにしました。
――貴院はジムやプールなどクリニックには珍しい設備が色々ありますが、八次先生の思う貴院の特徴やこだわりを教えてください。
八次 「人生100年時代」と言われる中で、いかに健康で元気で幸せに生きられるかということに重きを置いています。例えば、100歳まで生きるとしても80歳から寝たきりだとしたら、それは果たして幸せと呼べるでしょうか。私はそれを幸せとは呼べないと思っています。やはり身も心も元気でいられることが一番大切です。それをサポートするのが「医療・美容・運動」であり、当院はその3つのいいところを三位一体となって提供していくクリニックです。とにかく病気を治すという医療ではなく、病気にならないような予防医療がこれからの時代は大切だと思っています。
その他に当院は建物にも特徴があり、バウビオロギーというドイツの建築生態学を取り入れています。ほとんどの方が聞き慣れない言葉だと思いますが、建物も生きているという考えで、自然素材にこだわり木材や木質部材を贅沢に取り入れています。また、クリニックはどうしても機械類が多いので、至るところに電磁波対策を施しています。健康増進施設として立ち上げていますので、施設内の心地良さにもこだわりました。
――美容医療のやりがいや難しさを教えてください。
八次 患者様のコンプレックスや悩みを改善していくことができ、患者様をより良い未来へ導いていけるというところにやりがいを感じますね。逆に難しいところは、患者様に効果を実感いただけないことがあるというところです。病気であれば原因やゴールは明確ですが、美容医療は患者様一人ひとり求めることやゴールが異なるため、それぞれの悩みをしっかり理解していないといけません。私自身がテクニックを磨いたりすることも必要ですが、やはり患者様が本当に求めていることをしっかり理解するということは、とても難しいことだと思いますね。
――八次先生が患者様を診察する上で大切にされていることを教えてください。
八次 その人を知るということがすごく大切だと思っています。他の医療機関ですと、カウンセリングなどはスタッフが行うことが多いのですが、当院では私が必ずカウンセリングをします。患者様がどういう方で、どんな悩みでいらっしゃったかをしっかりと伺い、それに対してしっかりと説明をして、納得いただいた上で治療を受けていただくことをポリシーにしています。
――美容医療メニューのイチオシや、患者様から人気のあるメニューを教えてください。
八次 他のクリニックと比べて、注射や点滴の種類は多いと思います。患者様からもどれを選んでいいかわからないほど多いと言われることがよくあるので、患者様のニーズにあった点滴や注射をご提案しています。あとは、脱毛は同じ佐賀県の施設と比べても安価に提供していることもあり、人気がありますね。佐賀県で男性の医療脱毛を扱っているところはあまりなく、特に男性のVIO脱毛はほとんどないので、男性の患者様も多くいらっしゃいます。
当院は住宅街にポツンとあり、ここは本当にクリニックなの？と思われる隠れ家的な雰囲気の建物です。クリニックらしくない見た目だからこそ、患者様からも入りやすいというお声をいただいています。
自分の肌に合ったスキンケアを使うことが大切
――ホームスキンケアの重要性について教えてください。
八次 自分の肌に合っていない化粧品を使っている方は、実は結構多いんです。自分の肌を知らず、ドクターズコスメを使えば綺麗になるんじゃないかと思っている方や、話題の化粧品さえ使っておけば肌が綺麗になると思っている方は、かなりいらっしゃいます。毎日のスキンケアが原因で肌トラブルになることもあります。せっかくスキンケアをしているのに、肌トラブルになってしまってはもったいないですよね。当院ではスタッフも商品のことをきちんと研究・勉強し、私も患者様の肌に合ったスキンケアをオーダーメイドで提案しています。やはりスキンケアは自分の肌に合ったものを使うということが一番大切ですね。
――八次先生のスキンケアのこだわりや好きな美容成分はありますか？
八次 私はそこまで色々なスキンケアを使ってはいないのですが、水素やアスタキサンチンが配合されたスキンケアが好きでよく使っています。抗酸化作用のある成分が入っているものを使うと、肌のしっとりした感じが続き、肌の調子もとてもいいので気に入っています。
――八次先生の思う「美しい人」とはどんな方ですか？
八次 見た目だけでなく、内面から綺麗にすることが本当の美しさだと思いますね。見た目は化粧で美しく見せることはできますが、化粧を落としたら肌が美しくない、紫外線に曝露されて大変なことになっている、なんてこともあります。外面からも内面からも、両方のアプローチをしていくことが大切です。内面からのアプローチというと、食事はもちろん生活習慣やストレスなどに気をつけることですね。そして美容医療やスキンケアなどで外面からケアをしていくことでもっと美しくなっていくと思います。
美容などの予防医療をもっと身近に
――美容医療をこれから受けたいと思っている方へのアドバイスやクリニックを選ぶ上でのポイントなどがあれば教えてください。
八次 一般的ですが、クリニックを選ぶ時はホームページに施術内容や金額、リスクなどがしっかりと書いてるかをチェックするべきだと思います。あとは院長の経歴や写真など確認して、どんな人がやっているクリニックかを把握することも大切です。
当院は家のような雰囲気で、価格も他のクリニックに比べて高くないため、美容医療が初めての方でも構えずにお越しいただけると思います。また、いまは最初から私がカウンセリングをしているのですが、最初から医師と話をするとなると緊張をしてしまう患者様もいらっしゃいますので、最初にスタッフがカウンセリングをしてから、私のカウンセリングをするという流れにしようと考えています。患者様が私のカウンセリングの時に、緊張せず言いたいことをちゃんと言えるような心を和らげるワンクッションを置こうと思っています。
――今後の展開について教えてください。
八次 当院は2階建てで、美容の治療は2階で行っているのですが、少し手狭になってきています。今後は、同じ敷地内に美容や痩身などを行うメディカル美容サロンのような部門を独立してつくることを計画しています。 また、地域柄もありますが美容医療に接したことがない方が多くいらっしゃいます。そういう方々に、こんな身近で簡単にできるということを分かっていただけるよう、セミナーやちょっとした教室、講演などができたらいいなと思っています。
クリニック新生
院長 八次 浩幸
（やつぎ ひろゆき）
経 歴
平成4年 久留米大学卒業
平成4年 久留米大学第二外科入局
その後、佐世保共済病院をはじめ大学関連病院で外科医としての修行を積む
更に、外科だけではなく救命救急治療や麻酔にも視野を広げ、多くの知識を取り入れる
第二外科肝胆膵外科の研究室では、腹部超音波（特に肝胆膵）の研究に明け暮れ、膵腫瘤性病変の造影エコーの学位論文で医学博士号を取得
その後も久留米大学医療センターや聖マリア病院でも様々な症例を経験し、外科医として手腕を発揮していた中、父が病に倒れたため帰郷
平成14年9月 父の遺志を継ぎ、八次外科改めやつぎ外科内科クリニックを開業
令和2年3月 クリニック新生を開業
資格・所属学会
・日本外科学会認定登録医
・日本超音波学会専門医
・日本消化器内視鏡学会専門医
・日本抗加齢医学会専門医
・日本酸化療法医学会
・臨床水素治療研究会
・点滴療法研究会（高濃度ビタミンC点滴療法認定医）
・日本体育協会公認スポーツドクター
・日本医師会認定健康スポーツ医
・日本医師会認定産業医
・メディカルサプリメントアドバイザー
クリニック新生
〒840-0856
佐賀県佐賀市新生町5-15
TEL：0952-23-2895
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