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美白内服薬– 体の中から効果を発揮する医薬品

美白内服薬

美白に効果があるとされている医薬品(美白内服薬)には厚生労働省によって効果が認められているものも存在しています。美白内服薬は、飲み薬であるため化粧品とは異なったメリットとデメリットがあります。

①美白内服治療とは

美白内服薬は、シミやくすみの原因となる色素沈着に対し体の中からアプローチする医薬品です。
医薬品であるため通常の化粧品やサプリメントに比べると高い美白効果が期待でき、クリニックで医師の診察を受けてから処方してもらうこともできます。一部の医薬品は市販薬としても販売されているので比較的入手がしやすいものもあります。美白内服薬は通常、病気の治療目的で医療の現場において使用されているものが多いのでクリニックで処方してもらうのが一般的です。

② 美白効果があるとされている医薬品

美白内服薬は、通常の医療機関では病気の治療のために処方されている医薬品が大半です。そのため、美容目的の処方は保険適用対象外となり、基本的には自費での購入になります。
美白内服薬に配合されている成分の中には、体内でビタミンなどの重要な栄養素として作用しているものもあるので通常の医薬品に比べると作用が緩やかなことが多いので注意が必要です。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、止血作用や抗アレルギー作用、抗炎症作用があるため喉の炎症を抑える目的で風邪薬に配合されたり、慢性蕁麻疹に使われたりと医療用薬や市販薬としても使用されています。蕁麻疹の治療薬として使用されたときに肝斑が改善効果が発見されたため2007年には肝斑の治療薬として市販されるようになりました。
肝斑は、額やあご、頬骨部、口の周囲に左右対称にシミが発生する色素増加症の一つです。肝斑の発症原因については解明されていませんが、ストレスや女性ホルモンの乱れによって生成される「プラスミン」がメラノサイトを刺激してメラニン色素の生成を促進すると考えられています。トラネキサム酸は、プラスミンの作用を抑制するため肝斑に効果を発揮します。肝斑は、レーザー治療をすることで症状が悪化することがあるのでトラネキサム酸が有効な治療薬です。

ビタミンC

ビタミンCは、食品にも含まれている水溶性ビタミンの一種です。高い抗酸化作用を持っているため老化の原因となるフリーラジカルから細胞を守る役割を持っています。その他にも、肌の弾力や血管、骨を支えるタンパク質であるコラーゲンの生成するためにビタミンCは重要な役割を果たしています。メラニン色素の沈着を抑制する作用もあるため美白効果を期待してクリニックでも処方されることがあります。

L-システイン

L-システインは、肝臓における代謝を促進する作用があるため二日酔い対策のサプリメントにも使用されることがあるアミノ酸の一種です。L-システインには、ターンオーバーを正常に保つ作用があり、美白効果が期待されています。ターンオーバーが乱れると表皮で作られたメラニン色素がうまく体外へ排出されずにシミとして定着するため、美白を保つためにはターンオーバーを正常な状態にすることが重要です。

グルタチオン

グルタチオンは、皮膚や肝臓に多く存在しているペプチドに分類される体内物質です。 解毒作用や抗酸化作用があり、老化の原因物質であるフリーラジカルから細胞を守る作用を持っています。医療の現場では慢性肝疾患や口腔粘膜の炎症などに使用されてきました。美容目的では、シミの原因となるメラニン色素の産生を抑制して美白効果を発揮します。 グルタチオンは、年齢や紫外線、ストレスや喫煙、飲酒など様々な要因によって減少するのでグルタチオンの補充による美容効果が期待されます。

ビタミンE

ビタミンEは、抗酸化ビタミンとも呼ばれる栄養素です。トコフェロール酢酸エステルという別名で医薬品としても使用され、血流を改善してしもやけに効果を発揮したり、動脈硬化症に処方されます。ビタミンEには、代謝を調整する役割を持っているため肌のターンオーバーを正常に保つ効果があります。ターンオーバーが正常化することでシミやくすみの原因となるメラニン色素を体外に排出します。

ビオチン

ビオチンは、ビタミンB群の一種で皮膚や粘膜の維持、髪の毛の爪の成長にも大きく影響しています。体内での代謝を正常に保つために欠かせない栄養素で肌のターンオーバーを正常に保つ作用があります。皮膚科でも湿疹や接触皮膚炎による色素沈着、ニキビにも使用され、美白効果にも期待できる医薬品です。

漢方薬

血流を良くすることで皮膚の新陳代謝を改善する作用を持っているものや体内の水分バランスを整えて乾燥や浮腫を改善する作用がある漢方薬があるため皮膚疾患の治療にも漢方薬が使用されます。近年の研究では、漢方薬に配合されているオウゴンと呼ばれる生薬に美白効果があると報告されています。オウゴンにはオウゴニンという成分が含まれ、シミの原因となるメラニンの産生を抑制するとされています。

③美白内服薬の副作用は?

美白内服薬も医薬品に分類されているため副作用のリスクは健康食品やサプリメントに比べると高いこともあります。医師や薬剤師の指示に従い、用法・容量をまもって飲用しましょう。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、フィブリンと呼ばれる止血に関わるタンパク質が溶解するの防ぐ医薬品です。そのため、過去に心筋梗塞や脳血栓など血栓による病気になったことがある方は使用に注意が必要です。副作用は少ないですが、食欲不振や吐き気を起こすことがあります。

ビタミンC

水溶性ビタミンに分類され、過剰に摂取しても尿中に排泄されることが多いです。しかし、まれに、下痢や吐き気、胃けいれんを起こすことがあります。特に、鉄のサプリメントを摂取している方はビタミンCの摂取によって鉄の吸収を促進され、過剰症になることがあるので注意が必要です。

L-システイン

アミノ酸の一種であるため副作用の頻度は非常に少ないです。しかし、過剰に摂取した場合には吐き気や下痢、腹痛が起きることがあります。

グルタチオン

副作用が少ない安全性の高い医薬品ですが、吐き気や発疹などを起こすことがあります。

ビタミンE

脂溶性ビタミンに分類されるビタミンEは、過剰に摂取することで体内に蓄積されることがあります。副作用としては胃に不快感や吐き気があります。

ビオチン

水溶性ビタミンに分類されているため過剰に摂取しても尿中に排出されます。しかし、たくさんの量を服用しても効果が大きくなることはないので用法用量を守って服用してください。

漢方薬

副作用が少ないイメージがある漢方薬にも副作用のリスクはあります。漢方薬の7割に配合されている甘草は偽アルドステロン症を引き起こすことが知られています。偽アルドステロン症は、高血圧や浮腫、脱力感などを引き起こすことがあるので複数の漢方薬を使用する場合には注意が必要です。

④美白内服薬の注意点

美白内服薬は、市販薬として販売されているものもあるので他の美白治療法に比べると始めやすいことが特徴です。クリニックなどでも処方してもらうことができるので医師と相談しながら医薬品の種類を決められるので自分の体にあったお薬で美白治療ができます。しかし、美白内服薬を服用する前に気を付けるポイントがあります。

美容目的では医療保険が使えない

医療保険は、基本的には疾患の治療に対して使うための保険であるため美容目的での通院や処方薬には医療保険は使用できません。治療目的でお薬と美容目的のお薬とでは同じ医薬品が処方されても費用にかなりの差が出ます。また、クリニック以外の通常の医療機関では、本来の用途以外での使用目的で医薬品を処方しないことがほとんどです。

市販薬と処方薬に違いがある

市販薬は、医師の診察を受けずにお客さんの判断で購入できるため様々な人が使用しても副作用が出ないように処方薬に比べると成分量が抑えられていることが多いです。市販薬を使用しても効果に実感が持てない場合にはクリニックで処方してもらうことを検討してもいいでしょう。

⑤美白内服薬のメリット

美白内服薬は、医薬品であるためレーザー治療などの他の美容治療とは異なるメリットがあります。

医薬品であるため効果が比較的高い

医薬品や化粧品は、薬機法によって規制されています。医薬品は、厚生労働省が有効成分の効果を認められ、病気や怪我などの治療の目的で使用されます。医薬品は、医師の処方が必要な「医療用医薬品」とドラッグストアなどで購入できる「一般用医薬品」の二つに分けることができます。
化粧品は、医薬品より作用が緩やかで「身体を清潔にし、美化することを目的に使用されます。美容コスメ以外にも歯磨き粉などのも化粧品に分類され、ニキビやシミなどの肌トラブルを改善する目的での使用には向いていません。
そのため、医薬品である美白内服薬は比較的効果が高いことがメリットの一つだといえます。

内側から効果が発揮する

美白内服薬の作用は、肌の新陳代謝に影響するものが多いので体の内側から効果を発揮するものが多いです。シミやくすみの原因となるメラニン色素はメラノサイトと呼ばれる場所から作られます。メラノサイトは、肌を構成している表皮の基底層と呼ばれる部位に存在しています。体の内側に存在するメラノサイトに作用するためには医薬品の効能はメリットが大きいです。

・肌が弱い人にも利用ができる

レーザー治療などの美容外科治療は、肌への負担が大きくダウンタイムが必要な治療も存在します。そのため、肌が弱い人には美容外科治療に負担を感じる可能性があります。美白内服薬では、皮膚へ直接的に施術するわけではないので皮膚への負担は最小限に抑えることができます。

⑥美白内服薬のデメリット

美白内服薬は医薬品であるため高い美白効果を期待できますが、医薬品であるため様々なリスクが生じる可能性もあります。美白内服薬を安全に使用するためには注意点を理解することが重要です。

副作用が発現する可能性がある

医薬品は、病気や怪我の治療に使用するため効果が認められています。しかし、医薬品には副作用のリスクがついてきます。医薬品の副作用として下痢や吐き気など比較的軽いものから過敏症やアナフィラキシーショックなどの重度なものも存在します。医薬品を使用して体調に変化が生じた場合には服用を中止して医師や薬剤師に相談しましょう。

服用している薬によっては併用できない

可能性は低いですが、医薬品によっては飲み合わせに問題が生じること可能性があります。トラネキサム酸は肝斑の治療薬として認められていますが、止血剤としての効能があります。止血するために血栓ができることがあるので抗血栓薬を使用している場合には作用を弱めてしまうこともあるので注意が必要です。持病がある場合や他に医薬品を使用している場合には自己判断で美白内服薬を購入しない方がいいでしょう。不安なことは医師や薬剤師に相談しましょう。

即効性はない

肌の新陳代謝を向上させてメラニン色素を体外へ排出するため即効性には期待ができません。医薬品を使用しても効果を実感ができないと毎日服用するモチベーションを保つことが難しく感じる可能性もあります。医薬品の効果が出るまで数ヶ月かかることもあるので継続して服用してください。

⑦美白内服薬について気になったらクリニックへ相談

シミやくすみなどが気になってきた、肌をもっときれいにしたいと考えている方の中には美白内服薬が気になるかもしれません。市販されている美白内服薬も存在するので比較的に入手もしやすく、始めやすいメリットもあります。しかし、美白内服薬は医薬品であるため高い効果が見込めますが、副作用や他の薬との飲み合わせなどの問題もあります。副作用や服用している薬の飲み合わせが気になる場合にはクリニックの医師に相談してみるといいでしょう。クリニックの医師であれば、副作用のリスクや飲み合わせの把握などができるため比較的安全に美白内服薬を使用できます。

⑧まとめ

シミやくすみなどが気になってきた場合には体の中から効果を発揮する美白内服薬も選択肢の一つとしてあげられます。レーザー治療などの美容外科治療に比べると即効性はありませんが、内服薬であるため肌が弱い人にも始めやすい治療法です。医薬品であるため健康食品やサプリメントに比べると高い効果も期待できます。しかし、医療保険を使って処方してもらうことができないのと、医薬品であるため副作用の発現のリスクがあるので注意が必要です。美白内服薬について気になったらクリニックに相談してみてください。

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