フェイスタイト(エンブレイスRF)とは?効果や特徴について解説
気になるたるみをケアして、引き締まった顔を叶えるフェイスタイト(エンブレイスRF)。
特殊な器具を皮下に挿入するため、切開せずにリフトアップが可能な治療です。
ここでは、フェイスタイト(エンブレイスRF)の効果や特徴、施術を受ける際の注意点について解説します。
今回、フェイスタイト(エンブレイスRF)について教えてくれたのは
看護師 石原穂乃佳さん
看護師。都内の大学病院の消化器外科にて急性期看護を習得 。
内視鏡内科に務め、内視鏡介助の看護スキルを習得。
その後、アートメイクの外部講習を受講し、美容部門の看護師として活躍するために
大手アートメイク専門クリニックに就職。
2年間アートメイクの技術や色素と肌の関係性などの知識を習得。
現在は、内科クリニック内にてアートメイク部門を立ち上げ、アートメイク看護師として活躍中。アートメイク症例人数1000件以上。
美容部門の看護師として、お客様の肌質や顔の特徴からデザインのカウンセリングを行い、本人の納得するベストな眉の形を提案し、アートメイクを提供している。
フェイスタイト(エンブレイスRF)とは
フェイスタイト(エンブレイスRF)とは、皮膚へ器具を挿入し、脂肪層へRF(ラジオ波)を照射して皮膚を引き締める治療のことです。 皮膚の外側と内側に接するフェイスタイト(エンブレイスRF)の器具には精密な温度センサーが設置されており、温度設定が自由にできます。 そのため、熱が強すぎて火傷したり、熱が弱くて効果が得られないといったようなトラブルが起きにくい施術です。
フェイスタイト(エンブレイスRF)の効果
フェイスタイト(エンブレイスRF) は、皮膚のたるみやフェイスラインのケアに効果が期待できます。 皮膚を引き締めることで、顔がスッキリして若々しい印象を与えられるでしょう。
こんな肌悩みをお持ちの方へ
・頬や首、フェイスラインのたるみが気になる
・二重顎が気になる
・メスで切ることに抵抗がある
・スッキリした小顔を目指したい
フェイスタイト(エンブレイスRF)の特徴
フェイスタイト(エンブレイスRF) は精密な温度センサーによって温度調整が細かく設定できるため、火傷しにくいことが特徴です。
皮膚下に存在する脂肪層は、50~60度の熱で縮むとされています。
フェイスタイト(エンブレイスRF)は、皮膚の内側に接する部分の温度を60度に設定し、脂肪層へアプローチ。
一方、肌の表面に接する部分は火傷しないように約37度に設定します。
そうすることで、適切な温度で皮膚を縮めることが可能です。
フェイスリフトとの違い
フェイスリフトとフェイスタイト(エンブレイスRF)の大きな違いは、メスによる切開の有無です。
フェイスリフトは、切開して余分な皮膚を切除します。
髪の毛で隠れる位置で切開するため、傷跡はほとんど目立ちません。
一方フェイスタイト(エンブレイスRF)では、細い器具を使うため切開せず、傷跡は器具を刺した部分のみ。
フェイスタイト(エンブレイスRF) であれば、切開後の抜糸も必要なく、傷跡を最小限に抑えられるでしょう。
アキュタイトとの違い
アキュタイトは、フェイスタイトよりもデバイスが小さいため、小回りがききより浅い層へのアプローチが可能です。 ほうれい線やマリオネットラインなどへ効果が期待できます。
併用できる施術
フェイスタイト(エンブレイスRF)と併用できる施術には、糸リフトと脂肪吸引があります。
糸リフトは顔に糸を挿入し、たるみを引き上げ固定する治療です。
フェイスタイト(エンブレイスRF)で皮下組織がゆるくなった部分を、糸によって引き上げます。
そうすることで、よりリフトアップの効果が期待できるでしょう。
脂肪吸引は、皮下に付いた脂肪を吸引する施術です。
そのため、頬・顎下など脂肪の多い部分を吸引することで、よりスッキリしたフェイスラインを目指せます。
施術の流れ
フェイスタイト(エンブレイスRF)の施術の流れは、以下の通りです。
1. 問診票を記入し、医師からカウンセリングを受け、手術内容の確認します。
2. 見積書と施術同意書へ記入。
3. 洗顔後、施術をおこないます。
4. 3~7日間、腫れ予防のサポーターで圧迫。多くのクリニックでは、経過観察のため2週間後に再度来院するように言われます。
施術時間は、30~45分程度で済む場合が多いです。
施術の流れはクリニックによって異なる場合もあるので、確認しましょう。
ダウンタイムや注意事項について
ここでは、フェイスタイト(エンブレイスRF)のダウンタイムや施術後の注意点などについて解説します。 施術を受けることができない方もいますので、確認が必要です。
痛み
施術後は、表情を作ることで違和感や痛みを感じる人もいます。 個人差はありますが、約2週間で改善することが多いでしょう。
ダウンタイム
個人差がありますが、施術後少し腫れることがあります。 翌日にピークを迎え、それ以降は少しずつ腫れが引いていくでしょう。 目立つくらいの腫れは、人によって1~2週間程度続くことがあります。 むくみや左右の違いなど、細かな部分が正常に戻るまで3ヶ月程度必要です。
施術前後の注意事項
施術で使用する麻酔薬でアレルギー反応を起こす方もいます。
体調の変化があれば、すぐに医師へ知らせましょう。
施術後は、以下のポイントに気を付けて過ごします。
・施術後その日は、洗顔を控えましょう。
・施術から3日間は、飲酒・激しい運動・サウナ・入浴は避けます。
・施術から3日間は、器具を挿入した部位へのメイクは避けましょう。
・腫れ予防のためのサポーターを3~7日間使用して、しっかり圧迫します。
こんな方は受けられません
以下の項目へ該当する方は、フェイスタイト(エンブレイスRF)を受けることができません。
・妊娠中・産後3ヶ月以内
・体調の悪い方
・治療部位にタトゥーが入っている方
・注入直後のフィラー剤(ヒアルロン酸など)が入っている方
・施術部位に金の糸など金属、シリコン等を挿入されている方
・施術部位に未治療の感染症または炎症がある方
・心臓に疾患がある方
・施術部位に重篤な皮膚疾患および感染症がある方
・腹部に手術歴や既往症がある方(時期や手術内容によります)
・悪性腫瘍、肺機能不全、心臓疾患、筋・神経疾患、てんかん、自己免疫疾患
・ラテックスに対する皮膚アレルギーの方
・ベル麻痺の方、そのほか重篤な疾患をもつ方
・副腎皮質ステロイド内服薬を服用中の方
・ペースメーカーを付けている方
・ケロイドを有する部位およびケロイド体質の方