ホームケアとして使用することを
コンセプトに開発されたN Products(Nプロダクト)
新宿南口皮膚科では、開院当初からニキビ治療やレーザーによるシミ治療などをメインに行っています。今回は院長の乃木田俊辰先生に、医師を目指したキッカケやクリニックのこだわり、さらにオリジナルブランド「Nプロダクト」の特徴などについて、お話を伺いました。
人のため世のためになりたいと思い、
医師の道へ
―― 医師を目指したキッカケを教えてください。
乃木田 私は、昔から人のためになる仕事をしたいと思っていました。ビジネスとか、商売には性格的にも向いていないと認識していました。世の中には、様々な仕事があり、それぞれ社会には必要な意義があります。
どんな仕事でも、人のためになり、感謝されるものです。しかし、自分の人生をかける仕事として、私は直接的に人の病気を治したり、生命を助ける医師に強く心がひかれ、医師を目指すことにしました。
―― いろいろな科がある中で、なぜ皮膚科医を目指されたのですか?
乃木田 内科や外科、小児科、産婦人科などのメジャーな科に比べると、皮膚科はマイナーな科という印象がありますが、髪の毛から足のつま先まで全身を診ていくのが皮膚科です。膠原病やアザや腫瘍など、いろいろな病気を幅広く診ていきますので興味があったんです。
レーザー脱毛とケミカルピーリングの
二本柱で皮膚科を始める
―― 美容医療を始めたのはいつ頃からですか?
乃木田 私は東京女子医大にいるときに、当時教授だった川島眞先生(現在は名誉教授)からレーザーをやってみないかと言われたことがキッカケで美容医療を始めました。東京女子医大を辞めた1997年頃にアメリカからケミカルピーリングとレーザー脱毛が入ってきたんです。
レーザー脱毛は、私が日本で初めて皮膚科学会で報告しました。レーザー脱毛とケミカルピーリング、この二本柱で皮膚科を始めました。
―― なぜ、ご自身のクリニックを開院しようと思われたのですか?
乃木田 ハーバード大学に留学後、しばらく東京女子医大に勤務していたのですが、ずっと大学に残れるわけではなかったので、自分の技術を活かして一人ひとり患者様の悩みを解決したり治療をしたいと思って開院することを決めました。
―― 新宿南口皮膚科のこだわりや特徴を教えてください。
乃木田 ニキビは、非常にありふれた病気ですが、多くの患者様は、顔にできる病気であり、ニキビ痕が残ったり、綺麗になおらないことで深刻に悩んでいます。当時は、まだまだ、今と違って、良い外用剤がなく、満足のいく結果を示せず、多くの患者さんが、ニキビに真剣に悩んでいる状況でした。そのような時代にケミカルピーリングに出会うことができ、ニキビ治療の最先端を進んでいくことになりました。現在は、保険診療の薬剤がかなり進化してきましたので、保険診療から自費診療まで幅広い治療法で、ニキビで悩んでいる患者さんのニーズに合った方法で治療させて頂いています。
ホームケアとして使っていただける
製品を作りたいと思い開発
―― なぜ、オリジナルブランド「Nプロダクト」を作ろうと思ったのですか?
乃木田 うちのクリニックはニキビの患者様が多いので、薬以外でホームケアとして使っていただける製品を作りたいと思ったんです。化粧品ではピーリング作用が強いものは出せないので、医者がきちんと診ながら効果のある製品を作りました。
最初に作ったのは「GAローション」です。グリコロール酸配合のローションで、角質を整えます。ピーリングはだいたい2週間に1回クリニックに来てもらいますが、家でピーリングの効果を持続させるため開発しました。
あとは、ビタミンE誘導体と進化型ビタミンC誘導体のローション「VEローション」とトラネキサム酸のローション「TAローション」ですね。「VEローション」は、ビタミンE誘導体と進化型ビタミンC誘導体を配合し、角質層にまで浸透することでお肌に栄養と潤いを与えます。
そして、トラネキサム酸を配合したローション「TAローション」は、美白・シミ・ソバカス・色素沈着に有効です。鎮静効果にも優れているので、ニキビやニキビ痕の赤みの改善にもオススメです。
(グリコール酸5%配合)
200mL:4,400円(税込)
(ビタミンE誘導体配合)
200mL:11,000円(税込)
(トラネキサム酸配合) 美白
100mL:8,800円(税込)
この三つのローションを使ってケアをしていきます。基本的には、ケミカルピーリングの発想をコンセプトに取り入れています。
濃いシミはレーザーでないと取れませんが、肌をリセットさせたり、ターンオーバーを早めたりすることは年齢に関係なく大事なことですので、そこを考えるとケミカルピーリングは、どの世代にも意味があることなんです。
―― 「Nプロダクト」を作るうえでこだわった点を教えてください。
乃木田 商品が完成するまでには、基剤と主剤の組み合わせが大事になってくると思いますが、主成分が良くても、それを溶かす基剤が良い物でないと肌にしっくりこないなど、いろいろな問題が起こってきます。ですから、濃度のバリエーションとか、主剤と基剤の組み合わせなどはこだわりました。また、できたものはスタッフを中心に実際に使ってもらって、使い心地などを確かめてもらっています。
多汗症の製剤を少しずつ拡大していきたい
―― 今後の展開について教えてください。
乃木田 今考えているのは多汗症の製剤を少しずつ拡大していくことです。クリームやローションなど、今も扱っていますが、多汗症は隠れた悩みの一つなので、そこをもっと広げていきたいと思っています。
また、クリニックとしては長く通ってくださる患者様が多いので、今まで通り、一人ひとりの患者様の悩みに対応していきたいと思います。
新宿南口皮膚科
院長 乃木田俊辰先生(のぎた としたつ)
略 歴
東京生まれ
熊本大学医学部卒業
東京大学医学部にて医学博士号を取得
前東京女子医科大学皮膚科助教授
米国ハーバード大学に留学
東京医科大学 皮膚科 兼任教授
資 格
日本皮膚科学会 美容皮膚科・レーザー指導専門医
日本皮膚科学会 皮膚科専門医
所属学会
日本皮膚科学会
日本臨床皮膚科学会
日本美容皮膚科学会(元理事)
日本レーザー医学学会(元理事)
新宿南口皮膚科
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1丁目18-7 博愛堂ビル3階
TEL:03-3343-4103
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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11:00~14:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | ー | ー |
15:30~19:00 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | △ | ー | ー |
※土曜日の診療時間は10:00〜13:00/14:30〜18:00となります。
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