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クールスカルプティング 切らずに脂肪細胞を除去!部分痩せに適した医療痩身

クールスカルプティングとは、痩せたい部分の脂肪を冷やし、脂肪細胞のみを凍らせ死滅させる医療痩身です。

メスを使わずに細胞脂肪そのものを減らせるのが最大の特徴です。厚生労働省の承認を受けているため信頼性も高く、部分痩せを希望する方から人気があります。

クールスカルプティングとは

クールスカルプティングは、脂肪冷却施術の一種です。脂肪冷却施術とは、マシンで脂肪細胞を冷却し、脂肪細胞のみを凍らせる施術です。

脂肪細胞は4℃で凍る性質があり、筋肉や皮膚、血液などよりも高い温度で凍結します。そのため、他の組織を傷つけずに、減らしたい脂肪細胞だけにアプローチが可能です。個人差はありますが、1回の施術につき、冷却した部分の脂肪が約20%減少するといわれています。

脂肪細胞は凍ると、自然に死滅し、老廃物として体外に排出されます。そのため、一度減少した脂肪が再生することはありません。メスで身体を切らずに脂肪を除去できるため、ダウンタイムも少なめです。

クールスカルプティングという施術名は、使用するマシンの名称が由来です。他にも脂肪冷却施術のためのマシンはありますが、クールスカルプティングは、2010年にアメリカの厚生労働省にあたるFDAの承認を取得。さらに厚生労働省の認可も受けており、科学的に脂肪減少効果が確認されています。

2017年時点で、世界80ヶ国で5700台以上が導入され、累計500万回以上治療が行われており、世界的に実績の多いマシンです。

こんなお悩みの方に

・脂肪細胞そのものを減らしてリバウンドを防ぎたい
・お腹や太もも、二の腕など部分痩せをしたい
・食事や運動によるダイエットで成果が出ない
・皮下脂肪が多い
・メスを入れないで医療痩身をしたい
・なるべく痛みをおさえたい
・ダウンタイムを短くしたい

クールスカルプティングの仕組み

クールスカルプティングにより、細胞が減る仕組みは以下の通りです。

(1)冷却
脂肪を減らしたい部分に、アプリケーターを装着。マシンで温度をコントロールして、一定時間、施術部位を冷却します。

(2)脂肪細胞の凍結
脂肪と他の組織の凍り始める温度の差を活かして、脂肪だけを凍らせます。

(3)脂肪細胞の死滅
凍ってシャーベット状になった脂肪細胞は、機能を失い、死滅します。時間の経過とともに死滅した脂肪細胞は、自然と代謝されて身体の外へと排出されます。

(4)脂肪量の減少
脂肪細胞の数が減少し、脂肪の量が少なくなり、サイズダウンします。脂肪細胞の数そのものが減るため、一度減った脂肪は元に戻りません。

メリットや効果は?

クールスカルプティングの主なメリットや効果をご紹介します。

身体の負担が少なくダウンタイムがほぼない

メスや注射針を使わず、減らしたい部分の脂肪細胞のみにアプローチでき、皮膚や筋肉など他の組織への影響が非常に少ない施術法です。

身体に傷をつけたくない痛みが気になるといった理由で、他の痩身医療をためらっていた方から非常に人気があります。

また、身体の負担が少ないため、ダウンタイムがほぼないのも魅力です。異常がなければすぐに普段通りの生活ができるので、クールスカルプティングの施術を受けてから、用事を済ませことも可能。多忙な方でも空いた時間で、施術を受けやすいといえます。

部分痩せが可能

クールスカルプティングは、気になる部分の脂肪細胞のみを減らす効果があるので、部分痩せしたい場合によく用いられる施術です。

食事制限や運動といった通常のダイエットでは、全身が痩せていくので、脚だけ痩せるなど部分痩せは難しいです。また、ダイエットしても、ある部位だけサイズダウンしない場合にもクールスカプルティングは効果を発揮します。

太ももやお腹、二の腕、あごなどさまざまな部位に適応しているのも魅力です。

理想とする体型によって、どの部位を何回施術すればよいかは異なるので、医師と相談して、適切な施術を受けましょう。

リバウンドしにくい

脂肪細胞を凍らせて破壊するため、リバウンドの可能性はほぼありません。身体が太るのは、脂肪細胞の膨張が原因なので、細胞の数を減らすことにより、リバウンドの可能性を大幅に下げられます。

デメリットや副作用はある?

クールスカルプティングのデメリットや副作用について解説します。

デメリット

(1)すぐに効果を実感しにくい
クールスカルプティングにより脂肪細胞を破壊してから、身体の外に脂肪細胞を排出するまで時間がかかります。そのため、サイズダウンを実感するまでの期間は、2~4ヶ月ほどです。今すぐサイズダウンしたいという場合には、不向きでしょう。

(2)体重減らすには高額の治療費がかかる
クールスカルプティングは、ピンポイントで脂肪を減らすのに向いた施術です。多くの脂肪を減らすには、何回も施術する必要があり、治療費が高額になります。

体重を減らしたい場合は、通常のダイエットや他の医療痩身の方が適している可能性が高いです。

副作用

(1)施術部位の腫れや赤みなど
冷却時に皮膚を吸引するため、施術部位の腫れや赤み、鈍い痛みなどが生じる場合があります。一時的な症状で、長くても1~2週間ほどで落ち着くケースがほとんどです。

(2)まれに色素沈着が起こる
可能性は低いですが、クールスカルプティング後に色素沈着が起こる場合があります。数ヶ月から数年で状態は落ち着きますが、気になる場合はクリニックで相談しましょう

(3)ごくまれに逆に脂肪が増加するケースがある
クールスカルプティングを受けることで、ごくまれに「奇異性脂肪過形成(PAH)」という副作用が起こる場合があります。PAHが起こると、脂肪が増加・蓄積して塊ができます。

アメリカではPAHの事故が報告されていますが、日本国内ではまだ事故は報告されていません。クールスカルプティングは、100%安全とは言い切れないですが、基本的に失敗のリスクが少ない施術です。不安な方は、診察時に医師に相談しましょう

他の美容施術との違い

クールスカルプティングとよく比較される施術として、脂肪吸引と脂肪溶解注射、エステサロンでの脂肪冷却術があります。それぞれの施術との違いについて解説します。

脂肪吸引

脂肪吸引とは、皮膚を切開して小さな穴を開け、細い管のような「カニューレ」という器具を挿入して、皮下脂肪を吸引して、脂肪細胞を除去する施術です。

脂肪を直に除去するため、クールスカルプティングなどの外科手術を伴わない施術よりも、効果を早く実感できます。皮下脂肪が少ない部位でも施術できる点も魅力です。

しかし、メスを入れる分、身体の負担やリスクが大きいというデメリットがあります。麻酔や痛み止めが必要で、ダウンタイムも長めです。

さらに、滑らかなボディラインに仕上げたり、傷が目立たないように施術したりするのには、高いスキルが必要です。医師やクリニック選びが非常に重要な施術といえるでしょう。

費用面にも違いがあります。脂肪吸引は外科手術が必要な大がかりな施術なので、クールスカルプティングよりも高額になる傾向にあります。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射とは、サイズダウンしたい部位に、脂肪を溶かす作用のある成分を注射器により注入し、脂肪を除去する施術です。クールスカルプティングとは、メスを入れずに脂肪細胞そのものを除去できる点が共通しています。

大きな違いとして、適した施術範囲の広さがあげられます。脂肪溶解注射はあごの下などの狭い範囲の脂肪を除去するのに向いています。クールスカルプティングは、脂肪溶解注射と比較すると、やや広範囲の脂肪の除去にも適しているといえるでしょう。

効果があらわれるまでの期間の目安は、クールスカルプティングが2~4ヶ月、脂肪溶解注射が2~3ヶ月でどちらもある程度の時間がかかります。脂肪溶解注射は、効果を実感するまでに2〜3回同じ箇所に注射を打つ必要があるケースが多いでしょう。

脂肪注射は針を刺す施術なので、クールスカルプティングと比較すると痛みを感じる方が多いといわれています。どちらも、ダウンタイムがほとんどないので、すぐに普段通りの生活が送れます。

エステサロンの脂肪冷却術との違い

エステサロンでも、脂肪冷却術のメニューが提供されていますが、クールスカルプティングは医療用マシンのため、クリニックでしか施術ができません

エステサロンで使用するマシンは、法律による出力などに制限があります。クールスカルプティングをはじめとする医療用マシンの方が、高機能で効果が出やすいといえるでしょう。

さらに、医療機関で施術する場合、万が一、副作用などのトラブルが発生した場合も、医師による適切な処置を受けられます。

一般的にエステサロンの脂肪冷却術の方が低価格ですが、効果やリスクを考慮して選ぶのをおすすめします。

ご紹介したように、それぞれの施術ごとにメリット・デメリットがあります。迷った場合は、クリニックでカウンセリングを受け、自分の希望に適した施術を選ぶようにしましょう

施術の流れ

(1)カウンセリング・診察
施術前に医師によるカウンセリング・診察を受けます。なりたい体型などの希望をもとに、医師が理想的なスタイルを実現するために適した、施術部位や施術回数を提案します。

場合によっては、脂肪吸引など他の施術が適している場合もあります。効果や副作用、痛みなど気になる点は気軽に相談しましょう。

(2)写真撮影・サイズの採寸
施術前に写真撮影と施術箇所のサイズの採寸を行い、今のスタイルを正確に把握します。 施術後の状態と比較し、どのくらい効果があるのかを確認します。

(3)施術のプランニング&マーキング
希望通りの効果を得るために、どこを施術するのか具体的なプランニングを行います。正確に施術できるよう 、理想のボディラインをもとにマーキングをします。

(4)冷却
凍傷防止のために専用ゲルパッドを施術箇所に塗り、マシンのアプリケーターを装着し、脂肪細胞を冷却していきます。 冷却中は、スマートフォンを見たり、本を読んだりと、リラックスして過ごせます

(5)マッサージ
施術後は、リンパの流れに沿って数分間、施術部位をマッサージします。 破壊された脂肪細胞や老廃物がスムーズに排出されるようになり、クールスカルプティングの効果を実感しやすくなります。

ダウンタイムはほぼないので、異常がなければそのまますぐに帰宅できます

施術時間

施術部位などによって異なりますが、1ヶ所あたり30分~1時間が目安です。1日にあたりの施術できる部位の数に制限はなく、遠方のクリニックに通う方などは、1日に何ヵ所かまとめて施術する場合もあります。

ダウンタイムや注意事項について

クールスカルプティングのダウンタイムや注意事項についてご紹介します。

痛み

個人差がありますが、施術中に施術部位が引っ張られたり、つかまれたりするような感覚や、冷たさ、痛みなどを感じるケースがあります。

ダウンタイム

施術してから数日間、施術部位の腫れや赤み、痛み、しびれなどが発生する場合があります。個人差はありますが、時間とともに軽減していきます。

また、内出血や筋肉痛のような痛みが出るケースもありますが、内出血は2週間程度、痛みは1ヶ月程度でおさまります

皮膚を強く吸引しながら施術するため、肌が弱い方は、赤みや痛み、違和感を強く感じる傾向にあります。肌が弱い場合は、事前に医師に相談するとよいでしょう。

施術頻度

脂肪細胞が排出されるまで2~4ヶ月ほどかかるので、同じ部位に繰り返し施術する場合は、最低2ヶ月空けます

1回の施術で効果を実感できる場合もありますが、理想のボディラインを実現するために、2回以上繰り返し施術を受ける人が多いといわれています。

施術前後の注意事項

施術当日は、施術部位を締め付けないよう、ゆったりとした服がおすすめです。

クールスカルプティングは、切らない治療法なので、ダウンタイムが短いのが特徴です。施術当日から入浴やスポーツができ、いつも通りの生活を送れます。

ただし、施術部位や体質により、約1週間、アタッチメントで吸引した跡が赤く残る場合もあります。施術部位の肌を露出する服を着る予定がある場合は、スケジュールに余裕を持って施術を受けましょう。

また、クールスカルプティングをしたからといって、安心して乱れた食生活を送ると、脂肪の増加やむくみにつながります。正しい食生活と適度な運動を心がけることが大切です。

こんな方は受けられません

以下の項目に当てはまる方は、クールスカルプティングを受けることができません。

・妊娠中・授乳中の方
・寒冷じんましんをはじめとする寒冷過敏症のある方
・クリオグロブリン血症の方
・発作性寒冷血色素尿症の方
・ガンの既往歴がある方
・帯状疱疹後神経痛や糖尿病性障害をはじめとする神経障害性疾患のある方
・出血性疾患のある方
・施術部位にヘルニアがある方
・施術部位を最近手術した方
・施術部位にケガや手術などによる瘢痕がある方
・施術部位から最近出血した方
・施術部位に傷口が開いた傷や菌に感染した傷などがある方
・皮下脂肪が薄い方 など


体調に不安のある方や服薬治療している方、アレルギーのある方は、施術を受ける前に必ず医師に相談してください。

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