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プラズマシャワー プラズマを照射して肌トラブルを改善に導く!

プラズマシャワーとは、イオン化された気体である「プラズマ」を照射して、肌トラブルを改善する施術です。

肌や血液にほとんど負担をかけることなく、ニキビやニキビ跡の改善、肌の代謝アップなどの美肌効果が期待できる施術です。

本記事では、プラズマシャワーの概要やメカニズム、他の美容施術との違いなど詳しく解説します。

プラズマシャワーとは

プラズマシャワーとは、プラズマを照射することで、さまざまな肌悩みを改善する施術です。プラズマとは、イオン化した気体で、固体・液体・気体に続く、物資の第4の状態といわれています。

針を刺すなど身体の負担になる行為をしないため、施術中は照射による熱さを感じる程度で、痛みやダウンタイムはほとんどありません。

また、美容液や薬剤を同時に使うことで、効率よく成分を肌に浸透させる効果も見込めます。

こんな悩みをお持ちの方へ

・ニキビやニキビ跡が気になる
・スキンケアに気をつけても肌荒れしてしまう
・肌がくすみがちで顔が暗く見える
・年齢を重ねることで、肌のハリや弾力が失われてきた
・美肌治療をしたいけれど痛みやダウンタイムが気になる

プラズマシャワーの仕組み

プラズマは、強力な殺菌作用がある反面、人間の細胞には負担をほとんど与えず、イオンバランスの乱れを正常化する働きがあり、細胞再生をサポートします。
プラズマは殺菌作用があるため、以前から医療現場で機器の滅菌などに使用されてきました。プラズマの持つ力を美肌治療に応用したのが、プラズマシャワーです。
プラズマシャワーは、皮膚の表面や表皮だけではなく、真皮や皮下組織まで達し、効果を発揮します。皮膚の深い位置に進むにつれ、エネルギーが穏やかになるため、場所によって作用が異なります。

(1)肌の表面
プラズマの力で菌の細胞の分子構造を壊すことで、殺菌します。

(2)表皮
プラズマが細胞同士を接着する分子を一時的に切断し、皮膚が美容成分などを吸収する力を大幅に高めます。

(3)真皮
細胞膜の電位バランスを整えることで、老化した皮膚を引き締める効果があります。また、水分子の循環を刺激し、温度を上げ、摩擦を活発化。コラーゲンや線維芽細胞の生成を促し、エイジング効果を発揮します。

ドラッグデリバリーシステム

プラズマシャワーには、皮膚細胞を結びつけている分子を一時的に切断することで、細胞の間を広げ、成分を肌の奥まで浸透させる「ドラッグデリバリーシステム」と呼ばれる作用があります。
ドラッグデリバリーシステムにより、通常はなかなか届かない真皮にまで美容成分が浸透するため、高い美肌効果が期待できます。
プラズマシャワーを照射し、炎症を抑える成分や美白成分、ヒアルロン酸など目的に合わせた薬剤を塗ることで、1回の施術でも変化を感じやすくなります

プラズマシャワーの効果

ニキビをはじめとする肌トラブルやニキビ跡の改善

ニキビが発生する原因は、毛穴に溜まった皮膚に「アクネ菌」が発生することです。また、さまざまな細菌が発生すると、肌荒れを引き起こす場合があります。さらに、アトピー性皮膚炎は、ごくありふれた菌である黄色ブドウ球菌により、炎症が悪化します。

このように、菌はさまざまな肌トラブルの原因となります。プラズマシャワーは、高い殺菌力があるため、菌を減らし、肌トラブルを改善する効果が見込めます。
肌への負担が少ないため、デリケートな状態の肌にも、実施しやすい施術方法です。 照射後の肌に薬剤や美容液を塗布することで、ニキビなどの肌トラブルやニキビ跡が発生しにくくなります。

くすみ肌の代謝改善

プラズマシャワーを肌に照射すると「スパッタリング現象」が発生します。スパッタリング現象とは、肌にイオンが高速でぶつかり、肌表面の古い角質や老廃物などを吹き飛ばす現象です。角質や老廃物が取り除かれると、肌のくすみが改善されます。

また、肌の代謝が衰えターンオーバーが乱れると、古い角質や老廃物が蓄積され、肌のキメが荒れることにより、肌がくすんでしまいます。プラズマシャワーには、血流を活発化する作用があり、肌の代謝アップやターンオーバーを整える効果などが見込めます。

さらに、メラニン色素の働きを抑え、色素沈着を防ぐ化粧品の吸収力を上げる作用も、くすみを改善へと導きます。 プラズマシャワーを照射した後に、美白効果のある薬剤を塗布することで、さらなる効果が期待できるでしょう。

肌にハリや弾力を与える

年齢を重ねるにつれ、肌のハリや弾力は失われてしまいますが、プラズマシャワーはエイジングケアとしても人気がある施術です。

プラズマシャワーを浴びることにより、肌の細胞に存在するイオンのバランスが整い、肌が引き締まります。さらに、新しい肌をつくる線維芽細胞や肌のハリ・弾力を支えるコラーゲンの生成を活性化し、ハリや弾力を与え、小じわやたるみをケアします。

他の美容施術との違い

肌トラブルの改善や美肌のための美容施術は、プラズマシャワー以外にもたくさんあります。なかでも、プラズマシャワーと比較されることの多い「ダーマペン」「イオン導入」との違いを解説します。

ダーマペン

ダーマペン4

ダーマペンとは、極細の針がついた専用の機械を使用し、肌に目に見えない小さな穴をたくさん開けることで、皮膚の傷を治そうとする力を高め、コラーゲンの産生をサポートする美容施術です。刺激を受けることで、ハリや弾力が出て、肌質改善につながります。

さらに、肌に空いた小さな穴に、成長因子などの美肌効果を持つ薬剤を浸透させることで、より高い美肌効果が見込めます。

プラズマシャワーとの主な違いは下記の通りです。

(1)針を使用するかどうか
プラズマシャワーが針を使わず、プラズマを照射する施術なのに対し、ダーマペンは極細の針を使用します。

(2)主な効果
プラズマシャワーの主な効果は、ニキビをはじめとする肌トラブルやニキビ跡の改善、ターンオーバーの正常化、くすみの改善、薬剤の浸透です。ダーマペンの主な効果は、しわや色素沈着の改善や毛穴の引き締め、肌質の改善です。

(3)痛みやダウンタイム
プラズマシャワーは、温かさを感じる程度で痛みはほとんどありません。ダーマペンは極細とはいえ、針を刺す施術なので、チクチクした痛みがあります。
また、ダウンタイムもプラズマシャワーはほぼないのに対し、ダーマペンは1~2日ほど赤みや出血が出る場合があります。メイクも、プラズマシャワーは施術から1時間ほどで可能なのに対し、ダーマペンは翌日からとなります。

(4)施術頻度や回数
プラズマシャワーの施術頻度の目安は、2~4週間に1回で、トータルの施術回数は5回ほどです。ダーマペンの施術頻度の目安は、3~4週間に1回で、トータルの施術回数は5回ほどです。プラズマシャワーの方が、短いスパンで施術できるため、完了までの期間を短縮することができます。

イオン導入

イオン導入とは、弱い電流を流すことで、肌に浸透しにくいビタミンC誘導体などの美容成分を、肌の奥まで届ける施術です。

肌の表面の角質は、弱酸性で陽イオンが多く、その奥にある顆粒層はアルカリ性で陰イオンが多いため、互いに反発して、バリアがあるような状態です。このバリアにより、通常のスキンケアでは、美容成分が奥まで届きにくいのです。

イオン導入器でマイナスの電流を流すことで、美容成分がバリアを突き抜け、肌の奥まで届き、効果を発揮します。

イオン導入は、プラズマシャワーと同じく、針を使わないため、痛みやダウンタイムはほとんどありません。

プラズマシャワーとイオン導入の主な違いは、下記の通りです。

(1)主な効果
プラズマシャワーの主な効果は、ニキビをはじめとする肌トラブルやニキビ跡の改善、ターンオーバーの正常化、くすみの改善、薬剤の浸透です。イオン導入の主な効果は、薬剤の浸透やケアの改善などです。どちらも使用する薬剤によって、効果が異なります。
両方とも薬剤の浸透を促す効果がありますが、イオン導入で使用できる薬剤は、成分が水に溶けやすく、分子の小さいもの限られています。それに対しプラズマシャワーは、より幅広い薬剤を塗布できるため、さまざまな肌悩みに対応可能です。

(2)施術時間
1回あたりの施術時間は、プラズマシャワー15分ほど、イオン導入は20~30分ほどです。

(3)施術頻度
プラズマシャワーの施術頻度の目安は、2~4週間に1回で、トータルの回数は約5回です。それに対し、イオン導入は1~2週間に1回が目安といわれています。
このように、ダーマペンやイオン導入は、プラズマシャワーにはない特徴があります。肌の状態や費用、希望によって使い分けたり、併用したりすることで、理想の肌に近づきやすくなるでしょう。

施術の流れ

(1)カウンセリング・診察
肌の状態や希望について医師に伝え、施術方法や塗布する薬剤などを決めます。メリットだけではなく、デメリットや注意点、費用についてもしっかり聞いておくと治療がスムーズです。

(2)メイク落とし・洗顔
施術前にメイクを落とし、顔を洗います。

(3)照射
肌の状態に合わせてパワーを調整し、プラズマシャワーを照射します。照射時間は7~8分ほどです。

(4)薬剤塗布
照射後の浸透しやすい肌に、肌の状態に合わせて薬剤を塗布。しっかり浸透させるために、約10分ほどそのまま待ちます。

(5)洗顔
薬剤が浸透したら洗顔して、施術完了です。トータルの施術時間は、顔全体に照射する場合、15分ほどです。

ダウンタイム・注意事項

プラズマシャワーのダウンタイムや注意事項について解説します。

痛み

プラズマシャワーは、皮膚や血液などに直接ダメージを与えないため、身体の負担が少なく、ほとんど痛みはありません。照射の際に温かく感じる程度です。ただし、人によっては熱いと感じるケースもあるので、その場合は申告して調整してもらいましょう。

ダウンタイム

ダウンタイムはほぼありません。施術後に、肌のほてりやヒリヒリ感、軽い赤みなどが出る場合もありますが、基本的に時間が経つとおさまります。もし、長引く場合は早めに医師に相談してください。

施術頻度

プラズマシャワーは、1回の施術で劇的な変化を感じられる施術ではなく、何回か繰り返し施術することで、美肌効果を実感できます。

施術後にトラブルなどがなければ、2~4週間に1回のペースで、約5回照射します。施術後は、半年から1年ほど効果が続くといわれています。定期的に照射することで、さらに効果の持続期間は長くなります。

施術前後の注意事項

施術前後の注意事項は以下の通りです。

(1)メイク
施術直後は肌の吸収力がアップしているため、施術1時間後からメイク可能です。ただし肌がデリケートな状態になっているので、刺激の強いアイテムは避けましょう。

(2)マッサージなど施術部位への刺激
施術当日は施術部位への刺激は控えてください。

(3)UVケアと保湿ケア
色素沈着を防ぐために、保湿ケアやUVケアをしっかりして、肌を保護しましょう。また、日焼けした直後は施術を受けられない可能性があるので、継続的に施術を受ける場合は、日焼け止めなどのUVケアを必ずするようにしましょう。

こんな方は受けられません

下記に当てはまる方は、プラズマシャワーを受けられません。
・妊娠中または授乳中の方
・心臓ペースメーカーや植込み型の除細動器を装着している方
・悪性腫瘍と診断された方
・日焼けをしている方
・知覚障害のある方
・照射部位の皮膚にトラブルのある方
・人工臓器や人工骨を使用している方
・薬剤のアレルギーのある方
また、病気の治療を受けている方は、病気によっては施術できない可能性があるので、医師にご相談ください。

まとめ

プラズマシャワーは、イオン化した気体であるプラズマを肌に照射して、角質の老廃物を取り除き、肌のターンオーバーやコラーゲンの生成を促進し、肌を美しく整える施術です。また、ドラッグデリバリーシステムにより、通常のスキンケアや従来の美容施術では届きにくかった美容成分を、肌の奥まで浸透させられます。

痛みが少なくダウンタイムが短い、幅広い薬剤を浸透させられるといった、他の美肌治療にはないメリットも多数あります。

ニキビなどの肌トラブルやニキビ跡、肌のくすみ、ハリや弾力不足など、幅広い肌悩みに対応可能なので、美肌を目指す方に人気の施術です。

クリニックによって、費用や使える薬剤などが異なるので、興味のある方は一度カウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。

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